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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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細川ガラシャ夫人 上下巻

細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)三浦 綾子 新潮社 1986-03-27売り上げランキング : 25938Amazonで詳しく見る by G-Tools自分にとっては、思い出深い本となる。歴史小説を好んで読むようになったのはこの本の影響が少なからずあったからだ。細川ガラシャは洗礼名であり、輿入れする前の名は明智玉子。本能寺で主君・織田信長を弑し、三日天下と嘲笑された光秀の三女である。日本史の教科書に載っていたかはさだかではないがあ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410116214X/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sWdsoXtQL._SL160_.jpg" border="0" alt="細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410116214X/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)</a><br />三浦 綾子 <br /><br />新潮社 1986-03-27<br />売り上げランキング : 25938<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410116214X/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />自分にとっては、思い出深い本となる。<br />歴史小説を好んで読むようになったのは<br />この本の影響が少なからずあったからだ。<br /><br />細川ガラシャは洗礼名であり、輿入れする前の名は明智玉子。<br />本能寺で主君・織田信長を弑し、<br />三日天下と嘲笑された光秀の三女である。<br />日本史の教科書に載っていたかはさだかではないが<br />あったとしても、キリシタンの一例程度だろう。<br /><br />が、キリシタンとしてのガラシャは天草四郎のように<br />カリスマ性をもって崇められた訳でもなければ<br />弾圧や迫害をうけた事実もない。<br />後世のルイス・フロイスの記録に<br />非常に聡明で宗教知識があったとされるだけの<br />いわば一キリシタン信徒である。<br /><br />それでも女性キリシタンとして名を知られるのは、<br />父・光秀が天下を揺るがした謀反人であったこと<br />そして夫・忠興が溺愛したと言われるほどに<br />非常な美人であったと言う、その数奇な運命からだろう。<br /><br />故に上下巻の物語は、光秀と妻の馴れ初めを経て<br />玉子の幼少時代から語られる。<br />ガラシャとなって信仰の道を歩くのは<br />実に下巻を2/3も過ぎてからである。<br />それでもウン十年前に読んだときは、目から鱗が落ちた。<br /><br />歴史の本は、好きだった。<br />中学生の頃、縄文から昭和までの歴史図鑑を買ってもらい<br />それを隅から隅まで読んではいたが<br />光秀が生涯一人の正室しか持たなかったことや<br />妻の顔に疱瘡痕があったことなどは、書いていなかった。<br /><br />更に玉子は物語の中盤まで<br />キリシタンの侍女の話を聞いても、全く共感しないのだ。<br />キリストの教えは、爆発的に日本に浸透したのではない。<br />寧ろそれまでの日本人の考え方と大きく違い<br />宣教師が苦労することもあったらしい。<br />玉子の反論を読むと、それも成程と思える。<br /><br />無論これは史実ではなく、歴史小説だ。<br />だが史実に沿いながら紡がれた物語の面白さに<br />自分は多分、この本で初めて気付かされたのだ。<br /><br />何より何より、明智光秀は近江は坂本城主である。<br /><span style="color:#ff0000"><strong>バ リ バ リ の 地 元 で あ る 。</strong></span><br />ところが当時は、ガラシャ夫人が<br />地元に縁のある人物であるという前知識すらなかったのだ。<br />今思えば歴史小説デビューに<br />知らずこれを手に取ったのはラッキーだった。<br />地図や地名で迷うことなく、話に入ることが出来たのだから。<br /><br />が、そうして十数年も経ってから再読してみて<br />自分でも吃驚するような結果になった。<br /><br />ガラシャは夫の不在の屋敷にて<br />敵方に人質に取らることを拒否して死を選ぶ。<br />神に最後の祈りを捧げる彼女に、恐れはない。<br />その脳裏に、幼き日を過ごした坂本城と<br />紺碧を湛えた琵琶の湖が浮かぶ。<br /><br /><span style="color:#ff0000"><strong>こ こ で 感 極 ま る 滋 賀 作 。</strong></span><br />うん、多分間違えてる。<br />この後ちゃんと両親や夫や子供の顔も出てくるんだけど<br />もう琵琶湖で目の前が滲んで見えない。<br />だって、自分もそうだと思うんだ。<br />帰りたいというのではない。<br />きっと勝手に気持ちが帰ってしまうんだろうと。<br /><br />昔読んだものが、後になって読後感を変えるものはあるけれど<br />こんなにも劇的な衝撃を与えたものはなかった。<br />畜生、歳とったんだなあと思いつつ<br />更に思い出深いものとなった1冊である。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />三浦さんの創作で、ちょっとした恋愛話も入ってるんだが<br />こーゆーのは好きだなあと思う。<br /><br />ただし自分が食べられるくらいだから<br />甘さは微塵もない。多分すごいしょっぱいので注意。
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WJ 2013年22・23号

ONE PIECE707「Bブロック」注目のBブロック戦開始!王様軍隊やらいろいろ出てくるけどいずれも小物臭がするので、この辺は問題なさげ。先週までベラミーかバトルロメオだろうと高を括ってたのにここでとっても気になる仮面男登場。話の流れからして、伝説の剣士・キュロスと関わりがあるとしか思えません。コロシアムで負けなしの最強の男だったというのに町では誰も覚えていないという不可思議な男。これもいろいろ裏がありそうな... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE707「Bブロック」<br />注目のBブロック戦開始!<br />王様軍隊やらいろいろ出てくるけど<br />いずれも小物臭がするので、この辺は問題なさげ。<br />先週までベラミーかバトルロメオだろうと高を括ってたのに<br />ここでとっても気になる仮面男登場。<br /><br />話の流れからして、伝説の剣士・キュロスと<br />関わりがあるとしか思えません。<br />コロシアムで負けなしの最強の男だったというのに<br />町では誰も覚えていないという不可思議な男。<br />これもいろいろ裏がありそうな気配濃厚だけど<br />とりま「キュロス」と言う名前に出典があるんじゃないかと<br />ちょっと検索して調べてみた。<br /><br />簡単に言うと、キュロスはペルシア帝国の初代王。<br />まあここで剣闘士が元王様なんて<br />そのままなオチを予想する訳じゃないけれど<br />ただドフラの年齢を考えると<br />ドレスローザはそんなに歴史のある国ではない筈なんだよね。<br />この国が建国(?)された際に<br />何か知られざる展開があった可能性がなくは無い。<br /><br />あと、まぁこれは無関係な可能性高いんだけど<br />ベルシア帝国時代にゾロアスター教という宗教があったんですよ。<br />別の名を拝火教。火を祀るんだコレが。<br />よもや今回のメラメラの実と関係あるんだろか…<br />…って、ちょっと入り組みすぎかなあ。これは無いか。<br /><br />またキュロスは史上初の人権宣言をした人でもある。<br />魚人島編の後にそんなネタを見つけると<br />無関係ではないような気がしてしまう。<br />ドレスローザが出来る以前に<br />ここに天竜人・人間、そして魚人というピラミッドを<br />崩してしまうような大国が存在していたんじゃないかと深読み。<br /><br />が、年代的に空白の100年やDの一族には繋がらない。<br />無理矢理繋げるとしたら、時空でも歪めない限り…<br />……、…うん?いやいや、まさかなぁ。<br />ウラヌスは多分、月へ行くような技術のことじゃないかと思ってたんだけど<br />タイムマシンやワープ装置のような物でもいいのか…?<br /><br />ひとまず脳内メモとしておいとくとして<br />ルフィとチンジャオの因縁も気になるんだが<br />驚愕の表情でもキラキラを失わないキャベツ<br />(もうルフィがこれで覚えちゃったからこれでいいよね)<br />の徹底ぶりが笑えるww<br /><br />イケメンなのに憎めないwww<br /><hr size="1" /><br />NARUTO628「ここに、そしてこれから」<br />ナルト側に視点が戻ってきましたね。<br />ここに火影達とサスケが来るってスンポーなのかな。<br /><br />マダラはとりあえず柱間が相手するだろうし<br />オビトはカカシとどっか行っちゃったし<br />これは十尾が暴走するフラグだろうか。<br />十尾を鎮めるには、うちはと千住(うずまき)の<br />力を合わせるしかない…!的な?<br /><br />戦闘シーン自体は長引きそうですが<br />この対戦が作品の結末へ向かうクライマックスな気がします。<br />ひょっとして1,2年以内に終わるのかなぁとも思うので<br />自分の中で整理をつけるためにも<br />いろいろと考えてみたいなぁと思ったり。<br /><br />1部が始まった頃のNARUTOは<br />ナルトとサスケという分かりやすいライバル関係がありました。<br />真っ当な正義を目指して未来を歩むナルトと<br />歪んだ正義を胸に過去を行くサスケは<br />明解な光と影を描いており、少年漫画らしくもありました。<br /><br />けれどナルトは主人公ではなく<br />最初から「主人公の一人」だったのかも知れません。<br />「理想」というものに対しての考え方の違い、<br />これ自体がライバル関係として描かれているのかも知れません。<br />そう考えると、余りにサブキャラの伏線が多いこの話の<br />在り方が何となく納得できるような気がしました。<br /><br />ナルトがオビトに向かって吐いた<br />「一人になりたいてめーには分からない」<br />「ここ(=心)に仲間がいないのが一番痛い」<br />というこの台詞が答えになるでしょう。