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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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409

愛しの座敷わらし 上下巻

愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)
荻原 浩

朝日新聞出版 2011-05-06
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荻原氏との作品の出会いは押入れのちよだった。
短編集だが、やはりこの表題作の座敷童話が秀逸で
これだけで書き下ろして欲しいなあと思っていた。
そこでこの本を見つけてしまったのだから、買わぬ訳にはいかない。

食品会社に勤める晃一は、ド田舎へ急な転勤が決まった。
─────ハッキリ言うと、左遷である。
毎晩帰りの遅い夫への不満を腹に溜めている妻。
微妙な年頃で口もきかなくなった中学生の娘に
喘息で過保護気味に育てられている小学生の息子。
そして、父が死んでから痴呆が始まったらしい母。

─────このままではいけない。
仕事人生をここらで一転し、家族の絆を立て直さなければ。
うん、それがいい。それしかない。
晃一は一人盛り上がり、築百年を超える古民家を仮契約してしまう。

近所にスーパーも見当たらない、掃除だけでも大変な420坪の家屋に、
妻は内心の憤怒を込めて、静かに微笑んでいる。
娘は食事中もケータイを離さず、一言も喋らない。
息子だけは物珍しげな好奇心をみせてはいるが、
やはり都会っ子にはややハードルが高い。
母は相変わらずぼんやりとして、痛そうに膝を摩るばかりだ。

軋む家屋に負けないくらい、軋んだ家族。
5人の家族の視点がコロコロと変わり、
それぞれの本音が読者には分かるのだが、
KYな晃一は余りよく理解していない。
おおぉぉぉぃ!!志村うしろうしろーーー!!(ドリフ的な)

荻原氏の軽快な筆と晃一のKYっぷりに、
深刻な筈の家庭不協和音は面白く語られてしまう。
イヤイヤ吹き出してる場合じゃないだろと思うのだが
いちいち荻原氏の小さなツッコミがツボに入る。
妻が近所のおばーちゃんのウンザリする嫁愚痴を聞かされつつ
今日から第三部に突入すると身構えているのには、思わず大笑いした。

そんな折、下見の頃から気になっていた怪現象を
息子はついにハッキリと見てしまう。
恐れおののきつつも、もしもその怪現象がバレてしまったら
可哀相だとささやかに心配し、小さな胸を痛めている。
だが祖母はしれっと、孫に語るのだ。

「……バァバにも見えてるよ。ホラ、
 今はお母さんの自転車カゴに掴まって一緒に行っちゃったよ」

またこの座敷童が(・∀・)イイ!!のである。
霊でも妖怪でも神様でもない生粋の「わらし」っぷりが
何とも読む者の心を和ませる。
更に座敷童の正体にもちゃんと触れていて
その不憫さと純粋さに思わず胸を打たれる。

座敷童は何かをしようとする訳ではない。
ただ幼子のあどけなさに人が思わずつられてしまうように
晃一たちは少しずつ、捻じれた絆をほどいていくのだ。
祖母との話は思わず目頭が熱くなった。
えい畜生、だから年寄りには弱いんだっての。

いいなぁいいなぁ。
座敷童付の古民家住みたいなあ。
LDKとかUBとかWCとかそんなオサレな間取り用語なんかより
I(囲炉裏)とかZ(座敷童)とかあるといいよ!
間取り図に「Z憑き六畳和室」と、隅の方にぼんやり人影が描いてある。
うひゃー!なんておそろかわいい!

読んでから知ったのだが、コレって映画になっていたのだな。
知らなかった。これは見たいかも。
近い内にレンタルしてみようかなー。

ああ、めんこいなぁざしきわらし…。

個人評価:★★★★★


麻酔話(?)つづき。
前回落書きの中で「センジョウコツ」と書いてしまいましたが
正しくは「シュウジョウコツ」でした。てへぺろ。

20140216-1.png

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ってオマエ、休みになっても海外どころかドコも行かんじゃないか。
不便だ不便だというならさっさと直した方がよいではないか。
ていうか不便をこうむってるのはコッチのほうだ。

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わかってくれてうれしいよ。(笑顔)
まだ続く。かもしれない。
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