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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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  1. セイ

    セイ

    2014-08-21 (Thu) 16:48

    こんにちは。
    遅ればせながら、みをつくし最終巻読みました!もう、本当この本には泣かされ、また食欲増進作用もありで…。・゜・(ノД`)・゜・。
    さらに、付録の料理番付けには、井川屋の寒天尽くしや、真帆屋の琥珀寒まで載っていて…。・°°・(>_<)・°°・。
    本当にけしからんっ!ってなりますね。その後をほっこり楽しめそうな水菓子の特別巻が今から待ち遠しいです。
  2. はるほん

    はるほん

    2014-08-23 (Sat) 22:44

    実家に帰っておりましたので、レス遅れました~。

    いやもうホントけしからんです。つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
    ただ食べるだけならまだしも
    手の込んだものが食いたくなるので!!

    付録も良かったですよね。
    なんかもうアレ一枚で既刊への思い出と
    次の新刊への想いがあふれます。

    本とよく出来たシリーズだったと思います。
    新刊が出るまでにざっと読み返したいなあ。

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天の梯 みをつくし料理帖

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-12 時代小説文庫)天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-12 時代小説文庫)
高田 郁

角川春樹事務所 2014-08-09
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いやもう、けしからん時代小説である。
つぅんと涙腺が緩むのに、ぐぅと腹の虫も鳴る。
しかも手間と時間をかけたものが食いたくなるのだ。
湯を注いで3分で麺はふやけても
滋養と愛情は生まれないのだと痛感してしまう。

オマケにゆっくり読みたいのに、ついつい一気に文字をかっこんでしまう。
そうして次巻はまだかと言う飢餓感に襲われるのだ。
が、今回は違う。
なんと「みをつくし」シリーズは、これにて最終巻。
読欲と食欲を刺激し続けてきたこの物語は
果たして読者に最後の満腹感を与えてくれるのだろうか?

今回は時代小説スキーの自分から見た、シリーズの旨味を記しておきたい。

2009年のシリーズ初刊「八朔の雪」から5年。
作中も江戸の文化9年から始まり、同じ歳月が経過している。
シリーズ最初の方は少しずれがあるのだが
途中から澪たちと読者の季節が一致するようになっている。

今巻は1話目が真夏の話で、しょっぱなから季節的なシンパシーを感じる。
それだけに旬の惣菜の旨味が一層感じられる。
些細なことだが、上手いなあと思うのだ。

またこの「旬」という食材の限定時間が、
読者に季節の巡りと料理のこまやかさを伝えてくれる。
その時期に一番安く、そして旨い食材をつかうこと。
その味を惜しみながら、また次の季節の味を心待ちにすること。
今の時代なら澪の料理は年中食べられてしまうのだが、
現代人が知識の上で知る「旬」という不便な贅沢が、よく生かされている。

また関東と関西という違いを、澪の料理の発想と絡めているのも面白い。
東の人間は恐らく、どんな風に違うのかと興味を惹かれるし
西の人間には、そうそうそうなんだよ!という共感をひく。
自分のように西から東へ来た人間には、郷愁と垂涎を同時に引き起こす。

そもそもこの「食べ物」というアイテムは
時代小説の中で箸休めと言うか、名脇役的なモノであることが多い。
出てこなくてもいいけど出てくると嬉しいと言うか、
昔でいうと水戸黄門の由美かおる入浴シーンみたいな。(相当昔だな)

が、みをつくしシリーズは、料理を生み出すことが話のメインであり
主人公の成長となっている。
またその話限りでなく、その後は季節のアイテムとして再登場する。
食材の如く、使いまわしテクも素晴らしい。

高田さんが作中の料理を一品一品作るのは有名な話だが、
それだけに「失敗」や「作る過程」がリアルだ。
澪がマンガみたいな超人的天才料理人だったら
これらの料理は「武器」になってしまう。
小説の彩でありながら名脇役であり、ストーリーそのものでもある。
題材の使い方としても、上手いなあと舌鼓を打ってしまうのだ。

大水で天涯孤独の身となり、以降は料理屋で奉公することになった澪。
才能を見いだされて料理の修業を始めるも、店は火事で焼失。
主人たちと江戸店の息子を頼って出てくるも、
店は潰れて息子は行方不明という青天の霹靂に、主人は逝去してしまう。
澪は江戸の町の小さな料理屋で働くことになる。

女主人を励ましつつ、息子の行方も探さねばならない。
東西の文化地の違いに戸惑いながらも、料理屋を盛り立てねばならない。
なのに偏屈な客も来るし、料理屋としてのライバルもでてくる。
食材が手に入らなかったり店の評判を落とされたり
人手が不足したりといった小さな問題から
花魁となった幼馴染の為に四千両を溜めると言うでっかい難題も抱えている。

お年頃なので、恋もする。
だがそれは身分違いの叶わぬ恋。
心温まる出会いや涙の別れ、怪我に味覚障害と澪の運命は余りに忙しい。
それもやや不幸なスケジュールが多く、未解決案件が多いというのに
前巻で「次で最終巻!」と言われ、全読者がどよめいた。

自分も本書の3話まで、相当にどよめいていた。
これは畳み切れないのではないかと失礼ながら思っていた。
が、読み終えてみれば無用の心配。
成程、急展開を遂げた「夏天の虹」あたりから
高田さんはこの懐石料理「みをつくし」の終わりを考えていたのだな、と。

───料理の終わりは水菓子で。
どうやら最後に「特別篇」が出るらしい。
ストーリーはストーリーとして畳んだ後に
最後は心置きなくほっこりした味わいで、シリーズを締めくくるのだろう。
うーん、上手いなぁ。

長く続くシリーズものにも出来たろう。
けれどそれは何処かに怠惰とマンネリを生む。
そうならないように、どこかでその食材の旨味を見極める。
その潔さも含めて、良いシリーズだと思うのだ。

それでは熱いお茶でも入れて、特別篇を待つと致しましょうかねえ。
にしても「親父泣かせ」うまそうだなぁ、チクショーけしからん。

個人評価:★★★★★


ポリバケツおもひでぽろぽろ。









縮みゆくポリバケツの運命や如何に。

繰り返すが我々が馬鹿だから燃え移ったのではない。
不幸な事故の連鎖である。(´・ω・`)キリッ
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  1. セイ

    セイ

    2014-08-21 (Thu) 16:48

    こんにちは。
    遅ればせながら、みをつくし最終巻読みました!もう、本当この本には泣かされ、また食欲増進作用もありで…。・゜・(ノД`)・゜・。
    さらに、付録の料理番付けには、井川屋の寒天尽くしや、真帆屋の琥珀寒まで載っていて…。・°°・(>_<)・°°・。
    本当にけしからんっ!ってなりますね。その後をほっこり楽しめそうな水菓子の特別巻が今から待ち遠しいです。
  2. はるほん

    はるほん

    2014-08-23 (Sat) 22:44

    実家に帰っておりましたので、レス遅れました~。

    いやもうホントけしからんです。つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
    ただ食べるだけならまだしも
    手の込んだものが食いたくなるので!!

    付録も良かったですよね。
    なんかもうアレ一枚で既刊への思い出と
    次の新刊への想いがあふれます。

    本とよく出来たシリーズだったと思います。
    新刊が出るまでにざっと読み返したいなあ。

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