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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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銀二貫

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)銀二貫
高田 郁/幻冬舎





by G-Tools


「みをつくし料理帖」の方もずっと読んでいるが
そちらを知っている人には、問答無用でこの本を薦めている。
「もうめっちゃエエ話やから!とにかくエエねん!←興奮すると関西弁が出る
 松吉もエエし和助もエエし、何より善次郎があwせdrftgyふじこ」
飛び込み営業も甚だしい。

初めてこれを読んだとき、どうも最後数ページから
鼻がムズムズしやがるぜとは思っていたのだが
最後の1行で涙腺が決壊した。
で、今も、詳細を思い出すのに手に取ってパラパラと見ていたのだが
やっぱり最後の1行で目から汗が出た。
ええい、何度我から鼻水を噴出させたら気が済むんだ貴様。

大阪の寒天問屋の主人・和助は
天満宮に寄進するためだった銀二貫の銭で
仇討で父を失った少年の身を預かる。
寄進を譲らない番頭・善次郎の反対を退け
和助は少年に松吉と名を与え、奉公人として雇う。

松吉は恩に報いる為、懸命に働く。
また和助も寄進をするため、爪に火をともす様に日々を過ごす。
最初は松吉への不満が隠せない善次郎だが
主人や松吉と共に商売に精を出す。
だがそうして溜めた金は、また失われることになる。

「みをつくし~」と同じく料理奮闘記も混じっているが
ここはタイトル通り「銀二貫」が主役である。
金の話であるのに、汚らしさが全く無い。
むしろこの銀二貫(時に一貫)が動く瞬間は、清らかですらある。

もともと江戸の通貨は現在額で換算するのは難しいが
この本に至っては、換算する必要がない。
仇討を買った和助の心の大きさに
善次郎が最後につぶやいた言葉に
その金額の価値が、自然と心に沁みていく。

文庫本でこの心の豊かさを買えたなら爆安価格である、と結んでおく。

個人評価:★★★★★
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