<br />「理想を自分の為に実現するか、人の為に実現するか」<br /><br />が、これは非常に線引きしにくい問題でもあります。<br />サスケにも自己犠牲的な部分はあるし<br />ナルトにも自己中心的な部分はあります。<br />そうなると「理想」というのは「大体の人が求めるもの」<br />つまりは民主主義の原則下のものになってしまうのです。<br /><br />その指導者となるのが「火影」であり<br />少数派を不満なくまとめるのに必要なものが<br />圧倒的な力とカリスマ性だという結論に落ち着いてしまう。<br />それなら確かに、次の火影はナルトしかないなと思えるのです。<br /><br />全然少年漫画とかけ離れた夢の無い話なんですが<br />理屈が通らないと読めない自分にとって<br />ナルトがずっと個人レベルでしか物を見ないのが<br />ずっと「?」だったのですが<br />これでいいんだと思いなおしました。<br /><br />初代や四代目達とはまた違う<br />里全体ではなく、一人の為にでも全力で戦うというのが<br />ナルトの持つカリスマ性なんでしょう。<br />少なくともそう考えることによって<br />自分がナルトに抱えていた疑問が、幾つかは小さくなりました。<br /><br />何で敬語になってるのか自分でも分かりませんが(笑)<br />見方を変えることによって、自分がこの作品を<br />もう一度見直すきっかけになったらいいなぁと。<br /><hr size="1" /><br />暗殺教室:成程なー。でもその渚君の才能を<br />     殺せんせーが知ってるって時点で手はあるのかなー。<br />許斐先生読み切り:久しぶりに人体の違和感を感じた。<br />めだか:とりまお疲れ様と。<br />ワールドトリガー:不思議な絵柄だよねえ。<br />      ギャグでもシリアスでも淡々と読めちゃうというか。<br />スケット:コレ、卒業したら終わるのかな。それとも二部開始?<br /><br />今回はここまで。来週は休刊かー。
  • Date : 2013-04-29 (Mon)
  • Category : WJ
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夏草の賦 上下巻

夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)司馬 遼太郎 文藝春秋 2005-09-02売り上げランキング : 58240Amazonで詳しく見る by G-Tools子孫の方が書かれた長宗我部を拝読し、長宗我部元親の小説を読もうとしてから早や3か月。時の流れは絶えずして、我が決意のゆるゆるたる様であることよ。今日はカレーの気分だと外に出て結局冷やし中華を食べて帰ってくるように本屋に行くと読みたいものが変わるのもあるのだが題材的に少々心配だったの... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167663198/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SvUM0B8hL._SL160_.jpg" border="0" alt="夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167663198/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)</a><br />司馬 遼太郎 <br /><br />文藝春秋 2005-09-02<br />売り上げランキング : 58240<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167663198/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />子孫の方が書かれた<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-104.html" target="_blank" title="長宗我部">長宗我部</a>を拝読し、<br />長宗我部元親の小説を読もうとしてから早や3か月。<br />時の流れは絶えずして、我が決意のゆるゆるたる様であることよ。<br /><br />今日はカレーの気分だと外に出て<br />結局冷やし中華を食べて帰ってくるように<br />本屋に行くと読みたいものが変わるのもあるのだが<br />題材的に少々心配だったのもある。<br /><br />信玄が甲斐の虎なら、元親は四国の虎とも称される。<br />だが四国統一の夢も寸前にして潰え<br />時代が信長の死で終わりを告げた後は、豊臣陣営の臣下に下る。<br />大舞台である関ヶ原の戦いではすでに没し<br />いわゆる戦国武将としては、「時流に乗れなかった」組なのだ。<br /><br />同じような境遇でも、伊達政宗のような特殊例もあるが<br />彼の立身は後世の大河ドラマのお蔭とも言える。(笑)<br />自力で後世に名を残そうとしたら<br />相当な武勲か、壮絶な死を遂げる以外の手は無い。<br />そのいずれでもない元親のストーリーを<br />司馬先生はどう創るのだろうか?<br /><br />話は元親のもとへ輿入れする奈々から始まる<br />元親の妻は斉藤利三(※家光の乳母・春日局の父)<br />の異母妹であり、明智光秀の姪となる。<br />つまりは当時のイケてるスポットだった美濃から<br />土佐というとんでもないド田舎に嫁いだという設定だ。<br /><br />「田舎に生まれたが故に、時流に乗れなかった英傑」<br />これが司馬先生の元親像なのだろう。<br />軍勢の風体はまるで山賊のようであり<br />軍馬も名馬を生む奥州産と違い、在来のポニーのような馬だ。<br />領主である元親が、茶すら飲めない生活を送る。<br /><br />歴史にIFはない。<br />だが当時のA級武将に必須であったと思われる<br />図抜けた知略と政治力を手にしていた元親が<br />時流と地の利に立ち竦む様は、なんとも哀れだ。<br />自分が田舎者だから、余計にそう思う。(涙)<br />のっ、信長が安土で天下取ってたら<br />滋賀だってもっと有名になってたんだからねっっっ!!<br /><br />華はない。<br />四国統一という栄華の頂点が目前にして崩れ<br />20年と言う戦の歳月が無に帰した様子は、容赦ないほど哀れだ。<br />その夢を託そうとした嫡子の信親の死に<br />元親が少しずつ老いを見せ始める。<br />だが何時の間にか読んでいる者は<br />在りし日の輝きを失いつつある老武者の姿から<br />目が離せなくなってしまうのである。<br /><br /><blockquote><p>「男は、夢のあるうちが花だな」</p></blockquote><br /><br />表題に含まれる「賦」の字は<br />具象を羅列して書く散文のようなものを指す。<br />ドラマティックではないかもしれないが<br />タイトルからして、名もなき草が一瞬を生きた姿を<br />ただありのままに綴ったのだと語るようだ。<br /><br />やっぱり司馬先生は読ませるなぁ、と<br />シミジミと感じ入ってしまうのである。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />世間より1日遅れでGWに入りましたー。<br />ジャンプは昨日に買って読んだけど、感想は明日に書くです。
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【青空文庫】夢もろもろ

夢もろもろ横光 利一 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools横山利一はあの菊池寛に師事したという。が、何より自分の心を鷲掴みにしたのは著作に「琵琶湖」「比叡」というタイトルが並んでいたからだ。(※初めての方へ注意:地元故の滋賀偏愛が甚だしい)だが数作読んでみると、どれもなかなか面白い。その中の本作は「夢」に関してただ徒然に書かれたものである。よって今回は、同じ手法で書いてみよ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IYI4JI/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41F5eMRTzjL._SL160_.jpg" border="0" alt="夢もろもろ" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IYI4JI/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">夢もろもろ</a><br />横光 利一 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IYI4JI/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />横山利一はあの菊池寛に師事したという。<br />が、何より自分の心を鷲掴みにしたのは<br />著作に「琵琶湖」「比叡」というタイトルが並んでいたからだ。<br />(※初めての方へ注意:地元故の滋賀偏愛が甚だしい)<br /><br />だが数作読んでみると、どれもなかなか面白い。<br />その中の本作は「夢」に関してただ徒然に書かれたものである。<br />よって今回は、同じ手法で書いてみようと思う。<br /><br />良い夢<br />現実と無関係なものがよい。<br />いまだに学校で宿題忘れた夢とか見ると泣きたくなる。<br /><br />性欲の夢<br />未だに空を飛ぶ夢を見るよ!と言ったら<br />それは性欲うんぬんと言われる。<br />そんなもんがあったら、遠まわしに空なんぞ飛ばないで<br />直接見たいものを見るわい。<br /><br />怖い夢<br />あんまり怖い夢を見ない。<br />記憶の限り今まで一番怖かった夢は<br />家に飾ってあった日本人形が踊りだした夢である。<br />(夜中に「人形がおどるううううう」と言って泣いたらしい)<br /><br />夢の解答<br />これは横光利一の本文に一票。<br /><br />たまらぬ夢<br />歯の全部抜ける夢を見た。<br />拾おうとしたら帝国軍みたいなのに囲まれて、必死で逃げた。<br />勇者は失われた歯を取り戻すべく、冒険の旅に出た。<br />未完で目が覚めたが、面白かった夢のベスト5に入り<br />自分の中で「入れ歯クエスト」と名付けている。<br /><br />夢の定義<br />相方が歯の抜ける夢をみたというので上の話をしたら<br />向こうは怖い夢として認識して欲しかったらしく<br />更に夫婦の溝が広がった。<br /><br />夢の効果<br />さっきから「ゆめの」と打つと夢野久作先生が変換されて面倒くさい。<br /><br />痛快な夢<br />妹の夢だが、庭で蛇が出た際に<br />母が出てきて飲み込んで助けてくれたらしい。<br /><br />まごついた夢<br />出かけなきゃなーと思いながらついうたた寝をして<br />ちゃんと出かけた夢を見た<br />という夢から目が覚めて、ああやっぱり出かけなきゃと思ってたら<br />そこで本当に目が覚めたという二重夢。<br /><br />面白くない夢<br />小さい頃、ペガサスに乗る夢を意図的に見たいと<br />苦心していた時期がある。<br />夢だから呼べば来ると思ったのだが<br />半分くらいの確率でお父さんがでてきた。<br /><br />笑われた子<br />横光利一の作品名。つまりは番宣。<br />ショートショート風のオチが面白い。<br /><br />佐藤春夫の頭<br />誰よ。<br /><br />見ない夢<br />最近は見ないというより、思い出せない。<br />起きて10秒以内に思い出そうとしないと忘れるってのは本当だろうか。<br /><br />夢の色<br />小さい頃からずっとフルカラー天然色。<br />白黒の夢を見る人がいると聞いて吃驚した。<br /><br />夢の話<br /><blockquote>夢の話と云うものは、一人がすると、他の者が必ずしたくなる。<br />すると、前に話した者は必ず退屈し出すのだ。<br />何ぜかと云えば、それは夢にすぎないからだ。</blockquote><br /><br />オチは本作に丸投げして、了。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />って、ただの日記やんこれ。(笑)<br /><br />でも青空文庫は、制覇とまでは行かなくても<br />面白作品の発掘はずっとしていきたい。<br />まあ書評っつーか、ちょっとした息抜きで。
