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貌孕み

貌孕み (文春文庫)貌孕み (文春文庫)
坂東 眞砂子

文藝春秋 2013-09-03
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一言でいうと、歴史物風エンタメSFホラー、だろうか。
三食パンとか具の多い握り飯みたいで
若干、味が混ざってしまった感もなくはないが
着目点は非常に面白い。

まずは平田篤胤を知らねばなるまい。
幕末と言われる時代よりちょい手前の人物で、
教科書にもでてきた国学者・本居宣長の影響を受けたと言われる。
宣長は「君たちはなんかっつーと蘭学とか異国っていうけど
日本ってチョーしみじみしてて、サイコーにご機嫌なんだぜ?」と
古来の日本の魅力を語り、古事記を解読した人物である。

篤胤はそこをさらに掘り下げ、
「日本は神の国なんだぜ?皇国なんだぜ?って訳で
 神の存在を証明するには、死語の世界の話もしなきゃな!あのよー」
などという寒いギャグまでは言わなかったが
少しばかりオカルト的な世界にも足を突っ込んでおり
天狗に連れ去られた子供の不思議話などもまとめている。

そう言うとアレなオッサンなのかと思われそうなのでフォローすると
日本に神道というものを復活させ
後は幕末の勤王思想にも影響を与えた、ちゃんとしたオッサンなんである。
このオッサンと、先に述べた天狗小僧がストーリーの中心となる。

話は篤胤が皇国思想から幕府に目を付けられて不遇の時代を送っていた頃で
数年ぶりに「向こうの世界」から天狗小僧の寅吉───
───今は元服して嘉津間、が帰って来る。
その嘉津間の語る「太祖墓陵」「猫女」「童翁」「鬼母神」
「火札」「貌孕み」「妖魔」の7つの異聞短編集となっているのだが
その話がどう聞いても、「現代の話」なのだ。

例えば表題作の「貌孕み」。
史実でも篤胤は愛妻を亡くして後妻を貰っているのだが
なんとこの二人を「おりせ」という同じ名前で読んでいる。(※字は違う)
微妙な心持ちのおりせ2号に、嘉津間は向こうの世界で
亭主の昔の女とそっくり同じ容貌になる女を見たと語る。

なんのことなのかは、少し考えればわかる。
ちなみに1つだけネタバレすると、「童翁」は痴呆症のことである。
短編集のそれぞれのタイトルが、現代の何に相当するのか理解すると
何とも不思議な気持ちになる。
嘉津間はこの現代の事を「魔境」として見聞を語っており
その絡繰りは、最終章で語られる。

江戸時代での語りという設定になっているため
カタカナ語が出てこないのが面白い。
「火札」は現代の某カードのことで、成程なというカンジだ。
が、そこまでするなら終章までは
異聞=現代の話と断言しない方がよかったのではないか。
確かに難しい形であろうが、全体がよかっただけに
最終章の印象が薄かったのが残念だ。

天狗小僧寅吉の話は「仙境異聞」という本で
かなり真面目に語られているそうな。
いずれ読みたい本にピックアップしておこう。

個人評価:★★★


季節感も情緒も吹っ飛ばした絵手紙。

etagami7.jpg

にしてもオッサンのエンターキーと言うのは、なぜあんなに音が轟くのか。
キーボード繋がりでもう一枚。

etagami7ten5.jpg

キーボードの中でも存在価値の薄いこの人。
消滅しないのは、やっぱ使ってる職種があるからなんだろうか。

ちなみにWindowsキーとPAUSEキーを押すと
コンピューターの詳細が出てくると言う裏ワザもあるのだが
そんなもん、別に毎日は使わないしねえ。

他のはそれなりに使うけど、コイツだけはよく分からん。
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