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幕末時そば伝

幕末時そば伝 (実業之日本社文庫)幕末時そば伝
鯨 統一郎/実業之日本社





by G-Tools


ええ、毎度バカバカしい書評を一席。

さて取りいだしたるはこちらの本、「幕末時そば伝」と来たもんだ。
幕末ったら、日本のご時世がごろりとひっくり返って
勤王やら佐幕やら攘夷やらで、てんわわんやの時代だってのに
「時そば」なんて落語の鉄板ネタが澄ました顔で
真ン中に鎮座してるんでございますよ?

オマケに帯で有栖川サンが
「192ページ10行目で吹き出しました」なンて仰る。
いやいやいやいや、そうは桑名の焼き蛤ってね。
こう見えても、随分帯には騙されてきたんです。
今更そンな、ベタな手に引っ掛かるアタシじゃございませんよ。

「ありがとうございましたー。カバーお掛けしますか?」

ああいいんですよ、そんなの。
馬鹿につけるカバーはないって言うじゃないですか。

鬱陶しいので口調を戻そう。
くだらない洒落は聞き流してくれていい。
という訳で、倒幕と落語の融合本である。
200年続いた徳川幕府を転覆させたのは
実は坂本龍馬でも西郷隆盛でも桂小五郎でもない。
なんと「粗忽長屋」の連中だったのだ。

知らなかった…。(´・ω・`)ショック

演目は
「粗忽長屋」「千早振る」「湯屋番」「長屋の花見」
「饅頭怖い」「道具屋」「目黒のさんま」「時そば」。
いずれも落語の鉄板ネタで、落語を知らない人でも
読めば1つや2つは心当たりがある筈だ。

有栖川氏が吹き出したというネタは、有名な「饅頭怖い」で
全員で恐いものを言い合うのを
一人が情けないと小馬鹿にしたことから
そいつが白状した恐いものの「饅頭」を買い集め
震え上がらせようとする。

だがそいつは口では怖い怖いというものの
バクバクと食べるばかりで、全員が騙されたと気付く。
本当は何が恐いと聞くと、一杯熱いお茶が恐いと答える。
落語はサゲ(オチ)が分かってても楽しめるものだが
そういう意味ではこれも
お茶が如何にして幕府転覆に繋がるのかが楽しめる。

噺家によって色を変える落語ネタだが
案外、文字にしても同じことが言えるのかもしれない。
文章のテンポがよく、普通に落語としても楽しめる。
自分は「長屋の花見」が好きなのだが
これを読んで改めて笑ってしまった。

まぁ正直なところ、幕末と繋げるにはちと苦しい所もあるが
モノが落語だけに、そこはご愛嬌ということなのだろう。
それだけに、惜しい。
難しいかもしれないが、本気でストーリー組み立てたら
これは結構な名作になったような気がする。

幕末に蕎麦とかけまして、どちらも南蛮に影響を受けました。
はいはい、おあとがおいしくないようで。

てんつくてんつく。

個人評価:★★★


まずいギャグを引き延ばすのもなんだが
鴨南蛮や鳥南蛮の「南蛮」はネギのことを指す。

そもそも日本に持ち込まれた西洋料理全般が南蛮料理なのだが
当時の日本食では、材料や調理法が未知のものだった。
油で揚げる調理法をはじめ
風味づけに唐辛子等を使うのもひっくるめての名称だ。
特に当時の日本にタマネギがなかったため
南蛮人がネギをよく代用したことから、「南蛮」=ネギらしい。

一応、貿易でタマネギは伝わってきたらしいのだが
江戸時代はずっと 観 賞 用 だったらしい。
日本人かわいいよ日本人。
タマネギ見つめて何か楽しかったんだろうか。
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