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はるほん

Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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往古来今

往古来今 (文春文庫 い 94-1)磯﨑 憲一郎 文藝春秋 2015-10-09売り上げランキング : 209400Amazonで詳しく見る by G-Toolsまず帯文句を記す。「過去と現在を自在に行き来する珠玉の5篇 芥川賞作家の飛翔作!」うん、嘘ではない。この作品は、確かに飛翔している。評を書くとき、自分はさらっと(時々熱が入り過ぎてねちっこくなることはさておき)時代・舞台・顛末を書くようにしているのだがコレに関してはどこから手を付けて... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167904713/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51781mIG-jL._SL160_.jpg" border="0" alt="往古来今 (文春文庫 い 94-1)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167904713/haruhon-22/" target="_top">往古来今 (文春文庫 い 94-1)</a><br />磯﨑 憲一郎 <br /><br />文藝春秋 2015-10-09<br />売り上げランキング : 209400<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167904713/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>まず帯文句を記す。<br>「過去と現在を自在に行き来する珠玉の5篇<br> 芥川賞作家の飛翔作!」<br>うん、嘘ではない。<br>この作品は、確かに飛翔している。<br><br>評を書くとき、自分はさらっと<br>(時々熱が入り過ぎてねちっこくなることはさておき)<br>時代・舞台・顛末を書くようにしているのだが<br>コレに関してはどこから手を付けていいのか分からない。<br>いやココは落ち着いて5W1Hでまとめてみよう。<br><br><strong>「いつ」</strong> 「私」の現在か10代の頃か生まれる前<br><strong>「だれが」</strong> 「私」・母親・アメリカ人、時々山下清で最後は移民<br><strong>「どこで」</strong> 「私」の故郷・京都・小さな温泉街 あるいは南極かハワイ<br><strong>「なにを」</strong> 失恋やら出張やら虹やらペンギンやら家出やら<br><strong>「なぜ」</strong> もうさっぱり<br><strong>「どうした」</strong> ホントにどうしたんでしょう…<br><br>ざっくり言うと50になる男の来し方行く末なのだが、<br>その場面や時代転換が意図的に分けられておらず、<br>会話も「」(かっこ)を用いずに地文で書かれる。<br>帯には5篇と書かれているが、1篇1篇の中で<br>シームレスに無数の話が連なっている。<br><br>例えるなら、会話中にイキナリ違う話を振ったり、<br>話の主語と述語がズレたりする人というのがいる。<br>恐らく本人の脳内では繋がっているのだが、コチラには分からない。<br>ウチのおかんのことだが。<br>ひょっとしてこれは、それを忠実に表現した作品なのだろうか。<br><br>例えば、失恋した男の吐露である。<br><blockquote><p>あの女が私を待っていることが金輪際ないなどと、どうして信じられるものか!<br>砂粒ひとつほどの可能性でも残っているならば、<br>その可能性に賭けるなどとは、神にだって言わせない!!<br>そう言い捨てた時に初めて、母は…略</p></blockquote><br>もし失恋した友人がこんなことを言いだしたら<br>とりあえずその日は、玄関で回れ右して帰るであろう。<br>ショックのあまり本日は日本語を休業されたか、<br>シェイクスピアにでもなられたのだろうと考えることにする。<br><br>ホントにココを数回読み直して意味が分からず、<br>仕方なく、後は人の話を聞き流す様に読むことにした。<br>多分5篇自体も連作なのだろうが、話同士が「!」で繋がることが無い。<br>ただストーリーと「?」が交互に並んでいく。<br>そしてそのまま読了した。<br><br>不条理な世界観の小説なら、結構好きだ。<br>が、そーゆーのでもないんである。<br>なんというか、1篇1篇の話はフツーに読めるのだが<br>そこから伝わって来るものがどーでも…、イヤ繊細過ぎて分からない。<br>「草原を吹き抜ける五月の風のようなワインです」<br>と言われたような心地というか。(言われたことないけど)<br><br>確かに話は微妙に折り重なっており、<br>深い、深い場所にひっそりと何かが隠されていそうなのだ。<br>きっと繊細な人ならば、その宝物をみつけることができるのだろう。<br>自分は物語をガサツに読んで、バキバキに壊してしまったのかもしれない。<br>まあそんな訳で<br><br>誰か続き頼む。<br><br>個人評価:★★<br><hr size="1" /><br>ホネ犬の小屋を作ってやるつもりだったが、<br>仕事が前倒しで超絶忙しいので、ちょっとお休み。<br>そんなクソ忙しい中のできごと。<br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151130-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151130-1.png" border="0" width="420" /></a><br><br>以前にもそんなことを言っていたが、<br>じゃあ今日は時間あるから行こうぜホレとかいうと、なぜか行かない。<br>トリセツの複雑な御仁なので、とにかく何ごとも放置。<br><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151130-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151130-2.png" border="0" width="420" /></a><br><br>自分はPCのインストラクターをやっているが<br>時節柄スマホも触れないといかんので、ある程度は分かる。<br>自分から触れようとしない相方を、「ほら、怖くないよ…」となだめるお仕事。<br>もう画面がデカいだけで拒絶反応を起こす相方。<br><br>そんなこんなでやっと決まり、購入手続きにはいるも。<br><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151130-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151130-3.png" border="0" width="420" /></a><br><br>店員さんが「よ、よろしければざっと説明しましょうか」と対応してくれる。<br>自分はその間、スイッチをオフして待ってる。<br><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151130-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151130-4.png" border="0" width="420" /></a><br><br>予定より大幅に遅れて出勤。<br><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151130-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151130-5.png" border="0" width="420" /></a><br><br>最低限の説明は一応したが、余り触る様子が無い。<br>たまに障ると、じーさんの食事ようにゆっくりゆっくり画面と格闘している。<br><br>ソレなりにネタになるので、また書く。<br><br><br>
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葉隠 (まんがで読破)

葉隠 (まんがで読破)山本 常朝 バラエティアートワークス イースト・プレス 2009-05-30売り上げランキング : 78176Amazonで詳しく見る by G-Tools「まんがで読破」シリーズの献本。どれに申し込もうか悩んだ末、本では読み辛そうなこちらをセレクト。武士道をタブレットで気軽に読めるようになるとは、いやはや、時代も変わったモノよの。さて「葉隠」とは、元佐賀藩士だった山本さん(あえて軽く呼ぶ)の思想を同藩士の田代さん... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781601251/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ku%2BD4PP3L._SL160_.jpg" border="0" alt="葉隠 (まんがで読破)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781601251/haruhon-22/" target="_top">葉隠 (まんがで読破)</a><br />山本 常朝 バラエティアートワークス <br /><br />イースト・プレス 2009-05-30<br />売り上げランキング : 78176<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4781601251/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>「まんがで読破」シリーズの献本。<br>どれに申し込もうか悩んだ末、本では読み辛そうなこちらをセレクト。<br>武士道をタブレットで気軽に読めるようになるとは、<br>いやはや、時代も変わったモノよの。<br><br>さて「葉隠」とは、元佐賀藩士だった山本さん(あえて軽く呼ぶ)の思想を<br>同藩士の田代さんが書きまとめたものである。<br><strong>「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」 </strong>が有名だが、<br>有名というよりはこの言葉だけが突出し、<br>今も大きな誤解を受けている本と言える。<br><br>三島由紀夫がこの本の愛読者だったことも、遠因だろう。<br>三島の「葉隠入門」は、彼の解釈で「葉隠」を深く説明したものなので、<br>入門書というよりは「応用書」と言える。<br>本自体は分かり易く書かれたものなのだが、<br>三島の最期が却って、「ハラキリ本」像を植え付けているのは皮肉である。<br><br>実際の「葉隠」は、どちらかというと道徳本である。<br>武士と言う職業における心得など、特に<br>主に対する忠誠心などを(かなりクド目に)説いたものだ。<br>その他にも「…ソレ関係なくね?」的なことも書かれていると聞くが<br>この漫画では割愛されているようだ。<br><br><strong>「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」 </strong>とは<br>「死に身」であることを言う。<br>死ぬことを覚悟して万事に臨めば、我欲や立身など些末なことであり、<br>ただ主人に尽くすという本懐だけが見える筈である──<br><br>ただしコレを現代の企業に当てはめてはいけない。<br>とんでもないブラック企業と社畜構図が出来上がってしまう。<br>現代語に直すと多分こんなカンジだ。<br><strong>「自分磨きでステップアップ♪」※ただしゴール無</strong><br>おけいこ雑誌の見出しみたいだが、ゴールが無いのがミソである。<br><br>1年365日、24時間フルタイム、月月火水木金金で自分磨き。<br>もう磨いた過労で死んでしまいそうである。<br>が、それなのだ。<br>このスキのない生活こそが「武士」であり、<br>まさにオンオフで「24時間闘えますか」を課せられた戦士なのだ。<br>(※若い人への補足。昔のリゲインCMのアオリ文句)<br><br>当時、この本は禁書扱いであったという。<br>正確に言うと、山本さんが「筆記したものは火中に投じよ」と言ったらしく、<br>最初はなかなか世に出回らなかったが、<br>次第に武士教育の書として受け入れられるようになったとか。<br>自分のうがった見方なのだが、これが却って<br>「秘伝」のごとくセールスポイントになったのではないかと思ったり。<br><br>確かに「葉隠」自体は、今はビジネス本にも引用され<br>こうして漫画で読める程ライトな扱いとなった。<br>「武士=切腹」というのが誤解であると言うのは、読めばわかる。<br>確かに「葉隠」の考え方は良くも悪くも、<br>現代の日本に受け容れやすい形をしていると感じる。<br><br>が、すべての武士が山本さんの思想例に倣ってしまっては<br>論語を暗唱するのと変わらないのではないか。<br>江戸時代はこのような「己で考える」という思考が<br>余り育っていなかったんじゃないかと勝手に思う。<br>山本さんがこれを禁書にしたのは、そんな意味もあるんじゃないかと思うのだ。<br><br>ただこの「永遠の自己鍛錬」のような考えが<br>三島にフィットしたと言うのは、すごく納得できる。<br>「生か死を選ぶなら、死を選ぶ」とした葉隠入門は<br>三島独自の解釈だと自分は感じたのだが<br>合わせて読んでいただくと面白いかもしれない。<br><br>となると、いずれはやはり「葉隠」を読んでみなくてはなぁ…。<br>何となくお説教されるようで手が出ないのだが<br>コレも鍛錬鍛錬…、か…?<br><br>個人評価:★★★<br><hr size="1" /><br>余談。<br>日本の切腹文化の最初は源為朝らしい。<br>が、特にこの頃は「切腹かっけぇ」という評価はなかったとか。<br>斬首刑を拒否して自ら死ぬという抵抗が<br>英雄まがいの美談に育ってしまった可能性はある。<br><br>さらに室町・戦国時代当たりから「殉死」が流行してしまう。<br>高松城の城攻めで、秀吉が城主の切腹のさまを絶賛したとかで<br>切腹が武士の誉れになってしまったとも。<br><br>「葉隠」以前から切腹マンセーな武士気質はあったので<br>山本さんの「死ぬ気で」発言は<br>やっぱり危ないモノだったんじゃないか?──という個人意見。<br><hr size="1" /><br>ホネによる切腹作法。<br><br>■まずは身を清めます。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151126-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151126-1.jpg" alt="20151126-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「介錯人が「痒いところはございませんか」って聞いてくれるんだよね」<br>「なんでそんな親切なんだよ、介錯人」<br><br><br><br>■介錯の邪魔にならぬよう、髷を結います。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151126-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151126-2.jpg" alt="20151126-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「いつもより短めにしてください」<br>「なにをどうするんだよ」<br><br>白装束に着替えもしますが、ホネは白いのでもういいよね。<br><br><br><br>■末期の水を飲みます<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151126-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151126-3.jpg" alt="20151126-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br>※しまった、写真の字が変換違い…。<br><br>「この一杯のために生きてる」<br>「死ぬんだっての」<br><br><br><br>■いざ。(※勿論、本番は高枝切りバサミではありません)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151126-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151126-4.jpg" alt="20151126-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>介錯人はタイミングを計って苦しませぬよう首を落とすのだが、<br>上手くいかない事も多々あったとか。<br>事後は副介錯人が検視役に首を差しだす。<br><br>…どれもイヤな役だなあ。<br><br><br><br>■結果。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151126-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151126-5.jpg" alt="20151126-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「あっ、転がさないで!じゃれないで!!」<br>「まぁ、こうなるわな」<br><br><br><br>殺伐とした空気を緩和するため、ホネで説明してみた。(生々しいわ)<br>
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刀伊入寇 藤原隆家の闘い

刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)葉室 麟 実業之日本社 2014-04-04売り上げランキング : 209578Amazonで詳しく見る by G-Toolsここ最近、葉室氏作品からは遠ざかっていたのだが平安時代を扱ったものがあると知り、ちょっと読んでみる。平安ちょいブーム、継続中。なにゆえ平安時代なのか。そもそもは怨霊ブームに端を発する。三大怨霊と言われるものが全て平安時代の産物であるところにこの時代の「雅」なイメージと反... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408551678/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zCe%2BdYYNL._SL160_.jpg" border="0" alt="刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408551678/haruhon-22/" target="_top">刀伊入寇 藤原隆家の闘い (実業之日本社文庫)</a><br />葉室 麟 <br /><br />実業之日本社 2014-04-04<br />売り上げランキング : 209578<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408551678/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>ここ最近、葉室氏作品からは遠ざかっていたのだが<br>平安時代を扱ったものがあると知り、ちょっと読んでみる。<br>平安ちょいブーム、継続中。<br><br>なにゆえ平安時代なのか。<br>そもそもは怨霊ブームに端を発する。<br>三大怨霊と言われるものが全て平安時代の産物であるところに<br>この時代の「雅」なイメージと反して<br>ドロドロした欲望が渦巻いた時代だったのだなと感じた。<br><br>武士の時代が来るより以前に、もっと生臭い時代があった。<br>それはまるで化粧を施した美女が<br>実はすっぴんが××みたいなカンジで、興味を惹かれる。(←?)<br><br>さてタイトルの「藤原隆家」は<br>当時摂関政治の栄華を極めた、あの藤原氏である。<br>藤原不比等から南家・北家・式家・京家の四家が生まれたが、<br>そのてっぺんにあったのが北家である。<br>が、北家が一枚岩だったという訳ではない。<br><br>平安文学が面倒くさいのは、この藤原氏の所為もあると思う。<br>「百年の孤独」でアウリャレノがどっさり出てくるように<br>読めど進めど藤原氏。<br>それが同門で互いに争ったりするのだから<br>金太郎飴のように続く藤原氏に、イヤになるのも無理はない。<br><br>が、金太郎飴のような藤原氏の中でも有名なのが「藤原道長」であり、<br>有名な望月の詩を詠んだオッサンだ。<br>道長は四兄弟(一説には五兄弟)の末っ子で目立たぬ存在だったが、<br>兄弟の病死などで、一気に表舞台に立つ。<br>確かにツキをもったオッサンだったのか。<br><br>その一番上の兄がタイトルの隆家の父親であり、<br>つまりは道長は「叔父」にあたる。<br>隆家には兄があり(面倒なので隆家兄とする)、<br>本来なら父の役職を継ぐところを、叔父にしてやられてしまう。<br>無論、白手袋を叩きつけて決闘したりはしない。<br>平安時代らしく、呪詛や政略、または娘を嫁に出したりして<br>ねちっこく戦うのである。(ほらもうドロドロ)<br><br>前置きが長くなったが、隆家はそんなねちっこい攻撃を、<br>軽くいなして叩くクールイケメソであった。<br>が、それらを「戦うべき相手」とも思えない。<br>だが彼の中にはずっと、「戦いたい」という炎がくすぶっていた──<br><br>この時代は一条天皇の御世であり、「清少納言」がでてくる。<br>枕草子の「中納言参りたまひて」は、この隆家との会話である。<br>更に「紫式部」も出てくる。<br>※実際には宮廷で清少納言と紫式部の接点はないと言われるが<br>さらにはなんと「安倍晴明」もお目見えする。<br>平安時代のスターが目白押しだ。<br><br>そうして遂に隆家は、「闘い」の場を見つける──<br>「刀伊入寇」<br>元寇が一番有名だが、日本が大陸から攻められたことは数度ある。<br>が、「外敵」との闘いではない。<br>それは隆家が己に見いだした「闘う理由」だったのだ──<br><br>なんかもーホントにねちっこい。<br>戦い方まで野蛮と言うか下司というか残虐で<br>同じバトルでも戦国モノとは、確かに違う。<br>平安ブームの自分には、この差がとても面白かった。<br>ストーリーとしては感動巨編という訳ではないが<br>ある意味、隆家を「武士道の一歩」として書かれているのかもしれない。<br><br>この時最高潮だった藤原氏の栄華は<br>やがて院政や平清盛のような人物の出現に、緩やかに下降していく。<br>あまり派手さのない平安歴史だが<br>日本人の気質変化を考えるのに,面白い時代と思う。<br><br>400ページほどで史実がよくまとまっており、オススメ。<br><br>余談。<br>最後にどーでもいーが、気になったので。<br>帯に「戦う光源氏」と書かれているが<br>光源氏のモデル候補として名が挙がっているのは、隆家兄である。<br>イケメソがアオリ文句になると思うなよ、とちょっと一言。<br><br>個人評価:★★★★<br><hr size="1" /><br>ホネ犬のいる風景。<br><br>■渋谷ハチ公。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151125-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151125-1.jpg" alt="20151125-1.jpg" border="0" width="397" height="400" /></a><br><br>いや実際、博士とハチ公の逢瀬って年代的にホネに(やめなさい)<br><br><br><br>■上野西郷隆盛像。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151125-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151125-2.jpg" alt="20151125-2.jpg" border="0" width="371" height="400" /></a><br><br>上野の西郷像は奥さんに「誰?」と言われたほど似てないとか。<br>でもホネにすれば(やめろ)<br><br><br><br>■そうだ、京都行こう。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151125-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151125-3.jpg" alt="20151125-3.jpg" border="0" width="420" /></a><br><br>CM画像にはめ込んでみたら、意外に溶け込んでてワロタ。<br>でも京都ってよりは「そうだ、冥土行こう」って(強制終了)<br>
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スピンク合財帖

スピンク合財帖 (講談社文庫)町田 康 講談社 2015-11-13売り上げランキング : 1267Amazonで詳しく見る by G-Tools働くことがキライな町田氏がとうとう自分で働くことを放棄し、ペットの犬に執筆させたらしいシリーズ。(笑)町田氏が猫を飼っているのは猫にかまけてで知っていたが現在では10匹の猫と3匹の犬がいるという。その犬のうち1匹が、スタンダードプードルのスピンク君だ。近所に飼ってる人がおり、よく散歩している姿を... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932504/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51m2xpJUK2L._SL160_.jpg" border="0" alt="スピンク合財帖 (講談社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932504/haruhon-22/" target="_top">スピンク合財帖 (講談社文庫)</a><br />町田 康 <br /><br />講談社 2015-11-13<br />売り上げランキング : 1267<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932504/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>働くことがキライな町田氏がとうとう自分で働くことを放棄し、<br>ペットの犬に執筆させたらしいシリーズ。(笑)<br><br>町田氏が猫を飼っているのは<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-433.html" target="_blank">猫にかまけて</a>で知っていたが<br>現在では10匹の猫と3匹の犬がいるという。<br>その犬のうち1匹が、スタンダードプードルのスピンク君だ。<br>近所に飼ってる人がおり、よく散歩している姿を見るのだが<br>コレが二度見する程デカい。<br><br>それまでミニチュアとトイプードルしか見たことが無かったので、<br>最初はアルパカが歩いてるのかと思った。<br>トリマーしたての姿は、三度見するレベルで面白い。<br>何故そこだけ刈ってそこだけ残すのかと興味は尽きないが、<br>あの独特の姿が似合うのもプードルたる所以かもしれない。<br><br>ともあれ、町田氏のスピンク君である。<br>自分で食い扶持を稼いでいるだけあって、<br>スピンク君の町田氏観察の目は容赦ない。<br>「主人ポチ」と呼び、その怠惰な生活を憂いたり嗜めたりしながら<br>なまあたたかい目で見守っている。<br><br>まだに現代版「吾輩は猫である」だ。<br>町田氏の奇奇怪怪な生活習慣を通して、<br>人間社会へのギモンにずばっと切りこんでいく。<br>ただし町田氏の影響も相当に受けているらしく、<br>その鋭い視点はあっちフラフラこっちフラフラとよく脱線する。(笑)<br><br>が町田氏と同じく、駄目の描写力が素晴らしい。<br>主にポチ、すなわち町田氏自身のことだが。<br>や、この場合は町田氏がスゴイのか。<br>本来、ご主人タマとしてウッカリ崇め奉られそうな立場にありながら<br>みみっちく頼りなく、駄目な方向に燦然と輝くのである。<br><br>イエ、褒めてますからね?<br><br>ついでに言うと、町田氏は鯉も飼っているらしい。<br>なんとその数50匹以上。<br>それで鯉愛好家でも何でもないというのが町田氏であり、<br>むしろ処遇に困っているらしい。<br>スピンク君はコレを「悪魔の鯉」と呼んでいる。<br><br>町田氏が奮起して飼った錦鯉を食う。<br>育てようとした睡蓮の苗を食い尽くす。<br>そんな鯉が網を持った町田氏に捕まる筈もなく<br>池を掃除しようにもこのピラニアのごとき鯉のために、<br>ずっと計画は頓挫するのである。<br><br>そうして町田氏は家相・風水を知ってしまったために、<br>溜まりまくったヘドロに濁る池を眺め、<br>己の人生の先行きを懸念して嘆息する。<br>一人で駄目な輪廻をグルグルしている町田氏を<br>スピンク君はやはり生あたたかい目で見つめているのである。<br><br>でんと構えているスピンク君が功を奏し、<br>町田氏の薄っぺらい駄目さが一層キラキラと輝く。<br>さすがである。<br>飼い犬として主人ポチの使いどころをよくわきまえ──、いや逆か。<br>とにかくスピンク君の文才には舌を巻く。<br><br>犬文豪様だけあって、犬のキモチがよく分かる。<br>さらに町田氏の生態にも詳しい。(ついでかよ)<br>今年は芸人が芥川賞を取ったが、<br>ひょっとして近い未来、お犬様が賞をとるかもしれない。<br>人間の駄目さをココまであたたかく包んだ作品が、<br>これまであったろうか──、いやない。<br><br>や、褒めてますからね?<br><br>個人評価:★★★★<br><hr size="1" /><br>ホネ犬訓練。<br><br>■まずは基本からだ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■手だぞ。わかるな?手だ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■コレをとるんだ。いいな?<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-6.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-6.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■訓練終了。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151123-7.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151123-7.jpg" alt="20151123-7.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「…とりあえずコイツ、ボケはできるみたいなんだ」<br>「んなもん出来てどーすんだ」<br><br>
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WJ2015年52号

