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29

哄う合戦屋

哄う合戦屋 (双葉文庫)哄う合戦屋
北沢 秋/双葉社





by G-Tools


この本の後に「奔(はし)る合戦屋」が出たのだが
時系列的には「奔る~」が先で、「哄う~」がその後。
最初は妙な順番だなーと思ったが
実際読んでみて、この順番でよかったと思う。

天文十八年、甲斐と越後に挟まれた中信濃。
遠藤吉宏は良き領主ではあったが、戦の才がからきし無い。
ふらりと現れた男が、家臣に加えてくれと願い出る。
男こそは戦巧は世に聞こえるも主君を持たぬ、天才軍師・石堂一徹であった。
は、どちらも作者の架空の人物である。
だがこの群雄割拠・下剋上の戦乱の世だからこそ
妙なリアリティと想像の余地があっていい。

戦国の楽しさは、何といっても覇者の描写であろう。
この場合、一徹は覇者につく軍師ではあるが
いっそお前が天下取っちゃえよYOU!ってほどの漢前ぶり。
隣国に勝利を収めて喜んでいた吉弘も
急速に大きくなった自分の領土と
更に天下すら視野に入れている器の差をみて
次第に一徹を恐れ、また疎むようにすらなる。

吉弘は民草を思う良き領主ではあるが、凡将なのだ。
そして一徹は国を切り取ることに関しては並外れた才をもつが
領地や施政にはからきし興味のない、あくまで「合戦屋」なのだ。
話は、武将物としては少々異色の結末を迎える。

自分もこれだけを読んだのであれば、正直もう一味足りないと評したろう。
だがこの話の続編「奔る合戦屋」で印象が変わる。
一徹がフリーの合戦屋になった誕生譚で、
以前の主・村上義清と、甲斐の虎・武田信玄との軋轢を語る。
これを読んで初めて、「哄う~」の切なさが理解できる。
時系列は逆なのだが、敢えて作者の意図通り読んで欲しい。

そして現在出ている「翔る合戦屋」は、「哄う~」のラストを引き継いで始まる。
文庫本しか買わないのでまだ読んでいないのだが、面白い書き方だ。
待ってる気持ちだけで評価★を追加したいくらいである。(笑)

個人評価:★★★☆(奔る~を含んで☆1つ)
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