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デンデラ

デンデラ (新潮文庫)デンデラ (新潮文庫)
佐藤 友哉

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クマー本祭わっしょいで3冊目。
1冊目 羆嵐
2冊目 シャトゥーン ヒグマの森
それにしてもクマー本の表装って、余りに似過ぎてないか。

【クマー本類似証明写真】
20140228.jpg

どうです。こうして見るとりらっ●まも恐ろしいでしょう。(被害妄想進行中)

さぁさぁさぁ、この本は凄いぞ。凄過ぎてクマーの恐怖を忘れたくらい。
なんとクマーと50人の老婆が闘うのだ。
更にこれが近年、映画化されてると言うからものすごい。
もうババーの安否が気になって、クマ怖がってる場合じゃない。
クマー本というよりババー本かもしれない。

話の元ネタは「楢山節考」。
口減らしのため、70を超えた老人を山に捨てると言う話だ。
原作ではハッキリと老婆の死は書かれていない。
遠ざかる息子たちの眼に、雪に埋もれながら念仏を唱えていた老人たちは
その後、どうなったのだろうか────?

なんと老婆の老婆による老婆の為の国を建国していたのだ!!
百歳の長を筆頭に、平均年齢82を超える彼女達は
つましい住処をこさえ、山で乏しい食糧を採取しながら、
自分達を捨てた村に復讐するために、日々槍の稽古をしているのだ…!

………、……、………エッ?(゚д゚)

いや、ホントに最初のページにババー50人のリストがあり
フルネームと年齢が書かれている。
AKB48ならぬAKB(あきらかにばばー)50!
センターは主人公・斉藤カユ(70)。
この中では(恐らく)ぴっちぴちの若さ故、小娘扱いされている。

一体何時の時代なのか、何故バリバリの標準語なのか、
そして互いをフルネームで呼び合うハードボイルドさは何。
色々ツッコみたいことはあるが、設定がスゴ過ぎてそんな事はどうでもいい。
クマー小説だから当然クマがでてくるのだが
もう心はババー50人の介護に回っていて、恐怖を感じない。

時折クマ視点が入っているのも、この小説の変わったところだ。
とはいえ、何もかも変わっているので然程気にならない。
ゴルゴや北斗の拳、jojoの系列に入れたいほどのハードボイルドだ。
これ以上は語るまい。
熱きババーたちの決意と友情と勇姿、その結末に括目せよ…!

で、あまりに小説が凄かったので映画も見てしまった。

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凄いわコレ。浅丘ルリ子に倍賞美津子、
山本陽子に草笛光子と大御所女優のオンパレード。
キャストの出演料が高かったのか、クマーがかなり貧相。(笑)
クマが出る度に噴き出しそうになる。`;:゙`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ
昔「グリズリー」って映画があったけど
アレは多分、本物のクマの記録映像を組み合わせてたんだな。

ちなみに「デンデラ」とは、柳田翁の「遠野物語」に出てくる言葉だ。
明治近年まで「姥捨て」に近いものがあったとされ、
そこは此岸と彼岸の狭間のような世界とも、翁は述べる。

荒唐無稽なストーリーとも思えるのだが
当時の男尊女卑の下にあった女性の一生は、本当に痛ましい。
何も出来ぬまま息絶えることも自然の摂理であり
また厳冬を超えて芽吹くのも、これまた摂理だと思うと深い。

真面目に語らせるだけの素地もあるんだけど、
ただただ「このババー力が凄い!」のスゴ本。

個人評価:★★★★

※全体のノリで敢えてババーという表現を使う事をお詫びします。
 普段は老人スキーなので、無論そんなことは言いません。


クマー続き。







イヤほんとマジで。キャッチすんだよココのクマー。
正確には叩き落として食うんだけど、本当に頭イイのな。





クマ本評は終わりだけど、この話はまだ続く。
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