ONE PIECE807 「10日前」イロイロ情報が出てきたので、前回までの妄想を改め、悪魔の実と関係があるのではという希望はいったん捨てる。(涙)ゾウで歓迎会がはじまる。ブルックもモモの助もちゃんといる。シーザーはまだワカランが、どうやらサンジは不在であるらしい。が、モモの助はミンク族に何か思うところがあるらしくヒッキーになっているモヨウ。まずはサンジだが、まだナミの説明の途中ではあるが自ら敵船に乗り込んでい... <table border="0" cellpadding="5"><tbody><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></tbody></table><br><br>ONE PIECE807 「10日前」<br>イロイロ情報が出てきたので、前回までの妄想を改め、<br>悪魔の実と関係があるのではという希望はいったん捨てる。(涙)<br><br>ゾウで歓迎会がはじまる。<br>ブルックもモモの助もちゃんといる。<br>シーザーはまだワカランが、どうやらサンジは不在であるらしい。<br>が、モモの助はミンク族に何か思うところがあるらしく<br>ヒッキーになっているモヨウ。<br><br>まずはサンジだが、まだナミの説明の途中ではあるが<br>自ら敵船に乗り込んでいったっぽい。<br>「ゾウから引き上げる」という条件をチラつかせたかもしれない。<br>「手紙」には攫われたのではないことが書いてるんじゃないのかね。<br>恐らく、今回の「生捕り手配書」に繋がるのだろう。<br><br>サンジには何らかの「価値」があるのだ。<br>元をただせばあのヘンな似顔絵の手配書も<br>最初から裏の手が回っていたと考えられる。<br>サンジが海賊に属しているのでは、不都合がある。<br>出来るだけ内密に、サンジと話を付ける必要がある──、的な。<br><br>そこで気になるのが「ノース出身」と言うサンジのポロリ話と<br>生存時のコラさんから漏れた「ノースの闇」という言葉だ。<br>フツーに考えて、ノースは何やら不穏な状況にあるのだ。<br>今までサンジが何かに追われたり、周囲に注意しているような描写はなかった。<br>ならば「ここ最近で状況が変わった」方が自然だ。<br><br>またサンジは幼少時に「嘘つきノーランド」を読んだけでなく、<br>悪魔の実図鑑を読んだとか、<br>誰からも聞いたことのないオールブルーという伝説を知っていたり<br>「一般家庭ではない」場所で育った空気が見え隠れする。<br>それが客船のコック見習いになるというのは、なかなか波乱万丈だ。<br><br>どーゆー意味で「一般家庭でない」のかはワカランが<br>没落した・乗っ取られた・崩壊したなどのパターンが考えられる。<br>(サンジが最初から日陰の子供だった可能性もあるが)<br>ちょうどドレスローザと同じような情況で、子供だけを逃がした──、<br>あるいは捨てられた・連れ去られたとかそんなん?<br><br>ドフラタイーホは、各地で戦争やテロの縮小をももたらす。<br>そんなこんなでサンジを捜す手が、今になって伸びたのだろうか?と予想。<br>が、手配書を動かすというのはそんじょそこらの「金持ち」ではなかろう。<br>王族や政府要人、あるいは裏世界の重鎮、<br>もしくは天竜人くらいのレベルでなければ無理ではないだろうか。<br><br>コレも大いなる伏線ではあるのだが、個人的には<br>サンジの眉毛が遺伝なのかどうかが気になる。(笑)<br><br>そしてもう1つ気になるのが、モモの助の引きこもりだ。<br>獣の姿がコワイのであれば、<br>ワノ国での記憶と起因しているのではなかろうか。<br>カイドウやSMILEが繋がっているのであれば<br>ワノ国にゾオン系の能力者が大量に攻め込んだ──なども考えられる。<br>故にモモの助はミンク族を恐れるのではないか。<br><br>が、ミンク族側でもワノ国が禁止ワードに。(ブルック談)<br>ジャックがゾウに来た目的が「雷ぞう」だったようなので、<br>その「雷ぞう」の所為で島が滅ぼされ、<br>公爵がメタメタにされたとミンクが思うのも無理はない。<br>これで錦えもん達が上陸したら、更にややこしいことになりそうだな。<br><br>さてこの「雷ぞう」。モデルが誰なのか気になるトコロ。<br>錦えもんはやっぱ、子連れ狼の萬屋錦之助かなあ。<br>カン十郎は単純に歌舞伎から拝借したカンジ。<br>まあ雷ぞうは忍者だろうが、例えば<br>「霧隠才蔵」「服部半蔵」「加藤段蔵」などが思い浮かぶ。<br><br>なにゆえ名指しで「雷ぞう」は追われているのか?<br> ・ジャックに恨まれている<br> ・カイドウ側に重要な能力やアイテムを所有している<br> ・スパイなどをして、重要な情報を知っている<br>この辺かね。<br><br>しかし不思議なのは、「ゾウに居る」と決めつけていることだ。<br>ひょっとして雷ぞうの持つ「事情」は<br>このゾウでこそ効力を発揮するものなのではないか。<br>いや、そうなるとどーしても個人的に<br>悪魔の実を持ち出したくなるので、この辺でやめとこう。(苦笑)<br><br>ところでブルックがモテモテで嬉しいぜ。<br>死体の種明かしはうぉぉぉぉぃいい!と思ったが、まぁいい。<br>犬じゃないけどブルック好きだから。<br>ブルックがコマ三段抜きで出てくるなんてそう無いからな!<br>ホネ素敵だよホネ。<br><br><hr size="1" /><br>ハイキュー:おお、ツッキーがヒーローのようだ。<br>暗殺教室:暗殺教室が赤穂浪士をモチーフにしていることは<br>     随分以前に書いたが、ホウジョウって?北条家の兵法のこと?<br>     まあ完全に下敷きにしている訳ではないだろうが<br>     浅野(学長?)と吉良(殺せんせー?)の仲うんぬんではなく<br>     世論がこの暗殺劇に介入してるってのは、いい着眼点だと思うの。<br>バディストライク:イイ感じの息抜き加減で読みやすい。<br>     ただやっぱりジャンプで野球が行けるかどうかが心配。様子見。<br>食戟:…手羽餃子?<br>ヒロアカ:え、死柄木の手って着脱可能なのか!<br>     峰田、ナチュラルに犯罪者…。<br>読切1:「家電ちゃん」。ジャンプ+の出張。<br>    アンドロイド型の意味がないのが面白いよなww<br>    ドラえもんもそうだけど、喋る家電は便利とウザさが紙一重。<br>ダンス:ええねー。八巻たちのダンス生でみたいわー。<br>将棋:うむうむ、面白い大戦だった。で、香月ちゃんは男なの女なの?<br>   フツーに男な気もするが、貧乳オレっ娘属性の可能性もなきにしもあらず。<br>相撲:あれ、ゆーまはさらっと終わったか。<br>   まあ全体にさらっとツナギ回ってカンジだな。<br>読切2:「ファラオくん」。ああ、サイキョージャンプのやつ。<br>    コロコロコミック的絵柄だけど割と面白かったw<br>ワ―トリ休載。芦原先生お大事に…!<br>魔法:お、シスコン先輩、性格に問題なきゃ強いのか。<br>斉木:おおギャルでたギャルでたw<br>   別にGは苦手ではないが、昆虫の部類には入らんだろ…。<br>ブリーチ:敵の話になると「?」になるが、死神の過去話はやはり面白い。<br>     以前の五番隊長て平子?(笑)<br>サモナー:S系恋愛ギャグ漫画に落ち着いたのかな。<br>     がんがれ、応援してる。<br>銀魂:マジ話にガンダムぶっこんでくる空知せんせリスペクト。<br>ニセコイ:いや、自分には千棘に惚れる要素がわからん。<br>     小野寺ちゃんと万里花ならわかるが。<br>ベストブルー:凄いな。最後の方、ほとんど背景ナシだった。(笑)<br>磯兵衛:もうママが武士になっちゃえよYOU。<br><br>きょうはここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーぃぃい。
  • Date : 2015-11-22 (Sun)
  • Category : WJ
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名城伝

名城伝 (時代小説文庫)細谷 正充 角川春樹事務所 2015-10売り上げランキング : 53492Amazonで詳しく見る by G-Tools城のアンソロジー。正確には「城が落ちる」刹那を集めた作品集と言うべきか。が、当然城が落ちるというのは家が滅ぶことであり、「城」よりは人間ドラマの印象が強いが。命の城(沼田城)/池波正太郎真田昌幸(幸村のパパ)支配下にあった城であり、秀吉の采配でこの地を北条家に差しだすことになった顛末が後に... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758439540/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/516YO1VQ1HL._SL160_.jpg" border="0" alt="名城伝 (時代小説文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758439540/haruhon-22/" target="_top">名城伝 (時代小説文庫)</a><br />細谷 正充 <br /><br />角川春樹事務所 2015-10<br />売り上げランキング : 53492<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758439540/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>城のアンソロジー。<br>正確には「城が落ちる」刹那を集めた作品集と言うべきか。<br>が、当然城が落ちるというのは家が滅ぶことであり、<br>「城」よりは人間ドラマの印象が強いが。<br><br><strong>命の城(沼田城)/池波正太郎</strong><br>真田昌幸(幸村のパパ)支配下にあった城であり、<br>秀吉の采配でこの地を北条家に差しだすことになった顛末が<br>後に北条征伐を生んだ。<br><strong>大野修理の娘(大阪城)/滝口康彦</strong><br>豊臣秀吉の嫡男・秀頼と共に城で自害したと言われる大野修理。<br>一説には秀頼の実父という噂があるが、この話とはあまり関係が無い。<br><strong>松江城の人柱(松江城)/南條範夫</strong><br>タイトルそのままの超短編。<br><strong>開城の使者(鶴ヶ城)/中村彰彦</strong><br>戊辰戦争で官軍最後の砦となったのが、この鶴ヶ城だ。<br>余り有名でないが、その使者に立ったのは<br>その為だけに異例の出世を遂げた下士であったという。<br><br><strong>玉砕(岩屋城)/白石一郎</strong><br>九州征伐を目指す島津vs高橋紹運(※立花宗茂の義父)の籠城戦。<br>激烈な攻城戦といわれるが、その真相やいかに。<br><strong>忍乗の美女(忍乗)/東郷隆</strong><br>「のぼうの城」にもなった忍城の水攻め。<br>石田三成の戦下手の例にもよくあがるが、そのネタでない所が逆に好感。<br><strong>闇の松明(伏見城)/高橋直樹</strong><br>後に関ヶ原の合戦の火ぶたを切った、伏見城の戦い。<br>一般には城を守っていた鳥居元忠の忠臣美談として名高いが<br>これを足軽たちの話としたところがよい。<br><strong>おさかべ姫(姫路城)/火坂雅志</strong><br>秀吉の死後、姫路城主となった池田輝政。<br>元は西軍であったので、後に没したときは秀吉の呪いとも言われた。<br>が、姫路城には「おさかべ姫」という魍魎が住むとされ──<br><br>歴史的には結構面白いネタばかりなのだが、<br>「家の滅亡」のオカズばかりの所為で<br>読み終わってみると、どれも同じに見えてしまう。<br>もう少し毛色の違うオカズが入っていた方が、<br>全体に変化がついてよかったのではないだろうか。<br><br>そういう意味では足軽を主体にした「闇の松明」の話が<br>個人的には一番良かったかな。<br>知識的には鶴ヶ城の話が初耳だったので、面白かった。<br><br>城と言うと、名古屋方面へ友人と城めぐりに行ったことを思い出す。<br>歴史スキーなのではなく、友人は昔から<br>「いつか城に住みたい」という野望を持っていたからだ。<br>今はフツーに結婚した筈だが、夢の方はどうなっただろう。<br><br>その折に犬山城内部を見学したのだが、<br>個人的にはココで暮らすのは御免だと思った。<br>アレ絶対、冬めっちゃ:寒いて。<br>板張りの床と白壁から伝わるヒンヤリ感がパネェ。<br>おまけに階段急過ぎて、自分なら何度転落するか分からない。<br><br>でもエアコン完備でエレベーター付きだったら<br>自分も是非、城に住んでみたい。(そんなものは城ではない)<br><br>ふと思いついてぐぐってみたら、やっぱりいたよ。<br>  <a href="http://portal.nifty.com/kiji/140611164342_1.htm" target="_blank">「究極のDIY!? 自宅の上に城を建ててしまいました」</a>/デイリーポータル<br>我流建築の城。(笑)<br>めっちゃ面白いこのオッチャン。(笑笑)<br>瓦屋根をトタンで作るとか盲点だった。(笑笑笑)<br><br>いやまあ、それだけ城には不思議な魅力があるんだろう。<br>現在でも「一国一城の主」っていうもんな。<br>時代を遥か超えていまも、目に見える歴史のリアルとして<br>建造物と一緒に城奇譚を胸に刻んでほしい。<br><br>個人評価:★★★<br><hr size="1" /><br>ホネ犬であの名場面を再現。<br><br>■疲れたよ…。なんだかとっても眠いんだ…。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151120-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151120-1.png" alt="20151120-1.png" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br><br>■確かこんなカンジだったと思う。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151120-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151120-2.png" alt="20151120-2.png" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>忠実に再現している筈なのに。<br><br><br><br>■ねえほらこんなだったでしょう<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151120-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151120-3.png" alt="20151120-3.png" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■号泣。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151120-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151120-4.png" alt="20151120-4.png" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「名作だよなあ。感動するよなあ」<br>「…ある意味、スゲー生々しい画だなコレ」<br><br><br><br>ああごめんなさい石を投げないで。<br><br><br><br><hr size="1" /><br>おまけ。<br><br>■カレンダーが11月に変わりました。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-6.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-6.jpg" alt="20151119-6.jpg" border="0" width="400" height="391" /></a><br>
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空白を満たしなさい 上下巻

空白を満たしなさい(上) (講談社文庫)平野 啓一郎 講談社 2015-11-13売り上げランキング : 12157Amazonで詳しく見る by G-Tools平野氏の著作は何冊か積読中。もりもりの漢字熟語とクラシカルなイメージが強かったが本書は現代ストーリーで、すごく平易な文になってて吃驚した。ある日突然、生き返った男が主人公。死んだのは3年前と聞かされるも、その間の記憶は全く無い。男にしてみれば今朝出勤して帰宅したようであるのに、妻... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932482/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51d0tyx0f8L._SL160_.jpg" border="0" alt="空白を満たしなさい(上) (講談社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932482/haruhon-22/" target="_top">空白を満たしなさい(上) (講談社文庫)</a><br />平野 啓一郎 <br /><br />講談社 2015-11-13<br />売り上げランキング : 12157<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062932482/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>平野氏の著作は何冊か積読中。<br>もりもりの漢字熟語とクラシカルなイメージが強かったが<br>本書は現代ストーリーで、すごく平易な文になってて吃驚した。<br><br>ある日突然、生き返った男が主人公。<br>死んだのは3年前と聞かされるも、その間の記憶は全く無い。<br>男にしてみれば今朝出勤して帰宅したようであるのに、<br>妻と幼い息子にはどうしようもない「空白」がある。<br><br>その上、男は「自殺」したことになっており、<br>妻をはじめ周囲の人間には、男に対してやりきれない思いの壁がある。<br>男は必死に言い募る。<br>妻と子に恵まれ、仕事も順調でマイホームを手に入れたばかりの<br>幸福の絶頂に、自殺などする筈がないと。<br><br>──オレは殺されたんだ。アイツに。<br>ミステリーかと思いきや、話は思わぬ方向へ進んでいく──<br><br>先に言っとくと、基本的に「蘇る」という設定が好きでない。<br>が、故人に出てきてもらわないと作れないファンタジーの類も<br>在るだろうことは一応理解している。<br>最初はちょっと眉唾なカンジで読んでいたのだが、<br>なかなか深い話だなあと一気読みしてしまった。<br><br>死は喪失感を生む。<br>それが大事な人であればあるほど、大きい。<br>けれど長い時間をかけても、人はそこから立ち直るようにできている。<br>3年という空白を経てその想いは、どうなっているのだろう?<br>更にそれは「自分達を捨てた」と言うトラウマを残して逝ったのだ。<br><br>戸籍から何から失っている「存在」を受け容れる場所は、当然無い。<br>夢の無い話ではあるのだが、確かに「蘇る」というのは<br>ファンタジーなんだなあと納得してしまった。<br>が、本書のテーマは「ファンタジー」ではない。<br><br>平野氏には「分人」という思想があるらしく、別に本も出されている。<br>それは拝読していないのだが、なかなか面白い。<br>SFなんかはその世界の「設定」を作りこむが、<br>「思想」から書かれた小説と言えばいいだろうか。<br>読み始めた時はライトタッチかなと思ったが、やはり平野氏作品だなと思ったり。<br><br>「自分探し」なんて言葉があるが、<br>要は「本当の自分」という考え方に囚われてるよ、という思考だ。<br>家にいる時の自分、会社に居る時の自分、<br>ネット上に居る自分、友達といる自分、一人の自分──、<br>それらが少しずつ違うのが当然であり、全てが自分なのだ。<br><br>それらの「分人」に嫌なヤツが出てくる。<br>つまりは生活のどこかに「ひずみ」が出てしまった場合、<br>それは他の「分人」にも影響を与えてしまう。<br>──最悪の場合、己を死に至らしめることがある。<br>それが「自殺」だ。<br><br>「生きることに疲れてしまう瞬間」は、誰にも訪れる。<br>「幸福」にあったとしても。<br>それを表装のゴッホの生涯になぞらえて説明しているのだが<br>「自殺衝動」をかなり近いところまで説明している気がして<br>自分の経験でなくともハッとさせられた。<br><br>先にこの手のファンタジーは好きでないと書いたが、<br>本書はその題材を上手く使っていると思ったし、<br>また決して「ファンタジー」で終わらせてはいないと思う。<br>自分がそれをくどくど書くより、実際に読んでもらった方がいいと思う。<br>読んでよかった。<br>これを機会に積読にも手を伸ばしてみよう。<br><br>とまあ、そう固く決心するワタクシと<br>「本棚にあるから何時でも読めるじゃん」と<br>ユルいワタクシの分人がいるワケだが。<br><br>個人評価:★★★★<br><hr size="1" /><br>ホネを追加購入しますた。<br><br>■やっぱり犬を拾うのは雨の日。(古っ)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-1.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-1.gif" alt="20151119-1.gif" border="0" width="400" height="328" /></a><br><br>くっそう。傘が欲しいぜ。傘なんて作れるのだろうか。<br><br><br><br>■「あははやめろよ舐めるなよ…、って噛むなよオイ」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-2.jpg" alt="20151119-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■ホネを拾う。(←意味が違う)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-3.jpg" alt="20151119-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■「実はもう首輪買っちゃったもんねー」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-4.jpg" alt="20151119-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br><br>■「これも買った」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151119-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151119-5.jpg" alt="20151119-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>「…お前、ソレを与えることになんか抵抗ねーの?」<br><br><br><br>そんな訳で、お犬様が仲間入り。<br>えー、ソレじゃ犬小屋作らなきゃいけないじゃん~。(ヨロコビ)<br>
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WJ2015年51号

