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ぬかるんでから

ぬかるんでから (文春文庫)ぬかるんでから (文春文庫)
佐藤 哲也

文藝春秋 2007-08
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最近薄々気が付いてはいたのだが、自分は
結構に不条理系の物語がイケてしまう口であるらしい。

不条理系小説とはなにか。例えば巨人が出てくる話があるとしよう
・巨人に人間が大騒ぎする  →SF
・巨人と人間が仲良くしている→童話
・巨人が見えたり見えなかったり、もしくは自分だけ見えたりする
       →主人公が恐怖を感じるならホラー
       →受け入れるなら幻想小説

このいずれでもなく
・本人も周囲も巨人に関してツッコまない→不条理小説
と考えてよかろう。
ちなみに大リーグ養成ギブスとかは物凄いツッコみたいが
「巨人の星」はスポーツものに分類していただきたい。

つまり不条理小説とは=ボケっぱなしなワケだ。
それも天然のボケだからツッコミだらけだ。
面白くない小説は、設定や文章の甘さをツッコまれるものだが
「面白くない」と「分からない」小説の差は、そういう意味で紙一重やもしれぬ。
故に多分この小説も人を選ぶだろうという
壮大な言い訳から初めて、今回の評を書くこととする。

前13編の独立短編集。
全編通して文体は思わず恋に堕ちてしまう文学派で、めっちゃイケメンだ。
ぬかるんでから」「春の訪れ」「とかげまいり」「記念樹
設定はややホラーにも似た、胸をときめかすものでありながら
クライマックスへ上り道と下り坂と寄り道を繰り返し、方向を惑わせる。

無聊の猿」「やもりのかば」辺りで
そのイケメンの横顔にふと変顔が入りだすのだが
えっ、と思って二度見するとまたイケメンになっていたりして、
なかなかその正体が掴めない。

例えば「巨人」はタイトル通り巨人が出てくるのだが
特に人類に対して悪行三昧を起こすことも無く、仲良くもならないし
主人公も特に恐怖を抱く風もない。
SFでも童話でも幻想ホラーでもない美しい文学調のメロディの中で
マッパな巨人にはナニがついていないことが明かされる。

だがストーリーは大マジメであり、
鼻毛出てる人に鼻毛出てるよって言い出せない空気がちりばめられている。
コッチもそわそわしてる内に、主人公もナニを喪失してしまうのだ。
…そら巨人にツッコんでる場合じゃないわな。(゚д゚)
そしてオチは夕映えの光る海に、ナニとは無関係なアンニュイを落として終わる。

何が何だか分からないのだが
イケメンに「ねえ、分かるだろう」と白い歯で微笑まれると
「お、おう(゚д゚;)」としか言えない。
墓地中の道」「きりぎりす」「おしとんぼ
祖父帰る」「つぼ」そしてラストの「夏の軍隊」まで
イケメン(文学調文章)の天然ボケに踊らされっぱなしなのである。

ちなみに本書の後書きが伊坂幸太郎氏なのだが
さる絵画評論家の言葉を借りて
「絵描き・小説家とは、自分の小宇宙を作れる人のことだ」とあり
ちょっと腑に落ちるものがあった。

宇宙空間で「なんで地球と違うんじゃ!!」と怒る人はいないだろう。
いかにも人工の作り物めいたそれであれば
「ショボイ」とか「ちゃちい」とか文句の1つもつけてやりたいが
モノホンの宇宙の神秘を前にすれば
「ああ、これが宇宙なんだ」とその世界に呑まれるしかない。

自分にとって不条理小説とは、
呑まれてしまいたい世界観の1つであるのかもしれない。
本と言う「夢の中」を渡り歩く楽しみに
そんな「五里霧中」であっぷあっぷと溺れるのもまた一興。

それはそうと佐藤氏は、あの佐藤亜紀さんとご夫婦。
普段お二人でどんな会話をされているのだろう。
なんとなくだが、佐藤氏の方がボケ担当ではないかと勝手に思った次第。

個人評価:★★★★


不条理小説が好きなのはなんでだろうと考えてみた。





イチゴ味の飯食ってみなさい。
酢豚のパイナップルなんか屁でもないから。あんなもん。





今は好きだよ味噌汁。
しかしどうやったらワカメが煮解けるのか、いまだ分からん。
映画「エクソシスト」のあの緑のどろッとしたヤツって豆の煮た奴らしいけど
おかんのワカメの方が効果あると思うよ。(真顔)

外で初めて緑のワカメ見たとき、本気でビビった。
その旨さに涙した。(゚д゚)ウマー


で、何が言いたいかと言うと。




余談。
鼻毛通知代理サービス/チョロリ

何時か使ってみたいのだが、まだその機会に恵まれない。
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