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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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モップの魔女は呪文を知ってる

モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)モップの魔女は呪文を知ってる (実業之日本社文庫)
近藤 史恵

実業之日本社 2011-12-03
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先日読んだねむりねずみで、もう一冊著作を読んでみたくなったので購入。

短編集合わせてこれで3冊目だが、全部舞台が違う。
ロードサイクリングに歌舞伎に清掃員。
他にも時代小説も執筆されており、整体師が主人公だったり
ビストロが舞台の小説の作品なんかもあるようだ。

小説としては作品ごとにキャラと設定を変えるのが基本だが、
そう一般でない専門職シリーズを書くにはそれなりに知識が必要だろう。
かといって、こむつかしい説明のような書き方はされていない。
空気を掴むのが上手い作家さんだと感じた。

本書は「キリコシリーズ」と言われるらしい。
どうやらこれが1冊目ではないようだが、問題なく話に入れる。
短編集ごとに違う会社で清掃員をしているキリコ。
普段何をしているのかはちゃんと書かれておらず
話によって祖母を亡くしたことや、既婚者であることが書かれている。

また深夜に一人で仕事をしていることが多い所為か
いわゆる「作業服」を身に着けず、フリルのついた服や
可愛いワンピース、エスニックなアクセじゃらじゃら付けていたりで
ぱっと見には「清掃員」にはとてもみえない。
そうして清掃の仕事を通して事件関係者と知り合いになり
ついでに事件も片づけてしまう───、というお掃除ミステリになっている。

ミステリが凝ったものではないのは「ねむりねずみ」と同じだが、
やはり読みやすさとその軽快さが心地いい。
するっとその世界に入っていけて、邪魔になるものがない。
床にモップをかけるように、つるつると謎が綺麗になっていく。

探偵ものは大概主人公に、アクが強いキャラを付けることで成り立っているが
キリコはストーリーに置いても本当に「清掃員」なのだ。
居なくては困るのだが、その立ち位置がつつましい。
そもそもキリコの存在自体がミステリなのだ。

「水の中の悪意」「愛しの女王様」「第二病棟の魔女」「コーヒーを1杯」の4編。
それぞれスポーツジム・ペットショップ・病院・オフィスビルが舞台だが
ここでは「愛しの女王様」を紹介しておこう。

大学に進学し、一人暮らしを始めたばかりの女の子。
寂しい毎日に、ペットショップの猫に一目ぼれしてしまう。
猫を買うためにバイトを3つ掛け持ちし、そこでキリコと知り合う。
紆余曲折あったものの、なんとか猫を飼うのだが
ある日帰宅すると、どうにも猫が「違う」気がする───。

ウチの猫と同じ品種が出たから取り上げただけ。(笑)
アメリカンショートヘアとスコティッシュフォールドの掛け合わせ。
20140509.jpg
が、一応品種としてはスコティッシュになる。
何で雑種にならないのかと言うと、スコティッシュ同士を掛け合わせると
高確率で劣性遺伝が出てしまうので、掛け合わせるのが通常だからだ。

ご覧の通り、タレ耳がスコティッシュのチャームポイントなのだが
当然、掛け合わせなのでコレが出ない猫も出てくる。
ウチがまさにコレだった。
なのでただのデブいアメショ風猫だったのだが(笑)
お蔭(?)で売れ残ってウチに来たので、自分にとっては最大のチャームポイントだ。

ストーリーにも出てくるのでちょっとネタバレになってしまうが
時間や小物を使った伏線ではなく、お仕事小説的な
「知識」で話を作っているところも作品として評価したい。
自分も説明する仕事をしているので思うのだが
話者がモノにしている知識かそうでないかで、説明の分かりやすさは格段に違う。
「分かりやすさ」を極めようと思ったら、書く・話す側も結構な努力が必要なのだ。

歌舞伎シリーズにしろ、このキリコシリーズにしろ
出てくる決めのセリフもぴたっとシーンにハマる。
「丁寧に作られた設定」として非常に読後感のいい作品だった。
また他の著作も読んでみたい。

個人評価:★★★★


何の関係もなく思い出した話。





普段は海外で日本食なんか食べないのだが
「カリフォルニアロール」を食べたかったので。
が大将がフツーに日本人で、美味しい寿司を食ってしまったワケだが。







ぜってー帰った後に店員たちに
「オレの勘に間違いはねぇ」とか言われてそう。

「高性能の節穴」という言葉が思い浮かんだ。
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