ONE PIECE休載だけど、後でちょっと付け足す。新連載:「バディストライク」。野球漫画。    クロス・マネジの人だよね。絵も話もよさげなんだけど    野球漫画だと言う1点だけが心配。何故かジャンプって    野球とかサッカーのメジャースポーツがイマイチ続かないんだよな。    キャッチャーに焦点を置いていると言う珍しさに期待するカンジか。暗殺教室:おお、クライマックスか…!     やはり宇宙ステー... <table border="0" cellpadding="5"><tbody><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></tbody></table><br><br>ONE PIECE休載だけど、後でちょっと付け足す。<br><br>新連載:「バディストライク」。野球漫画。<br>    クロス・マネジの人だよね。絵も話もよさげなんだけど<br>    野球漫画だと言う1点だけが心配。何故かジャンプって<br>    野球とかサッカーのメジャースポーツがイマイチ続かないんだよな。<br>    キャッチャーに焦点を置いていると言う珍しさに期待するカンジか。<br>暗殺教室:おお、クライマックスか…!<br>     やはり宇宙ステーション、また関わって来るかな。<br>ヒロアカ:砂糖くんて「1粒300メートル」を地で行く人なのか(笑)<br>     峰田はある意味、デク以上に「凡ヒーロー」の象徴でもあるよね。<br>食戟:いや勝負すんのかい!素直かお前!(笑)<br>相撲:いやまさか部長がウィンクしながら握手を求めるキャラになろうとわ。<br>斉木:ギャグとして笑っていいのかコレ笑<br>   編集で駄目になった漫画があるって深読みしちゃうぞ。<br>ダンス:いや、見慣れないしインパクトも薄れないよ部長…。<br>魔法:遊び章は1話で終わりか。ってかノエルちゃん、変装くらいしなさいよ<br>将棋:ドンッて(笑)。駒からすげぇ音でてんぞ、<br>   ヒカ碁を思い出すけど、ゲーマー君との勝負はなかなか面白かった。<br>こち亀:分冊なー。たまに興味惹かれるけど、<br>    途中で廃刊になったのもあるって聞いて、怖くて手を出せん。<br>サモナー:左門、更にキャラが壊れる(笑)<br>ワ―トリ:木虎ちゃんの過去話ではなかったのか~。<br>     オサムとしては縁の下のリーダーが更にレベルアップってとこか。<br>ニセコイ:万里花ちゃんでええやんもう!!<br>     結局万里花ママのことは最後までようワカランかったな。<br>ブリーチ:ああ、伊勢ってそういう意味で。<br>     じゃあいままで七緒ちゃんてどうやって戦ってたの?<br>磯兵衛:奥に引っ込んでへん大奥やなあ(笑)<br><br>ココより後ろって、もう完全な終了フラグゾーン?<br>カガミカミはなんかイロイロ残念。<br><hr size="1" /><br>で、前回違うこと書いてサンジの危機には触れなかったので<br>今回でワンピつけたし。<br><br>サンジ死亡説。<br>──はまぁ、無いだろうと思う。<br>が、だいぶん切迫した状況ではありそう。<br><br>取り敢えず前回までで確定しているのは<br> ・ワンダ達が「仲間の死体」という表現を使っている<br> ・ナミとチョッパー以外の姿が見えない<br> ・ミンク族を助けるために、その「結果」になってしまった<br> ・少なくともルフィが来るまでナミは寝ており、<br>  ルフィたちが到着したことで笑顔になるくらいのテンションは保っている<br><br>正直なとこ、あんまり伏線が書かれていないので<br>尾田先生の筆ひとつで大いに変わる可能性は高いのだが<br>とりあえずこの時点での予想。<br><br><strong>予想1/ジャックの手下に連れ去られた?</strong><br>無くはない。が、ワンダの「死体」という言葉からして全員ではない。<br>一番最悪なのはモモの助とシーザーが向こうの手に渡るパターンだが<br>モモの助が連れ去られて、ナミさんがのうのうと寝てるのも考えにくい。<br>可能性があるとしたら、シーザーを取り返されたくらいかな。<br><br><strong>予想2/サンジたちが動けない?</strong><br>シーザーのガスなのかジャック側の攻撃によるものなのかはワカランが、<br>サンジたちがまとめて動けない状況になっている、という事は考えられる。<br>  <strong>動けない説 ①</strong><br> 当たり前に考えられるのは瀕死状態・重度のケガだが、<br> それならチョッパーが王様のように着飾ってウロウロしてないだろう。<br> ならチョッパーの医術ではどうにもできないということになる。<br>  <strong>動けない説 ②</strong><br> 仮死状態。ココで疑問となるのがブルックだ。<br> ヨミヨミの能力者であるブルックは「仮死状態」になれるのか?<br> 単純にサンジたちの「死体」を看ている可能性もあるが<br> ルフィたちが来ても現れないなら、島にいる残りのメンバーはやはり<br> 「医術の範疇にない仮死状態」になっているのではないか?<br><br> 「医術の範疇にない仮死状態」とはなにか。<br>自分がふと考えついたのは2つ。<br><br><strong> A シーザーのシノクニ</strong><br>が、これは例の蝋人形のような状態から出してやれば<br>助かることを全員知っている筈だから、1週間放置したとは考えにくい。<br>だがもし改良版や、何か最悪の事態が起こった場合はどうなるか分からない。<br><strong> B ゾウ特有の現象?</strong><br>ワンダの言う「死体」が、地上と意味が異なると言う事も考えられる。<br>生命を失ったと言う意味の「死体」ではなく、<br>サンジたちは「何か」に変わってしまった──、とか。<br>それでチョッパーの手の施しようがないのでは?という予想。<br><br>自分が好きなせいで、どうしても「悪魔の実」と繋げたくなるもんだから<br>偏った妄想になるのだが、まあ予想だからイイじゃん。<br><br>ふと思ったのだ。<br>ゾウでは「死体」はどうするのだろうと。<br>ゾウの上では死体は土にかえることが出来ない。<br>まあ短絡的に考えれば水葬かなと言う気もするのだが<br>そもそも土の無いこの場所で、植物はどうやって育っておるのか。<br><br>それが先週ウダウダ書いてた「パイロブロイン」云々に繋がったのだが<br>ヴァースと一体化してスーパー土壌になるように、<br>植物や動物と一緒になることでも、「パイロブロイン」は命を育めるんじゃないか。<br>ボーイン列島がその一例?か???<br>妄想だが、ゾウの島では悪魔の実に近いものが育つんじゃないかなあとか。<br><br>ミンクの実とでも言った方が近いかもしれない。<br>生まれ変わりの実とか。<br>いやうん、細かいことが考えるとやっぱ違うかなって点も多々あるのだが、<br>サンジたちが「実になった」らどうかなと妄想したワケだ。<br>命を受け継ぐようなシステムが、この島にあったんじゃないか、と。<br>そもそもゾウが1000年生きてる事も謎だし。<br><br>これを応用したのが「悪魔の実」だったとしたら、どうだろう。<br>ゾオン系というこの漫画の造語も気になっていたのだが<br>ひょっとして「ゾウ」という言葉が語源になっているのかもしれん。<br>パラミシアは英語で調べると「ゾウリムシ」になるが、<br>要は細胞を変化させて得た特質的な意なんではないかな。<br><br>ロギアはようわからん。<br>「神」的な意味があるんじゃないかなーと予想してるんだが。<br>まあ語源の話はおいといて、<br>ワンダたちは悪魔の実ではない、<br>純粋な動物の「能力者」と考えていいんじゃないかなと言う話。<br>いわば悪魔の実の源泉に近い存在なんじゃないかなあと。<br><br>ゾウを考える材料がまだ全然ないのでハンパになるが<br>モモの助・ブルック・シーザーが「能力者」であるのと<br>サンジが普通の「人間」であるのとで<br>何か問題が生じているんだろうかと思ったりしたワケ。<br>いや、半端で終わるけど予想だから妄想だから。<br><br>別に<br><strong>予想3/サンジのみ連れ去られた?</strong><br>モモの助以下3人は「死体」という仮死状態に近い状態になって、<br>サンジはジャックに連れ去られたと言うパターンもあるかもしれない。<br>手配書もまわってるんだし。<br><br>だとすればナミが「サンジ君が…!」と<br>サンジのことだけを詫びているのも理屈が通る。<br>また「生捕り」が条件だったので<br>少なくとも生命の心配はしなくていいことになる。<br><br>ンマー、1週空く間にこうして考えを整理してもいいんだけど<br>イイトコで終わられると消化不良がハンパねえわ!<br><br>きょうはここまでーーーーーーーーーーーーーーぃぃい。<br><br><br><br>
  • Date : 2015-11-17 (Tue)
  • Category : WJ
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本が好き子さん

本が好き子さんなるあすく 太田出版 2015-11-04売り上げランキング : 30455Amazonで詳しく見る by G-Tools献本で頂いた本。本好きとしては気になるタイトルなので応募してみた。「本好きあるある」ネタなのかなーと思っていたのだがあるあるネタを更にブッ飛んだ変換したカンジ。「あー、あるある―」と思ったとこで「ねェよ!」とツッコみたくなる仕様。でも本が好きすぎて溜まらないという思いは分かるので、そのブッ飛びも何と... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477832255X/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41nDnbacV2L._SL160_.jpg" border="0" alt="本が好き子さん" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477832255X/haruhon-22/" target="_top">本が好き子さん</a><br />なるあすく <br /><br />太田出版 2015-11-04<br />売り上げランキング : 30455<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477832255X/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>献本で頂いた本。<br>本好きとしては気になるタイトルなので応募してみた。<br><br>「本好きあるある」ネタなのかなーと思っていたのだが<br>あるあるネタを更にブッ飛んだ変換したカンジ。<br>「あー、あるある―」と思ったとこで<span style="font-size:large;"><strong>「ねェよ!」</strong></span>とツッコみたくなる仕様。<br>でも本が好きすぎて溜まらないという思いは分かるので、<br>そのブッ飛びも何となく微笑ましい。<br><br>しかしコレはどの層をターゲットにしているのだろう…?<br>本好きなら割と真っ当にあるあるネタで十分ウケそうなのに<br>ちょいエロやレズ風味などを加えてある当たり<br>(一応ドレも最終的には本好きに繋がってはいるのだが)<br>万民向け(?)に萌え改編されてる印象。<br><br>や、別にコレはコレで悪くないのだけど、<br>本好きとしてはやや消化不良感が残るというか。<br>むしろリスペクトレベルの本好きあるあるネタというか<br><span style="font-size:large;"><strong>「ねぇよ!」</strong></span>が読みたかったなぁとか。<br>唯一近いのは「裸で本に埋もれたい」という好き子さんの野望か。<br>ンなこと思ったことねーけど、ひょっとしてやってる人いるの?<br><br>なんつーか本やらかした失敗って、ミョーに分かち合いたくなるのだよね。<br>同じ本を2冊買ったくらいはあるあるだよね。<br>ウチでは3冊がギネスなんだけど、<br>4冊買った人がいたら、多分ほっとすると思うの。<br><br>5000円の図書カードなら、1回で使い切る自信ある。<br>10000円は無理かな。(持ちきれないから)<br>1ヶ月に掛かってる本代は勿論、計算したことが無い。<br>以前ツイッターでちゃんとひと月の本代を決めて、<br>上回ったら翌月分を前借りし、それがもう10年分くらい溜まってると聞き<br>猛烈に感動した。(すんなよ)<br><br>雨の日は自分は濡れても、本はちゃんとビニールに入れる。<br>でも別に本を大事にしてるかというとそうでもなく、<br>醤油に付け込んだような本もあるし、<br>縦横ナナメ構わずテトリスのように本を突っこむ。<br>本棚にオサレなんかいらねえ。大事なのは容量だ。<br><br>旅行用にいそいそと本を買いに行き、旅行前に読み終えてしまう。<br>実際旅行に出ると、本など読む時間がない。<br>でも本が無いと落ち着かない。<br>積読が積読がと言いながら、積読消化したら落ち着かない。<br>棺桶に入れたい本をリストアップすると、自分が入らない。<br><br>本好きあるあるは、同志を求めているのだ。<br>いわゆる「反省している。だが後悔はしていない」というヤツで<br>本で築いた崖っぷち生活を食い改める気は毛頭なく、<br>みんなで赤信号に飛び込みたいのだ。<br>地震が来たら本好きは皆、本のカドで頭をぶつけるか埋もれるかするのである。<br><br>ところで「外で読書中に話しかけられる」はあるあるなんだろうか。<br>実は自分は、覚えてるだけで3回ある。<br>ソコから本友達になるとかいう素敵展開はない。<br><br><strong>①電車でジャンプ読んでたら、ガイジンにとても遠慮がちに<br> 「マンガスキナノー?」と聞かれる。<br>②カフェで女性に「なんで本読んでるのー?」と聞かれる。<br> 「今日が文化の日だから?」という斜め上の予想に紅茶フイタ。<br>③マクドで笑顔の男性に「本を読んでる姿をスケッチしました!」<br> と絵を見せられる。どうしろと。</strong><br><br>この漫画では、好き子さんが変態ジーサンに話しかけられていた。<br>コレはあるあるなのか?ブッ飛びネタなのか?<br>…あるよね?みんなもあるよね?<br>い、1回くらいあるよ…ね…?ね…?<br><br>ある人はぜひ挙手して、ワタシを安心させて欲しい。<br><br>個人評価:★★★<br><hr size="1" /><br>ホネホネホネ~~♪<br><br>■マカンコウサッポウ<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151115-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151115-1.jpg" alt="20151115-1.jpg" border="0" width="400" /></a><br><br>効いてるのか効いてないのか微妙だが。(笑)<br><br><br><br>■エンドレスナンデヤネン。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151115-2.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151115-2.gif" alt="20151115-2.gif" border="0" width="231" height="231" /></a><br><br><br><br>■「日曜日のお父さん」動画版長編。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151115-3.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151115-3.gif" alt="20151115-3.gif" border="0" width="333" height="333" /></a><br><br><br><br>よしよし、ちょっとずつ動画のコツが分かってきたぞ。(会得してどうするのか)<br>もうちょっと使い勝手のいい三脚が欲しいな。<br>
  • Date : 2015-11-16 (Mon)
  • Category : 漫画
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通い猫アルフィーの奇跡

