プロフィール

はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2017年09月 | 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


twitter
検索フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
-

Trackback

Trackback URL

318

深泥丘奇談

深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
綾辻行人

メディアファクトリー 2011-12-21
売り上げランキング : 148584

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


深泥丘(みどろがおか)というタイトルを見たときに
これは京都の深泥池(みどろがいけ)ではないかと思った。
知る人ぞ知るいわゆる心霊スポットであり、
ちょっと面白そうなので買ってみた。

やはり読んでいると、ちょいちょい京都に由来する地名が出てくる。
紅叡山はおそらく比叡山だろうし、如呂塚は如意ヶ嶽だろうか。
や、比叡山は滋賀県のものだけどね!(主張)
黒鷺川…、は分からんなぁ。鴨川か?猫大路は北大路???
まぁ全部が当てはまるとは限らんのだが、そんな妄想も楽しい。

全9篇の連作短編集。
主人公が幼い頃から住んでいるはずの「深泥丘」で
記憶にない怪異を、日常に体験していく。
だが妻には「私より長く住んでいる癖に、そんな事も知らないの?」と
あたかも周知の常識であるかのように言われてしまう。

作家である主人公は、何時からか酷い眩暈に悩まされ
往来で立ち上がれないほどの窮地に陥る。
その目の前にあったのが「深泥丘病院」だった。
石倉(一)という神経科の医師に「ストレスによるもの」と診断され
念のために検査入院をすすめられる。

内視鏡検査をする消化器系の医師は、石倉(二)。
顔も瓜二つだが、眼帯の位置だけが違う。
石倉(一)は左に眼帯を、石倉(二)は右に眼帯をしているのだ。
ついでに言うと、後に歯の痛みにまで悩まされる主人公は
石倉(三)とも遭遇することになる。
こちらは眼帯そのものをしていない─────。

が、ホラーと呼ぶかどうかは意見が分かれそうに思う。
「顔」「丘の向こう」「長びく雨」「悪霊憑き」「サムザムシ」
「開けるな」「六山の夜」「深泥丘魔術団」「声」
のそれぞれの題材は、いずれも現実に出くわせば
悲鳴の一つも出そうなほどの怪異ではあるのだが
主人公の口から病の苦しみ以外の呻き声は漏れない。

かといって、適応している訳ではない。
ただぼんやりと「あれは気の所為だったのだろうか」と思い
その奇妙な日常にまた返っていくのである。
ホラーとしてはちょっと物足りない感を
幻想譚として飲み込むべきか、ちょっと迷うところだ。

が、京都の五山の送り火をネタにした「六山の夜」は面白かった。
大文字焼き、と言った方が意味としては分かりやすいのだが
大抵の京都の人はこの呼び方を
「そない饅頭みたいな呼び方せんといておくれやす」と嫌う。(笑)

本来の五山の送り火に炙り出される文字は
「大」「妙」「法」「屋型(の記号)」「大」であるが、この世界では
「人」「永」「火(の右点がないもの)」「目型(の記号)」「虫虫」だ。
オマケに今年は「六山」で、違う絵文字が出るらしいとか。
が、主人公はその文字すら見ることが出来ず
その奇妙な体験をやはり「気の所為」だと思うのだ。

しかし実際に自分の住む町が変わり果てたら、どうなるだろう?
琵琶湖という文字がある日突然、「琶琵湖」だと言われたら
ひょっとして自分は「あ、じゃあ自分はカン違いしてたのかてへぺろ」
と思ってしまううかもしれない。
や、決してゲジゲジしたややこしい字面の所為ではないのだ。

自分の生まれ育った場所は、その人間のアイデンティティでもある。
ならばその崩壊は、自我の崩壊とも等しい。
主人公は「この町がおかしい」と認めるくらいなら
「気の所為」だと信じた方が、精神的に楽だと思うくらいに
逼迫した精神状態にあるのやもしれない。

キャベジンと逆の位置にある消化不良促進剤本なのだが
先が気になり、お腹イッパイなのについ読み進めてしまう。
どうやらこの本は続巻が出ているらしいのだが
これ以上消化不良になったらどうしようと言うキモチと
ひょっとして続巻こそがキャベジンなのだろうかと思ったりして
現在悶々としているところである。

おおぅ、買うべき買わざるべきか、それが問題だ────
とか思ってる内に、結局買っちゃうんだけどねぇ。

個人評価:★★★



もう1枚描いちゃったので、ウチの故猫。

アメショとスコッティッシュを掛け合わせた雑種で
ンマー、身体がデカい上に複毛種(※毛が多い種)だったので
それはもう、もっふもふな身体をしていた。

etagami13.jpg

歳をとってからは首輪も外してやったが
首輪が無いと、本当に締まりのない身体に見えるのである。(笑)
細い首輪なんぞしたら、もう見えない程であった。

ま、若干デブだったことも否めないが、
お蔭で今もデブ猫に(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァする体になってしまった。
でぶさいくなねことかもうもうもう…!
(※猫のみに適用される趣味であり、人間の趣味はいたってノーマルであります。多分)
関連記事
スポンサーサイト
0

Comment

Comment Form

Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
0

Trackback

Trackback URL

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。