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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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ドグラ・マグラ 上下巻

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
夢野 久作

角川書店 1976-10
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前から一度読もう読もうと思いつつ
ずっと先送りしていた夢野久作作品を遂に読む。

「読んだ者は一度は精神に異常を来たす」
これが作品の売り文句だが、個人的には
「訳の分からん作品」の意味だったらヤだなぁと思ってたのだ。
設定的に不条理なのは構わんが
意味的に不条理なのは読んでいて腹が立つ。

そんな訳で予習として、夢野久作の短編を幾つか読んでみたのだが
これが結構に面白かったので
これならイケそうだと踏んで、いざドグラ・マグラへ。

しかしさすがに奇書と言われるだけあって
あらすじを一口に語るのが難しい。
話は「主人公」が目覚めるところから始まる。
が、主人公は自分の一切の記憶を失っているのだ。

密室のような場所に閉じ込められているが、その場所も理由も分からない。
ただ壁の向こうから、悲痛な女性の声が聞こえる。
「お兄様、私は貴方の許嫁です
 貴方が私のことを分かりさえすれば
 この病院を出ていけるのに…!」と。

ここにさる法廷医学の教授が登場する。
一カ月前に自殺した精神医学医師の代わりに
「主人公」の記憶を取り戻すという。
その精神医の論文や、さまざま新聞記事を見せられ
先ほどの女性は、「婚礼前夜に相手の男に殺された」のだと言う。

それでは自分は、その「殺人犯」なのか?
しかし教授はそうは答えない。
あくまで「主人公」が思い出すことが大事なのだと言う。
己自身を確立出来ない中、驚くべき事態が起こる。
目の前に、「自殺したはずの精神医」が現れたのだ────。

まー、このオッサンが話をかき乱すかき乱す。(笑)
嘘を吐いたかと思うと前言撤回するわ
人を小馬鹿にしたような論文や、ガチの古文のような参考文献も読まされる。
唐代の中国にまで真相が及んだときは、さすがに「長い。3行で。」と言いたくなった。
多分だが、このオッサンを乗り越えられるか否かが鍵なのだ。

話としては決して不条理なものではなく、構成としては推理小説に近い。
が、伏線と言う意味においても、脳と言う理系分野を扱う点においても
論理的な部分が全く無く、やわらかい階段を昇っているような心地がする。
最後までスカッとした「!」を味わえることがない、
この踏み心地が奇書と呼ばれる所以であろう。

不条理寄りの幻想怪奇作品とも捉えられるし
タイムスリップを扱ったSFとも取れなくもない。
いやひょっとして、輪廻や胎内記憶という
深い哲学や仏教を取り入れているのかもしれない。
掴みどころがないだけに、荒唐無稽とは言い切れない深さがある。

文章の美しさ・人間臭いテーマを扱いがちな明治文豪の中で
夢野久作は異色の作家であっただろう。
ともすれば、時代を間違えて生まれた人であったのかもしれない。
脳と言う観点で生物学的にとらえたら
この本は「奇書」と呼ばれることはないだろう。
ただの「ヨタ話」になりかねない。

まぁこれは読んだ人へのネタバレなのだが
単に「主人公」が見た夢だと考えれば、不条理部分は全て片付く。
故に多少の「?」は飲み込んでしまうのが、この本を読むコツとも思う。
主人公はどう考えても「I]と思えるのだが
これが「M」と考えられなくもないのだ。

一度読んだら再読したくなるとは聞いていたが、納得である。
青空文庫でも読めるが
ここは自由に夢野ワールドを行きつ戻りつするために
本で読むことをオススメしたい。

でも表紙がアレなんで、カバー忘れないようにね!(笑)

個人評価:★★★★


何がこんなに忙しいのかって
 ①とても面倒臭い仕事
 ②結構面倒臭い仕事
 ③そこそこ面倒臭い仕事
がいっぺんにどかんとやってきたからだ。

一昨日、とても面倒臭い仕事が一段落した。
昨日に結構面倒臭い仕事から連絡がきた。
明日までにそこそこ面倒臭い仕事にカタをつけねばならない。
こんなTODOリストを手帳に書いたら
やる気があるような無いのか分からんでござる。

こんな最中にバーチャン倒れたり、旅行も目の前に迫ってるんだから
頭もパーンって爆発するってもんである。

でも今から台場行ってくるね!(´∀`*)ノシ

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