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出星前夜

出星前夜 (小学館文庫)出星前夜
飯嶋 和一/小学館





by G-Tools



既刊の始祖鳥記雷電本紀黄金旅風からちょっと間をおいて
飯嶋氏の最新作(※文庫は今年の2月初版)を読了。
あああああ、やっぱり飯嶋氏作品はいい!
と床の上をゴロンゴロンしている次第。

何時もマニアックな歴史食材を
たっぷりのオカズをつけて振る舞ってくれる飯嶋満漢全席。
今回は外崎恵舟という医師から始まるも
重税に苦しむ民達の暮らしへと話は繋がると見せかけて
実は島原の乱の物語となる。

し、かーーーーーーーーーし!
あの飯嶋氏がそんなメジャーなオカズをフツーに振る舞う筈がない。
本書は「島原の乱を斜め45度から見た」もの
いや、これぞ「ぐるっと360度回転」したものかも知れない。
慣用句の誤用ではない。
日本史の島原の乱は同じ場所にありながらも
実は違う史実をも兼ね備えているのだ。

島原の乱の一般的なイメージと言えば
「天草四郎時貞が起こした宗教戦争」ではないだろうか。
が、その発端は重税に苦しむ農民であり
実態は悪政に立ち上がった浪人達の反逆であったのだ。
宗教という陰に隠されてしまったそれらの犠牲は
歴史の重箱の隅でフルコースを作る飯嶋史ならではのチョイスに思う。

墓に入る際に属する宗派はあるが
普段は特に接点がないというのが、日本の宗教だと思う。
信心が無いと言うのではなく、八百万という考えがあるこの国では
神は自分たちの上に立つ絶対者ではなく
おはようからおやすみまでそこにある、親しみのある存在なのだろう。

日本に来たキリスト教は、突然爆発的に人気を得たのではなく
当時は結構に宣教師を泣かせたという話もあるらしい。
「信じる者は救われる」、逆に言えば
「信じない者は神罰を受ける」という神様の偏愛が
日本人の感覚にフィットせず、布教に苦労もあったらしい。

自分の考えだが、宗教にはその国を支配下に置くための
手段の1つでもあったのだから、そういう意味で純粋なものとは言えない。
神に心身を捧げることが出来るのは
一部の本当に幸福な者達だけだったのではないだろうか。
そう言う意味では、天草四郎は確かに敬虔なクリスチャンであり
日本では稀有な存在が、後世に強く残ってしまったのではないかと考える。

本書では、島原の乱の真の発起人・寿安が出てくる。
敢えてそれを天草四郎にしなかったのは
イメージと史実を別物として表現したかったからだろう。
宗教戦争=聖戦という崇高なものに思われがちだが
四郎の高潔さと寿安の現実感の対比を読むと
戦はやはり戦でしかなく、血生臭くて現実的で、救いのないものと映る。

別段、四郎が間違っているという意味ではない。
いろんな側面から物語があるのが、歴史の面白さなのだ。
「360度」違う歴史として是非知って欲しい。
登場人物が少しばかりリンクしているので
出来れば「黄金旅風」を踏み越えてから読んで頂きたい。

ところでその「黄金~」を読んだときに
金鍔次兵衛という伝説のクリスチャンが出てきて
なんだかあやふやなまま終わってしまっていたのだが
この「出星~」で再度チラ見せがされている。
いつか飯嶋氏が金鍔次兵衛小説を書くのではないかと睨んでいるが、
飯嶋氏作品が出るにはW杯並の歳月を要するので
それが何時になるのかはわからない。

おおお、待つ身は楽しいが辛い!!!!
とやっぱり床の上をゴロンゴロンしている次第。

個人評価:★★★★


「進撃の巨人」アニメ。
結構にオリジ設定が入っていたような。
違う話になるのか、1話を30分持たせるためってだけのことなのか。

大概あの時間枠って10話チョイくらいでおわって
半年後くらいに2期が始まると言うパターンっぽいけど
どのあたりまで話をやるんだろう。
原作読む限りではキリのいいトコが無い気がするんだけどな。
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