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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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ベトナムの風に吹かれて

ベトナムの風に吹かれて (角川文庫)小松みゆき KADOKAWA/角川書店 2015-09-24売り上げランキング : 4755Amazonで詳しく見る by G-Toolsどーにも忙しくて本を読む時間がとれず、珍しくさらっと読めそうなエッセイを購入。10月17日から劇場公開される「ベトナムの風に吹かれて」。(※作者の故郷・新潟では先行ロード―ショーされている)原作「越後のbaちゃんベトナムへ行く」を映画化にあたって加筆文庫化したようだ。ベトナムはハ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041034566/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51MpVe32d6L._SL160_.jpg" border="0" alt="ベトナムの風に吹かれて (角川文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041034566/haruhon-22/" target="_top">ベトナムの風に吹かれて (角川文庫)</a><br />小松みゆき <br /><br />KADOKAWA/角川書店 2015-09-24<br />売り上げランキング : 4755<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041034566/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br><br>どーにも忙しくて本を読む時間がとれず、<br>珍しくさらっと読めそうなエッセイを購入。<br>10月17日から劇場公開される「ベトナムの風に吹かれて」。<br>(※作者の故郷・新潟では先行ロード―ショーされている)<br>原作「越後のbaちゃんベトナムへ行く」を<br>映画化にあたって加筆文庫化したようだ。<br><br>ベトナムはハノイで日本語教師を務める小松さんは<br>御尊父の死後、母親と一緒に暮らすことに決めた。<br>日本に帰国するのではない。<br>なんと要介護3の認知症を持つ82歳の母親を、<br>パスポートをとって飛行機に乗せ、ベトナムに連れて行くのだ。<br><br>うひゃーーーーーーーー!とひっくり返りそうな話だ。<br>当然、周囲からも「なにを考えてるんだ!」と反対もあったらしい。<br>だがそこには純粋に「一緒に暮らしたい」と言う小松さんの思いと<br>「当然のこと」と受け止めている自然さがあり、<br>なんだか(,,゚Д゚) ガンガレ!と応援したくなってしまう。<br><br>小松さんにも多大な苦労はあったろうが、<br>このエッセイの魅力は何より、このBaちゃんなのだ。<br>(※実際は母だが、御家庭のいろいろな事情で小松さんはこう呼んでいる)<br>生まれて初めての飛行機もしれっと乗ってしまい、<br>ベトナムにつくと「そらたまげたのぉ」と、しれっと生活を始めてしまうのだ。<br><br>急激な生活変化は、認知症のお年寄りに良くないと言われる。<br>が、どうやらBaちゃんはその時は「!」と思っても<br>しばらく経つと「?」になってしまい、<br>!と?の間で上手く自分に折り合いを付けていたようだ。<br>それはある意味、認知症だからこその適応力なのかもしれない。<br><br>日本で認知症と言えば、家庭介護か施設に入るのが一般的だ。<br>自分も多少の心当たりがあるが、<br>限られたスペースで変化の無い生活をしていると<br>当人の感覚もどんどん限られ、小さくなっていく。<br><br>だがBaちゃんは、小松さんと一緒にガンガン散歩に行き、<br>たまには旅行などもして、アクティブに動き回る。<br>それが高じて行方不明になってしまったこともあるのだが<br>Baちゃんはそんなことも忘れてしまう。<br>無論、小松さん本人は大変だったろうが、<br>楽しそうなBaちゃんを読んでいると、ついコチラも楽しくなってしまう。<br><br>認知の症状が改善される訳ではない。<br>外国語なんぞちっともわからない上に<br>ベトナムに居ることすらもしばしば怪しくなるBaちゃんだが<br>きっと小松さんは、この介護の形を選んだことを<br>この先後悔しなくて済むだろうと思えた。<br><br>うちもばーちゃんがリハビリ施設に入っている。<br>ばーちゃんの身体では絶対に家庭介護は無理だと分かっていても<br>「本当にこれでよかったのか」という後悔はついて回る。<br>きっと最後までそう思う。<br>不便な山村で暮らしていた時の方が、ばーちゃんはきっと自由だったろう。<br><br>Baちゃんはフリーダムだ。<br>アジアの遥か彼方に居ながらにして、<br>記憶の引き出しから日本を取り出し、時にはベトナムをしまいこんで、<br>ドラえもんのどこでもドアがあるかのように<br>国境を自由に行き来している。<br><br>が、いいことばかりではない。<br>Baちゃんはケガをして、寝込んでしまうのだ。<br>自由を失ったBaちゃんは小松さんの手に負えなくなってしまい、<br>「介護の本当の苦しさ」が浮かび上がる。<br><br>全体的にさらっと読める構成になっているが<br>むしろもっと深く書かれていてもよかったと思う。<br>「Baちゃんの行動や言動にはちゃんと意味があった」と言う気づきは<br>例え個人的なことでも、読んでみたいと思わせた。<br>それくらい、Baちゃんは魅力的なのだ。<br><br>本の中で小松さんが披露されている、Baちゃん短歌が微笑ましい。<br><blockquote><p>湯たんぽが 長野県から神戸市へ 郵便の後 空飛びハノイへ<br>Baちゃんに 言葉の違う世界なし 「こっちがあやせば子どもは笑うよ」<br>今日もまた 散歩に出かけ手にお菓子 誰がくれたか Baちゃんの手に</p></blockquote><br>子どもの歌は、何だかはっとさせられる。<br><br>個人評価:★★★<br><br>カンケーないが気になったので。<br>映画監督があとがきを寄稿されているが、コレはないほうがよかった。(笑)<br>予告は結構原作イメージで作られてる感があったんだが<br>監督さんの話がミョーに吉川晃司推しで、<br>なんかトンデモ改編されてる印象…。うーん。<br><br><hr size="1" /><br>ホネ遊びまだ続く。<br><br>■ホネにポーズを取らせるのがホンマ楽しい…。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151008-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151008-1.jpg" border="0" width="400" height="377" /></a><br><br>■自分に能力があれば衣裳すら作ってやりたいイキオイ。<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151008-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151008-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br>先日、朝からチョームカつくことがあり、その憤りをホネにぶつけてみた。<br><br>■オマエなんかこうじゃあああああ!(脳内)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151008-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151008-3.jpg" alt="20151008-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>■そしてこうじゃあああああ!(やっぱり脳内)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151008-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151008-4.jpg" alt="20151008-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br>■最後はこうじゃあああああああ!(どこまでも脳内)<br><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20151008-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20151008-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br><br><br>思いのほかスッキリした。ホネかわいいよホネ。<br>で、仕事の忙しさのイライラが高じて、<br>結局ホネのオモチャをAmaz●nでポチってしまった。<br><br>いいじゃん。これで家庭内が平和になるならさ。(言い訳)<br>
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