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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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吉屋信子集 生霊

吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選
吉屋 信子 東 雅夫/ちくま文庫





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吉屋信子、初読。
大正から昭和時代にかけての女性小説家だが
明治文豪に遜色ない凛とした格調がありながらも
時代のまるみを帯びた文章は、読んでいて心地よい。

文豪怪談傑作選とあるが、通常想像する怪談とは違い
日常淡々系怪異とでも言おうか、面白い切り口だ。
ありそでなさそでウッフンな話とでも言ったら
多分全然伝わらないだろうが(自分でも分からんわ)
「ありそう」と「なさそう」がいい塩梅なのだ。

例えばその1つ、表題の「生霊」。
生霊と言えば通常は、恨みや想いから
生きながら霊が身体を離れることを言う。

頃は戦後。主人公・菊治は建具職人だ。
元シベリア引上げ兵で肺を病んでおり、
湯治への道中、季節外れの別荘地を通りがかる。
運悪く酷い雨に降られてしまい
商売道具で傷んだ別荘地の雨戸を外し、一晩を過ごす

そうして夜が明け、菊治は朝飯の材料を買いこんでくる。
小鍋の味噌汁には葱の香がして
薪のおきを集めた上に、
これも見つけ出してきた金網の上に塩引きをじりじりと焼いて
さっき釜をすっかり黒くいぶしながら
薪の上に載せて炊いた熱い飯を茶碗に盛って
ほうほうとかきこむと…

薪を割り、傷んだ建具などを直す内
菊治は此処で静養しようと思うようになる。
長い間、人が使った様子もないのだから
誰に迷惑をかけるでもないだろう、と。

菊治の心にふと、「魔が差した」のだろう。
だが、人命や金銭が絡んでいる訳でもない。
家を直し、せっせと食事を作る菊治の描写に
こちらも子供の秘密基地をみるような思いがあり
取るに足らぬ犯罪を見逃してもいいような気持ちになるのだ。

だが悪いことは出来ないもので
たまたま別荘の管理人が、菊治の姿を見つけるのだ。
菊治万事休すかと思いきや、管理人は懐かしそうに微笑む。
「やあ、坊ちゃん。いつお見えでした
 知らせて下さりゃよかったのに」

ここで再び、菊治の心に魔が差す。
「坊ちゃん」となって、話を合わせてしまうのだ。

何処が怪談なのだと言われると、確かにそうだ。
だが菊治の食事の描写を読んでいた自分も
なんだか同じ釜の飯を食ったような気がして
何でもない会話文なのに、息を摘めて読んでしまう。
「志村ー!うしろーー!」という格言に似ている。(格言ではない)

オチはネタバレしないとして
心にふと生まれた刹那を描いた13篇の短編は
血生臭い事件が起きる訳でもないのに飽きさせず
不思議な魅力でもって話の先を紡いでいく。

大正浪漫と昭和のかほりが漂う、なんとも「楽しい怪談」であった。

個人評価:★★★★


昨日の続き。

TDLは夢の国である。
なんでって、時間を忘れさせてくれる魔法の国だからだ。

待 ち 時 間 1 6 0 分 と か
並 の 時 間 感 覚 で や っ て ら れ る か 。


開園と同時に行くとかそんなことはしない人なので
10時くらいにてれてれと入園してみたら
既にパレードルートに座り込んでる人が結構いる。
午前中になんかイベントがあるんかと思ってたら
本当に15時からのパレードの陣取りだった。

あはは、うふふ、だってここは夢の国。
ここには時間も財布の紐もないのよ。おほほ。

そんなドリーミーでファンタジーな国で、自分が一番使った言葉。
「一番近い喫煙所どこですか」
それにしても、ここのスタッフの教育は行き届いている。
アトラクションでもレストランでも喫煙所でも
丁寧に案内してくれたあと、笑顔でこう言ってくれる。
「いってらっしゃい!」

……は、はい。(狼狽)

しかし来るたびに喫煙所が間遠になる気がする。
いやもう何処に行っても端っこなのが喫煙所だが
その内「あの空の向こうですよ!」って言われそう。

そう言えば、手洗いでもスタッフが笑顔で案内をしてて吃驚した。
折角TDLに行ってきたのに
アトラクションでもなんでもない場所を
報告している自分はなんなんだろう。
いえ、一応エレクトリカルパレードの途中までは見ましたけど。

そんな自分が2日間で一番テンション上がったのが
スカイツリーの中でしおり買ったとき。

■食品サンプルのしおり ベーコン&味付け海苔
siori.jpg

行ってよかった。(何が?)
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