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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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雪の練習生

雪の練習生 (新潮文庫)雪の練習生 (新潮文庫)
多和田 葉子

新潮社 2013-11-28
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顔(=表紙)だけで本を買ってみたよ2冊目。

以前、「北極からの贈り物」という写真展を見に行ったことがある。
他にもホッキョクグマのフィギュア(?)が展示してあり、
多分ホッキョクグマの中でもデカサイズとは思うが、
コレがマジでデカくて、迫力がハンパ無い。
死んだフリ以前に、マジで恐怖で死ぬと思われた。

たまたまカメラマンの女性もいらしたので話を聞いたのだが
写真では周囲が白銀の世界で遠近感が分からなくなってしまうが
本当にホッキョクグマは大きいのだそうだ。
空腹時や機嫌の悪い時でなければホッキョクグマは
とても好奇心が強くて、人懐こい動物なのだと。

だがそんな事を言われても
小さい頃にヒグマの特番を見た所為か、熊は最「恐」動物の認識がある。
くまのプー(呼び捨て)とかりらっくまですら可愛いと思えない。
むしろカワイイ作りのクマであるほど気が許せん。
なのでメロン熊は割と好きだ。

■参考:メロン熊
20140126.gif

さておき、そんな熊不信の自分がこの表紙を見て
惚れたというのも何か御縁を感じるではないか。
という訳でハラハラドキドキワクワクドキドキしながらページを捲る。

ストーリーは三部構成。
「祖母の退化論」「死の接吻」「北極を想う日」と
ホッキョクグマの祖母・母・息子の三代記となっている。

ロシアのサーカスの花形から膝を痛めて事務職に移り、
やがて自伝を書くようになった「わたし」から話は始まる。
童話か熊社会の話なのかと思われようが、舞台は人間社会だ。
「へ?」などと余計な詮索をしてはいけない。
なんせここは崩壊前のソ連なのだ。
ピロシキでも食べながら、うんうんと頷いて読むべし。

次章で娘「トスカ」は、女優からサーカス団へと転身。
他のクマたちがストを起こす中、トスカは人間の女性とショーをするようになる。
舞台はまだ「東ドイツ」と呼ばれていた国。
「私の母は自伝を書いていたの。私は書けないけど」
「なら私が書いてあげるわ」
彼女達の友情は、思わぬ方向へ転がっていく。

終章は、動物園の中にいるその息子「クヌート」。
ここでやっと「ん?」と現実とのリンクに気付く。

以前ドキュメンタリー映画になった「クヌート」のことだ。
母が育児放棄し、人間に育てられたと言うホッキョクグマだ。
つまりはこの母が「トスカ」であり
人間とのショーで有名になった元サーカス団員であったことは、事実なのだ。
これで、ここまでの話に納得がいった。

「祖母」は恐らく、多和田さんの創作だろう。
だがこの話が一番面白かった。
自伝を書く熊には、著者を思わせるリアリティがあるのだ。
トスカとクヌートの実話からこのストーリーを生んだのだから
確かに彼女は「祖母」と言って過言でない。

彼女は熊の気持ちになって、これを書いたのだろうか。
まるで地球の天辺にある氷の国で、あの大きな身体で立ったかのように。
きっとその世界からは、世界の全てが見えるのだろう。
その双眸には、私達に見えないものが見えるのだろう。
ホッキョクグマ視点のストーリーは分からないことだらけなのに
時折びくっとしてしまうくらい、深い言葉がちりばめられている。

子供にとって排泄物は、生まれて初めて誰の手も借りずに
たった一人で完成させた生産物なのだ。
自慢したくなっても無理はない。


ものを書くのは狩りに出るのと同じくらい疲れる
獲物の匂いがしても、捕まえられるとは限らない


動物が子供を育てるのは本能ではなくアートである


哺乳類はその名の通り、生まれて直ぐはミルクからしか栄養が取れない
だから鳥のように前向きになれなくて、乳臭い過去を振り返ってしまう



切れ切れの評になってしまったが
本当にこれは語るに尽きない色々なものを含んでいる。
ホッキョクグマは地球と言う環境の、父的存在なのかもしれない。
だからちょっとコワイのかもしれない。
だから温暖化する地球の最前線に立っているのかもしれない。

だから彼らは人懐こいのかもしれない。
人間に大事なことを教えてやろうとしているのかもしれない。

そんな事を、ふと思った。

個人評価:★★★★


洗面所の悲劇続き。

20140126-1.gif

後でネットで調べたら、ホクロからの出血が止まらんって発言が結構あった。
仕組みはよくワカランが、ホクロまじヤバい。

20140126-1.gif

20140126-1.gif

20140126-1.gif

もう出勤する直前だったから、焦ったのなんのって。(笑)
結局、絆創膏貼ってから更にマスクして出勤。

職場についてもまだ血が止まらん。
で、やっと止まったのが出血から約2時間後。

ホクロまじやべぇ。
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