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翔る合戦屋

翔る合戦屋 (双葉文庫)翔る合戦屋 (双葉文庫)
北沢 秋

双葉社 2014-03-13
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哄う合戦屋」「奔る合戦屋」を引き継ぐ完結編。
なので簡単なあらすじ。

戦国時代前期の信濃。
当時信濃は、上杉や長尾、武田や北条・今川という
東国の大御所武将に囲まれた国で
小さい豪族同志が領地を凌ぎあう状態だった。

その中の領主・吉弘に仕えることことになった、天才軍師・一徹。
最初はその腕を賞賛し、領地の拡大を喜ぶ吉弘であったが
その大きすぎる野望を次第に恐れるようになる。
一徹の器を理解できるのは、吉弘の娘・若菜ひとりであった。

時流に乗る決断が出来ずにぐずぐずしている内に吉弘は
信玄の信濃平定の策略に嵌ることとなる。
この地を去る決断をしていた一徹だが
主と若菜を守るため、その身を捨てて大軍に立ち向かう────

そして続巻の「奔る合戦屋」で時代は遡り、一徹が
信濃の有力者・村上義清に仕えていた頃の時代が明らかになる。
次男で家を継ぐ立場ではなかったものの
戦のスゴ腕を買われていた一徹は
理解ある両親・兄弟・部下、そして妻と子供に恵まれていた。

一徹は戦の腕はあっても、施政にはとんと興味がない。
寝っからの「合戦屋」であり、だからこそ良き君主を求めるのだ。
しかし義清はその器になく、一徹との確執を生む。
その結果、一徹は愛する妻子を失う事となる。

この一徹の妻が非常に魅力的に書かれており、
一徹が生涯妻を娶らぬ決心をしたことと、
信玄の下には就かぬと断言するのが納得できる。
映画はよく続編が駄作になることがあるが(笑)
これは続編が面白かったという稀な作品かもしれない。

ここから時間軸を戻して、本書は「哄う~」の続きから始まる。

決死の覚悟で、仁科軍に立ち向かう一徹。
仁科は武田に寝返った武将であり
ここで一徹は仁科から、武田に就くことを持ちかけられる。
一徹は拒否。奇跡的に吉弘たちのもとへ生還する。

ここから一徹の逆転劇が再開する。
ほぼ信濃を平定した筈の信玄や部下の甘さを巧みに突き、
吉弘の領地を押し広げ、信濃トップの義清軍や
それと並ぶ小笠原軍と対等に戦を進め、
ついには信玄と十分対抗し得るだけの戦況を作り上げるのだ。

一徹と吉弘軍は作者の創作だが、後は史実の人物だ。
このリアルが本書シリーズ面白さでもある。
史実通りならば、信玄の信濃平定は避けられない。
2巻の「奔る~」では結末が分かるだけに、切なさが良い味を出していた。
3巻は歴史をひっくり返すのか、それとも…?

うーん、物凄く期待して買ったからかもしれないが
個人的にこの3巻は残念なものだった。
なんというか、一徹が出木杉君だ。(笑)
3巻の一徹は、もはや君主を探す必要がないほど人望がある。
オマケにモテ男でアーティストとかどんだけー。

史実を基盤にした構成は、すごくいい。
だが天才軍師───というより「合戦屋」というキャラクターは
結局何処かに欠点があり、この世に不要なものであるという
無情なものに落ち着く方が、自分としては好みだった。
一徹が余りに出来たキャラになってしまい、
ドラマ性というものが薄くなってしまった印象。

説明としては分かりやすいのだが、文体が少々辞書っぽいというか
もう少し時代臭さがあってもいい気がする。
スピンオフくらいなら出せそうなオチにしてあるが、
無名の名武将と言うものを題材にしたなら
作者もストーリーを華と散らせる覚悟が必要ではないかと。

まぁなんのかんのとケチを付けてしまったが
「哄う」「奔る」「翔る」というシリーズ構成はよかったので
次の作品にも期待したいところ。

個人評価:★★★


ふと思い出した、身近な闘争。

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何と戦っているのかは知らないが
成長期の防衛軍に空腹は大いなる敵なのだろう。

おまけ。
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だんごむし。子供には素敵なアイテムだよなわかります。
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