通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS)レイチェル ウェルズ 中西 和美 ハーパーコリンズ・ ジャパン 2015-09-19売り上げランキング : 4484Amazonで詳しく見る by G-Tools猫にはやっぱり猫やろ言うんで、今日はワテが喋らせてもらいますわ。昔、はるほんはんに飼われてた猫どす。猫やからいうて語尾に「にゃん」とかつけまへんで。ワテ、生まれも育ちもコテコテの関西ですさかい。へぇ、アルフィーはんと同じ♂猫だす。まぁワテは... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4596550042/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51hfMToOdjL._SL160_.jpg" border="0" alt="通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4596550042/haruhon-22/" target="_top">通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS)</a><br />レイチェル ウェルズ 中西 和美 <br /><br />ハーパーコリンズ・ ジャパン 2015-09-19<br />売り上げランキング : 4484<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4596550042/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>猫にはやっぱり猫やろ言うんで、今日はワテが喋らせてもらいますわ。<br>昔、はるほんはんに飼われてた猫どす。<br>猫やからいうて語尾に「にゃん」とかつけまへんで。<br>ワテ、生まれも育ちもコテコテの関西ですさかい。<br><br>へぇ、アルフィーはんと同じ♂猫だす。<br>まぁワテは途中からオカマになりましてんけど。<br>ココ笑うとこでっせ。<br><br>さてアルフィーはんは、優しいおばァはんに飼われてた猫どした。<br>が、おばァはんが死んでしまうんですな。<br>娘夫婦がやって来て、かわいそうやけど<br>アルフィーはんを施設に送るしかあらへんというのを聞いて<br>一大決心、家を出ていくんどす。<br><br>多分アルフィーはんは元から、家と外を行き来して暮らしてはったんやろな。<br>せやなかったら、こんな決心はできまへん。<br>でも家猫やったワテには、よう分かりますねん。<br>猫いうんは、場所に愛着が強いたちでしてな。<br>お気に入りの膝とソファから離れる言うんは、辛いことでしたやろ。<br><br>アルフィーはんは考えます。<br>飼いネコはアカン。<br>たった一人の飼い主が死んでもうたら、こないに寂しい思いせんならん。<br>通い猫や。<br>たくさんの家があったら、またいつ一人になるかて心配せんでええ──。<br><br>そうしてアルフィーはんは、やっとの思いで辿り着いた町で<br>新しく引っ越してくる家を狙いますねん。<br>それがまァエライことにアルフィーはんは、<br>なんと4軒の家の「通い猫」にならはります。<br>って、もうそんなんフルタイム勤務ですやん。<br>ワテら1日の半分は寝んといかんのに、身体持ちまへんがな。<br><br>…そんだけ寂しかったんでっしゃろなぁ、アルフィーはん。<br><br>離婚したばかりのおなごはんに、猫嫌いの男はん。<br>遠い国から移住してきた一家に、日中は一人ぼっちの新米ママはん。<br>自分の体験からみんなの「孤独」を無視でけへんで、<br>アルフィーはんは4軒の家を行ったり来たりするんどす。<br>いやホンマ、通い猫いうのも大変でんな。<br><br>アルフィーはんも言うてはるけど、<br>ワテら猫てなんや情が薄いみたいに言われてますやろ。<br>ちゃいまっせ?<br><br>ゴハン食べて、あったかい陽だまりで昼寝して<br>ほんで<br>起きた時に「その人」が居てくれたら、そんで十分ですねん。<br>そしたらまた安心して目ェ閉じられますねん。<br>ワテ留守番猫でしたさかい、分かりますねん。<br><br>ワテらの「幸せの器」て、ホンマに小さいモンですねん。<br>せやさかい、逆に情が薄う見えてしまうんかもしれまへんけど、<br>猫飼うた人やったら分かるやろ。<br>ワテら、結構あんさん達のことよう見てますねんで。<br>多かれ少なかれ猫はみんな、毎日小さいシアワセを噛みしめてますねん。<br><br>ま、アルフィーはんは相当な冒険しはったさかい、<br>そんだけ手に入れたシアワセもごっついですわ。<br>ちょっと出来過ぎちゃうのこのハナシて思う人もおるかもしれんけど、<br>猫からしたら、そんだけ働いたんやから当然や思いますわ。<br>「猫の手」の時給はお高いんどす。<br><br>ソレは冗談どすけど、「情けは人の為ならず」て言いますやろ。<br>人を想うキモチが、猫をもシアワセにした言うコトですわ。<br>それは「奇跡」でもなんでもないんどす。<br><br><blockquote><p>そう、生きていくとは、そういうことなのだ。</p></blockquote><br><br>大きいシアワセはそう落ちてまへんけど、<br>小さいシアワセはそこかしこにあるかもしれまへんで。<br>猫はちゃんと、ソレを知ってますねん。<br><br>大切なものを見つけること。<br>これこそが「奇跡」とちゃいますやろか。<br><br>個人評価:★★★<br><hr size="1" /><br>暇を見つけてはホネにいそしむ。<br><br>■今日は折り紙で遊びます。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-1.jpg" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br>■「サービスショット」「働けよ」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-2.jpg" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br>■「んごー」「働けよ」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-3.jpg" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br>■「あー、鶴ねー」「オレ頭折るから、ソッチよろしく」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-4.jpg" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br>■「なんでこんななるんだよ」「だって鶴だろ」<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-5.jpg" border="0" width="400" height="388" /></a><br><br><br>■「「きもちわるっっっ」」<br>  <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151114-6.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151114-6.gif" border="0" width="300" /></a><br><br><br>妹が作って、実家で大ヒットした折り鶴でした。
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細雪

細雪 (中公文庫)谷崎 潤一郎 中央公論新社 1983-01-10売り上げランキング : 6762Amazonで詳しく見る by G-Tools新潮文庫から上・中・下の分冊が出ているが敢えてごんぶとの1冊本を購入。分冊にすると、予想外に読み切って外でムキャーとなったり、結局2冊もって出ることになったりするので。長編なので後回しにしていたというのもあるが、個人的には他の著作をほぼ読んだ後にしてよかったなと思う。万一、イキナリこれを読んでい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412200991X/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/418M9QDR31L._SL160_.jpg" border="0" alt="細雪 (中公文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412200991X/haruhon-22/" target="_top">細雪 (中公文庫)</a><br />谷崎 潤一郎 <br /><br />中央公論新社 1983-01-10<br />売り上げランキング : 6762<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412200991X/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>新潮文庫から上・中・下の分冊が出ているが<br>敢えてごんぶとの1冊本を購入。<br>分冊にすると、予想外に読み切って外でムキャーとなったり、<br>結局2冊もって出ることになったりするので。<br><br>長編なので後回しにしていたというのもあるが、<br>個人的には他の著作をほぼ読んだ後にしてよかったなと思う。<br>万一、イキナリこれを読んでいたら<br>自分の心の「なんだかわからない箱」に、谷崎を放り込んだやもしれない。<br><br><br><br>言わずと知れた、旧家に育った四人姉妹を描いたストーリー。<br>長女として本家を継いだ鶴子、分家となった幸子、<br>そしてアラサーでまだ片付かない雪子と妙子。<br>兵庫・大阪・京都という西の文化の季節で描いた絵巻物語──<br>…というのが一般的なあらすじである。<br><br>3人目の妻となった松子さんの四姉妹をモデルにしており、<br>ストーリーもなかなか実際に近いものであるとか。<br>そういう意味では奇想天外な事件が起こる訳ではない。<br>基本的には妹たちの嫁入り先を案じる姉の想いであり、<br>いわば他人にはどーでもよいハナシなのだ。<br><br>が、読まされてしまうのだ。<br>四姉妹と言うと名作「若草物語」などが浮かぶが<br>アレよりどっちかというと、最近の日常淡々系アニメに近いかもしれない。<br>次は!?次はどうなる!?という緊張感ではなく、<br>滔々と続く日常風景にとろとろとついていってしまう。<br>で、何時の間にか最終回まで見てしまった、みたいな。<br><br>お嬢様パワー、かもしれない。<br>影は薄いが実質リーダーである長女と、<br>常におっとり刀で体力不足と戦っている次女と、<br>見合いが攻略できない三女と、この中ではツッコミ役に近い四女。<br>4つの浮世離れがひとつになった<br>「終わらぬお茶会」のような不思議な時空が読者をとらまえる。<br><br>恐らくだが、谷崎の心境そのものなんじゃないだろうか。<br>四人姉妹のうふふきゃっきゃした関係が、<br>このオッサンのツボを突き、「!」と思わせたのではあるまいか。<br>いわゆる<span style="font-size:large;"><strong>「萌え」</strong></span>である。<br>マゾにしろフェチにしろ、このオッサンの萌えに火をつけたら<br>もう読者は引っ張り込まれるより他はないのである。<br><br>「細雪」は戦時中に執筆されたが、<br>時節にそぐわないと言う理由で連載を中止されたとされる。<br>(それでも私家本にして作ったと言うからホンマもんの同人本である・笑)<br>そらそうだろう。<br>1億火の玉と言われた時代に、オッサンが一人で萌えておる話なんぞ<br>毒にはなっても薬にはならない。(笑)<br><br>切迫していた筈の戦局は、ほぼスルーされている。<br>それだけに「お嬢様時間」という異空間が際立つ。<br><br>姉妹で足の爪を切るシーンが妙に艶めかしいあたりは<br>ややフェチの匂いを感じなくもないが<br>まあまあまあ、やはり代表作と言われるだけあって<br>ぐっと変態度を抑えた美麗文学ではないか──、と思っていたのだが。<br><span style="font-size:x-large;"><strong>最後の最後でキたよこのオッサン。</strong></span><br><br>ある意味では、この余韻を残し過ぎるこのラストは<br>源氏物語・夢浮橋の模倣とも深読みできなくもない──が。<br>余韻どころか爆弾おいてかれた気分だよ!!<br>このラストのお蔭で、タイトルまで深読みさせられたわ!<br>四人姉妹の萌えにこんなオチつけてええの!?<br><br>今のアニメならネットでそのラストを巡って<br>賛否両論その意味がカンカンガクガクと論議されそうである。<br>──が、深いと言えば深い。<br>ふわふわと始まったこの「娘(とう)さん(※大阪地方の古い方言)」時間は<br>終盤、ドトウのように現実の波に押し流されていく。<br>永遠に続くかと思われたお茶会は、何時の間にか終わっていたのだ。<br><br>前半の夢のような美しさと、後半のリアル。<br>読者は衝撃のラストから顔をあげ、この世界にはもう<br>娘(とう)さんという清らかなUMAが居ないことを思い知るのである。<br><br>──と言う文学的意味がホントにあるのか不明だが(笑)<br>とりあえず900ページにわたる超大作に<br>こういう結末をどかんとつける谷崎の度胸がスゴい。<br>フツーなら勿体なくて出来ないんじゃないだろうか。<br>つくづくとヘンなオッサンである。<br><br>が、ただのヘンなオッサンではない。<br>タダモノではないヘンなオッサンなのだ。<br>結局中巻分から一気に読んで睡眠不足に陥れられたことからも、<br>やはりこの言葉で締めくくりたい。<br><br><strong>──谷崎は、立派な変態である、</strong>と。<br><br>個人評価:★★★★<br><hr size="1" /><br>ホネる毎日。<br><br>■安心してください。合成ですよ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151112-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151112-1.jpg" alt="20151112-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>でも今宝くじ当たったら、ホネ10体くらい買いそう。<br>まあ宝くじ買ってないんだが。<br><br><br>そしてついにホネを動かす暴挙に。<br><br><br>■れっつあくてぃぶ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151112-2.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151112-2.gif" alt="20151112-2.gif" border="0" width="231" height="231" /></a><br><br>「ホネホネロック」って書いても若い人わかんねーよなー<br>と思ってたら、案外知られててびびった。<br><br><br><br>■ちょっと通りますよ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151112-3.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151112-3.gif" alt="20151112-3.gif" border="0" width="231" height="231" /></a><br><br><br><br>■通常清掃と超高速清掃。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151112-4.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151112-4.gif" border="0" width="231" height="231" /></a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151112-5.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151112-5.gif" alt="20151112-5.gif" border="0" width="231" height="231" /></a><br><br><br>やだ、動くホネたのしい。(自分だけが)<br>
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WJ2015年50号

