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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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結ぶ

結ぶ (創元推理文庫)結ぶ (創元推理文庫)
皆川 博子

東京創元社 2013-11-28
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実は皆川さん初読。
幻想小説一人者の評価に違わぬ、なんとも不思議な小説だった。

18編の短編集だが、今回は1話1話の要約は書かない。
というより書けないというべきだろうか。
「要するに」とまとめるにはあまりに掴みどころがなく、
捻じれた話筋と千切れた結末は説明し難い。

不条理小説に近いものがあり、個人的にソッチ系は好きなのだが
今まで読んだ中でもその不条理さが際立っている。
が、「訳わからんわ!」と放り出すような意味ではなく
むしろ高尚な世界へと誘われたような「極み」というか
思わず読み込まされてしまうような力がある。

女王様の風格だ。
「女王様とお呼びっ!」などと品の無いことは言いたくないが(なら書くな)
思わず「本を読ませていただいてますっ!」と跪きそうになる。
なんというか、確かに読んでて「?」となるのだが
その匙加減が絶妙と言うか、サド加減が絶妙っつーか。

なんか分かりそうで分からない、凄い針の隙間を突いてくる感じ。
女王様からチラチラとヒントを見せられているのだが
嗚呼、ワタクシメのオツムが悪いので分からないのでありませう、
ワタクシメをお許しくださいませ的な
皆川ワールドの下僕に成り下がってしまうのだ。

いえ、Mの気はありません。(´・ω・`)キッパリ
それくらい話の魅力と、読もうとさせる魔力が絶妙。
分からないんだけど、それが低評価には繋がらない。
お釈迦様の掌で弄ばれてる気分である。

例えば作品の1つをあげてみよう。
本書の中では何となく「心臓売り」がぺっちょりと心に残った。
意味は金魚売りや竿竹屋や豆腐屋と同じく、
季節になると往来で心臓売るに来るので、心臓売りである。
が、別にホラーではないしグロでもない。
主人公の少女はお小遣いを溜め、「しんぞうひとつちょうだい!」的に
心臓売りから心臓を買うという牧歌的な風味すらある。

だが話の奥には「生存願望」「自殺願望」の2つが揺れていて
思った以上に深いというか、しょっぱい。
だが心臓の手触りにじっと目を閉じている少女に、
不思議と気味悪さより、奇妙な切なさを感じてしまう。

文字の向こうでじわじわ操られている感。
全ては恐らく、女王様のお召しのままだ。
分からなくともきっと同じところに落とし込まれそうな
不可侵の高潔な美意識が読者を誘う。

もう数冊読まないと評価は出来ないが
うん、何とも不思議な作品だと言うよりほかない。

個人評価:★★★(不明分差引)


何の脈絡もなく思い出したネタ。

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タイマーを掛けながらやると簡単。

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一人冷蔵庫にパスタ投げる自分を自嘲したのか
なんかしらんミョーにウケた。

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※パスタはスタッフが美味しくいただきました。
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