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とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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浴槽の花嫁

浴槽の花嫁 (現代教養文庫 851 世界怪奇実話 1)浴槽の花嫁 (世界怪奇実話 1)
牧 逸馬/現代教養文庫 851






by G-Tools


怪奇実話という文字もアレだが、とりあえず
表 紙 の 顔 が 恐 い 。(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!

8つの怪奇をおさめた実話集。
 ・女肉を料理する男※    有名な切り裂きジャック
 ・チャアリイは何処にいる※ 兄弟で誘拐され、兄は生きて帰ったが
               弟のチャーリーだけが発見されなかった
 ・都会の類人猿       アメリカとカナダを行き来し
               22人の女性の強姦殺者と言われるアールネルソン
 ・ウンベルト夫人の財産 ・ 無財産で口ひとつで富豪を装った女詐欺師
               テレサ・ウンベルト。
 ・浴槽の花嫁※       保険金狙いの結婚詐欺と殺人を
               7回以上繰り返したと言われるジョージ・ジョセフ・スミス
 ・戦雲を駆る女怪※     女スパイ、マタ・ハリ
 ・肉屋に化けた人鬼     一説には40人以上の少年を殺害したと言われる
               フリーッツ・ハールマン。
 ・海妖           メアリー・セレスト号と同じく
               船から姿だけが消えたエドワルド夫人。
※印の付いたものについては、青空文庫で読める。

サイコパスやシリアルキラーは、小説のネタとしても使われる素材だ。
「お話はお話」と割り切って読むため
自分はあまりこの手を小説に、後味の悪さを感じることが少ない。
考え出された「凶悪犯」というキャラには
読者をどれだけ震え上がらせるかと言う
ある種のエンターテイメント要素が感じられるからだ。

だがこれらは全て、実話なのだ。
故に全編に渡って淡々とレポートのように書かれている。
そういう意味では無駄に創作的なグロの描写はないが
生々しいと言えば生々しいので、苦手な人はお勧めしない。

有名な心理テストがある。
マンションのベランダから偶然殺人現場をみてしまい、犯人と目があう。
その時、犯人の口がもごもごと動く。
なんと言っているのかという解答によって異常性を測るというものだが、
アウトの例としてはこうだ。

答え:向こうのマンションの階数を数えている。

1秒の間をおいて、背筋が寒くなる。
別段、犯罪者の肩を持とうとは思わないが
この者達は本当に、脳のつくりを違えて生まれたのではないかと思う。
小説ならクライマックスとオチを期待するところだが
「何故こんな行動に至れるのか」という犯罪者の心理の方を考えてしまう。

そういう意味では「都会の類人猿」のネルソンは
子供のころに脳に挫傷を負ったという経歴があり
題材としては興味深いのが、心地の良い話ではないので
ここは流血沙汰のない「ウンベルト夫人の財産」をセレクトしよう。

若い頃ならいざしらず
最近は咄嗟にモノが思い出せないことも出てきたので
もう嘘を吐くだけの記憶を保持するのが面倒くさいと感じる。(苦笑)
自分としては、嘘や詐欺というのは
頭脳と言うより、信念に近いものがないと完遂できない気がする。

テレサ・ウンベルトは財も才能も容姿も無い女であった。
当時は「持参金」というものが結構に幅を利かせていたこともあり
嫌な言い方だが、金があれば貰い手もあったのだ。
そこでテレサは知人に証券を1日借りて
架空の財産をでっち上げ、本当に嫁に行ったのである。

そんなバナナと思うのだが、実話だというから呆れる。
「他人のフンドシで相撲を取る」ということわざがあるが
これはノーフンドシで土俵に立っている訳である。
まさに童話「裸の王様」に近い詐欺だ。

そうしてテレサは結婚後、憧れの「花のパリ」へと移り住む。
だがそんなきらびやかな場所で生活するような金はない。
そこでまた「架空の財産」をでっちあげる。

大きな金庫を見せびらかす様に室内に据え
さも莫大な財産があるかのように振る舞うのだ。
無論それには綿密な作り話が用意してあるのだが
「それを十二分に返せる」と装い、テレサは人の金で豪奢な生活をする。
何時しか彼女は、社交界の女王とまで呼ばれるのだ。

通常の神経ならまず出来ない。
嘘は「ばれること」へのストレスに耐える、強い精神力を要すると思う。
恐らくテレサは嘘を言い放つとともに
脳ではそれを現実を置き換えるほどの「信念」があったのだろう。
全てが発覚した後、金庫を開封してみると
ズボンのボタン2つが入っていただけだと言う。

無論、当時の科学技術や警察機構が現在と違うことも前提ではあるが
彼らは完全なる凶悪犯罪を遂げてしまうのだ。
意図的にそれを作り出す小説より
酷く理性的で、それでいて何かが大きく欠落している。
そのぽっかりと空いたものが、常人から見えないところが恐い。

陳腐な結論ではあるが、これぞまさに「事実は小説より奇なり」だ。

個人評価:★★★


犯罪心理テストで思い出した。
自動販売機で、商標も銘柄も何もなくて
色だけが分かるジュースを売っていたらどれを買うか?っていう。

答えとしては「透明を選んだら異常」。
色のついている飲み物を好まないのは、異常な猜疑心があるからで
恐らくこの問題の発祥地がアメリカであり
販売機にはジュースしかないのに、透明を選ぶのがヘンだって事らしい。

日本では水も売ってるし、自分も外で買うときは水だもの。
心理テストは面白いけど、鵜呑みにする必要はないと思うのよ。

でも確かにアメリカ行ったとき
ホテルについてた販売機が全部コーラとスプライトのみで
飲むものなくて困ったことはある。
ウーロン茶に砂糖入ってたときは、リアルに吹いた。
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