ONE PIECE806 「右腹の砦にて」扉絵はフーシャ村。成程。ルフィの賞金額↑のニュースが、コレまでの場所を一巡りするってか。しっかしマキノさんの赤ん坊の父親は誰なんだ!さて前回、ものすごーく悪魔の実を期待した妄想をしたが、うーん、少々期待しすぎかもしれんなー。って事で前回を見直しながら今回の感想どんっ。噴火雨の正体は、なんとゾウの水浴び。今回も(まさに)お流れになった錦えもん一行のねこざえもんがかわいす... <table border="0" cellpadding="5"><tbody><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></tbody></table><br><br>ONE PIECE806 「右腹の砦にて」<br>扉絵はフーシャ村。成程。<br>ルフィの賞金額↑のニュースが、コレまでの場所を一巡りするってか。<br>しっかしマキノさんの赤ん坊の父親は誰なんだ!<br><br>さて前回、ものすごーく悪魔の実を期待した妄想をしたが、<br>うーん、少々期待しすぎかもしれんなー。<br>って事で前回を見直しながら今回の感想どんっ。<br><br>噴火雨の正体は、なんとゾウの水浴び。<br>今回も(まさに)お流れになった錦えもん一行の<br>ねこざえもんがかわいすぐる(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァが、それはさておき<br>ズニーシャはヒンドゥー教のガネーシャのもじりかな。<br>ミイラみたくなってるが、ホントにフツーに生きてるのかこの島は。<br>ゾウ自身もモノを食ってンコしてるのか???<br><br>町を通るルフィたち。<br>その様子と滅亡のワンシーン回想からして、<br>拷問のようなことが行われたことがわかる。<br>つまりは自分が妄想したような「ミンク狩り」ではなく、<br>他に目的があってこの島を襲った可能性があるということだ。<br><br>何かを聞き出そうとする「ジャック」と、磔にされたミンク族。か???<br>誰かを捜しているようだが、磔の男は知らないと突っぱねる。<br>当然、前回にも出た「侍」が浮かぶ。<br>自分はこれを当たり前に錦えもんだと思っていたが<br>ひょっとして違う可能性もあるのか。<br><br>「ジャック」がもしも元・モーガン大佐だとしたらのハナシだが、<br>モーガン(予想)なら当然、ルフィを見て「アイツだ!」と思ったろう。<br>以降に仲間になった面々はともあれ<br>ルフィとゾロに対する逆恨みは多少あるんではないかなーとか。<br>「侍」とはゾロのことか?とちょっと思ったんだが──<br><br>いや、可能性は薄いか。<br>何となくモーガンは別の意味で器が小さくないと言うか<br>海軍大佐と言う地位を捨てても、<br>己が力でカイドウ組織の中で成り上がった事を満足してる気もする。<br>無能な息子(=ヘルメッポ)にも親バカにならず、アッサリ見限ってたくらいだからな。<br><br>とりあえず「ジャック」が探していたのは、やはり錦えもんたちと仮定。<br>磔の男は見る限り、本当に知らないように思える。<br>ワンダ達も「麦わらの一味」と認識はしているようだが<br>ワノ国の「侍」が同行していることを知っているかどうかは、明らかでない。<br>どうやらワンダのよく知る関係者が磔にされた様子なので、<br>再会してからどうなるのかも気になるトコロだが。<br><br>そして予想に反し、歓待を受ける麦わら一味。<br>やはりサンジたちが滅亡の危機に居合わせたことが大きいのだろう。<br>──今回はここがメインだ。<br>「サンジ君が…!」とルフィに泣いて謝るナミ。<br>サンジがどうした!?で、次号休載。<br>そんなああぁぁぁぁぁ(´д`)ワノ国の打ち明け話もサンジ秘話もまだお預けかよぉぉ<br><br>歓待に一斉に顔を出したミンク族だが、ほぼ全員が武装。<br>戦闘民族とも考えられるが、殆どが♂に見えるのも気になる。<br>♀は何処かにかくまわれているのか、それとも数が少ないのか。<br>しかしココまで武装が徹底しているというのはやはり、<br>少なからずこの島は「何か」が狙われているのだ。<br><br>島に「何か」があり、島民たちがそれを守って生きているなら<br>磔男の台詞はもっと誇りをかけたものになるのではないだろうか。<br>島民たちは知らず、何か貴重なものが島にある(いる)、と考えるのが妥当だろう。<br>カイドウ、そして錦えもんたちが欲するもの。<br>個人的には悪魔の実に関連するアイテムor情報であってほしいのだがねー。<br><br>またこの森が気になる。<br>難破船のようなモノが、巨大な森にツッコんだ状態になっている。<br>町と違い、ココは巨大な植物が繁茂している。<br>まるでドレスローザのグリーンビットのようだ。<br>また空島にも大きなツタがあったことを、ふと思い出す。<br>ついでにウソップが修行したボーイン列島も。<br><br>この「巨大植物」のルーツは、繋がってるんじゃないだろうか。<br><br>確か空島では、植物は育たなかったハズだ。<br>だが島雲に吹き飛ばされたヴァース(大地)では、植物がよく育つ。<br>海楼石と同じ成分「パイロブロイン」が入っているという島雲。<br>パイロブロイン自体が植物を育てる訳ではなく、<br>生物の成長・抑止に影響を与える役割が備わっているのではないか。<br><br>海楼石成分なのに成長促進の効果というのもヘンだが、<br>例えば「生命の循環」が促進条件と考えてみる。<br>パイロブロインだけでは何の変化も怒らないが、<br>大地と言う生命を育む媒体と結びつくことで、スーパー土壌となる。<br>ボーイン列島は生きた植物だったハズだ。<br>あそこにもバイロブロインが存在していたんじゃなかろうか。<br><br>この関係の一端に、小人たちがいる可能性もある。<br>小人たちの手はパイロブロインの操作が出来るが故に<br>植物を育てることを得意としてるんじゃなかろうか。<br>園芸の才のことを「緑の親指」などというが、<br>グリーンビットの名は、これに近い意があるんじゃないかね。<br><br>地上(に元からいたかはナゾだが)の小人の才。<br>空島の成長促進成分。<br>そもそも海楼石が地上にある時点で、<br>地上と空島には、過去に文明の接点があったと考えられる。<br>ゾウにはその名残が残っているんじゃないか。<br><br>というのも、ウサギ少女・ラビットの電撃がどうもダイヤルを彷彿とさせる。<br>手から直接ではなく、手袋のようなモノをしているからだ。<br>もしアレがダイヤルなら、この巨大植物の群れも<br>空島のバイロブロインが影響しているんじゃないか。<br>難破船がノックストリームか空島からおちてきたものと考えれば<br>国交はなくとも両文化が入って来るルートとして考えられる。<br><br>が、バイロブロインは悪魔の実を受け付けない。<br>むしろ抑止に回る。<br>「生命の循環」とは異なるものだからじゃないだろうか。<br>悪魔の実が地球の産物ではないと同時に、<br>「自然発生した植物」ではないことの現れじゃないのかなあ。<br>SMILE以前に悪魔の実も人工物だと感じるのは、その辺なのだ。<br><br>予想外に巨大植物と空島の妄想が広がって<br>サンジの危機にノータッチ。(笑)<br>書けたら来週の休載の時に書こうかな。<br><hr size="1" /><br>相撲:おお、火ノ丸にそんなヤサグレた一面があったとは(笑)<br>   そしてなんじゃこの意外なコラボww<br>   バヌケはあんま興味なかったけど、奴らのヌモウなら面白いかもしれんww<br>食戟:考えられるのはどっちがどっちの料理かワカランようにして<br>   取り敢えず食べさせるって手だが、どうかな。<br>   それにしてもソーマの置き手紙、みんなのおかんかお前。(笑)<br>ダンス:ははは面白い。成程部長のインパクトこそ武器だったのか。<br>    しかし整髪料くらいであの頭がコンパクトに収まるものなのか。<br>ヒロアカ:やっぱり梅雨ちゃんかわええ。オマケに優秀とか。<br>     にしても先生たちのダークっぷりがいちいちすげぇ。<br>ハイキュー:おお、さすがに流れ版でたか(笑)<br>ニセコイ:万里花ママ、ひょっとしてあの紳士と自分がケコーンしたかったとか?<br>     万里花ちゃんかわいい。そしてめっちゃ健康そうやが。<br>銀魂:よもやヅラにそんなエピソードがねえ。<br>将棋:デレやったんかああああ(笑)!でも勝負もおもろい。次楽しみ。<br>斉木:5ページも稼ぎやがって(笑)<br>魔法:合コンて!!いやでも確かに、ちょと遊び入れてもいい頃合いかもな<br>   立て続けに熱血ストーリーだったし。<br>ワ―トリ:ガロプラの人たちが中間任された中小企業っぽくてえーわー。<br>     キトラちゃんの話も楽しみやん。<br>     それでオサムのことをツンながら気にかけてたのか。うんうん。<br>サモナー:少将様、某缶コーヒーのCMみたいやな(笑)<br>ブリーチ:ははあ、そんで京楽さんは2本持ちやったんか。<br>     打掛はよもや七緒ちゃんのママのもの?<br>水泳:どこの魚人島だよ(笑)<br>カガミカミ:あー、終了フラグ…。<br>磯兵衛:…母、シャンブルズなのか?<br><br>きょうはここまでーーーーーーーーーーーーーーぃぃい。<br><br><br>
  • Date : 2015-11-10 (Tue)
  • Category : WJ
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刺繍する少女

