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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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美雪晴れ―みをつくし料理帖

美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
高田 郁

角川春樹事務所 2014-02-15
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雪の所為で発売日に買いに行けず、月曜出勤時にゲット。
が、そのまま職場に忘れて帰ってしまい
悲しい気持ちで帰宅したら、相方が同じ本を購入していた。

読めたのはよいのだが、何か違う悲しさが胸を満たす。
全部、雪の所為だ。(違)

さて、待ちに待ったみをつくし新刊。
丁度本誌の中でも晩秋から冬へ、それがぬるんでいく季節が描かれており
凍てつく寒さに、客へ熱々の料理をこまごまと作る
澪の手つきがほっこりと身に沁みる。
綿入れが重く感じる季節が、こちらも待ち遠しいものだ。

それにしても、ホントに腹減るなこの小説は!!!
って言うか、手の込んだものが食べたくなるよ。
レンジでチンした肉まん食べてたら、なんか悲しくなってきた。
ほくほくの百合根に蕪、シャキシャキの蓮根
脂ののった鰤にしみしみ大根にふんわり香る柚子。
こぼれ梅に漬け込んだ卵黄なんか、チョー美味そう。
っとっと、いけねぇよううう。こいつぁいけねぇよう。

多くのものを涙と共に失ってきた澪。
「天満一兆庵」を火事で失って以来、ずっと苦楽を共にしてきた芳が
「一柳」の店主から後添えにと望まれたのが前巻。
澪にやっと、笑顔で見送る別れが訪れるのだろうか?

が、澪にはまだまだ問題が山積みだ。
野江のこと。
大料亭へのハンティング。
そして料理人としての今後の自分の道─────。
だがそれも当初のような、茹だってしなっとした青菜や
まだ固い芋のような頼りなさは無い。

既に9巻にもなる澪の生き様は
確実で的確な包丁裁きで下ごしらえを終え、
労苦や温かさをたっぷりと含んで煮含められ
極上のタイミングで器に盛り付けるところまで来ているのだ。
なんと後書きで、次巻が最終巻になると告げられているのだから。

もう既に今巻で、澪が最後の答えを見つけたらしいくだりで
くうううっと鼻の奥が詰まる心地がする。
くううぅぅ、いけねぇよう。こいつぁいけねぇようぅぅぅ!!
10巻は電車の中では読めねぇよううう!

数々の料理は勿論だが、これだけ最後まで
ストーリーに惹きつけられると言う意味でも
時代小説の中でも秀逸な作品だと思う。

高田さんが大事に煮含めてきた味が、最後にどんな彩を為すか。
読者はただ食卓の前で姿勢をただし、
垂涎と感涙が溢れるのを待つばかりである。

個人評価:★★★★

そうそう、今回は巻末にオマケのショートがついてます。
読む人はお見逃しなく。


麻酔話(?)結末。

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「励まし」と言いたかったのだと思う。多分。

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相方に聞いたところ、ホントに数を数えるか数えないうちに
すとんと眠りに落ちてしまうらしい。
気が付いたら病室ってのはホントなんだ。へええ。
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