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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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蜩ノ記

蜩ノ記 (祥伝社文庫)蜩ノ記 (祥伝社文庫)
葉室 麟

祥伝社 2013-11-08
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葉室氏の直木賞受賞作。
知人が「すごく感動した!!!」と言っていたので
ちょっと期待し過ぎてしまったのかもしれない…。

ふと魔が差して、城内で刃傷沙汰を起こしてしまった庄三郎。
本来なら切腹ものであるところを
さる任務を引き受けることで、目こぼしを受けることになる。
任務とは、藩の家譜編纂役・秋谷の監視だ。
彼は7年前「10年後の切腹」を下知され、幽閉生活を送っている───。

次第に秋谷の人柄に惹かれ、彼の罪業に疑問を持つ庄三郎。
その真実は家譜と深く絡み合っていたのだ。

葉室氏「らしい」作品だとは思うが、「ベスト」の作品かというと疑問が残る。
全作を読んだわけではないが、この作品だけで判断した訳ではない。
読みやすさで言えば、確かに本書は時代小説として洗練され
「大衆文学」として受賞したいうのは納得できる。
普段時代小説を読まない人も薦めやすい本だと思う。

が、ストーリーとしては「銀漢の賦」や「秋月記」の葉室スタイルを、
改めて確立したという印象だった。
これならデビュー作の「乾山晩愁」の方が
荒削りな分味のある作風だったと、個人的には思う。

時代小説スキーとしては、受賞は素直に嬉しい。
けれど時代小説で一般受けするというのは
程よく「希釈」されたからこそなんだよね。
葉室氏に関しては、もうこれ以上薄めないで欲しいなという印象。

葉室氏の作風は「武士の矜持」を書くという部分にあると思う。
強面という意味ではなく、しなやかさな強さを描いたそれが
藤沢周平と比較されるのもよく分かる。
そこに中途半端な情を挟まないところが、藤沢周平たる所以だと思うし
葉室氏はその系列の良さを描ける作家さんだと期待している。

認知度や時代考証などの制約が多いジャンルだから
史実と作風を表現できるというのは
それがライトであれハードであれ、スゴイ事だと思う。

葉室氏の作品を読み始めたのは
立花宗茂を書いた「無双の花」の文庫化を待っているからだ。
多分それまでにもう数冊読みそうな気がするので
葉室スタイルをもう少し追ってみたい。

個人評価:★★★


ちょっと直木賞というものを考えてみたい。

正式には直木三十五賞。各新聞・雑誌・単行本として発表された
短編・長編の大衆文芸作品中、最も優秀なるものに呈する賞。
授賞は年2回。上半期の選考会は7月中旬、下半期の選考会は翌年1月中旬。
以前は芥川賞と同様に無名・新人作家に対する賞であったが、
現在では中堅作家が主な対象となっている



ちなみに本屋の売り上げが落ちる2・8月を狙った
非常に実質的な催しでもある。(´・ω・`)
対して芥川賞は、「純文学」の「新人」に与えられるとされる。
大衆文学⇔純文学。中堅⇔新人。
直木賞⇔芥川賞の違いとしてよく挙げられる事項だが、境界線がよく分からない。

いっそ受賞選考基準を「作家」「作品」としてしまえばいいのにと思う。
数冊既刊を挙げたうえで、その功労から「直木賞」受賞だとすれば
少なくとも「1冊で判断する」ことは減る筈だ。
その上で「作品」だけに焦点を当てたものを「芥川賞」とすれば
「その一冊」だけで判断されるのも道理だし、
こちらも買いやすいのだ。(まあそれでも数冊は買うだろうけど)
そうなると「本屋大賞」とかと区別がつきにくくなるが
選考委員と販売現場は違うから、それはそれでイケると思う。

や、本屋の売り上げイベントだって分かってるし
あくまで「選考委員の書評」なんだってことも理解してるけど
毎回「受賞作」でイマイチな気分になるので、モノ申したいだけ。
逆に「何で受賞したのか分からん」という評を見ると
他の読んだのか!?と言いたくなる時がある。

これと似た想いを持ったのが乙川氏の生きる
直木賞受賞作だけど、やっぱりこれがベストじゃない!
かずら野や「喜知次」や「五年の梅」も読んでくれえええ!と思う。

まあ本好きの人が一冊だけで判断するとは思わないけど
逆にやっぱり「初印象」って大事なんだよねえええ。


今日も今日とて時間が取れないので予告のみ。

201311010.gif

仕事でカレンダーを作らねばならない。
いっそのことおかんカレンダーとかにしたろか…!
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