刺繍する少女 (角川文庫)小川 洋子 KADOKAWA / 角川書店 2013-02-25売り上げランキング : 47949Amazonで詳しく見る by G-Tools時々ふと、読みたくなる小川さんの作品。そのテーマや結末がよく見えない事もあるが、「それ以外のもの」が沢山見える気がするのだ。薄いホラー風味のような悲劇のような、ハッピーエンドですらあるような、曖昧模糊とした10の短編集。刺繍する少女ホスピスに入所する母と生活を始めた息子。そこで子供... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00GUBVV4W/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/si.png" width="110" border="0" alt="刺繍する少女 (角川文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00GUBVV4W/haruhon-22/" target="_top">刺繍する少女 (角川文庫)</a><br />小川 洋子 <br /><br />KADOKAWA / 角川書店 2013-02-25<br />売り上げランキング : 47949<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00GUBVV4W/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>時々ふと、読みたくなる小川さんの作品。<br>そのテーマや結末がよく見えない事もあるが、<br>「それ以外のもの」が沢山見える気がするのだ。<br><br>薄いホラー風味のような悲劇のような、ハッピーエンドですらあるような、<br>曖昧模糊とした10の短編集。<br><strong>刺繍する少女</strong><br>ホスピスに入所する母と生活を始めた息子。<br>そこで子供の頃、避暑地で遊んだ女の子と再会する。<br><strong>森の奥で燃えるもの</strong><br>「収容所」に入った男。<br>入所の際には、「ぜんまい腺」を取る規則になっている。<br><strong>美少女コンテスト</strong><br>母のお手製の服を着て、コンテストに出る少女。<br>お世辞にも可愛らしいとは言えない少女と出会う。<br><strong>ケーキのかけら</strong><br>「整理整頓補助」のバイトを頼まれた学生。<br>自称「王女」の老婦人のガラクタを捨てるだけだという。<br><strong>図鑑</strong><br>小説家と不倫をしている女性。<br>彼に会う前には何時も、図書館で寄生虫の図鑑を眺める。<br><br><strong>アリア</strong><br>男は1年に1度だけ、プレゼントをもって会いにいく。<br>その昔オペラ歌手だったと言う叔母に。<br><strong>キリンの解剖</strong><br>中絶手術をした女性は、ジョギングを始める。<br>ふとしたことで、工場守衛の老人と会話を交わす。<br><strong>ハウス・クリーニングの世界</strong><br>ハウスクリーニングのバイトをする男。<br>美し家主はその作業をただ、じっと見つめている。<br><strong>トランジット</strong><br>フランスに暮らしていた祖父を弔った帰りの女性。<br>不釣り合いな荷物を持った男に話しかけられる。<br><strong>第三火曜日の発作</strong><br>喘息を患い、月に一度だけ外出する女性。<br>出会った男と、月に1度だけの関係を持つことになる。<br><br>以前に<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-694.html" target="_blank">最果てアーケード</a>を読んだときも思ったが、<br>仮にストーリー自体が分からなくても、その題材や<br>人物の台詞や視線・思考といったちょっとしたモノに<br>物凄く人を惹きこむ要素がある。<br>自身でも分からないが、記憶の底に残っているような場所に<br>直接語りかけてくる何かがあるのだ。<br><br>きっと小川さんは「書きたいもの」に対して、<br>慎重に題材を見つめて言葉を選び、ぴたりと来る瞬間を捜すのだと思う。<br>奇妙な世界でもさほど気にならない、もしくは<br>ややグロに近い世界観でもするりと読ませてしまうのは<br>その世界がバランスを保っているからではないだろうか。<br><br>玩具の「ジェンガ」を積むように<br>ゆらゆらする空気の上に言葉を重ねた曖昧な世界。<br>多分「どんな話か」などという事は考えなくていいのだ。<br>その中で心が揺れた瞬間を、捜せばいい。<br>小川作品と自分のバランスが、ぴたりと来る瞬間を。<br><br>どの話も何となく好きだが、自分は<br>「ケーキのかけら」と「トランジット」、「キリンの解剖」が好きだ。<br>「キリンの解剖」が好きになった理由は単純で、<br>主人公がキリンの姿を工場のクレーンに重ねるからだ。<br>自分もずっと外でクレーンを見るたび、「キリンだ」と思っていたので。<br><br>死んでいるけど、存在感のあるクレーン。<br>生きていたのに、解剖されるだけの本物のキリン。<br>中絶手術をして、それでも生きている主人公。<br>それらが生まれるずっと前から生きていて、<br>今日を限りに仕事を終える守衛と。<br><br>ぴしゃりとオチがある訳ではない。<br>けれどそのゆらゆら揺れる世界が、<br>ひとつになりそうでならずに、胸に落ちた。<br>ストーリーが飲み込めた訳ではないが、<br>それが胸に落ちていくまで、色んなことを考えた心地がする。<br><br>小川洋子の世界には、見えないものがたくさん詰まっている。<br><br>個人評価:★★★★<br><hr size="1" /><br>自分は結構、不条理小説が嫌いではない。<br>ワケのワカラン小説はキライだが。(笑)<br>その違いと意味が自分でも説明できなかったのだが<br>今回少しだけ分かったような気がした。<br><br>気がしただけ。(笑)<br><hr size="1" /><br>ホネ写真イロイロ。<br><br>■やめろよ、スケルトンジョークは。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-2.jpg" alt="20151106-2.jpg" border="0" width="400" height="365" /></a><br><br>そもそもコイツラ何を祀ってるんだか。<br><br><br>■ロックと法要のセッション。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-4.jpg" alt="20151106-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>ある意味、コイツらの法事ってライブだと思うの。<br><br><br>■あのCM。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-3.jpg" alt="20151106-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>あんなに危険な目にあうなら、一緒の出掛けない方が<br>イイと思うのあのCMの二人。<br>もっと冷静にいさめてくれるお友達と出かけた方がいいと思う。<br><br><br>ハロウィンもやりました。<br><br><br>■ホネで神田川/by南こうせつ がやれないか。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-5.jpg" alt="20151106-5.jpg" border="0" width="501" height="230" /></a><br><br>一応ケロリンの洗面器は持ってる。(なんで)<br>でもサイズが合わなくて行水サイズに。<br><br>「お前ぜってー神田川しらねーだろ」<br>「知ってるよー。♪洗い髪が~、芯まで冷えて~~」<br>「黙れハゲ」<br><br><br>■毛糸1本で出来る簡単なハロウィン。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-10.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-10.jpg" alt="20151106-10.jpg" border="0" width="400" height="389" /></a><br><br>「波平~~」<br>「どっちかっつーと世紀末感でてるな」<br><br><br><br>土曜から仕事帰りに新幹線に乗って、1日だけ滋賀に帰りまする。<br>で、旅のお伴に遂に買った!!<br><br>■中公文庫の「細雪」 ※痴人の愛比較<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151106-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151106-1.jpg" alt="20151106-1.jpg" border="0" width="300" /></a><br><br>冒頭読み始めたけど、バランス悪くて重い。(笑)<br>でも分冊買うとよくなくなるから…。←本棚が魔窟<br><br>待ってろ谷崎…!
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メビウスゲイト桜田門

メビウスゲイト桜田門龍道 真一 スカイエマ 大隅書店 2015-10-29売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools指名献本で頂いた本。何故なら自分が滋賀枠だから。(笑)桜田門、と言えば今は警視庁だが歴史的にはやはり桜田門外の変。井伊直弼が暗殺された事件のことだ。ええ、滋賀の彦根藩主の。(さも常識そうに)日本史の井伊大老と言えば、日米修好通商条約であり安政の大獄であり、ドチラかと言うと悪名高い。自分も... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905328136/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61hG4hSsEZL._SL160_.jpg" border="0" alt="メビウスゲイト桜田門" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905328136/haruhon-22/" target="_top">メビウスゲイト桜田門</a><br />龍道 真一 スカイエマ <br /><br />大隅書店 2015-10-29<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905328136/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>指名献本で頂いた本。<br>何故なら自分が滋賀枠だから。(笑)<br><br>桜田門、と言えば今は警視庁だが<br>歴史的にはやはり桜田門外の変。<br>井伊直弼が暗殺された事件のことだ。<br>ええ、<strong><span style="font-size:x-large;">滋賀</span></strong>の彦根藩主の。(さも常識そうに)<br><br>日本史の井伊大老と言えば、<br>日米修好通商条約であり安政の大獄であり、ドチラかと言うと悪名高い。<br>自分も職場で<strong>「滋賀の人は井伊直弼をどう思ってるんですか」</strong>という<br>人生初の質問を受けたことがある。(笑)<br>いや別に、大老を想ってドキドキしたり胸を焦がしたコトはねぇけど。<br><br>不利な条約を結んでしまったことは確かに失策だが、<br>同時に幕府の過渡期だったのだから仕方ない。<br>が、それは現代にある自分達の目線だからこそ<br>開国・倒幕のターニングポイントとなった井伊大老の悪行を<br>「歴史」として納得することが出来るのだ。<br><br>話が長くなったが、本書はタイムスリップを軸にしたSF歴史ノベルだ。<br>宇宙物理を専攻する学生と教授は何の因果か、<br>黒船が来航した幕末にタイムスリップしてしまう。<br>そこに居合わせたのが、大老の井伊直弼。<br>教授のアドバイスで、大老は開国を決意するのだが──。<br><br>ここまでならあるあるなタイムトラベル物だが、<br>次にこの二人は2030年の近未来に飛ばされてしまうのだ。<br>そこではなんと某大国が巨大な軍事力を背景に、<br>海域条約の改正を迫っているという、一触即発の事態が起こっていた。<br>しかも時の総理は、教授の元教え子だった。<br><br>──戦争か、条約改正を飲むか。<br>国民や識者から非難ごうごうの総理に、教授はアドバイスを──<br>うん?この展開どっかで見たことねぇ?<br>そう、これは現代版「井伊直弼」と「黒船来航」なのだ。<br>いや、このアイディアは面白い。<br><br>歴史人が善人か悪人かという問いに<br>私達は恐らく、「是」という回答を述べるだろう。<br>自分達が立っている足元は、それらが土台となっているからだ。<br>が、現実や未来になった途端、恐らく解答は割れるだろう。<br><br>正直なところ、歴史と国家の説明はややライトだ。<br>(反してタイムスリップの説明は何故か細かい・笑)<br>が、現代の日本に「黒船」が来航したら、<br>ちょうど時事問題もあいまって、「戦争」という言葉がリアルな現実問題となる。<br>──不利な条約を飲むか、開戦か。<br><br>そこで初めて読者は、井伊直弼が立っていた場所が<br>いかに最悪な状況だったかという事を知る。<br>や、自分も大老を想って胸を焦がしたのはコレが初めてだよ!<br><br>確かに、最善の一手ではなかった。<br>けれど大老は「開戦」という最悪の事態だけは回避したのだ。<br>滋賀作だからと言って、「名君だった」と言う面だけをプッシュはしない。<br>その「独断」のために大老は歴史に選ばれ、そして暗殺された。<br>歴史のターニングポイントとして、大老は重要な一点だったのだ。<br><br>そういう意味で、大老を善人に描く必要は無い気もしたが、<br>微妙な桜田門外の変という歴史イベントを<br>面白い形で題材にした点を評価したい。<br>なにより滋賀の名跡と近江牛の番宣やよし。<br>滋賀褒メテクレルヒト、ミンナイイヒト。(宇宙人か)<br><br>実は今年は、井伊直弼公生誕200年祭。<br>お膝元の彦根では今年の7月から12月まで、<br>なんと167日間にも渡って大老をはぴばしているらしい。<br>悪名の方が高いのに、コレだけ愛されている歴史人は<br>なかなか居ないと思う。<br><br>さあ!君もこのちょいワル親父に胸を焦がすがいい!!<br>ついでに滋賀におこしやすがいい!<br>心の底からおもてなしてくれるわ!!<br><br>個人評価:★★★<br><hr size="1" /><br>ホネホネ荘進捗状況。<br><br>■台所に棚を作ってやる。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151104-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151104-3.jpg" alt="20151104-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>出来れば換気扇と湯沸かし器を付けたいところだが<br>シリコンや樹脂に手を出したら、もう戻ってこれない気がする…。<br><br><br>■カレンダーとティッシュボックスを作ってやる。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151104-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151104-5.jpg" alt="20151104-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>ちゃんと来年分まであります。(笑)<br><br><br>■玄関開けたら2秒で生活感。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-6.jpeg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-6.jpeg" alt="20151101-6.jpeg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>写り切らなかったけど、押入れの隣はトイレ。<br><br><br>■そんな生活感の一部。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151104-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151104-4.jpg" alt="20151104-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br>「掃除すんだからどけよ!」<br>「いまようつべを…」<br>「ああ!?」<br><br>コイツラなんでこんなに愛らしいんだろう。(真顔)<br><br><br>■オマケ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151104-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151104-1.jpg" alt="20151104-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br>「チャーハンつくるよ!」<br>「す、すげえ!アオリまで…!」<br><br><br>■チャーハンつくるよ! その2。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151104-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151104-2.jpg" alt="20151104-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br>「まあ出来上がりもアオったままなんですがね」<br>「すげえ」<br><br><br>半纏とか作ってやりたいが、裁縫関係は不得手。<br>しかしコイツらのサイズにあう服なんて、作るしかない。<br>なんかいい方法ないかな…。<br>
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WJ2015年49号

