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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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423

黒龍の柩 (下)

黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫)黒龍の柩 (下) (幻冬舎文庫)
北方 謙三

幻冬舎 2005-10
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黒龍の棺・上巻続き。

いやもう450ページ一気読み。
本だけ読んでていい休日とかあったら至福だわ。
山の日なんて祝日より、本の日作ろうぜ割とマジで。

新選組の流れで言うと、
戊辰戦争から新選組が甲陽鎮撫隊というビミョーなお役を与えられ
官軍となった薩長勢と幕府の衰退の影響をモロに受けたかのように
近藤が斬首され、沖田は病に死し、新選組メンバーは散り散りになり
土方は蝦夷の地を踏み、そこで絶えるという結末まで。

土方の話だが、本書は幕末と維新を巡る政争解釈が面白い。
無論史実ではないのだが、
土方が蝦夷に渡ると言う行動がずっと腑に落ちなかった自分には
こんな見方も出来るのだなあと、膝を打ちっぱなしだった。

なんつーか土方の生涯って、最近の週刊漫画でいうと
二部開始!と連載を引き延ばすくらいのレベルだと思うのだ。
一部でチャンバラ漫画だったのがガラリと設定を換えて、
新キャラ登場!土方のキャラデザも変わりました!的な?
それがマンガじゃなくて史実なのが凄いけどね!

いやでも確かに、日本は明治から二部開始!と同じ状態だったのだ。
地面とも等しい「幕府」と言う存在がなくなり、
巷にはその地面にしがみつく者、代わりの物を探す者、
不意に現れた「世界」という光に手を伸ばす者が溢れる。
260年分の変化が僅か数年で訪れたのだから、混乱は推して知るべしだ。

維新立役者の中でも有名なのが、やはり坂本龍馬と勝海舟、
そして忘れてならない15代将軍・徳川慶喜。
混乱期の幕末の中、まるで鳥瞰図のごとく
日本と言う島国全体を、上から見つめていた面々だと思うのだ。

「幕府を倒す・倒される」という視点ではない。
日本と言う国家として、世界の情勢を見る。
────もしも慶喜が幕府軍を立ち上げていたら、どうなっていたか?
真っ二つに割れた勢力に、海外勢力の後ろ盾が付いた可能性もある。
そうして疲弊した国力が、そのまま植民地化という結果になったかもしれない。
北方氏はその「IF」に、土方と言う男をはめ込んだ。

元々新選組は、佐幕派という訳ではない。
「やや勤王もアリの佐幕派」という中立派だったのだ。
「まぁでもお役目だし、ガチの勤王は斬るぜ?」という姿勢を貫ている内に
勤王たちが官軍になってしまい、あれよあれよと賊軍になってしまったのだ。
今でも新選組は自分の中で「時流を乗り過ごした残業組」だと思ってる。

しかしその残業副長(て言うな)土方が
しっかり時流を見据えて、敢えてその波に乗ったとしたらどうだろう?
近藤は、ニュータイプになれない事を自分で悟っていたのだ。
逆に言えば、新しい世界で小さくなってしまう近藤を
土方は見たくなかったと言えるかもしれない。

歴史の中では、何処かで革命が起きる。
その際には思想家が現れ、行動家が事を起こし
実務家がそれを現実にするのだとも言われる。
戦国で言えば信長・秀吉・家康の流れがそれと言える。

本書で言えば、勝海舟という思想から坂本龍馬という行動が生まれた。
故に、本書の土方も思うのだ。
この男は本当に、この国に夢をもたらすのかもしれないと。
だが暗殺により、夢先案内人は幕末から消えてしまう。

しかしもう、時代は止まらない。
竜馬が打ち出した画期的な「蝦夷で商売やりゃあっちゅーまに
日本は富むぜよ!むしろ独立できるぜよ!」作戦を遂行しようとするのだ。
確かに荒川先生の「百姓貴族」にも書いてた。
北海道は自給自足して北海道国ができるって。(笑)

本当のところ蝦夷共和国は、幕府海軍の副総裁であった榎本武揚が
「大政奉還で軍艦も新政府に渡すなんていやだい!
 オレっちは国際法規とかも知ってんだもんねーーー!
 だから蝦夷に国とか作っちゃうんだもん!」
と作ったものである。(※そんなおバカみたいな言い草ではない)

だからこそ、何で土方がついていったのか不思議だったのだが
北方アレンジは中身は吃驚する程に意外ながらも、
その点を「アリかも」と思わせてくれるものだった。
言いたいけど、本書のキモなので言わない。
タイトルと結末も、成程なあと最後に思わせる。

「なぜ夢などを抱いたのか。それも、考えました
 夢以外の明日は、見えなかったからだろう、と思います」



この土方の台詞が、何とも心に残った。

個人評価:★★★★★


震災から3年を迎え、ふと思い出したこと。

区域に入っていたので、しばらく計画停電があった。
被災地域にいた知人がツイッターで
「他地方の人に気持ちを共有して欲しいとかは思わないけど
 電気だけは(供給ができるように)協力してもらえると嬉しいかな」
と言ってたので、電気が止まること自体は苦には思わなかった。

でも輸送不能と買いだめによる物資不足には困った。
ウチは2人だからなんとでもなったけど
家族が多いところは大変だろうと思った。

20140312-1.png

何で1回目の計画停電は、真っ暗なまま過ごす。
退屈なので外にも出てみたが、予想以上に真っ暗でビックリした。
ミニ懐中電灯はあったのだが、ほとんど役に立たない。
暗い中でケータイやPCの画面は明るすぎて目に痛い。
やっぱり「灯り」って必要なんだと実感。

20140312-1.png

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灯りと一緒にアロマで癒されるとか両得と思ったのだが。

20140312-1.png

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暗闇の中、顔から半壊していくりすさん。癒しがホラーに。
続く。
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