プロフィール

はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


twitter
検索フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

435

笑う招き猫

笑う招き猫 (集英社文庫)笑う招き猫 (集英社文庫)
山本 幸久

集英社 2006-01-20
売り上げランキング : 316802

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


2014年現在まで、お笑いは5次ブームにまで分けられると言う。

1960年頃、民放開始から始まった芸人や落語家の演芸ブーム、
1980年初期、漫才師が全国区になった漫才ブーム、
1980年後期、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンなどのコント芸ブーム
1990年後期、電波少年やめちゃイケなどのお笑い番組ブーム
そして現在、雛壇芸人や冠番組を持つようなタレント性の高い芸人ブーム
ざっくり言うとこんなカンジであろうか。

自分は関西生まれなので、小さい頃からお笑いは身近にあった。
幼稚園からテレビで上方落語や漫才などを見て
関西では人気だった横山ノックや上岡龍太郎の番組を好んで見た。
ニュース番組に必ずお笑い芸人がいるのも当たり前で
ざこばさんや八方師匠がいない東京の番組に違和感を感じたものだった。

正直なところ、今のお笑い番組はほとんど見ない。
東京は漫才や落語の番組をほとんどしない。
トークとしては面白い人もいるが
漫才やコントをしない芸人は自分の中では「タレント」なので、興味がない。
「いじられ役」に至っては、面白くもないのに周囲に助けてもらってるとか
本来芸人でもなんでもないわ、とか思ってしまうのだ。

いや、芸人論の話ではないのだから落ち着け自分。
本書は女二人組の駆け出し漫才コンビが主人公で、
舞台で漫才をやっていきたいと言う自分達の夢と
TVでブレイクするということ=芸人の成功となっている「現在」の
ギャップに葛藤するストーリーとなっている。

山本氏のデビュー作ということで、
まだちょっとストーリー展開はダラダラした感じが否めないし
キャラの魅力も荒削りかなと感じるのだが
彼の書く「お仕事小説」の基盤はもう最初からあったのだな、と思える。
厳しい現実を仕事仲間と明るく楽しく乗り越えていくような
青春とも惰性ともつかないスタイルの原点がふうわりとある。

TVや養成所のような事情は、明らかに現実をモデルとしたものだろう。
だが女性コンビを主人公としたのは、特に「モデルの無い」キャラとして
書きたかったんではないかなと思う。
別に差別するつもりはないが、やはり女性の芸人は男性芸人と比べて
ネタが「身近」と言う範囲で小さくまとまりがちな印象がある。

逆にそれを生かして、女性ピン芸人こそがTVブレイクできた気がする。
柳原可奈子かいとうあさことかは、特技や自嘲的なモノを上手く生かしたと思う。
今はすっかりトークキャラになってしまったけどね。
そういう意味では、芸人をタレント化させる昼の某長寿番組は好きでない。
3月で最終回らしいけど、全然見てなかったので感慨もないし。
いやだから、芸人の話じゃないから落ち着けっつーの自分。

女性芸人ではやはり上沼恵美子さんが最高峰じゃないかと思う。
東京じゃちっとも見ないけど、お元気だろうか。
いやうん、芸人の話はいいとして。

そんな事を思いつつ読み終わったら、あとがきで吃驚した。
ええええ!ラーメンズの片桐さんじゃないかあああ!
山本氏、親交があったなんて羨ましいぞ!!!
そこで片桐さんは「本書の女性コンビと意地悪役のコンビは
どっちもオレ達がモデルじゃないかなぁ。そうだといいなあ」
みたいなことを書いてて、あー、と思った。

舞台にこだわるラーメンズの姿勢は、確かにそうとも思える。
NHKのオンバトで人気が出たあたりも、確かにそれっぽい。
本当にそうなのかは山本氏に聞いてみないと分からないが
主人公とライバル(?)がどちらも同じモデルって、これは面白いかも。
その設定だけで★を1つ差し上げたい。

それぞれの小説が、他の小説とリンクしていると言う山本氏作品。
この女性二人組の未来も、何処かで出てくるのだろうか?
デビュー作を読んだのを機会に、他も読んでみたい。

個人評価:★★★★


漫才本ついでにご紹介。
と言っても自分も人から紹介してもらったのだが。

IN★POCKET 2013年 6月号IN★POCKET 2013年 6月号
講談社

講談社 2013-06-14
売り上げランキング : 320106

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


本好き友人から「これ好きじゃないかな」とオススメしてもらった。
「南部芸能事務所」という小説。
去年本になったばかりなので、まだ文庫化は先だろうが
スピンオフみたいなのが載ってるからとIN POCKETを頂いた。

同じくお笑いコンビを主人公にしたもの。
どうやら主人公は別にいて、その南部芸能でデコボココンビを結成、
先行きに不安を感じながらも前に向かって進んでいるっぽい。
このスピンオフは、そのコンビのライバル事務所に所属している
先行きは明るい筈のエリートコンビのストーリーのようだ。

おお、いいじゃんいいじゃん。これ読みたいよ。
挿し絵(?)がライトノベルっぽいから
オススメされなかったらきっと読まなかっただろうなあ。
いつも面白い本すすめてくれてありがとさん!


20140330-1.gif

20140330-1.gif

20140330-1.gif

ボケをスルーするなんて、もうその人が「可愛そうな人」になるだけの拷問じゃん。
でもツッコミもね、強く出りゃいいってモンじゃないの。
たまに、ただただツッコんで人をこき下ろすだけで
「オレ、ツッコミタイプなんだよねー」なんて言うヤツがおるが、違う。
ボケは信頼の証であり、ツッコミは愛なんだからよ。(お前もうるさいわ)

20140330-1.gif

20140330-1.gif

小さい頃から関西の子供は、おとんやおかんに人前に呼ばれ
「ホラ、○○をやってみ!」笑いをとる修行をさせられる。(ウチだけか?)
「そこでオチ言うたらアカンがな!」とか
親戚のオッサンたちに笑いの「間」とコツを教えられる。

子供らしさだけでその場の主役になれるなんて、甘い考えは捨てさせられる。
コレが関西芸人根性の育つ由縁ではないか。(だからうるさい)
関連記事
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。