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おたふく

おたふく (文春文庫)山本 一力 文藝春秋 2013-04-10売り上げランキング : 10183Amazonで詳しく見る by G-Tools山本一力氏を最初に読んだのは「蒼龍」だったと思う。思う、というのは本棚に見当たらないからだ。引っ越ししてからは50音順に並べるようにしているので以前に比べて迷子本率はぐっと減ったのだが未だに神隠しは後を絶たない。(自然現象みたいに言うんじゃねえ)まぁ、本棚の外にもいるからなぁ。←その内ひょっこり帰... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670208/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51F3rgaIlHL._SL160_.jpg" border="0" alt="おたふく (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670208/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">おたふく (文春文庫)</a><br />山本 一力 <br /><br />文藝春秋 2013-04-10<br />売り上げランキング : 10183<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670208/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />山本一力氏を最初に読んだのは「蒼龍」だったと思う。<br />思う、というのは本棚に見当たらないからだ。<br />引っ越ししてからは50音順に並べるようにしているので<br />以前に比べて迷子本率はぐっと減ったのだが<br />未だに神隠しは後を絶たない。(自然現象みたいに言うんじゃねえ)<br /><br />まぁ、本棚の外にもいるからなぁ。←<br />その内ひょっこり帰って来るだろう。<br />その時はこの腕にギュッと抱きしめて<br />「おかえり」と胸一つで受け止めてやるつもりだ…!<br />(いいからちゃんと本棚にしまえよ)<br /><br />それからも数冊、氏の作品は読んでいる。<br />初読の印象がよかったのもあるが<br />あとがきの「2億の借金を返すために小説家になった」<br />という告白が余りに衝撃的で<br />次作も買わなくてはならないような気がしたのもある。(笑)<br /><br />さて内容。<br />特撰堂は一流の料亭にフカヒレなどの<br />高級食材を下ろす廻船問屋だ。<br />当然、一般庶民の口に入るものではない。<br />「札差」と呼ばれる、武士の米録を金に換える業種<br />ひらたく言えば「金貸し」達が豪遊して食うのである。<br /><br />だが当時老中だった松平定信が<br />棄損(きえん)令を出したことから<br />御家人たちの借金はほぼ帳消しとなってしまう。<br />だが財政難打開に打ち出した筈の幕府の政策は<br />逆にかつてない江戸の不景気を生むことになる。<br /><br />一方、特撰堂の次男・裕治郎は家を出て<br />普請場で働く職人たちに弁当を売る商売を始める。<br />高級食材を扱う特撰堂とは全く違う<br />梅むすび2つと惣菜が2品入っただけの、30文の弁当だ。<br />だがこれが──────<br /><br />すげーーーー旨そうなのである。(どんだけ個人的な書評だよ)<br />ちょっとしょっぱめの塩と<br />釜で炊いたあっつあつの飯に肉厚の梅干。<br />うん、最近コンビニで売ってるような<br />唐揚げやら煮玉子が入ってるのもウマイけど<br />見ても聞いても書いても、口の中にじゅわっと唾液が染み出すあたり<br />梅干しは日本人DNAを刺激してやまない。<br /><br />一力氏の作品の魅力は何と言っても<br />本人の経験から来るのであろう、商売に打ち込む姿勢と<br />男飯とも言うべきシンプル和食と思う。<br />いやもう、今回の弁当に関しては<br />個人評価で梅干し5個つけてもいい。<br />うわああああああ、だめだいかんつばでるつば。<br /><br />最後に裕治郎が兄弟への思いを語る台詞には<br />時代小説特有の人情もちゃんと添えられている。<br />が。<br />高級廻船問屋と庶民向け弁当屋の兄弟設定より<br />札差や御家人の棄捐令ストーリーの方が前に出ているというか。<br />いや、ちゃんと2つが絡んで解決もしているのだが<br />少々オカズが多くて、1つ1つを味わい切れなかった心地がする。<br /><br />全作を読んだ訳ではないので、エラそうなことは言えないのだが<br />文章は新しいのを読むたびにどんどんこなれて<br />一力風味とでも言おうものが出ている気がする。<br />が、蒼龍のあの一話目を読んだ時の<br />借金を抱えた自身を切り売りするかのような<br />鮮烈な何かが薄れたような気がしてしまうのだ。<br /><br />ただ飯に関しては、それを感じない。<br />むしろ…、更に進化している…だと…?<br />いや実際、このような本も出されているので<br />きっと食への情熱を切り売りされたものが<br />あの表現に繋がっているのだろう。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670194/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Ld6OHqNUL._SL160_.jpg" border="0" alt="味憶(みおく)めぐり 伝えた本寸法の味 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670194/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">味憶(みおく)めぐり 伝えた本寸法の味 (文春文庫)</a><br />山本 一力 <br /><br />文藝春秋 2012-12-04<br />売り上げランキング : 176611<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167670194/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ひょっとしてもう借金をすっかり返してしまって<br />落ち着かれてしまったのだろうか?<br />などといらぬ詮索大きなお世話をしてしまうのである。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />職場でPCのOSの入れ替えをしているのだが<br />なんかもうこれが非常にメンドクサイ。<br /><br />元々そんなに新しくないPCを区切って<br />XPとVISTAを入れたり<br />VISTAと7を入れたりとカオスな事になってるのだが<br />この度いくつかに8をいれることに。<br />さらに2003も2007も2010も2013も使うので<br />配分もカオス。自分もカオス。<br /><br />先日噂で、8に手が入って<br />スタートボタン付きが開発されるかもというのを聞いたが<br />いやもう、じゃあなんで消したんだと小一時間。<br /><br />2014年にXPと2003のサポートが切れるのが<br />ニュースでも話題になってるけど<br />コチラとしては一刻も早く消えて欲しい。(笑)
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トルコで私も考えた

トルコで私も考えた トルコ21世紀編 (集英社文庫―コミック版)高橋 由佳利 集英社 2013-04-18売り上げランキング : 1847Amazonで詳しく見る by G-Tools夏休みに友人達と旅行をする予定。えげれすだアラスカだと様々な候補地を経て、トルコに決定。オマケに個人旅行で手配することに。とりま日本からトルコへ行く航空券は各自とったのだが(関東・関西合流軍なので、現地集合になる)国内移動の航空券で都合のいい時間が取れずにい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086194236/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/517EAH-kCDL._SL160_.jpg" border="0" alt="トルコで私も考えた トルコ21世紀編 (集英社文庫―コミック版)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086194236/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">トルコで私も考えた トルコ21世紀編 (集英社文庫―コミック版)</a><br />高橋 由佳利 <br /><br />集英社 2013-04-18<br />売り上げランキング : 1847<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086194236/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />夏休みに友人達と旅行をする予定。<br />えげれすだアラスカだと様々な候補地を経て、トルコに決定。<br />オマケに個人旅行で手配することに。<br /><br />とりま日本からトルコへ行く航空券は各自とったのだが<br />(関東・関西合流軍なので、現地集合になる)<br />国内移動の航空券で都合のいい時間が取れずにいる。