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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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「いらっしゃいませ」と言えない国: 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂

「いらっしゃいませ」と言えない国: 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂 (新潮文庫)「いらっしゃいませ」と言えない国:
 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂

湯谷 昇羊/新潮文庫




by G-Tools


中国と言うと政治絡みの話題になりがちだが
自分と中国の実質の関わりは
数年前にツアーで旅行に行ったことくらいだし
個人的には中国に限らず
国民性の違いと言うもの自体に興味があり
そのバックにある文化や歴史を知るのが面白い。

自分がずっとサービス業に従事していたので
「いらっしゃいませと言えない国」という
タイトルに物凄く興味をひかれたんである。
どういう背景があって中国は
「いらっしゃいませ」という言葉が言えないのだろう、と。

本書は、1997年に中国1号店をオープンしたイトーヨーカドーの
1994年から2013年の軌跡をたどったものだ。
特に1号店を立ち上げる4章までの部分は
橋田寿賀子ドラマのように苦難とトラブルの連続で
ヒロイン・ヨーカドー子の悲劇に胸が張り裂けそうになる。(割と嘘)

当時の中国はソビエト型の計画経済から
市場経済への変革を遂げつつある最中であり
高景気にある今の中国とは、まったく様子が違う。
そこに超日本型のイトーヨーカドー・ビジネスを持ち込むのだから
丸型に四角をはめ込むようなものであったろう。

当時の中国は、少し前まで配給制度だった為
神様はお客の方ではなく与える側、
つまり「売る側」がありがたがられるという素地があった。
故に「買ってくれてありがとう (,,゚▽゚)✨」と言う考えが無いのだ。

そもそも「簡単に人に頭を下げるな」という教育思想があったそうで
日本で言えば、知行取りのお武家様が
突然アパレル店員に転職するくらいの感覚だ。
それが店員だけでなく、客側もそう思っているのだから
これはスタートから、相当に大変だったことが窺われる。

内装工事や什器の受注なども
考えや精度の違いから、なかなか思うようにならない。
商品の品質がよくない。
イトーヨーカドーの名が中国では無名で、取引もままならない。
客のモラルも低い。
などなど、次から次へとトラブルが起きる。
便器が盗まれるという一行は、想定外過ぎて噴き出してしまった。

実は滋賀にも、中国店舗を出したスーパーがある。
当時は、地元密着型の企業がなんで海外に?と思っていたのだが
この頃中国は、経済や物流を発展させるために
大型商業施設の誘致を積極的に行っていたと知り、成程と思った。7
また諸外国から見ても、消費国としては過渡期にある先進国より
生産国から消費国に変化しつつあった人口大国に賭けたのは
万馬券級のビジネスチャンスだったのだ。

ビジネス本として読んでも面白いと思うが
単純に読み物として読んだ感想。
これだけ大変な事業だったのだから当然なのだろうが
休日返上、残業も厭わずに勤労する日本人というのも
一種の国民性だなあと感心してしまった。

そう言う自分も、家で仕事をするのが当たり前になっている。
悪い事ではない筈だが、正しいかと言うと少々疑問でもある。
最初は国の文化の違いを把握できずに
なかなか上手くいかなかったヨーカドーの企画や催しが
後半の章ではどんどん当たるようになっていくのだが
凄いと思う反面、ちょっと怖いような気もする。

無論、ヨーカドー側が中国仕様にシフトチェンジもしているし
かの国に進出しているのは日本だけではないのだから
桁違いの人口を誇る大国が、すべて日本色に染まる筈もない。
だがそれでも「文化」そのものが
大きな感染源なのだと感じられて、ちょっと考えてしまった。

日本が評価されるのは、国民として嬉しいのだが
世界中で24時間戦う企業戦士が推奨されるのはちょっと
いや、かなりイヤだと思うんである。(笑)

個人評価:★★★★


中国と言えばトイレ事情が有名だが
自分も旅行に行って、えっと思ったことがある。

観光地のトイレは、ドアもちゃんとついている。
が、たまたまそこに入っていた現地の人が
ドアを開けて用を足そうとする姿を見てしまった。
ドアは閉まろうとするのだが、その人は開けようとする。
きっと個室になると、落ち着かなくて出ないのだろう。
二重の意味で凄いものを見てしまった。

でもさすがに万里の長城は圧巻だった。
アレって端っこの方になると
重要文化財だって知らない人たちが
勝手に石材持って帰って、家でかまどとかにしちゃうって聞いたけど
色んな意味でデケェぜ中国。
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