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いとま申して

いとま申して 『童話』の人びと (文春文庫)いとま申して 『童話』の人びと (文春文庫)
北村 薫

文藝春秋 2013-08-06
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さて、これはなんというジャンルに属するのだろう。
創作であるような、ドキュメンタリーでもあるような
もしくは近代文化を綴った随筆、
大きな意味では歴史物と言えなくもない。

本書は北村氏の亡父の日記をもとに
一篇の作品として、氏が加筆してまとめたものである。
なら御尊父も著名な作家か何かだったのかと言われると、そうではない。
横浜にある眼科医の四男で、御自身は教員であったという。
ただ幼い頃から「童話」という文芸誌の熱心な読者で
その道を志していたらしいことは、日記から読み取れる。

「春来る神」と言う序章で始まるこのストーリーは
北村氏の父への幼い記憶から始まる。
癇癪持ちであったこと、映画や本を好んだこと、民俗学の研究をしていたこと。
昭和らしい厳格なイメージはややあるものの
何処にでもいる極一般の父親像がそこにある。

そんなある日、滅多に来客もなかった家に女性の来訪がある。
それが誰だったのか、北村少年は父親が亡くなるまで知らなかった。
しかしその時間は春の来訪のごとくあたたかいものであり
また父の日記の結びでもあったと氏は綴る。

正体は語られぬまま、時代は大正13年へと移る。
北村氏の父である宮本演彦(のぶひこ)は中学生で
成績はあまりよろしくないが、映画や歌舞伎の観劇や読書をしつつ
毎月刊行される「童話」という雑誌を心待ちにしているという
当世風の「浜っ子」だった。

歴史や文学上の有名・偉人伝ではなく
いわば「僕のお父さん」を書いたものであるのだが
驚くほどの有名人も登場する。
雑誌「童話」に演彦と同年の少年が
付録の絵葉書に感動した投稿が抜粋されている。

まあ!素敵ですね!川上四郎先生の絵葉書、幾度見なほしても好きです。
「渡り鳥」「青梅」が殊に美しい絵でした…中略…
話が大変それて御免下さい。何しても童話の正月号は素敵でした。
ではサヨナラ。



この語り口でピンと来た人がいたらスゴイが
映画評論家で有名な淀川長治だ。
投稿の常連であったらしい。
更に演彦より6つ年上だが、下関からも
童話が選ばれてお礼を述べる言葉が掲載されている。

いつまでも待つまいと思ってゐましても。十五六日になりますと
ぢりぢりするほど待ちどほしくなります…中略…
泣きむしですからお礼の言葉もありません。



不遇の作家であった金子みすゞである。
北村氏はこの「童話」の復刻版を手に入れ
これらの投稿を発見したという。
読者ですらなんだか興奮したのだから、作者はひとしおであったろう。

が、そんな著名人の脇役(?)はさておいても
当時の等身大の中学生を描いたものとしても
日記から読み取れるつぶさな昭和の風景記としても
なんだか心惹かれる物語なのだ。
また文学少年であった演彦の読書傾向も、本読みには楽しい。

実はこの作品は、まだ完結していない。
本書では序章の「春来る神」の謎は分からぬまま、続編に続くと言う。
北村氏曰く、存命中は無論その日記を開いたりはしなかったが
亡くなられてからむしろそれらが
「読め」と言っているように感じたのだという。

物語であるような、ないような
父をルーツとした作家・北村薫という語りとしても
続きが気になる不思議なストーリーである。

何時になるかは分からないが、続編が文庫化されたら
間違いなく買うと思う。

個人評価:★★★★


仕事の合間にちまちまお絵かきをしている。
まあ一応これも仕事なんだけどね。
給料つかないけどさ!(泣)

最近ペンタブを握っていなかったので
ラクガキなどをしてカンを取り戻す。
深夜アニメのサーバント×サービスのルーシーなどを描いていた。
アニメ絵はへたくそなのでここには載せない。(笑)

さて、今回は何を描こうかとイロイロ考えて(※半年に1回の定期作業なので)
ふにゃふにゃとアタリ線をとりはじめる。
0.gif

まあこの時点では何が何だか分からんわな。
ここにレイヤーをいれて、適当に色をつける。

1.gif


白目をむいているのは作業上の都合。
この状態が一番ブサイクなので心が折れそうになるが
ちまちまと色を載せ、ぼかしをいれ、作業を進行させる。
簡単にいうとこんなのが

me.gif

頑張るとこうなるわけだ。

me2.gif

本当に雑な説明である。(大笑)
作業を始めるとスクショなど忘却してしまうので
絵描き歌ではないが、「あっというまに~~だ♪」的なカンジになる。

来週には仕上げねばならんので、今日はこれに没頭する。むん。
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