<br />これはいかんと本書を購入。<br />いや、むしろ現状打破と言うより<br />試験の前に掃除を始める現実逃避そのものだ。<br /><br />本書の名前は知っていたので、前から読みたいとは思っていたのだが<br />どうやら買う順番を間違えたらしい。<br />この前に入門編・嫁入り編・日常編というのが出ているのだな。<br />うーむ、やはり入門編からちゃんと読むべきであった。<br />(そんなことより航空券とれよ)<br /><br />作者の高橋さんは少女漫画家で<br />トルコ滞在中に知り合ったトルコ人男性と結婚し、出産。<br />かれこれ20年も日本-トルコ間を行き来し<br />言語や風習や食の文化の違いに<br />日常レベルで接した体験記が漫画で語られている。<br /><br />多分入門編なら、初心者レベルのことも描かれてそうなのだが<br />21世紀編では既に高橋さん本人が<br />現地でタタール人だと思われるレベルに達しており<br />サズやダブルカというトルコ民族楽器の習い事や<br />滞在手続きや姓名変更の話、トルコ男性のイクメンっぷりなど<br />日常を送る人ならではの話題がずらりと並ぶ。<br /><br />どう考えても、今の状況は民族楽器を習っているバアイではない。<br />国内移動の手配を一手に引き受けてくれている友人に<br />盛大なツッコミチョップを急所に入れられそうだ。<br />(分かってるんなら協力しろよ)<br /><br />だがやはり、食の話は興味深い。<br />普段から外食をするときは無国籍料理をよくチョイスするので<br />ひよこ豆のスープのレシピとか、ちょっと惹かれた。<br />ナスのサラダとか、途中まで焼きナスみたいだよ。<br />うーむ、今度作ってみるか?(その前にもっとやることが)<br /><br />高橋さん本人が、日本でも売って欲しいトルコ品リストとか<br />お土産にもよさそうである。<br />乾果スキーなのでドライいちじくは是非買おう。<br />バクラヴァという菓子は超絶甘いらしいのだが<br />ナッツやドライフルーツがどっさり入っているのだそうだ。<br />甘いのは苦手なんだが、味見くらいはしてみたい。<br /><br />そうそう、ついブルガリアをイメージしがちなヨーグルトだが<br />実はトルコが発祥地だというのは<br />以前にTVで見て、へぇーと思ったことがある。<br />濃くて美味しいらしいので、これも食べなくてはな。<br />おお、結構為になるぞ。(航空券はよ)<br /><br />そうこう書いている内に朝は時間がなくなったので<br />そのまま出勤してしまったのだが<br />帰りに本屋によって、ちゃんと入門編を買ってきた。<br />ふっ、我に抜かりなし。←<br />うむ、こちらの方が簡単なトルコ語や<br />交通機関のことも書いてたので、やっぱり初心者向けであった。<br /><br />別にトルコに嫁に行く予定はないので<br />嫁入り編はいいかと思っていたのだが<br />入門編のあとがきを読んで、やっぱり読むべきかと思いなおした。<br />当然日常編は読みたいし…、<br />ってアレ、結局全部買うんじゃないか。<br /><br />これを読んでチャイを煎れるポットが欲しくなったが<br />向こうで買うと荷物になるだろうか、うーむ。<br />(だから早よ航空券買えよ!!!!)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />まぁ無事に旅行できたら、改めてここでご報告します。<br /><br />TVでやってたヨーグルトの話。<br />「ブルガリア」は菌のことであり<br />ブルガリア地方特有のものだからその名前がついたとか。<br />この地方にはその菌がうようよいるので<br />乳を木の枝で混ぜると、ブルガリアヨーグルトが出来るとか<br />確かそんな内容だった。<br /><br />なので明治乳業は定期的にこの菌を仕入れて<br />ヨーグルトを作ってるんだぜ!という商品名な訳だ。<br />他の土地では培養できないんだってさ。<br /><br />ちなみに有名なビフィズス菌も<br />ヨーグルトでついイメージしがちなのだが<br />必ず入っている菌ではない。<br />ビフィズス菌が入ってるよという触れ込みで<br />例の「ビヒダス」という商品名がある訳で。<br /><br />でも並み居るブランド商品の中で<br />やっぱブルガリアヨーグルトってウマイ気がすんだよねー。<br />なんでじゃろ。
  • Date : 2013-04-25 (Thu)
  • Category : 漫画
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さよならペンギン

さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)大西 科学 ミギー 早川書房 2010-05-10売り上げランキング : 497575Amazonで詳しく見る by G-Tools量子学の確率によるフンボルトペンギンの為のSF小説。いや、暖かくなったから脳に支障を来たした訳ではなく本当にそういう話なんである。いやコレがもう、自分の中で大ヒット。全米が頷いた。(異様な光景だな)主人公・南部の塾講師風景から話は始まる。中学3年の数学... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150309973/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/4108jJ7sb8L._SL160_.jpg" border="0" alt="さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150309973/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">さよならペンギン (ハヤカワ文庫 JA オ 9-1) (ハヤカワ文庫JA)</a><br />大西 科学 ミギー <br /><br />早川書房 2010-05-10<br />売り上げランキング : 497575<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150309973/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />量子学の確率によるフンボルトペンギンの為のSF小説。<br />いや、暖かくなったから脳に支障を来たした訳ではなく<br />本当にそういう話なんである。<br />いやコレがもう、自分の中で大ヒット。<br />全米が頷いた。(異様な光景だな)<br /><br />主人公・南部の塾講師風景から話は始まる。<br />中学3年の数学カリキュラムである「確率」の授業だ。<br />既に合格発表も終え、受ける必要もないのだが<br />子供たちは皆、南部の確率論とも<br />卒業への餞とも取れる話に耳を傾けている。<br /><br />そうしてアパートに帰った南部を出迎えたそれは<br />身長70cm程で背中と頭が黒く、腹が白い。<br />が、胸に1本黒い横縞と、繭のような白い模様が目に回り込んでいる。<br />フンボルトペンギンが「よう」と翼を持ち上げる。<br /><br />可愛い動物キャラのメルヘン本なのかと思いきや、それも違う。<br />南部はこの世界の「観測者」なのだ。<br />既に1500年の歳月を、変わらぬ姿で生きている。<br />ペンギンは「延長体」として、ずっと南部の傍らに在った。<br />その理由と意味は、南部本人にも分からない。<br /><br />更にストーリー全体が、物理チックな文章で構成されている。<br />正体不明の何かと戦うペンギンが、相手の鋭い斬撃にこう呟く。<br />すごい質量だ、と。<br />また南部自身も不死身である境遇を、<br />量子力学の原理で言えば有り得ることだと言っている。<br /><br />かがみよかがみよかがみさん<br />りけいさんのいっていることをやくしておくれ。ヽ(°▽、°)ノエヘヘ<br />と、なりそうだがそんな事はない。<br />数式の世界ではなく、いわば理屈の世界なので<br />文系脳でも十二分に理解できる。<br /><br />文章表現と言う点では少々薄味仕上げであるものの<br />心情に深く切り込んでいない分、切り口が新しい。<br />不老不死、という幾多のSFや歴史もので<br />渇望されて来た人類の永遠の夢。<br />大概の作品でその夢は無謀なものとされ<br />手痛い報復を受けるのが通常だ。<br /><br /><blockquote><p>南部を長生きさせている力は<br />それがどんなものであれ<br />人間本来の脳の容量を拡張するようには働いていない<br />(中略)…そんな脳に1500年は長過ぎた</p></blockquote><br />不老不死を脳の能力で考えたのは、初めてだ。<br />確かに脳には未知の部分が多く<br />ひょっとして限界を超えた潜在能力があるかも知れない。<br />しかしそれは、サイコロを振るより更なる確率を超えた<br />「観測者」にならねば出せない解答だ。<br /><br />人には短期記憶と長期記憶がある。<br />だが南部は脳が貯蔵し得る時間を、遥かに超えて生きている。<br />脳はほぼ強制的に、記憶を処理してしまうのだ。<br />不思議と感傷的な言葉で語られるよりも<br />酷く切ない事であるように感じた。<br /><br />ストーリーを通して出てくる「観測者」と言う存在は<br />量子学でいう「シュレーディンガーの猫」に<br />基づいたものだと思われる。<br />あれこそ理屈は分かるものの<br />かがみさんかがみさーーーんと絶叫したくなるモノの1つだったが<br />ちょっとばかり意義が見えたような気がした。<br />※シュレーディンガーの猫の正しい知識を得たい方は、<br /> 成程よく分からない<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%8C%AB" target="_blank">wiki</a>を参照頂きたい。<br /><br />SFなら空想科学小説だが、こちらは空想量子学小説とでも言うのだろうか。<br />アプローチが面白かったので、ついそれっぽいことを書いたが<br />上の理論を聞いたとき、猫はやめて猫が可哀想くらいにしか思えなかった<br />自分が言うのだから、理系知識が無くても楽しめることは保証する。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />先日不注意から、机で顎を強打した。<br />しばらくのたうちまわっていたのだが<br />後で鏡を見たら、左半分が腫れてて吃驚した。<br /><br />その差数ミリくらいなので大したことはないのだが<br />顎が腫れたというのが初めてだったので。<br />これで右半分強打したら<br />イタリア人みたいな割れアゴになるのかと好奇心が湧いたが<br />左だけで十分痛かったので、さすがに試さなかった。<br /><br />今日あたりから痛みがやっと引きました。<br />忘れて顔を洗うたびにうおおおってなってたので、ほっとした。
