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さいはての彼女

さいはての彼女 (角川文庫)さいはての彼女
原田 マハ/角川書店





by G-Tools


2013年に読みたい本リストの作家さんの一人。
まだ著作は拝読していないものが殆どだが
一気に大人買いして読むよりも
本屋でご縁があった時に、少しずつ読もうと思っている。

旅を題材にした短編4編。

「さいはての彼女」
 バリバリのキャリアウーマンの涼香。
 ゆっくりと沖縄のバカンスへ行く筈が
 何故か秘書が手配した切符は、北海道の女満別行き。
 行きがかり上、ナギというハーレー乗りの女性と行動を共にする

「旅をあきらめた友と、その母への手紙」
 恋も仕事も順調だったはずの喜美は、一人旅をしている。
 いつも一緒に旅行をしていてたナガラが
 直前にキャンセルになったからだ。

「冬空のクレーン」
 開発会社で課長補佐を務める志保は
 職場の諍いが元で、有休を取って釧路へ向かった。
 何の予定もない先に、タンチョウヅルの生息地があると知る。
 その自然の美しさに、志保は思わず目を奪われる。

「風を止めないで」
 1話で出てきたナギの母親・道代の話。
 ハーレーで事故に合い、夫を失って8年になる。
 ナギはその血を受け継いで、1年に3回はツーリングに出ていく。
 何時も道代は、その姿を心から送り出せないでいる。

1話から3話まで似たような話っぽいとか
仕事に懊悩するキャリアウーマンとかありがちだろとか
触りだけでオチが読めそうとか思われるだろうが
うん、まぁ、大体その通りだ。(←)
が、それがいいのだ。

実際のところ、主人公達の境遇は何一つ変わらない。
けれど、「その瞬間」がよく分かるに違いない。
明日も頑張ろう。
明日は頑張れそう。
明日は、きっと大丈夫。
ほんの1センチ、心が動く瞬間だ。

いや、それはたった数ミリかもしれない。
けれど物差しが示すその距離と違って、心が動く距離は大きい。
立ち止まっていた何かが前を向く。
ちなみに「ダイエットは明日から」の格言は
これと全く逆のものなのでご注意いただきたい。

そうして心が小さく動いたことを、人は案外大事に覚えている。
淹れてもらったコーヒーが美味しかったことかも知れないし
すれ違った老夫婦が仲良さげであったことかもしれない。
もしくは友人や家族の言葉かもしれない。
マハさんの話は、そんな小さな心の揺れ幅を思い出させる。

3話の釧路は自分も車で行ったことがあり
他の動物は見たが、ツルは知らなかった。
志保のようにフロントで聞けば、教えてもらえただろうに。
うん、今度からそうしよう。

一人では気が付かないことが多いから
世界にはこんなに沢山人がいるのだろう。

個人評価:★★★


1話と4話のハーレーにもちょっと思い出がある。
友人達とアメリカのノースダコタ州に行ったとき
たまたま「スタージス」という
ハーレーダビットソン愛好者の祭典が催されていた。

日本でもたまに見るけど、その比じゃない。
洋画なら100%チンピラ役みたいなのが
ハゲもヒゲもタトゥーも裸ジャケットも全部つけて
今ならいかついハーレーまでお得なセット。
それが1000台以上並んでいる。
カルピス原液一気飲みしたような眩暈に襲われた。

でもそんな強面でアイス食べてたり
動物園入ってきゃっきゃしてたり
チワワとタンデムしたりするんだから、けしからん。
おい、やめろ。和むじゃないか。

そんときは単にそのギャップが面白かったんだが
この本読んで、成程ハーレー乗りってのは
何やら独特の連帯感をもっているんだなと思った。
あの人達には、すげー楽しいイベントだったに違いない。

とにかくマシンに傷つけちゃいけないとビビってたけど
きっとカスタムしたのとか沢山あったんだろうなあ。
ハーレー乗りばっかり目が行ったけど
万一次に見ることがあったら、マシンの方を見るかもしれない。

まあ多分一般人には分かんないだろうし
英語で自慢されても全然わかんないんだけどね。
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