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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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特別な一日

特別な一日 (徳間文庫)特別な一日 (徳間文庫)
朝山 実

徳間書店 2005-02
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そろそろ年末である。
PCの中身と本棚だけは、この時期に整理をする。

PCはフォルダ分けとバックアップで事が済むのだが、本棚はそうはいかない。
実際に体積があるのだから、処分しなくては空き容量は生まれない。
自炊でデータ化すればいい話なのは理解しているのだが
「紙媒体の書籍」が、自分には読書の一貫なのだ。

カバンから本を取り出して、
しおりの挟んでいるページを開けて読んだらまたしおりを動かして
しおりの動いた位置をみて、おおもうこんだけ読んだのかとか、
あれ、この人ドコに出てたっけとペラペラページをバックしたり
読んでる途中に本棚へ行って他の本を探してみたりと
そーゆーアナログな行為を含めて、自分にとっては「読書」なんである。

とまぁ、前置きがまたしても長くなったのだが
本の整理をしていて、ふと見知らぬ本を見つけてしまった。
相方と共有本棚なので、当然知らない人も沢山いるのだが
どうも相方が買いそうにないジャンルなのに、
自分に買った記憶も全くない。

本棚の容量を空けると言っても、
ただ乱暴に「君の事など忘れたよ、ふっ」なんてフッてはならない。
美しい思い出や苦い思い出を胸に刻み、
「逢えてよかったよ、君の事は忘れないよ…」と
微笑んでさようならを言わねば、本に失礼ではないか。

てなワケで、初読なのか再読なのか分からぬまま読み始める。

「特別な一日」という表題を基に、12の短編をまとめたもの。
編者のセンスがある意味すごい。
浅田次郎や重松清のような現代人気作家に
太宰の「眉山」の文学作品をぶっこんで
さらにイッセー尾形や大杉漣までもりもりっと盛り合わせ。
寄稿しているのが男性作家ばかりというのも、ちょっと面白い。

「特別な一日」という解釈は人によって、
というより男女で違うのではなかろうかと思う。
いわゆる「○○の日」や「記念日」みたいに
何かがあった日に焦点を置くというのは、割と女性的なのかもしれない。
本書は「今も自分の中に残る何か」という形で
結果的に「特別になった日々」が書かれている気がした。

太宰の「眉山」は青空文庫でも読めるので、これを例に取ろう。
若い頃に贔屓にしていた飲み屋で、「眉山」と陰口をしていた女中の話だ。
学が無い、騒々しくてデリカシーが無い、
あの女中さえ居なきゃなぁと仲間内でさんざ悪態をつきながら
ツケが効くからという理由で、誰も通う事をやめないのだ。

だがそれが、ぴたりと足を向けなくなる顛末を語っている。
幸福と言う「特別」ではない。
主人公に消えない何かを残したそれは、確かに「特別」だ。
太宰も60年以上も経って、現代アンソロジーに選書されるとは予想外だろうが
この本の中核と言っても過言でない味わいがある。

これと同様、全体的に少しばかり苦味のある話が多い。
何となく読んだ感じが、全員が思い思いの材料を持ち寄った寄せ鍋のようで
そういう意味では全体に統一感はないのだが、
「男の料理」的な面白い風合いがある。
やはり浅田氏や重松氏の作品は、安定感がある。
初めての作家さんでは、鳴海章氏の「のろま君」の苦味が印象的だった。

─────で、結局「自分が読んだ事が無い」本であることは間違いないのだが
買ったのかどうかまでは思い出せなかった。
そして整理を決断→再読→余計に時間がかかるという魔のループも
アナログだからこその「あるある」であろう。

「便利」で「確実」なのは分かってるんだが
「本を読むのに電気を使う」というデジタルさが、なんとなく落ち着かない。
「不便」で「不確か」な記憶に頼るからこそ
本には読むだけじゃない「何か」があるんである。

個人評価:★★★


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なのでトンデモ飯を作るところは目撃していないのだが
何となく片鱗を感じないでもないと言う話だが。

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妹は冷蔵庫を開け、開口一番

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無論、妹が園児とか小学低学年児とかなら
微笑ましい子供ギャグで済むのだが、一応当時の年齢は伏せとく。

20131125-1.gif

妹が嫁に行く日が来たら、
自分は喜んだり泣いたり心配したり大変な騒ぎであろう。
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