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WJ 2013年21号

ONE PIECE706「お前を笑わない」うん?なんか試合の仕組みを理解出来てないかもしれん。最初に出てきたディアマンテはじめドフラの部下達はこのブロックの勝者たちを迎え撃つ方式ってこと?さてやっぱりコロシウム戦の注目株はまさかの再登場となったベラミーでしょう。Aブロック勝ち上がりは既に決定、C・Dは多分ほぼ決まりだろうってんでBブロックのベラミーが、今までの噛ませ犬キャラではなく本当に勝ち上がってきたとしたらキ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE706「お前を笑わない」<br />うん?なんか試合の仕組みを理解出来てないかもしれん。<br />最初に出てきたディアマンテはじめドフラの部下達は<br />このブロックの勝者たちを迎え撃つ方式ってこと?<br /><br />さてやっぱりコロシウム戦の注目株は<br />まさかの再登場となったベラミーでしょう。<br />Aブロック勝ち上がりは既に決定、<br />C・Dは多分ほぼ決まりだろうってんで<br />Bブロックのベラミーが、今までの噛ませ犬キャラではなく<br />本当に勝ち上がってきたとしたらキャラの変化度合いが気になるな!<br /><br />初出のベラミーには、ルフィは正直興味が無さそうでした。<br />ひし形のオッサンの一件があったからムカついただけで<br />「本気で相手するに値しない」と考えていたような気がする。<br />ルフィは本能的に、「夢」の力を信じているのだと思う。<br />善悪を問わず「夢」の持たぬ人間は、結局は強さをも追及できないと<br />そんなルフィなりの哲学があるんではないだろうか。<br /><br />一方黒ひげは恐らく「悪しき夢」を持つ人間であり<br />初対面から危険警戒レベルであることを察していたのではあるまいか。<br />そう考えると、今回ルフィがベラミーを見る目は<br />以前とは変わっているような気さえする。<br /><br />要領よく海賊世界を渡っていくことだけが<br />いわば「エリート出世」が目的だったあのベラミーが<br />なんと空島に行き、世界が変わったとまで言ったのだ。<br />「お前を笑わない」<br />今回のタイトルにもなったその言葉の意味は<br />ベラミー自身が夢を持ったという事ではないだろうか。<br /><br />それが自身の夢であるのか<br />ドフラに私淑するが故の夢なのかは分からないが<br />もしもBブロックを勝ち上がることになったとしたら<br />彼の夢は読者を唸らせるものになるのではないかと期待。<br />ドフラに反逆という線もなくはないが<br />実はドフラが真っ当な夢を持っている可能性もゼロじゃないよね。<br /><br />そうそう、ベラミーがドフラに献上した金柱。<br />多分、ルフィが貰わなかったアレだよね。<br />単に強奪したと可能性もあるが<br />ひょっとしたら空島の人間達からプレゼントされたとか?<br /><br />実はベラミーがいいコだったら面白いけど<br />最終的には噛ませ犬になっても、<br />それはそれでベラミーだなぁと思ったりするんだが(笑)<br />とりまBブロック戦は注目だ。<br /><hr size="1" /><br />NARUTO休載。<br />はいいんだけど、SQに他の漫画載るんだね。<br />連載終了フラグが思ったより近いんだろうか???<br /><br />こち亀:自分もレース鳩漫画思い出したわ。<br />    鳥嫌いなのに、なんであれは読んでたんだろう。<br />暗殺教室:おお、ここで渚君の「得体の知れなさ」来るか!?<br />椎橋先生読切:ぬらりひょんみたいに途中で向こうに行かないなら<br />       連載で読んでみたいキャラだなあ。<br />超能力:伏臥上体反らしっつーのもあったね。<br />ブリーチ:報われぬ恋が似合いすぎる石田親子…。<br />ハイキュー:影山の努力が笑えるww<br />クロスマネジ:ゴーリーの子、いいよねえ。<br /><br />今回全体的に面白かった。ここまでー。<br />
  • Date : 2013-04-23 (Tue)
  • Category : WJ
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模倣の殺意

模倣の殺意 (創元推理文庫)中町 信 東京創元社 2004-08-13売り上げランキング : 536Amazonで詳しく見る by G-Tools「これはすごい!」しかしこの本に関しては多くを語れません。驚きたい方はぜひ手に取ってみてください。※注意!解説は先に読まないでください!!帯の文句である。まったく出版社というところは、恐ろしい。本は折り込みチラシが出ない分、書店内での配置や受賞名そしてこの帯文句が買えと迫ってくるのである。涙... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488449018/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CAANR432L._SL160_.jpg" border="0" alt="模倣の殺意 (創元推理文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488449018/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">模倣の殺意 (創元推理文庫)</a><br />中町 信 <br /><br />東京創元社 2004-08-13<br />売り上げランキング : 536<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488449018/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><blockquote><p>「これはすごい!」<br />しかしこの本に関しては多くを語れません。<br />驚きたい方はぜひ手に取ってみてください。<br />※注意!解説は先に読まないでください!!</p></blockquote><br />帯の文句である。<br />まったく出版社というところは、恐ろしい。<br />本は折り込みチラシが出ない分、書店内での配置や受賞名<br />そしてこの帯文句が買えと迫ってくるのである。<br /><br />涙なしには読めないとか<br />絶対に最後まで見抜けないだとか<br />怖すぎて手に取ってもらえるか心配だとか<br />ジャロってなんジャロとばかりに購買欲を煽る。<br />しかも騙されても、ジャロには通報出来ない。<br />これで通報できるなら、自分はとっくにお得意さんである。<br /><br />昨今のオレオレ詐欺だのニュースを聞いても<br />(※これも近日、振込詐欺から名称が変わるそうですね)<br />引っ掛からない自信があったのだが、最近ちょっと不安になってきた。<br />「下巻はネットのみの完全注文販売です!」<br />なんて書かれたら、速攻銀行に走ってしまいそうだ。<br /><br />7月7日の午後7時に、新人作家が窓から飛び降りた。<br />作家活動に行き詰った故の自殺とされた。<br />が、この死を巡って、彼の恋人であった雑誌編集者と<br />また友人であったルポライターが、別々に事件を追う。<br />二人が考える容疑者は全く別の人間で<br />そのアリバイ崩しも読んでいて、強引としか思えない。<br />が、事件は少しずつ別の様相を見せ始め─────<br /><br />話は普通に、正統派の推理小説だ。<br />が実はこれを読んでいる間、ずっと何か妙な感じがしていたが<br />後で解説を読んで「70年代作品の復刻版」と知り<br />成程なぁと納得した。<br /><br />電話やカメラが出てくるのである。<br />「携帯」や「デジカメ」ではないのだ。<br />「ミステリ」ではなく「推理小説」なので<br />※違いに関しては私見だが<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-124.html" target="_blank" title="葉桜の季節に君を想うということ">葉桜の季節に君を想うということ</a>に書いている<br />飛行機や電車の時刻もちょいちょい絡んでくるのだが<br />登場人物はネットではなく、時刻表で調べているのだ。<br /><br />自分は当然、その時代をガッツリ知っているのだが<br />それですら違和感を感じたのだから<br />もし平成っ子のミステリファンがこれを読んだら<br />違う意味で謎が出てくるんじゃないだろうか。<br />確かに、今のデジカメでは成り立たないトリックもある。<br /><br />時代をある程度超えてしまえば<br />ホームズや金田一のように不朽の名作になるのだろうが<br />トリックは文明の壁があるのかも知れない。<br />ちなみに本書のオチとカメラトリックは関係ないのだが、<br />ある意味「時代の所為」でネタが分かってしまった。<br />十数年前に読んでいたら、十分楽しめたろうに。<br /><br />最近は自分もあんまり「トリック」を重視しなくなり<br />話が面白ければ可、みたいな捉え方になっているので<br />推理小説というものが楽しめていないかもしれない。<br />はじめて「Yの悲劇」を読んだときは<br />まだ子供で文章が難解ながらも、すごい感動したけどなあ。<br /><br />読んだ本の内容を忘れない為にこのブログを始めたのだが<br />推理小説関係は忘れた方がいいのかもしれん。(笑)<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />ところで帯を見てたら、時代物では結構に<br />宮部みゆきさんの名がアオリ文句になってるんだなあと思った。<br /><br />■つけかえて自推著にしてみる。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/Photo0300.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/Photo0300.jpg" alt="Photo0300.jpg" border="0" width="250" height="333" /></a><br /><br />■ギャップ萌を誘ってみる。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/Photo0301.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/Photo0301.jpg" alt="Photo0301.jpg" border="0" width="250" height="333" /></a><br /><br />■応用力の高いこの漫画。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/Photo0299.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/Photo0299.jpg" alt="Photo0299.jpg" border="0" width="250" height="333" /></a><br /><br />しかしそのままの帯で吹き出せるのは<br />新作に全部「連載再開」と書いているこの御仁であろう。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/Photo0298.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/Photo0298.jpg" alt="Photo0298.jpg" border="0" width="300" height="225" /></a><br /><br />先週からちょっと忙しくて、ブログ書く時間が不規則になってます。<br />GWまでこんな感じかなあ。<br />取り敢えず後でジャンプ感想書く。
