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猫にかまけて

猫にかまけて (講談社文庫)猫にかまけて (講談社文庫)
町田 康

講談社 2010-04-15
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源氏物語九つの変夫婦茶碗
面白味はあるのだが癖のある文章だと書いた町田氏の作品だが
コレに関しては本領発揮と言わせていただく!
寧ろ師匠と呼んで御上げ奉りたい所存にござるぅぅぅ!!!

要は「猫エッセイ本」なのだが、本書の良いところは
町田氏が猫たちを愛玩動物として愛でるのではなく
「対等」もしくは「格上」としたうえで
自分の駄目さを上手く潜り込ませているところだ。

なんというか、エッセイなのにキャラが立っている。
小説だと「どこで息継ぎするんじゃ!」と思うようなダラダラ句点も
エッセイだとするりと読めるばかりか
町田氏の駄目さを輝かせ、堕落した生活を活き活きと彩る。
あ、つぶやきシローの芸風に似てるものがあるかもしれない。

猫はただ、思いのままに生活する。
人間の事情や仕事なんぞ、知ったことじゃない。
そして町田氏も、思いのままに生きている。
金銭や自分の仕事なんぞ、知ったことじゃない…!
いやいや、アンタは駄目だろアンタは。(笑)

そんな気ままなフィーリングが合うのか
猫たちは町田氏の家で、健やかに横柄さを伸ばしている。
自由人の町田氏も真自由人(?)の猫には適わないらしく、
仕事を邪魔されたり私物や家を破壊されたりしながら
それでも猫たちに歯向かうことも出来ず
一人佐渡おけさやコサックダンスを踊り、心を慰めているようだ。

素晴らしい。町田氏は正しい。
それぞ猫 と 人 間 に お け る 主 従 関 係 の在り方だ。
膝においでになれば座布団となり
頭を突き出されれば頭ナデナデマシーンとなり
時には爪とぎの柱となってミミズ腫れの痛みを堪えながらも
猫好きは彼らの存在に対して、喜んで納税する義務があるのだ。

いやいや、町田氏はすごい。
漫画や動画ならともかく、文字で猫を1冊(続巻もあるらしい)語るなんて
これは結構に「巧みさ」が必要だと思う。
それは結婚式や家族のビデオを見せられているのと、ちょっと似ている。
余程の事件が起こらない限り、身内以外に「感動」を語られても
なかなか共感はしにくいものである。

つまりは些細な事を「壮大に」語る技術が必要になる。
町田氏のエッセイは「ウチの猫かわいーでしょ」という自慢ではなく、
自分を駄目にすることで、猫を面白おかしく語る。
だから猫の死にも「悲しいでしょ、同情してよ」という手法は取らない。
ただ淡々と、そしてぼそりとギャグなんかも交えながら
つつましやかに猫と言う客観小説を語るのだ。

町田氏は、愚痴を言うのも上手い人なんじゃないかと思う。
聞いてる人をウンザリさせないよう控えめに
「嫌ですよねー、そうでもないですか。そうですかー」的なカンジに。
その控えめさが小説にも出てるんだろうかと思ったり。
エッセイで小説を書き、小説でエッセイを書くというか、
そこはちゃんと主張していいと思うよ町田氏。いやうん、妄想だけど。

でもまァ、コレでいいのかもしれん。
駄目世界の真ん中で愛を叫んでいるのが、町田氏なのかも。

個人評価:★★★★★


20140327-1.gif

不細工な猫が好きなので不細工に描いているが
本当はもっとかあいい。(親バカが)
ワードでは可愛さが伝わらないので、今回はフォトショで描画。

20140327-1.gif

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20140327-1.gif

20140327-1.gif

ワケの分からん攻撃なのだが。ソレも
自分だけにヤられると思うとずきゅーんとキてしまう。
猫の魔力は恐ろしい。

なんですか羨ましくないですかそうですか。
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