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赫眼

赫眼 (光文社文庫)赫眼
三津田 信三/光文社





by G-Tools


怪奇小説短編集。

三津田氏作品を全部読んだ訳ではないが
まるで本人視点かと思われるような
小説家を主人公にしたものを何作か読んだ。

表現として、グロテスクな気味悪さはない。
ただ日常にありそうな題材を使って
あたかも実体験の怪談を聞いているかのような
訥々と表現される語り口が良い。

表題の「赫眼」は、表紙で見ての通り
日本人形のような少女が怪異という鉄板モノだが
作品の中で惨劇が起きる訳ではない。
主人公はその怪異を「怖くて見れなかった」のだ。
ただ其処から発せられる怖気にあてられ、高熱を出して寝込んでしまう。

以前に「押し入れのちよ」でも書いたが
本当に文字だけでぞくりとさせるのは至難の業だ。
だが「息を詰めて読む」とでも言おうか
物音がしたらびくりとしてしまうような
ある種の緊張感を生み出す作品は、良質のホラー小説と言える。

更に読み終わった後、夜も更けてから
その題材がちょっと気になるようであれば極上である。
三津田氏の題材選びとして、「家」がよく使われる印象がある。
本来、逃げ道のゴールであるはずの「家」が
恐怖の巣食う場所であるとしたら、確かに恐ろしい。

大概の本にも言えることではあるが
特に怪奇物は、作者の心理作戦が大いに影響すると思う。
短編の中に「合わせ鏡の地獄」があるが
これはもう、大概の方が経験があるのではないだろうか。
斯く言う自分も、小さいころに母の三面鏡を覗き込んだ覚えがある。
その時は気付かなかったが、もしも「その数」を数えていたら…?

後頭部のハゲを確認したいのに、
そこでわずかな躊躇を感じたら
それはもう三津田氏の作戦勝ちである。
いや、自分にはハゲはないが。(´・ω・`)

実際これを読んでいて
誰もいない筈の隣の部屋から「がたん」と音がして
ちょっとギョッとしてしまったのは内緒だ。

個人評価:★★★


大概ホラー映画や小説も
寝る時には綺麗に忘れてるという便利な頭なのだが
生涯二度だけ寝る時にまで影響したものがある。

地元の聞き込み調査で見せられた遺体写真と
日本版ホラー映画「リング」だ。
前者はともかく、後者は経験がなかったので衝撃だった。
怖いというのはこういう事かと実感。

テレビ見てるのにテレビから出てくるとか反則だろアレ。
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