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質屋の女房

質屋の女房 (新潮文庫)安岡 章太郎 新潮社 1966-07-12売り上げランキング : 323667Amazonで詳しく見る by G-Tools今年の明けに亡くなった安岡氏の著作が書店でちらほらと並んでいるのを見かける。黄ばんだ古い本なら家にあったなぁと、手に取ってみた。戦後に「第三の新人」と呼ばれる小説家の一人で現代に繋がる小説の形が広がる一方いわゆる私小説というものを書き続けた者達をそう言うらしい。そう聞くと明治文豪の流れを汲ん... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101130027/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51F646E1SWL._SL160_.jpg" border="0" alt="質屋の女房 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101130027/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">質屋の女房 (新潮文庫)</a><br />安岡 章太郎 <br /><br />新潮社 1966-07-12<br />売り上げランキング : 323667<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101130027/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今年の明けに亡くなった安岡氏の著作が<br />書店でちらほらと並んでいるのを見かける。<br />黄ばんだ古い本なら家にあったなぁと、手に取ってみた。<br /><br />戦後に「第三の新人」と呼ばれる小説家の一人で<br />現代に繋がる小説の形が広がる一方<br />いわゆる私小説というものを書き続けた者達をそう言うらしい。<br />そう聞くと明治文豪の流れを汲んだ<br />いかにも堅そうな内容を彷彿とさせるのだが<br />意外にも安岡氏の文章は、ユーモラスな表現に満ちている。<br /><br />表題作を含む全10編の短編集。<br />いずれも時代は戦時後期から戦後が舞台となり<br />やや病弱な青年学生の視点で描かれているものが多い。<br />が、文学にありがちな己の生存理由に懊悩するような主人公より<br />余程ライトでスケールが小さい。<br /><br />素行不良で勉学に勤しむ様子は無く<br />女性の目と兵役の間で、小市民的な葛藤と意地を繰り返す。<br />例えば「陰気な楽しみ」(※1953年芥川賞受賞)などは、<br />除隊後に傷病手当を受ける男が申告の際、己の不健康を願う心情や<br />多く受給してあれこれ悩む様が淡々と書かれている<br /><br />それがどうした、というチラ裏な話である。だが<br /><blockquote><p>きょう役所に行きついた途端に私の身体から<br />病気がフワリと逃げ出して、誰の目からも一目瞭然<br />健康人そのものになってしまいはしないだろうか、という恐怖である。</p></blockquote>試験前に学校が火事にならないだろうかと願うような<br />その駄目っぷりは、なんだか深い場所にツボるのだ。<br /><br />母をはじめとする女性への観念、<br />また「未経験」ということへの偏見と経験者への憧れなど<br />鼻で笑った後、おやっと考えさせられる部分がある。<br />それは戦争と病を経て、世界を斜めに見ていた安岡氏の<br />つぶさな観察眼によるものなのだろう。<br /><br />正直なところ、ストーリー展開としては「?」と思う部分もある。<br />たとえば「肥った女」などは、デブ専の男の話かと思いきや<br />その趣向は自分がデブ専じゃなくても理解できる気がするのに<br />主人公の行動の意味はよく分からないのだ。<br />だがそれは安岡氏ワールドからみた世界で結末を得たのだろうと<br />なんとなく納得させるものがある。<br />こういう力を「読ませる」と言っていいのだろう。<br /><br />個人的に気に入ったのは「家族団欒図」だ。<br />まだ戦後を生きている父親に<br />「現在」を生きさせようとする息子の話だが<br />スッキリした話と言うのではないのに<br />苦笑して「成程な」と思わせてしまうのだ。<br /><br />直木賞は大衆小説、芥川賞は純文学といわれる。<br />自分があまり受賞作を読む方ではないからかもしれないが<br />その境目がよく分からない。<br />最近では掲載された雑誌で区分されているとも聞く。<br /><br />自分の蔵書はもうまっきっきになっているが<br />故・安岡氏の作品には今も尚活き活きと<br />希釈されていない「芸術性」が確かに存在している。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ウチは引っ越しをした折、<br />天井まで本棚を購入して伴侶との本を一緒に片付けた。<br /><br />それまでスライド本棚のスライド部分に本を摘んだり<br />隙間と言う隙間に本を縦横に詰め込んだり<br />テトリスなら全消しですよという収納をしていた為<br />今はスッキリ全部(じゃないかも)並んだものの<br />互いの蔵書が把握できていない状態が続いている。<br /><br />自分の本棚だというのに、1/3くらいは未読本があるし<br />読んだけど中身を忘れているものもあるので<br />どっちの本か不明なの物もあるし<br />お約束のようにダブリ本も出てくる。<br />暫く買わなくても家の本で読書も楽しめるのだが<br />やっぱり本屋に行くと買ってしまうのだ。<br /><br />今回でも大変だったのに、次に引っ越すときが恐ろしい…。
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稲穂の海

稲穂の海 (文春文庫)熊谷 達也 文藝春秋 2013-04-10売り上げランキング : 53914Amazonで詳しく見る by G-Tools熊谷氏の著作はやはり「邂逅(かいこう)の森」が有名なのでいずれ再読して書評をあげたいと思っている。以降の作品は少々ピンと来なかったのだが 今回の作品がよかったので、こちらを先に書く。 8編の短編集。時代は戦後の昭和で、 著者の故郷・仙台が舞台となっており 幾つかは「お仕事小説」の面も兼ね備えている。 ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167724049/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dSKon5StL._SL160_.jpg" border="0" alt="稲穂の海 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167724049/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">稲穂の海 (文春文庫)</a><br />熊谷 達也 <br /><br />文藝春秋 2013-04-10<br />売り上げランキング : 53914<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167724049/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />熊谷氏の著作はやはり「邂逅(かいこう)の森」が有名なので<br />いずれ再読して書評をあげたいと思っている。<br />以降の作品は少々ピンと来なかったのだが <br />今回の作品がよかったので、こちらを先に書く。 <br /><br />8編の短編集。時代は戦後の昭和で、 <br />著者の故郷・仙台が舞台となっており <br />幾つかは「お仕事小説」の面も兼ね備えている。 <br /><br />・酔いどれ砲手   捕鯨船の新米砲手が主人公<br />・稲穂の海     農家の嫡男の話<br />・梅太郎      昔話の研究をする学者<br />・屋台「徳兵衛」  高齢で屋台を営む主人<br />・てんとう虫の遍歴 村で2番目のマイカーを買う事になった家族<br />・桃子       乳牛を手放す事になった酪農家<br />・星空を見ていた夜 宇宙人と出会うために山へキャンプへ行く少年3人<br />・団地の時代    ここだけが平成話。一人暮らしをするために<br />          公団住宅に入った母の引っ越しを手伝う娘。<br /><br />お仕事小説というと最近だと<br />三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」が思い浮かぶのだが<br />実は自分は、ちょっとピンと来なかった。<br />あの村のモデルがウチのばーちゃん家なのだが<br />(※小説のモデルとなったのはもっと奥の山間部)<br />半端に知っていると、微妙な違和感を感じるのかもしれない。<br /><br />そういう意味で、本書は偏見なく楽しめた。<br />全著作を拝見した訳ではないので私見だが<br />「邂逅の~」が凄すぎたのか、以降のライトさを微妙に思っていた。<br />今回はこれが非常に馴染んで、良い読後感を生み出している。<br /><br />高度成長期で盛り上がっていた都市部から<br />少しばかり取り残された感のある土地での<br />人知れぬ労苦や取るに足らぬ幸福。<br />方言で語られる台詞が、それを一層遠い場所のように思わせ<br />昭和と言う舞台を「古き良き時代」へトリップさせる。<br /><br />そう言う自分だって昭和生まれなのだから<br />そんな遠い時代ではないし<br />車や電気で大騒ぎした事はさすがに無い。<br />が、実家が田舎だから、黒電話がプッシュ式になったとか<br />砂利道が舗装されてアスファルトになったとか<br />そういう「近代化」にォオー!!(゚д゚屮)屮と思った経験はある。<br /><br />なのに今、それを懐かしむ自分がいる。<br />其処に何かを置いてきたような心持ちさえする。<br />「昔はよかった」なんて懐古主義なつもりはないが<br />不便で足りなかったのではなく、違う何かが満ちていたように思う。