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頭のうちどころが悪かった熊の話

頭のうちどころが悪かった熊の話 (新潮文庫)頭のうちどころが悪かった熊の話
安東 みきえ/新潮文庫





by G-Tools


取り敢えず、ものすごいタイトルである。(笑)

「頭を打った」とか「怪我をした」というような婉曲的な表現でなく
はっきりと「打ち所が悪かった」とある。
つまり熊の思考力が残念な事になっている、という意味に他ならない。
思わず表紙の絵をまじまじと見てしまう。



…成程、確かに結構残念なことになっていそうだ。

全7編の短編童話集。
イラストの絵柄といい、話の雰囲気といい
日本の昔話よりは海外の童話のような印象がある。

童話と言えばグリム・イソップ・アンデルセンだが
簡単に違いを述べると
グリム=ゲルマンの伝話集。少々残酷なものも多い。
     例)赤ずきん 白雪姫 ヘンゼルとグレーテルなど
イソップ=教訓的寓話・動物が登場するものが多い。
     例)うさぎとカメ 金の斧 ガチョウと金の卵など
アンデルセン=最初から子供の情操教育向けに作られた童話
     例)人魚姫 醜いアヒルの子 親指姫など

「頭のうちどころが悪かったくまの話」
 …大事なレディ・ベアが誰なのか忘れた熊の話
「いただきます」
 …虎は狐を食べたことを後悔し、狐は鶏を食べたことを後悔し…
「ヘビの恩返し」
 …過去ばかりを振り返る父親ヘビと、未来だけを見る母親ヘビ
「ないものねだりのカラス」
 …枝が偶然象った鳥のシルエットと友達になりたいカラス
「池の中の王様」
 …おたまじゃくしとヤゴの友情
「りっぱな牡鹿」
 …意味のないことをしようと決心する鹿
「お客さまはお月さま」
 …不眠症の熊と月が友達に

こうして一行あらすじで紹介してみると一見、
至極真っ当なイソップ童話のようだが
その微妙な着地点は、どちらかと言うとグリム似な気がする。

出来ればウン十年前の自分の一度読ませて、今再読してみたかった。
例えば「池の中の王様」。
将来を自分で決めたいと言い出すおたまじゃくしに
子供なら、期待に目を輝かせる(,,゚Д゚)か
「おじゃまたくしはかえるになるんだよ!(#゚Д゚)」と言う
YESかNOの純粋な反応が返ってくるだろう。

自分はそう言い放つおたまじゃくしに
これだからゆとり世代はとか思いながら
「そうだね、君が生物進化における
 突然変異の一端になる可能性はゼロじゃないからね」
などとどっちつかずの態度を取りそうな気がする。
オトナってやつは。(嘆)

そんな大人の感性を見越したように
童話の結末はどれも分かりやすい教訓的なものではなく
ちょっと微妙な着地点へとオチる。
「頭の打ちどころが悪かった熊」は幸福なのか否か?
素直にありのままを読む子供視点と
一般常識を咀嚼してから読んでしまう大人では
読んだ感想は違うだろうか。

「グリーングリーン」の歌のように
パパと二人で此の世に生きる喜び
そして悲しみのことを語り合ってみては如何だろう。

でも実はこの唱歌、実は7番まであって
すごい暗いオチがついてるんだよな。
ナイーヴなお父さんは検索禁止。

個人評価:★★★★


小学校の時の音楽の先生が、ギターで授業をしていた。
教科書は使わず、その先生が好きな歌をプリントしてくれて
みんなで歌うだけという、今思えば変わった授業で
確かその時に「グリーングリーン」の歌詞を全部教えてくれた。

子供心に妙な歌だなと思った記憶がある。
外国の訳詩が直感的にそう思わせたのだろうが
後に原詩が全然違うものであることを知って吃驚した。

 a-Well I told my mama on the day I was born
"Dontcha cry when you see I'm gone"
"Ya know there ain't no woman gonna settle me down"
"I just gotta be travelin' on"

  生まれたその日にママに言ったのさ
  俺が出ていっても泣かないで
  女のために落ち着く気はないのさ
  俺はただ彷徨い続ける 歌いながら


こ ん な 乳 児 い や す ぎ る 。

という訳で、実はパパは出てこない。
やっぱりナイーブなお父さんは検索しない方が。
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