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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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アンドロギュノスの裔

アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)
渡辺 温

東京創元社 2011-08-30
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青空文庫で読める作品なのだが、
やはりネットの画面では沢山は読み辛いので本で読む。

渡辺温。
1902年生まれで1930年没と言う早世の作家で、作品数は決して多くない。
いわゆる貴族階級の人物を扱った短編が多いのだが
大正浪漫の中に新しさがあるというか
ショートミステリー作品のような味わいのストーリーは
平成の世から読んでも、吃驚するほど読みやすい。

一言でいうなら「オサレ文豪」だろうか。
本人は別に貴族階級とかそんなのではないらしいが
貴族の生活感の浮世っぷりとが上手い。

ほとんどの主人公が親の財産で生きているスーパーニートで、
どこぞの酒場(バー)や西洋料理店(レストラン)で食事をし
美しい女に惚れたり買ったり騙されたり、
接吻をしたり歯の浮くような気障な嘘を吐いたりはするが、.基本内容は
シルクハットを被ってぶらぶら散歩をするだけの簡単なお仕事です。(´・ω・`)

中でも一番インパクトのあるタイトルは、これだろう。
「ああ華族様だよと私は嘘を吐くのであった」
スゲェ。
現代世界の「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」とか
「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ」と言う長いタイトル漫画より
100年以上前にこの流行を先取りしている訳だ。

主人公はアレキサンダー君と夜遊びに行く。
一夜の美しい愛の物語かと思いきや
これは「シルクハット」と言う短編とどうやら重なっているようなのだ。
コチラを読むと「あ!お前ヒデぇな!」と苦笑する構成になっているので
ペアでお読みいただくと良い。

温という名前に反して、シニカルな視点がなんとも面白い。
親兄弟を題材にした「父を失う話」と「可哀想な姉」は薄くホラーの風味すらあり、
表題の「アンドロギュノスの裔(ちすじ)」は恋愛と結婚を達観したもの、
浪漫趣味者(ロマンテイスト)として」などは、ややコミカルな仕上がりとなっている。
600ページ以上のごんぶと本だか、飽きさせない。

短編を1つ読んだと言うよりは、大きな話の冒頭を読んだかのような奥行きがある。
彼にもう少し時間があれば温ワールドはもっと広がり、
あるいはどこかで繋がったりしたのかもしれない。惜しい。

けれど逆の見方をすれば彼は
戦争という窮状に逼迫していく国を見ることがなかったからこそ
彼の描く紳士たちはこんなにもモダンで浮世離れして、
こんなにもシルクハットが似会うのかもしれない。

現代ではハトを出すと言う用途以外で
この紳士アイテムを心から着こなせる男は
そういないのではないだろうかと。

個人評価:★★★★


ウォルター・ベサントという作家の「島の娘」が翻訳されていたのだが
登場人物の名前が日本人名に翻訳されていて驚いた。
そう言う話なのか?凄い意訳なのか???

調べても原著分からず。ちょっと興味。


続いて旅行話など。







や、ひょっとしてもっと寝ていたかもしれない。
とにかく起きたら日が暮れていたという始末。



「何故起こさん!!」と詰め寄るも「だって寝てたし」と返された。
そして自分はちゃっかり裏表キレイに焼いとった。

そんなクールなAB型友人。もう少し続く。
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