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向日葵の咲かない夏

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏
道尾 秀介/新潮社





by G-Tools


「この●●がすごい!」の帯文句は、本読みを本の前で立ち止まらせ
苦悩させ、逡巡し、後ろ髪を引かれるような思いで立ち去り
結局また戻ってきて買わせるという大変な罠である。
(どうせ買うならさっさと買わんか)

この本も「このミステリーがすごい!」の帯がキューピッド役になり
手に取って以来、そのまま氏の文庫本を制覇することになった。
たった5㎝程度の紙片だが、色々と侮れない。
まぁたまに「あなたはきっと騙される!」とか
買わせたいのかそうでないのか微妙なアオリもあるが。(笑)

物語は小学4年生のミチオの視点から
同級生の首吊り遺体を発見するというショッキングな事件で始まる。
だが、ミチオの環境も普通ではない。
母親は妹・ミカばかりを可愛がり、ミチオには驚くほど冷たい。
だがミチオはそんな妹の面倒をよく見ながら、淡々と生活を送っている。

だが数日後、死んだ同級生が蜘蛛となって現れる。そうして
「僕は自殺したんじゃない。殺されたんだ」と告げる。
そうしてミチオ・同級生・ミカの3人は
事件の真実を明かすために奔走する。
そうして事件は確かに、「意外な真相」を語るのだった。

…この話、ネタバレしないで評価書きにくいな。(笑)
ただ「生まれ変わり」「亡霊」系のネタは本来
自分の中でかなり好ましくない設定の一つなのだが
これに関しては、結末で納得したと言っておく。
と言うより、そこまで疑問だったことが最後で全て氷塊した。
※ヒント:妹のミカちゃん

この手の作品のオチは、多分賛否両論あるかと思う。
が、自分は道尾氏の作るストーリーもだが
「気味の悪い」具象の表現が気に入っているので
この「薄ら寒い」結末は気に入った。

この作品のポイントは、ミチオの思考をどう受け止めるかだろう。
中途半端にミチオのことを子供らしく捉えると
多分この話は、途端に陳腐なものになってしまう。
ミチオは、道尾なのだ。
最後までとことん、私達を騙そうとしているのだ。
だから読み終えても決して、騙されてはいけない。

少しでもミチオの語りを信じると
最後はまるでハッピーエンドのように受け取れるし
ミチオを疑ってかかるとその結末は、ぞっとするものに変わる。

そういえば「片目の猿」だったか
「道尾を信じろ!道尾を信じるな!」という帯文句があったが
あれはなかなか秀逸なアオリだと思う。

帯って凄いよね。(最後の感想がそれか)

個人評価:★★★★


しばらくバタバタしてて本屋行けなかったが
今日やっと今月の新刊を3冊ゲットした。

読むのが楽しみである。(´∀`*)ヌフフ
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