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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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380

嶽神伝 無坂(下)

嶽神伝 無坂(下) (講談社文庫)嶽神伝 無坂(下) (講談社文庫)
長谷川 卓

講談社 2013-10-16
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今更ですが、あけましておめでとうございまつ。
今年もだらだらと本を読んで、ゆるゆるとネタを綴りまつ。

嶽神伝無坂(上)の続巻。
結局31日には読み終わり、書評をあげようかと迷っている内に
JOJOの年末一挙放送に捕まってしまい、JOJOで年越しをした次第。
翌日そのまま帰郷して、相方の実家に行ったのだが
ジョジョ立ちで挨拶しそうな勢いであった。何度見てもあの漫画は濃いぜ。

いやはや、やっぱり面白かった。
あ、JOJOじゃなくて本書の話ね。
そもそもタイトルの「嶽神」とは
山の者の中に数年、または数十年に一人出ると言われる
心技ともに長け、人を魅了する伝説の稀人だという。

今回はちょっと嶽神シリーズの総評みたいになってしまうが
先の「嶽神」では、一人渡りという村八分になった山の者が主人公。
王道の時代物ヒーローvs裏組織のような対決が
ジャンプみたいなシステムで進んでいくと言う
ドッチかと言うとエンターテイメント性重視のストーリーだった。

これが今回の「嶽神伝」の主人公は
山の衆の一員であり、戦う相手も山の者だ。
その善悪ははっきりしているものの
敵対する者が「外」でなく、「内」へ向かっている印象がある。
故に本書のクライマックスは、相手は「人間」ではなく「自然」だ。
最強を極めるうちに簡単に宇宙とか異世界が舞台になってしまう
ジャンプとはその辺が違う。(笑)

どうやらこの山の者シリーズにはもう一作あり
さらっと紹介を読んだ分には、もっと内なる世界に向かっているようだ。
上下4作のこのシリーズを読み終えた時点では
「嶽神」の存在について、はっきりとは語られていない。
主人公たちが「嶽神」であったとも言えるし、そうでないとも言える。

その解答に繋がるのかどうかは分からないが、
本シリーズを読んでいると、自然の人間の共生について考えさせられる。
自然の中で生きて行くために、身体と心を強く保つこと。
その「力」が衰えたときは、己の死を受け入れる時でもあるのだ。

だがその「力」が過分なものになった時────
城や領地や兵、財という形のあるそれが
子へ、孫へ、そして一族へと引き継がれ、
力と言うものだけが一人歩きしたのが、戦国時代とも言える。

人が両腕に抱えられない以上のものは、もはや「所有」とはいえない。
何やら曖昧な境界線があるだけの、約束事に過ぎない。
そんな時代の中で山の者たちは、数日分の食料と
風雨を最低限凌ぐだけの装備を身に着けるのみである。

「過分なものを持たない」
恐らく人と言う生き物に、これ以上難しいことはあるまい。
断捨離などという言葉が流行ったが、アレはモノを捨てる事ではない。
モノに執着する心を捨てることである。
ただ整理して、また似たようなものを買うのであれば
それは断捨離ではないのである。

無論、現世でそんな人間がぼんがぼんが出てきたら
日本の経済がマジでストップしてしまうが(苦笑)、
それでも本書の「山の者」のような生き方をみていると
耳が痛いような、また何処か憧れるような気持ちになる。
戦国と言う時代物にしては異色の作品だが
確かに真の敵は「内なるところ」にあるのかもしれない。

この1週間、外に出れば四方を山と湖に囲まれていたので
余計に自然との距離がしみじみと感じられた。
全てを凌駕し、魅了すると言うのは自然が持つ「力」そのものだ。
「嶽神」とは、生きている間には成れぬのかもしれない。

その力を畏(おそ)れ美しいと思う、
人間の立ち位置はずっとそこにあって欲しいと思う。

個人評価:★★★★


何の意味もなく、近所の琵琶湖のさざなみ。
4秒くらいだけどね!

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20140107-1.gif

おかんは筋金入りのキティラーである。
便所とかキティグッズだらけで落ち着かんことこの上無い。

20140107-1.gif

20140107-1.gif

なので何時壊れてもいいように、まとめ買いしているらしい。
ワケがわからん。
ひとつあげようと言われたが、全力でお断りした。

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【教訓】100円は100円分しか魔除けない。

20140107-1.gif

モチ食ってる時は危険な我が家。
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