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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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無痛

無痛 (幻冬舎文庫)無痛 (幻冬舎文庫)
久坂部 羊

幻冬舎 2008-09
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ある本を読んでいたら、急に小泉八雲が読みたくなり
本棚のカ行段を探していたら(※50音順にしてある)、ふと出てきた本。
読んだ記憶はあるけど、どんな話だっけ?と
色んなものを放り出したまま再読。

医師兼業作家(?)の作品が結構好きで、たまに見つけると買う。
これもその1つだったようだ。

話は凄惨な殺人現場から始まる。
怨恨絡みか、心神喪失者の犯行である可能性があるという。
後者であれば、そこには刑法第39条の項目が絡む。
「心神喪失者を責任無能力として処罰せず、また
 心神耗弱者を限定責任能力としてその刑を減軽する」というものだ。

場面は一転する。
小さな診療所を営む為頼は財布を無くし、
母子家庭親子に拾われてそれを受け取った。
その折、通り魔が騒ぎを起こす。
だが為頼は事前に危険を察知し、親子を救うことになる。

為頼は、一風変わった診断力を持つ。
皮膚や仕草、些細な症状から判断して
外見だけで症状を完璧に把握してしまうのだ。
為頼は通り魔から凶悪な「犯因証」を感じ取り、危険を回避したのだ。

余談だが、TVなどで犯罪プロファイリングなどの番組がある。
それなりの理由づけや論理があるのは理解しつつ
なんとなく胡散臭い感じがしてしまう。(笑)
病状で語られると、へえ、と感じるのだから不思議だ。

本当にそんなのがあるのかと思って調べたら
神戸に「眼診」というのをしてくれる中国茶屋さんがあるのだとか。
こちらは目「で」診るのではなく、目「を」診るのだそう。
体調や体質が結構な確率であたるんだって。
へえ、面白そうだな。

気を抜くと本も評もあちこち飛んでしまうので、話を戻そう。
本書のおもな登場人物は、こんな具合だ。
・ケータイでしか会話をしない少女
・暴力をふるう男 母子家庭親子の元夫
・為頼と同じ診断法を使う、大病院の医者
・上の医者が研究対象としている無痛症の男
・39条に複雑な思いがある刑事

医者兼業小説家(これ、なんて呼ぶのが正しいのだろうか?)
の作品が好きだと言う理由の1つに
事件のストーリー自体が読みやすいというのがある。
医療現場からのメッセージと言う明確なテーマがあるからか
複雑なトリックなどは、ほとんど出てこない。
(※少なくとも自分は読んだ事が無い)

逆に医療メッセージは複雑に絡まっている。
この手の作品は精神疾患を扱っている事が多いが
割と安易に事件性と絡めているのは、正直ちょっと驚いた。
調べてみたら著者は麻酔・外科に携わっているそうで
個人的には成程な、と感じた。

手術や事件に関わる描写や麻酔治療に対する考え方は、
確かに医療にある人間として、なかなかに生々しい。
が、おそらくこの作品のメインテーマであろう39条に関しては
一歩引いたような立ち位置であるように感じた。
本当に39条で保護されるべき具象というのが
医療の目から推されていれば、もっと社会派な作品になったかもしれない。

だが「病気は自然現象」という訴えは、印象に深い。
医学が発達し、人は軽い病気を「必ず治るもの」と認識しがちだ。
だがそれは何らかの原因から発生したものであり
身体は危険信号としてサインを送っている筈なのだ。

その1つが「痛み」であり、
人は痛みを恐れることで、様々な防御本能が働く。
だがその痛みを感じられないのが「無痛症」だ。
麻酔なしで歯科治療を受けても痛くない代わりに
大きな怪我も自分では気が付けず、壊死する場合もあるという。
「医療サービス」として、患者を痛みから解放する一方で
生の摂理を考えて欲しいという願いが、そこに在るような気がした。

まるでサスペンス映画のようなラストで終わったので
どうやら続巻が出ているらしい。
為頼医師のキャラはなかなかよかったので、読んでもいいなと思うが
検索していると映画になった「脳男」がよくヒットする。
ふんふん、似た系統の話なのだね。こちらも読んでみたいかも。

……はて、最初は何の本を読んでいたのだったかな。

個人評価:★★★


痛みで思い出したのが、最近の歯科治療。
自分の小さい頃は、多少痛くても当たり前だったのが
10年くらいして行ったら、すごい親切設計になってて驚いた。

問診票に「歯医者が恐いか」という設問まであった。
なんだろう。ここで「怖い」と答えたら
通常の3倍くらいのスマイルで治療してくれるんだろうか?
泣いたりしたら「あばばばば」とかあやしてくれるんだろうか?

最近は麻酔注射の前に麻酔をしてくれるので
本当に治療は、吃驚する程痛くない。
早めに行けば行くほど痛くないので
我慢してる人はさっさと行った方がいいデス。

自分は普段立ち仕事をしているため
長時間座ったり寝転んだりすると、瞬く間に眠気がやってくる。
歯医者のあの椅子はヤバい。
飛行機のファーストクラスの椅子ってあんなんじゃね?(乗った事ないけど)

口に例のウィーンってヤツを突っ込まれているというのに
うたた寝をしてしまったことがある。
「……んさん!はるほんさん!!」
と呼ばれて、はっと目が覚めること数度。
多分先生の指を噛んでしまったのだろう。すまんことです。

治療は終わったのだが、その先生は開業していなくなってしまったので
多分新しい担当医に申し送りをされているはずだ。
「治療中に寝る」とかなんとか。

泣き叫ぶ患者も困るだろうけど、やっぱコレも困るかねー。
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