ONE PIECE805 「ミンク族」さて、ゾウ上陸を果たした麦わら御一行様。ルフィ以外はミンク族(犬)のワンダに「仲間の死体がある場所へ行け」と言われるがウソップ以外はあわてず騒がず、まずはビブルカードでローの仲間と合流するモヨウ。一方、ルフィはクジラの形をした森に「侵入」したことで既に面倒に巻き込まれているモヨウ。こちらもワンダにおさめてもらい、事なきを得る。ついでにココにぺポ達もおるし。──とかやってる間... <table border="0" cellpadding="5"><tbody><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></tbody></table><br><br>ONE PIECE805 「ミンク族」<br>さて、ゾウ上陸を果たした麦わら御一行様。<br>ルフィ以外はミンク族(犬)のワンダに<br>「仲間の死体がある場所へ行け」と言われるが<br>ウソップ以外はあわてず騒がず、<br>まずはビブルカードでローの仲間と合流するモヨウ。<br><br>一方、ルフィはクジラの形をした森に「侵入」したことで<br>既に面倒に巻き込まれているモヨウ。<br>こちらもワンダにおさめてもらい、事なきを得る。<br>ついでにココにぺポ達もおるし。<br>──とかやってる間に、わんさか出てきたゾウの伏線。<br><br><strong>・ゾウ(モコモ公国)はつい最近滅びた→ジャックの所為<br>・サンジたち死亡!?<br>・ガーディアンと言う存在。月夜でなかったから助かった?<br>・ぺポはミンク族。だが小さかったため、記憶はほぼ無い<br>・てか、そもそもミンク族何者よ</strong><br><br>後はまあ前回までを引き継いで、<strong>・錦えもんのワノ国話</strong>とか<strong>・忍者雷ぞう</strong>とか。<br>これらを考えるに、前回サンジたちが登場した回を思い出してみる。<br><br><blockquote><p>チョッパー「でも上陸したのは正解だったよ! 今ならまだ彼らを救える!! 急げシーザー!!」<br>シーザー「急げだと…おれ様に向かって…!!」<br>チョッパー「みんなが死んだらおれはお前を許さないからな!! 急げ!!」</p></blockquote><br>サンジたちは恐らく、モコモ公国滅亡の瞬間に居合わせたのだろう。<br>恐らくだが、町が滅びている割に住民の死体が見えないことから<br><strong>「ミンク狩り」</strong>のような状況が起こったのではないかと考える。<br>それを食い止めるために、シーザーのガスが必要だった、と。<br><br>が、この時(多分カイドウの手下)たちが<br><strong>「侍」</strong>を捜していた会話も書かれていた。<br>もともと錦えもんは「ゾウ」に来る予定ではあったが、<br>その情報が敵側に漏れている。<br>錦えもんはワノ国を逃れてきた<strong>「ただの侍」ではない</strong>のだ。<br><br>錦えもんの打ち明け話はもうしばらくお預けっぽいが、<br>ゾウにはカイドウ側の人間が、<br>そしてワノ国が欲しがる何かがあるのだ。<br>同じものかもしれないし、違うものかもしれないが<br>少なくともカイドウ側には、<strong>「ミンク族」そのものにも価値がある</strong>んじゃなかろうか?<br><br>動物のような──、というより<br>動物そのものの能力を有しているかのような民族。<br>確かに彼ら自身、戦闘兵として利用価値が高そうだが<br>むしろ<strong>悪魔の実の源泉</strong>的なものに<br>彼らの存在が関わってるんじゃなかろうか、などと妄想したり。<br><br>狩られるミンク族を助けようとするサンジたち。<br>が、あの破壊規模からして相当な数が攻めてきたと思われる。<br>サンジたちが単体で強くとも、撃退は難しい。<br>シーザーのガス攻撃の方が有力そうだ。<br>が、ミンク族も巻き込まれしまっては意味がない。<br><br>ワンダの「死体」というのは、別に牽制ではないだろう。<br>恐らくサンジたちは、<strong>動けない状況</strong>にあるのだと思われ。<br>なら、例えばシーザーの「シノクニ」はどうだろう?<br>アレを使えば、取り敢えずミンク族たちを固めてでも──<br>危険な賭けではあるが、助けることが出来はしないか?<br><br>まあ、シーザーがサンジたちも一緒に固めて<br>まんまととんずらする可能性もでてくるが、<br>心臓を人質に取られているから、何とかなりそうな気もする。<br><br>余り現実的でない事も考えてみた。<br>ミンク族たちは(ひょっとしたらゾウという場所で)<br>死ぬと、「何か」に変わるのではないか。<br>「卵」「種子」もしくは「実」のようなものに。<br>サンジたちはその「何か」になってる状態じゃないだろうか。<br>それをワンダは「死体」と呼んだのではないか?<br><br>シーザーは「悪魔の実の伝達」をよく知る人物だ。<br>なら彼らを助けることが出来たんじゃないか、と思ったのだが<br>短期間でサンジたちがそこまで「ミンク族の事情」を知ったかを考えると<br>ちょっと無理あるしね。<br>ココはとりあえずシノクニ路線を考えておくかな。<br><br>けれどわざわざシーザーをこのストーリーに引っ張ってきたのは、<br>ゾウとミンク族、そしてワノ国とカイドウに<br><strong>「SMILE」という事情がある</strong>んじゃないかなあと期待。<br><br>ぺボはゾウを離れ、10年ほどローと付き合いがあるらしい。<br>ぺボがゾウを離れてすぐローと知り合ったと仮定すると<br>その頃、ベボにゾウを離れなければならない理由があったのだろうか。<br><strong>10年前と言うと、ドフラがドレスローザを落とした時に一致</strong>する。<br>ベボは「ミンク狩り」に遭ったんじゃないかと妄想。<br><br>SMILEはそもそもベガパンクの発明品だろう。<br>ドフラがどういう経緯でその利用価値を理解したのかはわからんが、<br>作れるのがゾオン系に限っているのは<br>ミンク族を利用する方法しかまだ確立できてないからじゃないか。<br><br>人造とはいえペガパンクのやり方は<br><strong>「本来」の悪魔の実の生成</strong>にかなり近いことをやっていそう。<br>仕組みは全く分からんが、その昔には<br>自然界(ロギア)・物質(パラミシア)・動物(ゾオン)の特質を<br>取り出してヒトが受け継ぐ方法があったんじゃないか。<br><br>それを簡単にしたのが「悪魔の実」であり、<br>人工化したのが「SMILE」だ。(という妄想)<br>命ではないだけに、ロギアとパラミシアを作るのは難易度が高そうな気がする。<br>そういう意味では、「悪魔の実」も科学が生み出したものなのだ。<br>だから「海に嫌われ」てるんじゃないかな。<br><strong>母なる海が生み出したモノではない</strong>のだから──。<br><br>悪魔の実はこの漫画のアイテムでも<br>個人的にかなり興味を持っていたものなので<br>ゾウ編は期待をもって読みたい。ぐふー。<br><hr size="1" /><br>ヒロアカ:やはりアニメ化来たか。<br>     いやうん好きだし見たい気はすんだけど、早いって。<br>     最終的にオリストばっかり先行するようにならなければ応援したい。<br>     でもいいねえ、今回のハナシ。<br>     爆豪はこの一件だけではデレないだろうが、デクの良さはブレてない。<br>暗殺教室:ギャグ回ではあるけど、殺センセーの思い出作りと考えると<br>     ちょっとせつねえな。<br>食戟:達筆だな幸平(どうでもいい)<br>ダンス:部長なに踊ってもドナルド(ただしマッチョ)にしかみえんのだが。<br>読切:「KUNG-FU MASTER」 絵はカワイイね。見やすいし。<br>   人情路線っぽいけど、読切はもう少しオモシロ風でもよかった気が。<br>斉木:斉木も案外人のコト気になるんだな(笑)<br>魔法:10の魔法石的なものを集めると十尾が現れる的な…?<br>将棋:対局中のケータイって、最初から禁止されないモノなん?<br>相撲:部長との対戦が注目されてるが<br>   案外この回はユーマ戦が注目株なんじゃね。<br>ニセコイ:ベタいいよねベタ。丸く収まり過ぎるニセコイ味が。<br>銀魂:死ぬなよ桂。銀魂のボケ率バランスが崩れるからな。<br>サモナー:おお、返り咲いたモブキャラ九頭竜くん。<br>     左門の意外性で好感度を上げる回なのか?ちょいベタやなあ。<br>     ベヒモス出しっぱ先輩ワロタww<br>ブリーチ:おお、アニメキャラの逆輸入か。(この回は面白かったので見てた)<br>     京楽の打掛は現実(?)の女性のものなのか?<br>     まー、こんだけキャラ居るのにイロイロ事情突っ込んでくるよね。<br>     この辺、さすがだとは思う久保センセ。<br>カガミカミ:嫌いではないんだけど、途中からPSYRENと変わらなくなったかなって。<br>      全く別のテイストの漫画を読みたかったなあってカンジ。<br>磯兵衛:ちょww何百年もかけて作られた球技を<br>    ものの数分で完成形までもってくなよwww<br><br>きょうはここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーぃぃい。<br>
  • Date : 2015-11-03 (Tue)
  • Category : WJ
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地虫鳴く

地虫鳴く―新選組裏表録 (集英社文庫)木内 昇 集英社 2010-02-19売り上げランキング : 219149Amazonで詳しく見る by G-Tools木内さんの新選組小説2冊目。前作の幕末の青嵐は随分前に読んだのだが、たまたま本書は本屋で見かけることが無く、読むのが遅くなった。去年に「櫛挽道守」という作品が3つの賞を受賞されたとかで、既刊が多く出回るようになったのかもしれない。文庫になるのが楽しみだ。その「幕末の青嵐」は40話ほどの小... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087465365/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QrizypfuL._SL160_.jpg" border="0" alt="地虫鳴く―新選組裏表録 (集英社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087465365/haruhon-22/" target="_top">地虫鳴く―新選組裏表録 (集英社文庫)</a><br />木内 昇 <br /><br />集英社 2010-02-19<br />売り上げランキング : 219149<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087465365/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>木内さんの新選組小説2冊目。<br>前作の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-150.html" target="_blank">幕末の青嵐</a>は随分前に読んだのだが、<br>たまたま本書は本屋で見かけることが無く、読むのが遅くなった。<br>去年に「櫛挽道守」という作品が3つの賞を受賞されたとかで、<br>既刊が多く出回るようになったのかもしれない。<br>文庫になるのが楽しみだ。<br><br>その「幕末の青嵐」は40話ほどの小話からなり、<br>新選組のメイン隊士をかわるがわる軸にして、<br>時系列にその時間を追ったものだ。<br>血生臭いそれらの出来事が心情的に描かれており、<br>彼らに「浪漫」を求めている人は、好きだろうなと思った。<br><br>正直なところ、自分は新選組小説は好きだが<br>彼らを「善」と捉えてはいない。<br>そういう意味で内容にそこまで感銘を受けなかったのだが、<br>「日の当たらない場所」を浮き彫りにする視点が面白いと感じた。<br>以来、木内さんの描く「日陰に沈んだ歴史」のファンになった。<br><br>本書も新選組の歴史を時系列で追っているのは同じだが、<br>その視点はまさに「日陰の身」の3人から語られる。<br><br>1人は尾形俊太郎。<br>伊東甲子太郎や武田観柳斎と同じく新選組のインテリ組であり、<br>(近藤勇がこの手のタイプに弱く、ガンガン重用したとか)<br>監察(スパイ)として働いてとも言われ、戦闘などの表立った記録は少ない。<br>作品内ではのほほんとした人物として書かれ、<br>同じ監察・山崎烝がコテコテの関西人になっていて面白い。<br><br>2人目は篠原泰之進。<br>モブ隊士の中では比較的有名な人。<br>新選組から分裂した「御陵衛士」に行った人物であり、<br>伊東甲子太郎派で、近藤勇の狙撃事件にも絡んでいるとされる。<br>このため新選組小説としては、伊東との会話が異例に多くえがかれており、<br>佐幕小説なのに倒幕派の言ってる事のほうがよく分かると言う<br>非常に興味深いストーリーになっている。<br><br>3人目は阿部十郎。<br>自分も本書を読まなければ注目したことのない隊士だが、<br>壬生浪士組の頃から名を連ね、一度脱奔しながら舞い戻り、<br>その後は「御陵衛士」として再び新選組を出て、<br>維新後も生き延びたという、なかなかに面白い経歴の持ち主だ。<br>また近藤狙撃の実行にも居合わせている。<br><br>本書はこの阿部を佐幕とも倒幕ともつかぬ「どっちつかず」としており、<br>いわば「佐幕」「倒幕」「その狭間」という3点から<br>新選組の置かれていた複雑な立場を見ている。<br>「志(こころざし)」という形無きものが、<br>日本という国家に生まれた黎明期と言えるかもしれない。<br><br>実際、志なんて高きものを掲げている人は、現代でもそう居ない。<br>必要が無いからだ。<br>国家があり、義務教育と言うレールが敷かれた世界では<br>己をかんがみる必要が無く、またその時間もない。<br>ある意味では、四角四面の安全の中にいる。<br><br>しかし幕府と言う基盤が根本から瓦解し、<br>人は声高に「志」を吠え、そのいずれかに所属しなければならなかった。<br>己の場所が無いからだ。<br>が、改革と言う強い意志を持った者は恐らく少数だったろう。<br>多くは生きるという本能と不安から、<br>志に追随していた者の方が多かったのではないか、と思ったりする。<br><br>だから「頭を叩けば治まる」という考えがあったのだろうし、<br>新選組のような血生臭い方法が採られたのだろう。<br>その夜明けを見ることはなかったとはいえ、<br>龍馬が薩長という大きな同盟を結んでおいたことは、<br>確かに維新に繋がる有効策だったと言える。<br><br>逆に「己の場所」を見いだしてしまった者は、多くが死を遂げた。<br>幕府を、または自由という怪物を信じたものは<br>結果的に己の場所と共に潰えてしまう。<br>そこから逃げた者──、もしくは<br>「場所」にこだわったのではない者が、多少命を長らえたのではないか。<br><br>本書の3人はいずれも、「志」を声高に叫んだ者ではない。<br>「志と滅ぶもの」の近くにいただけだ。<br>特に「どっちつかず」の阿部の存在は面白い。<br>彼は誇れるような志もプライドもないのだが、<br>「己の場所」という真理に、恐らく一番近い。<br><br>土方は近藤と言う存在に寄り添っていたからこそ、生き延びたのかもしれない。<br>「志」があったわけではないのだ。<br>だからこそ新選組を改革できた。<br>蝦夷共和国という「志」に身を投じたからこそ、没したのかもしれない。<br>ふと、そんな事を思った。<br><br>前作を読んでいなくても単品で読めるが<br>木内さんの視点がぐっと鋭くなっていることを含めて<br>前作と一緒にオススメしたい。<br><br>個人評価:★★★★★<br><hr size="1" /><br>ホネホネ荘完成お披露目。<br><br>■見よ。この築30年っぽい新築を。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>いや、ドールハウスってオサレなの多くてさ。<br>しみったれたカンジの四畳半とか少ないのだよ!<br>それがこの「夢の無い四畳半」制作のキッカケ。<br><br><br>そしてこの完成に伴い、食玩セットを(駄目な)オトナ買い。<br><br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-2.jpg" alt="20151101-2.jpg" border="0" width="384" height="267" /></a><br><br>これの何が欲しかったかっつーと。<br><br><br>■これな!<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-3.jpg" alt="20151101-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>この仏壇セットが欲しくて欲しくて!!!!<br>ホネが仏壇を祀るというこのシュール。<br>嗚呼我が人生に悔いなし…!(ものすごい残念だよ)<br><br><br>■ちなみに板間部分は台所。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-4.jpg" alt="20151101-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>台所セットはこのポーズスケルトンのシリーズ。<br>システムキッチンとカントリー調じゃなくて<br>湯沸しもついてない不便なカンジの台所感!<br>嗚呼もう我が人生に(悔いろ)<br><br><br>■まあそんな訳で。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151101-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-84.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151101-5.jpg" alt="20151101-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>引っ越し途中状態のホネホネ荘。<br>荷物であっという間にスペースが圧迫される四畳半のシュール。<br>仏壇が邪魔過ぎる!うひょーーーーー!!(ヨロコビ)<br><br><br>あと多少のリフォームと小物を作ったので、次回。<br>
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