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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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367

台所太平記

台所太平記 (中公文庫)台所太平記 (中公文庫)
谷崎 潤一郎

中央公論新社 1974-04-10
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夏休みに読んだ谷崎が思いのほか肌に合ったので
また買ってみた4冊目。
や、今回は変態性を期待して買ったのではない。
本書の谷崎変態性を数値化しても、20%はいかないだろう。
(低いの高いのかも分からんが)

昭和10年から40年ほどの間に
磊(らい)吉夫婦が雇った女中たちの遍歴が書かれている。
遍歴と言うか、もうこれだけの数になるとリストと言ってもいいかもしれない。
初と言う女性に始まって、えつ、はる、みつ、ます、みき
梅、駒、定、鈴…とまだまだ続く。

職場環境が悪くて、次々と女中たちがやめるのではない。
磊吉は本宅と別荘の2つの家があり、妻たちも基本家事は人任せなので
同時に数人を雇い入れているのだ。
何だか豪勢な話だが、この時代は女中が居る生活は珍しいものではない。
逆を返せば女性の働き口は、戦後随分になるまで少なかったのだろう。

またこの女性達の名は、本名ではない。
主人と言えど、親からの名前を呼びつけにするのは不躾だということで
雇われたときに「名」を与えられるのである。
しかしのこの風習は廃れ、やがて「〇〇(本名)さん」という呼称となる。
また「女中」という呼び名も時代と共に「メイド」「お手伝いさん」へ、
今なら「家政婦」「ホームヘルパー」とでも言うのだろうか。

いわば本書は、「女中」そのものの歴史とも言える。
職務のみを務めて銀行から給料が振り込まれるようなそれではなく、
名を与えられ、同じ屋根の下で暮らすからこその
「プライベート」に踏み込んだ主従の間柄がある。
なんという事はない話なのに、なんだか引き込まれるのだ。

また谷崎が書いているとなると余計に(笑)
磊吉がいつか変態になるんじゃないかとそわそわするのだが
相変わらず足フェチだなあってくらいで踏みとどまっている。(温かいまなざし)
隣の庭をチラ見するような野次馬根性も
ある意味、この本を読む上での戦力なのかもしれない。

題材としても面白いのだが、ちょっと個人的に感慨深いものもあった。
磊吉の本宅が関西を舞台としていることもあるが
実はうちのバーチャンは女中だったんである。
離婚してから、女一人で身を立てるのは難しかったのだろう。
離れにある小屋を貰って、住みこみ女中をやっていた。

おかんがこの辺の事情を自分に言ってくれなかったので
小さい頃、自分に祖母が3人いることを何ら不思議に思っていなかった。
そこの家のおじさんを「おじいちゃん」と呼んでいたので
祖父も3人おり、計算が合うのでヨシとしたのである。(←馬鹿)
おじさんと祖母の苗字が違うことも気にしていなかった。(←大馬鹿)

祖母の雇い主の家に一家全員で泊まりに行っていたのだから
今の「家政婦さん」感覚で考えれば、ものすごい話だ。
が、それとは違うのだ。
「女中」と言う呼び方は蔑称として時代と共に風化したが
おじさんの事を思うとその関係は、不思議な絆があったと思う。

なんというか、雇ったからには責任を取るとでもいうような男気と言おうか。
おじさんは自分を孫のように可愛がってくれたし
実際、本当の孫以上の事をしてもらった。
その事実を知ったのはおじさんが亡くなった後だったので
お礼を言えなかったことは、今でも悔やまれる。

まぁ自分の事はいいとして
これが本書の空気と非常に似通うものがあり、なんともほっこりと読めた。
何より「ゴリラの物真似をする女中」が出てきたときは
もう思いっきり大叔母がリンクして吹いた。

まぁここで共感できる方はそう無いと思うが。

個人評価:★★★★


洗面所の怪異まとめ。

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最初は毛髪かと思ったが、やけに太い。
ちょっと長い糸クズくらいの長さだった。

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なんかミョーに頑固に生えた親不知で
カナヅチでガンガンされたりして、やっとの思いで抜いた。
痕を縫ってもらい、一週間後に抜糸しに行く予定だった。

20131214-1.gif

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まぁ歯の方は治ったからいいのだが
よくよく自分のおつむがいーかげんにできている事を実感する。

おつむは歯医者では治んないすよね…。(そりゃまぁ)
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