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ノストラダムスと王妃 上下巻

ノストラダムスと王妃〈上〉 (集英社文庫)ノストラダムスと王妃〈上〉 (集英社文庫)
藤本 ひとみ

集英社 2002-02
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海外舞台の小説になると読書スピードが下がってしまうのだが
タイトルに惹かれて購入。
歴史上の人物知名度だけで言えば
トップ10に入ると言っても過言でない予言者・ノストラダムス。

特に1999年地球滅亡の予言は、相当数の人が小さい頃に
「もう駄目ぽ…orz」とか思ったことがある筈だ。
自分も小学生の頃はガッツリ凹んだものだ。(笑)
予言は外れたにも拘らず、年数が違うとか他の意味があるとか、
未だに多くの議論が繰り返されているという。

そこまで解釈すると何にでもあてはまっちゃうだろって気もするが
500年もファンを引き付けて離さないその魅力は、その曖昧さなのだろう。
胡散臭さが拭えぬ反面、医者としてペストに適切な予防を施していたりする。
その神秘なカリスマ性は、当時のフランス王宮の興も惹いたと言う。

アンリ二世の御世───
よりもむしろカトリーヌ王妃の方が有名だろう。
夫の死後は息子たちの摂政として30年政界に君臨し、
サン・バルテルミの虐殺によって悪名を後世に残した女太后。
が、多くの芸術家たちや才能を後援したことでも知られる。
ノストラダムスもその一人である。

が、実際に接点があったとはいえ
検索しても「ノストラダムスが王妃のお抱え占い師だった」
というくらいしか出てこない。
悪名高き女太后と胡散臭い(?)予言者という二人で
一体どのようなストーリーで描くのだろうと思ったが
いや、これが存外面白かった。

アンリ二世は当時、20歳も年上の妾に入れ込んでおり
政治の発言力もカトリック系の貴族・ギーズ公がぶいぶい言わせており、
王妃の立場は非常に低かった。
まだ幼い王子もこのギーズ公の姪にベタ惚れで
もし早急にアンリ二世から王子に王位が継承されるようなことがあれば
王妃には一層、暗鬱たる未来しか見えないのだった。

しかしノストラダムスは、予言をするのだ。
アンリ二世は数年内にこの世を去るだろうと。
王妃は衝撃を受けるが、自分の身の可愛さ故ではない。
プロテスタント系が各地で反乱を起こしていることから
カトリックが今以上に弾圧をするようになれば
フランスという国が分裂することもありうると恐れたのだ。

女帝は国家と運命を共にせんが為、
ただ一人底なしの孤独へと挑み続けていく。
そんな彼女にとってノストラダムスがどんな存在であったのか
また予言者にとって王妃がどんな影響を与えたのかが
あくまで史実を壊さぬよう、リアリティを持って語られる。

悪名高き王妃と胡散臭い予言者とのイメージは一変する。
あの有名な「1999年7の月…」も予言も著者なりに解明されているが
予言を紐解く書というより、予言者と女太后と言う人間臭さを紐解く作品だ。
この王妃の娘を主人公に、カトリーヌの悪行・サン・バルテルミの虐殺を描いた
「王妃マルゴ」という映画があるらしいので、いずれ見てみたい。

またカトリーヌ王妃は、当時は文化の発信地だった
イタリアの資産家・メディチ家の娘であり、
フランスに洗練された文化を持ち込んだ人間としても有名だ。
その頃は手づかみで食べるようなレベルだったのものから
今の敷居の高いおフランス料理の基礎を作ったと言う。

本書にはあまりその辺は書かれていなかったが
(カトリーヌ王妃がフランス女性にパンツを履く習慣を
 持ち込んだと言う話はちょっと語られている)
この辺の世界史も読んでみると面白そうだなあ。

個人評価:★★★★


海外舞台の小説をあまり読まないからと言って、嫌いな訳ではない。
ちょっと読むのに手間取るので、つい国内小説に走ってしまうのだ。







海外歴史は同じ名前がごんごん出てくるのも、敗因の1つ。



カタカナ名前を上手く処理できないのは慣れの問題で、
読まないから余計に慣れないってだけなんだけどね。

洋風の名前を和風に変換したらいいんじゃないかと言う
画期的なアイディアももらったことがあるが
(※例:トムを富太郎とか)、やってみたら全然画期的じゃなかった。
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