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  1. 初心者の株

    初心者の株

    2013-03-05 (Tue) 15:11

    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。
  2. はるほん

    はるほん

    2013-03-06 (Wed) 07:50

    こちらこそありがとうございました。
    また是非どうぞお越しくださいませ。

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湖賊の風 その1

湖賊の風 (講談社文庫)湖賊の風
高橋 直樹/講談社





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※注:今回は個人的にマニアックでローカル色強め。

先日、戦国繚乱でご紹介した高橋直樹氏の作品をもういっちょ。
時代は室町、近江の国・堅田が舞台である。

何処だよソレと言われそうだが、自分はよく知っている。
地 元 だ か ら だ 。 (笑)
住んでいたのは、本書にも出てくる延暦寺の門前町・坂本で
車で20分くらいだったからテリトリーにあった。

表題の「湖賊(湖族)」は吉川英治先生の造語で
本来は「堅田衆」なのだが、聞いての通りセンスがないので
町おこし的に「湖族」が使われることが多い。
字面の通り、琵琶湖の水路を取り仕切る集団であるが
少々盗賊っぽいオイタもした事からのネーミングらしい。

「そうか、地元で有名なのか」などと思ってはいけない。
多 分 市 民 の 半 分 く ら い は 知 ら な い 。
ってか、滋賀県に有名なものなど無い。
昔は比叡山と琵琶湖がウリだと思ってたのだが
多府県には京都所領だと思われてると知って愕然とした。
高橋氏のマニアックな慧眼を心からリスペクトしたい。(涙)

先に時代背景から。
室町時代は、琵琶湖水路は政治・経済的にも重要な位置にあり
辺り一帯で延暦寺が絶大な力を持っていた頃である。
北から運ばれる船荷を陸路に上げる要所であった堅田は
延暦寺に上納金を払う形で、地方自治のような体裁を築いている。

滋 賀 が 重 要 な 場 所 だ っ た ん で す ね 。
(大事なのそこじゃない)

ここで延暦寺と堅田の微妙な均衡が崩れる。
原因は延暦寺の天台宗と、新しく派生した宗派の対立だ。
天台宗を学んだ法然が浄土宗を、その弟子・親鸞が浄土真宗を生み
この時代は蓮如がその教えを継ぎ、弾圧されている。
堅田は湖畔に浄土真宗の寺があり
こちらに身を寄せた蓮如の威光で、門徒数は膨れ上がった。

滋 賀 注 目 さ れ て る よ 滋 賀 。
(大事じゃないけど二度言います)

ちなみにこの寺は、今もある。
観光名所と湖族資料館も近くにあるが
周囲はそれだけの為に来るような景観なので
万一訪れるような事があったら、ゆっくりしていってね!

この時代の宗教は面白い。
天台宗はどちらかというと「学問」としての要素が高く
延暦寺は最高学府でもあった。
それを民衆向けにやさしく説いたものが浄土宗の流れで
学や身分が無くとも救われるという考えに
民衆たちは熱狂し、傾倒した。

要するに浄土宗の流れは「会いに行けるアイドル」なのだ。
蓮如は前●敦子さんだと思えばいい。(よくねぇよ)
気安く話したり、握手なんかもされたりして
民衆は感激してファンになり、お布施を寺に納める。
商法はさておき、延暦寺としてはこの人気っぷりは見逃せない。

ならば堅田を攻め落とせば
蓮如を追い出し、更に水路をも手に入れることが出来る。
こうして堅田は僧兵の攻撃を受け
琵琶湖中央部に浮かぶ沖島へ撤退することになる。
堅田衆は団結し、自治を取り返すために立ち上がる。

地元民にはスケールが1/30くらいに縮小されるものの
堅田と沖島を挟む聖戦とか
な ん か 滋 賀 か っ こ よ く ね ?
そうでもないですか。そうですか。

さてここまでが歴史の概要で、まだ本作の話に触れていない。
郷土愛の血が騒いで簡潔に書けないので
以降、明日に続けてよろしいだろうか。

いや、続ける気満々なんだけどね。

個人評価:★★★★


わざわざ琵琶湖で船に乗り換えなくとも
ずっと陸路を行けばいいじゃないと思われそうだが
当時は(割と今でも)ぐるりと山に囲まれており
大きな荷や軍勢が通ることが出来なかったのだ。

結局は江戸時代初期に海路が発達し
交通水路としての琵琶湖の地位は衰退してしまうのだが
今も東と西を結ぶ国道1号線やJR東海道線、
北陸自動車道、名神高速道路の主要道路が通っており
滋 賀 は 行 っ た こ と な い け ど 通 っ た 
みたいな素通り県としては上位にある。

時々車窓から、滋賀の事も思い出してあげてください。(´・ω・`)
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  1. 初心者の株

    初心者の株

    2013-03-05 (Tue) 15:11

    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。
  2. はるほん

    はるほん

    2013-03-06 (Wed) 07:50

    こちらこそありがとうございました。
    また是非どうぞお越しくださいませ。

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