プロフィール

はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


twitter
検索フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

359

漂砂のうたう

漂砂のうたう (集英社文庫)漂砂のうたう (集英社文庫)
木内 昇

集英社 2013-11-20
売り上げランキング : 10492

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


著作を数冊読み、お気に入り作家さんになった木内昇さん。
待ちに待った文庫を((o(´∀`)o))ワクワクして読む。

時は明治御一新。
人身売買を禁ずるため政府は「芸娼妓解放令」を出し
遊郭と呼ばれた場所は「貸座敷」と名を変えた。
だが女郎たちも廓の生活も何一つ変わらない。
要は、文明国という建前に過ぎないのだ。

主人公・定九郎は根津遊郭にある女郎屋の「立番」である。
屋敷内や女郎を仕切る「妓夫」のヘルプであり、
ざっくりいうと客を呼び込む「ポン引き」が主な仕事だ。
会社なら主任クラスで、下でもないが上でもないというあたりだろうか。

元は武家の次男坊で、もとより大した未来はなかった。
だが武士という地位が既に瓦解した世界では
未来どころか、現在(いま)も見えるものは心もとない。
昨今叫ばれている「自由」というものが
一体どんなものなのか、実像も掴めないでいる。

直属の上司となるスキルの高い「妓夫」。
下世話な噂話ばかりを集める下働き。
売れっ子花魁に、客もつかないとんび女郎。
何故か執拗に定九郎を追いかけ回す、噺家の弟子男。
居すら構えぬ定九郎は、その中で茫漠と日々を生きている。

ストーリーは人々の過去をほじくり返しながら、
なかなか前を向かない。
御一新の時代を描いたとは思えない程にそれは泥臭くて古臭く
江戸と言う時代の垢が、びっしりとこびりついている。
その陰鬱で辛気臭さを綴る文章の絶妙さが、時折はっと胸を打つ。

個人の好みだけで言えば★5つでもいいのだが
万人向けというよりは、少々通好みというか
ストーリー性より芸術性の高さに焦点があるあたり
直木賞好みだよなぁという感じも拭えない。
まあM-1とかもそうだけど、人が評する限り好みに左右されるのは道理だ。

だがこの文章の裏の裏に何かあるようなもどかしさも含めて、凄くいい。
定九郎は、武士という階級にしがみついている訳ではない。
しがみつくものは最早、何も無いのだ。
その何にも囚われないことを、時代が「自由」と呼ぶのであれば
水底に漂う砂のように、なんと頼りない事だろう。

根津遊郭という場所は谷底のような地形に在り、作中でもそれが語られる。
刷毛でひと撫でしたように華やかな明治と言う彩に塗られた日本には
こうして筆先の届かない場所に、江戸と言う泥が溜まっていたのだ。
現代ともどこかリンクしそうな、その重みと停滞感。
一方で流されていく流動感。

人情や温かみという時代物ではない。
だが読後に残る感慨だけでも、歴史好きなら読む価値がある。

個人評価:★★★★


ホントは芸妓話なら是非描きたいネタがあったのだが
取り敢えずこっちのネタを終わらせておく。

20131201-1.gif

20131201-1.gif

という訳で、考えてみた待機方法3種。

20131201-1.gif

20131201-1.gif

20131201-1.gif

20131201-1.gif

だってアルコール入った上に、もうこの時点で2時とか3時だものー。
次の日仕事なんだものー。
オレの物はオレの物、お前の物はオレの物と言う名言があるが、
伴侶の肩身は伴侶の物だから知ら(最悪だ)

20131201-1.gif

つーか正確に言うと、ロッカーにささってたのが
総務に届けられて、総務から返却されたんだけどね。
まあそれで総務で笑いとってきたから、ネタとしてはまあいんじゃねって言う。

次回、実は元芸妓だった大叔母の話をしたい。
関連記事
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。