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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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村田エフェンディ滞土録

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)
梨木 香歩

角川書店 2007-05
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土曜の夜便でトルコに参ります。
と、書評コミュニティで言ったら何故か
「これを読んでいくといいよ!」とトルコ課題図書を渡される。
他に3~4冊は宿題が出たが、とても全部は読めそうにない。
夏休み前から、いきなり8月31日の子供の様相を呈している。

取り敢えずは読んでみたこの本。
そう言えばここに書くのを忘れていたが
梨木さんの「家守奇譚」は、妖怪や精霊で風味付けされた
ほんのり怪異本ですごく好きな本なのである。
だからきっとこれも素敵本にちまいない、と根拠のない信頼を寄せるほどに。

「村田エフェンディ滞土録」。
村田は主人公の名であり、エフェンディは学問を志す者の敬称だ。
「滞土録」の「土」は土耳古(トルコ)の意である。
つまりは村田先生のトルコ滞在日記なのだが
時代は明治中期あたりとなっており、
異国情緒にノスタルジックな空気が入り混じる。

この頃は、トルコが親日国になる発端となった
有名なエルトゥールル号事件があった後で
互いの文化の懸け橋として、村田は考古学研究員として招聘されたのだ。

下宿屋の主は英国人の貴婦人であり
村田の他にもドイツ人とギリシア人が寄宿し、
奴隷としてトルコ人が一切を切り盛りしている。
ついでに拾ったオウムも飼っていると言うグローバルさだ。

このごった煮下宿屋の空気こそが、
まさに東西文化の中継地点であるトルコを象徴しており
相容れない筈のものが融合している様が、なんとも心豊かにさせてくれる。
250ページほどの決して厚くない本だが
久しぶりに読み終えるのが惜しい作品だった。

個人的に楽しかったのが、各国の宗教観だ。
キリスト教・正教・仏教・回教が揃うこの屋敷では
偶像を崇拝すること、八百万の神がいること、
唯一神教であること、戒律があること、こだわりが無い事全てを含めて
人は互いのテリトリーに触れぬようにしている。

─────が、神様はエンリョをしない。(笑)
村田の同志がくれた稲荷のお札や
発掘物に潜むビザンティンの怨霊(?)、バザールで買ったアヌビス神像は
ただあるがままに神として在る。
しかしそれは争いになるのではなく、本当に「在る」だけだ。
宗教と言う微妙な問題も、思い切って同居してしまえばなんとかなるのでは──?
と思わせてしまうような、トルコの不思議さも其処に在る。

そうして読み進めて、最後にあっと声をあげそうになる。
「家守奇譚」と繋がっているのだ。
いや、そう言われて薦められたのに、何故かすっかり忘れていたのだ。
しかしこの時ばかりは、自分の鳥頭に感謝した。
村田と同じ気持ちで、その風景を見ることが出来たのだから。

私は人間だ
およそ人間に関わることで、私に無縁な事は1つもない



ラストの感想はこれに尽きる。
2冊の本がこの言葉に、細い糸で紡がれたような刹那に
なんとも言い難い波のようなものが押し寄せる。
涙よりももっと大きくて深い水が、胸を満たす。
トルコに訪れる前にこれを読めてよかった、と思う。

飛行機で20時間ほどの経路だが
ひょっとして彼の地は、何処か異空間を経由した
確かにある、そして何処にもない国なのかもしれない。
そんな刹那を、自分の目で見つけられるだろうか?

願わくばお土産には、迷子の竜を連れて帰りたいものである。
(検疫で引っ掛かるか、税関で引っ掛かるか?)

個人評価:★★★★★


昨日は大変だった。
パ ス ポ ー ト が 見 つ か ら な く て 。

三日前になにしとんじゃ自分。
今から再発行しても、どうしたって間に合わんわ。
もうね、薄いものは駄目なのだよ。
なんかするっと何処かにはさんでしまうのだ。
切符握ってると何時の間にか無くすタイプ。

実は最近、バーチャンの見舞いに行ったときもやらかした。
そしてやっぱりsuica入れの中に入っていたのを後日発見。
切符が球状の立体型をしてたらいいのに。
(お前絶対放り投げておしまいだよ)

しかし4月に飛行機予約したときに、お会いしたのだ!
ならば家の何処かにいらっしゃる筈…!
我が手で必ず、パスポート姫をお救い申し上げる…!(お前が無くしたんだ)
カバンの中やら押入れの天袋、引き出しにガラクタ箱まで家探し。
何時か無くした国際運転免許証も出てきた。
おお、トランクベルトがこんなとこに。携帯スリッパめっけ。
しかし今逢いたいのは貴様ではない…!(尋ね人多過ぎ)

パスポート姫はおわした。
てれてれてーーれーーーれ~~♪(ピーチ姫救出の音楽)
うん、本 棚 に い ら し た 。
木を隠すなら森の中というが、本気で見つからないとこだった。
古来、仏壇に大事なものを置くと言うのは
失せ物防止に非常に効果があったのではないかと類推する。

仏壇作ろうかな。(本末転倒)
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