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山姫抄

山姫抄 (講談社文庫)山姫抄
加藤元/講談社





by G-Tools


その山には伝説がある。
一つは、既に朽ちた筈の桜が咲くという幽霊桜。
そして
足を踏み入れた女は山神に魅入られ
二度と其処から出られぬという「山姫伝説」だ。

伝記風怪異としては鉄板ネタ系な上に
トリック的な要素もほとんど無い。
シンプルな話に最後まで緊張感があったのは
話の運び方が上手いのだろう。

一花(いちか)は、子供の頃から見える幻覚に追われ
水商売などを転々としてきた。
そんな生活に疲れを感じ、言われるままに男の田舎に住むことにした。
男は既婚だったが、逃げた妻とはもうすぐ離婚が成立するという。

男のことも、まだよく知らない。
ふと民間伝説の本と元妻の手記を見つけたことから
布の端からじんわり水が沁みていくように
ゆっくりと真相の輪郭線が浮かび上がってくる。

この「じんわり感」のスピードがいい。
一花の視点からしか情報が得られない為
真相が明らかになっていく加速度と
身に迫る危険度がリアルな均衡を保っている。

伝記ホラーと言うよりは
サスペンスホラーの方が相応しいかもしれない。
幻覚と男が与える危うさが、一花を通じて五感に迫る。
むしろ伝記部分がなくても問題ないくらいだ。
って、あれっ?(´・ω・`)

いや、確かにサクサク読んだのだ。
意外性やどんでん返しのような衝撃はないのに
人物や話運びの読ませ方が上手い。
カレーで言うと(なぜカレーで言う)
旨かったのでぺろりと平らげてしまったのが
食後のコーヒーを飲みながらよくよく考えてみると
そう言や伝記という具が入っていたのか、という感じだろうか。

人間描写だけで十分美味しい。
というか、男のもつ得体のしれなさだとか
それに流される一花の冷静さを読んでいると
こちらが著者の路線なのではないかなと感じた。

他に著作があれば、もう一冊拝読しようと思った。

個人評価:★★★


ふと思ったんだが
小説では殺人鬼って女性も男性もあるけど
映画の女性殺人鬼って少ないような気がする。

いや、無いわけじゃないのだけど
絵的にサスペンスやSFチックな感じに仕上がっていて
ホラーにはならないというか。
ジェイソンの女版が咄嗟に思いつかない、とでも言おうか。

やはり映画とかは絵面的に
怪力やグロい姿というのが必要不可欠で
女優さんがやりたがらないのだろうか。
ああ、そういえば初代「リング」の貞子は
顔が出るシーンのみ、男性が睫毛を抜いて代役したとか聞いた。
(※本当かどうか調べようと思ったけど
  PC画面から貞子出てきたら嫌なのでやりません。すいません)

まあ確かに、男性殺人鬼が怪力に物を言わせても
「きゃあああこわあああああい」ってカンジかもしれないが
筋肉隆々の女性殺人鬼が出てきたら
ポップコーン3メートルは吹き出しそうだよね。うん。

思いついただけで意味はありません。
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