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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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ペンギンの憂鬱

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)
アンドレイ・クルコフ 沼野 恭子

新潮社 2004-09-29
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珍しく翻訳本。
読めない訳ではないのだが
リズムに慣れなくてつっかかってしまうと言うか
変なところで文脈が気になったりして、速度が落ちるというだけである。

が、今回は読書欲が上回り、さらりと読めた。
なんせ帯文句が「憂鬱症のペンギンと暮らす売れない短編小説家」だ。
やだ。ハッとしてグッとくる。
いや、小説家の方じゃなくて、ペンギンの方。
憂鬱症という響きがなんだかアンニュイ。
売れない小説家も相当アンニュイだけどね。

舞台はウクライナ、キエフ。
売れない小説家は短編を新聞社に持ち込みながら
動物園から引き取った皇帝ペンギン・ミーシャと二人(?)で
つつましく暮らしている。

ペンギンは、一応ペットとして飼えるらしい。
ちなみにキリンも飼える。法律上では。
フンボルトペンギンで50万くらい。
王様ペンギンで1000万くらい。
皇帝ペンギンはそれ以上。キリンも同レベル。
当然設備費も相当にかかる訳で、つまりは
※ただし金持ちに限るってことだ。

が、小説家は割と気軽に飼っている。
室内で放し飼いにし、冷凍の魚を与えて
バスタブに水を張って氷を放り込む程度である。
人間は風呂をどうしているのか気になるが
ぺたぺたとバスルームに出入りするミーシャが愛らしいので
まぁいっかと思うことにする。

そんな小説家に、新聞社から仕事の話が舞い込む。
本業の小説ではない。
日本で言うと「お悔やみコーナー」が近いだろうか。
だがこれは、死んでから故人を忍ぶのではない。
政財界などの大物が「生存中」に、周到に準備しておくのである。

……それって意味あるの?と思うのだが
つぶらな瞳で小首を傾げるミーシャが可愛らしいので、
まぁいっかと思うことにする。

詳細なネタバレはしないでおくが
ペンギンのお蔭で友人ができました!
ペンギンのお蔭で恋人ができました!
ペンギンのお蔭で身長が10センチ伸びました!
ペンギンのお蔭で命を狙われることになりました!
と小説家の生活は一変する。(※嘘が1つ混じっています)

そんな中、実はミーシャは心臓が悪く
憂鬱症であることが判明する。
南極生まれの身体には、ウクライナの気候が負担になるのだ。

私ごとだが、寒いのが大っっっっ嫌いである。
夏は熱気と湿気がむんむんと肌に纏わりつくと
デュフフフw暑いwwww暑いでござるwwwwコポォwwwwと思うのだが
冬になると鬱だ氏のうと思う。(極端な上に気持ち悪い)

が、寒々しいウクライナの冬も
凍った湖にどぼんどぼんと飛び込むミーシャや
ベランダで寒気に悦び、雪の上をよちよち歩く姿に
生まれて初めて寒さに安らぎを感じた。
嗚呼、ペンギン飼ったら冬が楽しく越せるかもしれない…!

もうペンギンに釘付けである。
ぼかぁ、君を読んでる時が一番幸せなんだ…。(´∀`*)
一方、小説家の方も大変なことになっているのだが
目に入らない。(読めよ!主役だよ!!)

日本でもペンギンが出てくる作品が幾つかあるが
大体はゆる系キャラの日常漫画だ。
そういう意味でもこれは
海外作品なのだという違いが強烈に感じられた。
終盤を読んでいて、こっちが憂鬱症になりそうだった。

ペンギンが死ぬような、お涙頂戴モノではない。
それどころか、ペンギンが居なくても話は成立するだろう。
けれどペンギンがいることによって、まるで四季の花々のように
小説家の変化が心の中に沁みこんでいくのだ。
ペンギンのペンギンに因らない、ペンギンの為じゃないストーリーだ。

故に小説家のオチはついているものの、ペンギンのオチがついておらず
これには「カタツムリの法則」という続編があるらしい。
が、残念ながら翻訳されていない。
ちなみに訳者あとがきで「村上春樹作品と似ている部分がある」とあり
テーマに対する冷静さと言うか、距離感みたいなものは
確かに共通するものがあるような気がした。

続編は「前作よりエンターテイメント要素が高い」らしいが
多分エンターテイメントからも若干距離があるんだろうなあと思いつつ
ちょっと興味も感じたり。

おそろしあ文学作品へのはじめの一歩として
このライトさとアンニュイさは、なかなかお手頃ではないだろうか。

個人評価:★★★★


おおおおおおお尾田先生入院…!!!!

ジャンプも2週休みだそうで、
前回休載したときは、無理して1週だったのかねえ。
いやもう全然いいから、ゆっくり休んでください…!

あんなシーンでネバーエンディングストーリーになるくらいなら
1ヶ月くらい休養された方がよほどいいわ!
ああもう、朝からビックリした…。

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