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金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫)金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲
赤川 次郎 有栖川 有栖 小川 勝己 京極 夏彦 柴田 よしき 服部 まゆみ 菅 浩江 栗本 薫 北森 鴻/角川書店




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9人の作家による短編集。

ページ的にもテンション的にもキリがつけやすいので
短編集は割と良く購入するのだが
個人的に好きな作家が多かったのと
「金田一耕助」という共通題材で
どういう作品になるのか興味を惹かれた。

今回も個別で。

京極夏彦 京極堂シリーズのスピンオフ風。
     金田一ではなく、作家・横溝氏を出演させている。
     関口が偶然出会って会話をするだけなのだが
     流れとしては「陰摩羅鬼の瑕」に繋がる。
有栖川有栖金田一シリーズを敬愛する中学生と
     売れない作家・錦田一(にしきだはじめ)の事件簿。
     こちらも少しばかり横溝氏が出演。
小川克己 実際の金田一シリーズ「湖泥」の後日談という形。
     安楽椅子的な流れは非常にそれっぽいが
     なんとなく健康的な金田一だと思った。(笑)
北森鴻  探偵の名は「近田一」で、パロディ作品風。
     事件から結末までかなりギャグ風味。
     初めての作家さんだったのだが、本人の作品を基にしているらしい。
栗本薫  伊集院大介シリーズに金田一が登場した形。
     金田一シリーズ「幽霊座」の後日(後年?)談となっている。
     個人的に伊集院は好きなのだが、主人公同士の共演は少々濃いとも感じた。
柴田よしきこちらも横溝氏が出演。
     主人公の女性作家が抱える謎を解く形となっているので
     横溝氏自身が探偵になっている。
菅浩江  金(キム)・田(デン)・一(ニノマエ)で
     3人合わせて「金田一」という事務所の事件簿。
     こちらも初めての作家さんだったのでよく知らないのだが
     ジャンプかサンデーで連載できそうな楽しい設定だ。
服部まゆみ金田一耕助本人(?)を出演させている。
     特にシリーズの話を扱っている訳ではないが
     年代的に渡米前の話だろうか。
     この作家に限らず、全体的に双子ネタが多かった。
赤川次郎 金田一本人が出演。
     学生時代以来ひさしぶりに読んだ気がするが
     分かり易くて読みやすいのは、さすが大御所だなあと実感。

大別すると作品は
①金田一耕助をそのまま使う
②作者・横溝氏を出演させる
③どちらでもないパロディ作品
と分類でき、「題材をどう捉えるか」の違いが良く出ている。

双子ネタ同等に「金田一」の派生ver.が多かったのは
自分のオリジナルを書きたいという作家魂なのか
有名作品を模倣することへの遠慮なのだろうか、実に面白い。
また横溝氏本人が出演しているという手法が、9作品中3作品ある。

ネタがかぶりながらも、すべて作風が違ってバランスがよく
全体的には作品・作家の味の両方が楽しめる。
いわば本職作家の二次アンソロジーだが
ラインナップによってはかなり楽しめそうなので
こんな企画があればまたやってほしい。

個人評価:★★★★
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