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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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はじめまして、本棚荘

はじめまして、本棚荘(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)はじめまして、本棚荘
紺野キリフキ/MF文庫ダ・ヴィンチ





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「昔はねえ、お家賃と言うのは本で払ったものですよ」
「本」
「ええ、本」
大家さんはそんなことを言った。
「だけど今の人ってあまり本を読まないでしょう。
 だから私も仕方なくね、近頃は現金で頂く事にしているの」


こんな出だしが書かれていたら、大概の人が
ビブリア古書アパートみたいな話かと思うだろう。
いやでも本当にそんな話だったら
二番か三番煎じみたいな印象しか残らなかったかもしれない。

本に血液型があるとしたら、この本はB型だろう。
非常にマイペースな本だと言える。

「わたし」は姉が仕事でいない間、
東京のアパートの留守番を頼まれることになった。
それが「本棚荘」であるが
前述のように、家賃が本で支払われることはない。

むしろ話の中で本は、ほとんど立場がない。
屋内中に本棚がしつらえてあることが
アパート名の由来になっているらしいのだが
住民たちは本棚に猫を置いたり雑草を植えたりと
フリーダムに使用しているようだ。

ああああ勿体ない!
そんな余裕があるなら一画くれよ!(#゚Д゚)

姉の仕事は「とげ抜き」で、「わたし」も少々たしなむらしいが
ソレなんですかという読者の疑問は
「え、とげ抜きはとげ抜きよ」と言わんばかりに話は進む。
………あー、ハイハイ、とげ抜きね。
うん、小さい頃はよく見たよね。
さっと湯がいて食べると、アッサリして…、…るよね?(知ったかぶり不安)

山から出てきたと言う「わたし」は
生まれて初めて見る東京に感心している。
24時間営業のスーパーがあり
夜の10時を超えると惣菜が半額になるからだ。
いやいやいやいやいやいやいや。
生き馬の目を抜く江戸に来て(お前の情報も大概古臭い)
心に刻まれたのが半額シールってどういう。

ある日、アパートの前にサラリーマンが立っていた。
大家さんは可哀想だから家にいれようというが
「わたし」と猫は反対する。
野良のサラリーマンなど、得体が知れない。
ちゃんと元の会社に返してやった方がいいという。

'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ(゚д゚)/'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ
すいません!あの!野良サラリーマンって!!
野良になった時点で、サラリーマンじゃないんじゃないでしょうか!
いやなんかツッコミどころ違う!
なにからツッコんでいいのさソレは!!
だが話は「何言ってんの」とばかりに無情に進む。

魅惑的な設定にふんだんに織り込まれたシュール。
次々と却下される疑問に
何事もなかったように進んでいくミラクルストーリー。
B型だ。こいつ絶対B型だ。
おかんと喋ってるときこんなだもの。(震え声)

家賃が本とかいう冒頭はどうなったんだと言う疑問は
当然のようにスルーされるのだが
物事は不明・不可思議・不条理なままなのに
途中で読むことが止められない。
なんだかもう途中から、分からないこと自体が面白いのだ。
そうして物語は、相手のペースにはめられたまま終わる。

B型は、理屈で理解しようとしてはいけない。
よむんじゃない。からだでかんじるんだ。
魂から繰り出される「なんでやねん」のツッコミは
そっと胸にしまって、大人の階段を上るんだ。

それはB型おかんの対処法であり
同時に自分自身がB型であることの生き様でもある。

個人評価:★★★★
いや冗談抜きで、著者の本はもう一冊読もうと思った。


血液型は日本でのみ有効な占いではあるが
元々が身体を作る材質の話なのだから
多少性格に影響してもいいような気がするんだ。
反対に星座占いはあんまり信用してない。

小さい頃からブドウを食べるときに、おかんが
「血が綺麗になるから沢山食べや」と言われており
そんなものかとずっと思っていたのだが
ある日ふと、疑問に思って尋ねてみた。

おかん「だって、ブドウ糖って言うやんか」

衝撃だった。
当時で20年以上騙されていた自分も
そんなダジャレみたいな根拠を自論としていたおかんも。

その折にちゃんと科学的根拠をもって否定しておいたのだが
数年後にまた言われた。
「血が綺麗になるから沢山食べや」

………、………はい。(諦観)
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