<br />そんな想いを、ほっこりと満たしてくれる作品だった。<br /><br />ちなみにばーちゃん家は、ほんの数年前まで黒電話だった。<br />おかんが親切でプッシュ式電話に買い替えたのだが<br />しばらくは「不便だ不便だ」とずっとブツクサ言っていたらしい。<br />黒電話に満ちていた「何か」が無くなってしまって<br />ばーちゃんは寂しかったのかもしれないな。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />農業酪農関係のお仕事本なら、<br />荒川さんの<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-11.html" target="_blank" title="銀の匙">銀の匙</a>と「百姓貴族」は(・∀・)イイ!!。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670857/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XqNUeuTOL._SL160_.jpg" border="0" alt="百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670857/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)</a><br />荒川 弘 <br /><br />新書館 2009-12-11<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670857/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />その職業の家に生まれたという意識って<br />熱く燃えるというより、自然にそこにあるものなんだなぁと思う。<br /><hr size="1" /><br />お世話になっている書評コミュニティを通じて<br />自分の拙い書評が雑誌に掲載されることになりました~。<br /><br /><a href="http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/" target="_blank" title="図書新聞">図書新聞</a>という書評雑誌で、自分は後で見本誌が頂けるのですが<br />本屋では明日の4月20日発売号に掲載予定だそうです。<br /><br />中身はコチラでも載せました<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-158.html" target="_blank" title="記憶喪失になったぼくが見た世界">記憶喪失になったぼくが見た世界</a>で<br />内容もそのままなのでお知らせするような事でもないのですが<br />ちょっと嬉しかったので載せてみました。(∀`*ゞ)エヘヘ
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桃山人夜話―絵本百物語

桃山人夜話―絵本百物語 (角川ソフィア文庫)竹原 春泉 角川書店 2006-07-25売り上げランキング : 150606Amazonで詳しく見る by G-Tools絵本百物語は、江戸時代の妖怪図鑑である。当時のカラー絵巻を眺めているだけでも楽しいがちゃんと古文と現代文で話がついているのが嬉しい。見て楽しむものなので、説明は必要ないのだがちょいと妖怪談義など語ってみる。昔話や童話が好きだと、やはり興味を持ってしまうもので御多分に漏れず妖... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043830017/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/517MDMJ9QEL._SL160_.jpg" border="0" alt="桃山人夜話―絵本百物語 (角川ソフィア文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043830017/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">桃山人夜話―絵本百物語 (角川ソフィア文庫)</a><br />竹原 春泉 <br /><br />角川書店 2006-07-25<br />売り上げランキング : 150606<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043830017/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />絵本百物語は、江戸時代の妖怪図鑑である。<br />当時のカラー絵巻を眺めているだけでも楽しいが<br />ちゃんと古文と現代文で話がついているのが嬉しい。<br />見て楽しむものなので、説明は必要ないのだが<br />ちょいと妖怪談義など語ってみる。<br /><br />昔話や童話が好きだと、やはり興味を持ってしまうもので<br />御多分に漏れず妖怪が好きである。<br />子供の頃は日本妖怪図鑑を拝読し<br />妖怪の弱点をガッツリ予習していたものである。<br />…あの熱心さが学業に向いていれば今頃は(略)<br /><br />妖しいに怪しいと書いて妖怪。<br />どんだけアヤシイのかと言うネーミングだが<br />もともと「怪」の方のアヤシサは、範囲が広い。<br />不審な行動から不可解な状況<br />正体不明なものが隠されている様子など<br />怖いものから胡散臭そうなものまで、オールラウンドにカバーする。<br /><br />一方「妖」の方は、少々ランクが上だ。<br />「妖艶」や「妖精」というものにも表されている通り<br />此の世の常ならぬものや<br />神がかり的な何かを表す言葉でもある。<br /><br />妖怪は決して、忌み嫌われるだけの存在ではない。<br />出生の陰に悲劇があったり、人を戒める為に出没したり<br />時には神そのものであったりする。<br />が、「弱点」と共に伝承されているあたりが<br />日本人にとって妖怪は何処か滑稽で、<br />ユーモラスな親しみすらある由縁ではないだろうか。<br /><br />恐らく桃太郎やかぐや姫のような昔話と一緒で<br />口伝で語り継がれてきたのだろうが<br />この「絵本百物語」や「画図百鬼夜行」などで<br />イラスト付きの本が出るようになってから<br />その姿かたちが現在の妖怪となったと思われる。<br /><br />なので昔話と一緒で、妖怪話もいろんな派生バージョンがある。<br />例えば有名な「小豆洗い」。<br />名の如く、小豆をショキショキ洗っているだけで<br />別に怖くもなんともない筈なのだが<br />ヲタクでもなんでも突き詰めると怖いことから<br />小豆だけ洗うという専業執念が、なにかキモ怖いのである。<br /><br />よく聞くのは「♪小豆研ごか、人取って食おか」と<br />空恐ろしいことを悩みながら小豆を研いでいるというもの。<br />また声はすれども姿は見えないver.とか<br />笑って洗っている場合は、縁起がいいというver.もある。<br /><br />本書では、一合でも一升でも中身の小豆の数を<br />ピタリと当ててしまう利口な小僧がいたらしく<br />住職に可愛がられていたのを妬んだ別の小僧が<br />それを打ち殺してしまうのである。<br /><br />その日以来、雨戸に小豆が投げつけられる音がしたり<br />近くの川で小豆を数える声がすると言う。<br />成程、これは人間が妖怪になったパターンであるらしい。<br />ジャンプ新人賞にでも投稿したら<br />「キャラはいい。ストーリーが少しありきたり」<br />とでも評されそうな気がする。(笑)<br /><br />しかしそんないろんな顔も含めて、妖怪が好きである。<br />自然や畜生の浅ましさの象徴でありながら<br />人の為にヒョイヒョイと出てくるフットワークの軽さと<br />なんとも妙なる癒し成分をみると<br />妖怪は日本の作った、最初のゆるキャラでないかとも思う。<br /><br />豆狸とかいかにもそれっぽいのだが<br />多分ナニがアレだから、公式キャラになるのは無理だろう。<br />たんたんたぬきの風もないのに揺れてるくらいのレベルではない。<br />なんせ八畳分あるというのだから、ウチの居間より広い。<br /><br />まぁ、そんなものと比べたくはないのだが。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />妖怪と言えば。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862330886/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TSTTKYX8L._SL160_.jpg" border="0" alt="大神絵草子 絆 -大神設定画集-" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862330886/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">大神絵草子 絆 -大神設定画集-</a><br />カプコン <br /><br />カプコン 2006-09-29<br />売り上げランキング : 8514<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862330886/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />天照大神の神話になぞらえたゲームの設定画集だが<br />主人公はなぜか犬。 <br />オマケに純和風の作画に昔話や妖怪もどっさり出てきて<br />もう無茶苦茶好きなんである。<br /><br />オマケにラストで号泣してしまった。 <br />いやもう、ゲーム中に花が咲くだけで <br />得体のしれない衝撃で涙出そうになるんだコレが。 <br />とにかく自分の涙腺に超絶フィットしたげむ。<br /><br />DSで出た続きはイマイチだったので<br />次作はクローバースタジオで作ってくれんかなあ…。
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宇宙になぜ我々が存在するのか

