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嶽神伝 無坂(上)

嶽神伝 無坂(上) (講談社文庫)嶽神伝 無坂(上) (講談社文庫)
長谷川 卓

講談社 2013-10-16
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「嶽神」 上の続巻となる。
うん、里帰りの連れにするつもりだったんだけど
冒頭だけ、登場人物だけ読もう、いやあと1章だけとかやってる内に
上巻読み終えちゃったんだ。(´・ω・`)
いいんでぇ。どうせ向こう帰っても本屋行っちゃうんだし!

武田信玄の死後を描いた前作より時代は遡り、
信玄が甲斐の虎と呼ばれる道に立ったばかりの頃を描く。

本書では主役ではないが、戦国時代において信玄は立役者の一人だ。
父の代においては東国の並み居る大名の一人と言う位置から
一気に国内ベスト3クラスに躍り出た。
彼の存在により中部から以北への統一は困難を極め
その死後には一気に信長や秀吉が前線を押し出した。
信玄は戦国の盤上における龍王(※飛車が裏返ったもの)の如き存在だ。

前作・本作は信玄と言う巨星が堕ちた時と
そして生まれたときの混乱期と考えてよいだろう。
いずれも「山の者」という、里とは違う世界に生きる者が
奇しくもその混乱に巻き込まれながらも
権力とは無関係に己を振るうところに、この作品の魅力がある。

前作を通して「山の者」と書かれているが
恐らくは「サンカ」や「マタギ」をイメージしているのではないだろうか。
「サンカ」とは戸籍を持たず、山を移住していた集団のことだ。
正確な数は出ていないが、昭和にはまだ日本にいたともいう。
個人的にこの「サンカ」にも興味があるため、一層この話が面白い。

自然の中に集団で済む場合、定住は難しい。
畑や狩りをする内に、そこの自然連鎖が乱れてくるからだ。
彼らはその時代には珍しい肉食をし、
畑を作り、土地が痩せれば焼畑をし、さらに移住をする。
自然と彼らは健脚となり、また自然界の知恵を身に着ける。

だが塩や鉄器、味噌や紙など里でないと手に入らぬものも多い。
それらと交換できる製品や薬草を作り、
自然とも人里とも共存、逆に依存する者となる。
不思議な民だ。
権力に屈するのではなく、生きるために柔軟な姿勢を持つのだ。

無論、本物のサンカがこの時代
どのような扱いを受けていたかは定かでない。
しかし本書の「山の者」の「必要以上のものを持たない」生き方は
現代人の心にも深く胸を打つものがある。

主人公の無坂は小暮衆という山の集団の小頭だ。
荷を運ぶ里の仕事を引き受け、途中で腕の立つ盗賊に襲われる。
その場は何とか切り抜けたものの、以来山に不穏な空気が漂うように感じる。
一方、国の領主・諏訪家の側室とその姫とは
ひょんなことから覚えがめでたく、時折薬草などを届けている。

しかし諏訪家当主は武田信玄に攻め込まれて自害、
二人は信玄の館に囚われることとなる。
諏訪家本妻の嫡子は、生死も分からぬ。
冬へ向かう山の準備に追われながら、ムサカは側室と姫の事が気になってならない。
上巻は大体、ここまでの話である。

うん、まぁなんか前作と同じニオイはするんだけど(笑)、
「嶽神」は集落を抜けた男が主人公だったので
今回は山の者の生活に焦点があたっており、読んでて楽しい。
仮面ライダーと戦隊モノの違いっつーか。(なんじゃそりゃ)

下巻はうん、まぁ、下手こくと明日読んじゃいそうなんだけど
とりま書評は今年はここまでにしとこうかな。

マタギで年またぎ。(オヤヂか!)

個人評価:★★★★


明日は1年の総評を書く。かも。


そして何の関連もないネタ。

20131230-1.gif

それもガッツリ黒目が出ているので、起きているのかと見まごうレベルらしい。

20131230-1.gif

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20131230-1.gif

20131230-1.gif

どれだけ残念なカンジで寝ているのか、自分は…。
おちおち電車内で居眠りも出来ぬ。(でもする)
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