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27

屍鬼 1~5巻

屍鬼〈1〉 (新潮文庫)屍鬼〈1〉
小野 不由美/新潮社





by G-Tools


十二国記の方もファンで読んでいるが(続きは何時…)
小野さんの著書では「屍鬼」の方が強烈に印象に残っている。

年末年始休みに読もうと思って5冊まとめ買いしたのだが
あまりの面白さに途中で止めることができず
正月が来る前に読み終わってしまったという思い出がある。
最近は大晦日まで本屋開いててよかった…。

『村は死によって包囲されている』という冒頭から
小さな山村を飲み込んでいく死の連鎖。
村1つが丸ごと舞台になっているので、1巻は登場人物を追うので精一杯だ。
しかし登場してすぐに死んでしまったとしても、忘れてはならない。
後からその人間は、もう一度出てくるかも知れないからだ。
そう、「起き上がり」となって、だ。

ホラーにおける最高のオチは
「最終的に一番怖いのは人間だ」だと何処かで聞いた気がする。
主人公格の1人・尾崎医師と、元子を思う。
片方は正義に、片方は執念によって起き上がりを排除しようとするが
その行動はどちらも狂気の沙汰だ。

だが静信は、理由を問わずコミュニティに属せない者は
そこを追われるのが自然の摂理なのだという。
つまり和を乱す者は、理由を問わず殺していいのだ。
それは、戦争の持つ狂気にも似ている。

最高のオチがついたかどうかは分からないが
ストーリーの中の生者側にも死者側にも属してない、
自分もその人間なのだという観点で
少しばかり恐ろしいことのように感じた。

悪魔の経典 上・下巻の記事でも触れたが
死が連続する話は、読んでる側も感覚が麻痺しがちだ。
だがこれは終章に至るまで、死への緊張感は緩まない。
その連鎖が止まったと思われたくだりで自分もほっと安堵し
そうして同時に、どっと疲労する。

その心地よい疲労感と読後感を味わう為に、ハードカバー上下巻
もしくは文庫5巻の一括買いを是非にお薦めする。

個人評価:★★★★★
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