宇宙になぜ我々が存在するのか 村山 斉/ブルーバックス(講談社) by G-Tools神は天地を創造された。地は混沌であった。神は言われた。「e = m c2」と。珍しく理系本である。世間ではよく文系・理系などと言われるが自分の中ではそれは能力という区分ではなく思考の分類というか、パターンみたいなものだと考える。そういう意味でなら、自分は文系思考に属する人間だ。が、科学や物理などが嫌いな訳ではない。National Geographic... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577992/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uMXXdGkQL._SL160_.jpg" border="0" alt="宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062577992/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">宇宙になぜ我々が存在するのか </a><br />村山 斉/ブルーバックス(講談社)<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />神は天地を創造された。地は混沌であった。<br />神は言われた。「e = m c2」と。<br /><br />珍しく理系本である。<br />世間ではよく文系・理系などと言われるが<br />自分の中ではそれは能力という区分ではなく<br />思考の分類というか、パターンみたいなものだと考える。<br />そういう意味でなら、自分は文系思考に属する人間だ。<br /><br />が、科学や物理などが嫌いな訳ではない。<br />National Geographicなどの番組なんかは<br />へー、ほー、ふーん、すごいなあと<br />ちょっと頭良くなった錯覚と共に布団に入れるので好きだ。←頭悪そう…<br /><br />本書は宇宙の成り立ちを語る7章を目指して<br />まずは素粒子のいろはを学ぼうネ!をテーマに<br />ヒッグス粒子やひも理論などの話題のトピックスが織り交ぜてあり<br />時事として押さえておきたい人にも良書である。<br /><br />結果からいえば、とても興味深く読んだ。<br />だが其れとは別に、己の脳裏に<br />学生の頃の散々たる理数成績が蘇った。<br />自分がなんであんなに理数が出来なかったのか<br />老後に解明させようと思っていたが(その時やれよ)<br />文系脳の謎が少しばかり解けたような気がした。<br /><br />書評とは少々ズレるかも知れないが<br />ここは文系脳の恐ろしさと共に、内容を語りたい。<br /><br />序章は「恥ずかしがり屋のニュートリノ」<br />及び腰の理系分野おサルさんを怖がらせないために<br />素粒子・ニュートリノに萌え要素を付加し<br />ほら、怖くないよとナウシカのように近づく手腕、天晴である。<br /><br />大丈夫、怖くないよ。<br />ホラ、理科の授業で「原子」って聞いたことあるでしょ?<br />そうだよ、原子は「原子核」と「電子」で出来てるんだ。<br />それが分かっていれば十分さ!<br /><br />その原子核は「クォーク」という素粒子の集まりなんだ。<br />電子は「レプトン」だね。<br />じゃあ全員で12人いる愉快な仲間たちを紹介しよう!<br />まずはクォークから、アップ・チャーム・トップ…(略)<br /><br />いや、本当に凄い。<br />理系おサルさんにも理解出来るよう<br />至極噛み砕いた説明に終始しているのがよく分かる。<br />が、文系脳は時によって<br />そんなやさしさよりもっと手前にいる場合がある。<br /><br />文系脳「だって原子は最小単位って言ったじゃん!!<br />    原ったら源のことでしょ!なんで割っちゃうのさ!」<br />理系脳「えっ」(コイツ…、素粒子発見以前の歴史を生きてやがる…!)<br /><br />科学は仮説と実験を基に、理論を実証する学問である。<br />文系脳は記号でなく文字を咀嚼する生き物である。<br />漢字なんぞ無意味であると分かっていても<br />勝手に伏線を立てて謎に飛び込んでしまい<br />見当違いの場所で立ち止まってしまう、悲しい生き物なのである。<br /><br />物質が反物質と共に生まれるとか<br />その物質を作る素粒子が「フェルミオン」と呼ばれ<br />力を伝える素粒子が「ボソン」と呼ばれるとか<br />ボソンの1つに話題のヒッグス粒子があるとか<br />理屈を読むことは、文系脳でも問題ないのである。<br /><br />クォークが三兄弟である理屈は分かるのに<br />何故に名前が太郎・次郎・三郎でないのかと<br />心からどうでもいいことを無念と思うのである。<br />美しく隙の無い数式理論より<br />文字が法則通りに摘みあがっている事に安堵するのである。<br /><br />なんじゃそりゃと言われても、それが文系脳なのである。<br /><br />このヒッグス粒子が確認された際に<br />タイムマシンが出来ると言う怪情報が乱れ飛んでいたので<br />いずれこの手の本を1冊読みたいと思っていた。<br />デマだということは分かるのだが、デマの理屈が分からなかったので。<br />すっかり理解している人にも、これくらい噛み砕いて初めて<br />文系脳の琴線に触れると言う事実の指標になると思われる。<br /><br />仰いでも果てを見ることのない広大な宇宙が<br />小さな素粒子が生み出した僅かなズレから生まれた事や<br />宇宙空間を支配しているという<br />ダークマターという中二みたいな正体不明のもの。<br />恐らく理系脳を突き刺してやまない好奇心は、文系脳には生まれない。<br />本を読み終えたことで満足し、布団に入るのである。 <br />とりま誰かがドラえもん作ったら解決するよね、と。 <br /><br />なんでやねんとツッコまれても、それが<s> ヲタク </s>文系脳なのである。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />高校の時は一応、天文部らしきところにいた。<br />が、無論理系とは全然遠い位置にあり<br />思い出も宇宙の浪漫とは無関係なところにある。<br /><br />学校で観測をして運動場で寝ていたところ<br />早朝練習でやってきたサッカー部に「起きろ」と言われたり<br />冬山観測ではGパンを2枚重ねばきしても寒く<br />声で時刻を告げてくれる時計まで風邪をひき<br />音声が割れるということもあった。<br />「ただいまガガガガ ガガ時をお知らせががが」←こわい<br /><br />とりま冬山ガチで寒いって悟った。(すごい馬鹿か)<br />
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WJ 2013年20号

ONE PIECE705「追撃のメイナード」こっ、これは……っ…!!!!!!scene-1はコロシアム内。バルトロメオ。バルトロマイオス(ギリシャ語)、バルトロメウス(ラテン語)といろいろバージョンがありますが、英語ならバーソロミュー。宣教師と言う二つ名の部下がいたことからも「くま」に関連する人物である可能性は高いでしょう。くま関連ということなら、革命軍分子でもあるのか???海軍の中将まで参加してるし。片足の兵隊が、コ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE705「追撃のメイナード」<br />こっ、これは……っ…!!!!!!<br /><br />scene-1はコロシアム内。<br />バルトロメオ。<br />バルトロマイオス(ギリシャ語)、バルトロメウス(ラテン語)と<br />いろいろバージョンがありますが、英語ならバーソロミュー。<br />宣教師と言う二つ名の部下がいたことからも<br />「くま」に関連する人物である可能性は高いでしょう。<br /><br />くま関連ということなら、革命軍分子でもあるのか???<br />海軍の中将まで参加してるし。<br />片足の兵隊が、コロシアム内は海軍も警察も介入不可と言ってたが<br />「入場禁止」な訳ではないのだね。<br />真っ当(?)に闘士として参加するなら、問題ないってことか。<br /><br />元七武海でありながら革命軍、さらに麦わら海賊団を助けたことから<br />くまが仲間になる説もあるらしいけど<br />個人的にはそろそろ船に乗る仲間は打ち止めかなぁと思ってる。<br />いやだってフツーに考えて<br />コマの中で有効に動かせる人間の数としてはもう限界だと思うから。<br /><br />そんな現実的な理由でと思われるかもしれないけど<br />あくまで作品と考えれば、すごく大事なことだと思うし<br />仲間と言うのは船員とイコールなのではなく<br />ルフィが要所要所に信頼できる人間が配置されてることだと考える。<br /><br />ルフィの「友達」配置は、かなりすごい。<br />勢力…革命軍・四皇・七武海・海軍の全てに、何らかの繋がりを持っている。<br />人種…Dの一族であり、白海人・魚人に恩も売っている。<br />兵器…三兵器の内、既にプルトン(アラバスタ)・ポセイドン(魚人島)を押さえている。<br /><br />冒険のパーティーとして剣士・航海士・砲撃手・コック・医師は普通だ。<br />が、考古学者のロビンは空白の100年のキーパソンであり<br />フランキーは恐らく、その高い科学技術を実現できる人間だ。<br />ブルックは微妙と言えば微妙な立ち位置ではあるが<br />ラブーンとの伏線は後で多分、大事なものになると予想。<br /><br />まだ繋がりが無いものをあげるとしたら<br />兵器ウラヌス(これは未出だから当然なんだが)・<br />天竜人・海軍上層部・ドフラのいう裏組織(?)あたりだろうか。<br />ちなみにこの辺り、サンジの「北の国出身」が<br />そこはかとなく繋がりそうな気がしてるんだけど。<br /><br />scene-2では懐かしのcp-9の最上級機関が。<br />(和やかにシーザーも卓を囲んでるのが笑えるが)<br />scene-3ではいよいよ妖精の正体が(透明orミニサイズなのか?)<br />scene-4では錦えもんピンチと、ゾウへの連行?が<br />それぞれたんまり期待を含んでいる。わくわく。<br /><br />ところでブルックも、やっぱルフィの配下である意識が高いんだなあ。<br />こーゆーのチラ見せされると和むわ。<br /><hr size="1" /><br />NARUTO627「サスケの答え」<br />うん、面白いです。<br />歴代火影の強さに期待高まる展開に<br />遂にサスケが木の葉の忍としての道を選んだことにも。<br />香燐と大蛇丸が「サスケに刺されたあるある」みたいな<br />ガールズトークをしてるのも笑えます。<br /><br />サ ス ケ が 主 人 公 な ら ば 申 し 分 な い 。<br /><br />ええ、主人公にぶーぶー文句言う割に<br />主人公が主人公らしくない位置にあるのは納得いかないのです。<br />このまま火影たちのお蔭でマダラ戦を勝利して<br />颯爽と現れたサスケと友情が育まれたりしたら<br />そんな屁みたいな主人公でいいのかと小一時間悩みまする。<br /><br />自分はこれまでナルトに3度失望したことがあり<br />そのマイナス点がいまだ復活できてないので<br />風当りが強いのは承知しているのです。<br />まずイタチへの「お前よりサスケを兄弟だと思ってる」発言。<br />そして自来也が死んだ時に、綱手に食って掛かった時。<br />最後にサスケへの「一緒に死んでやる」発言。<br /><br />分からなくはないのです。<br />ナルトは親兄弟と言うものを知らずに育った所為で<br />友情や親愛というものが、一気に肉親級にまでゲージがあがるのでしょう。<br />またうちはと千住という因縁がベースになってしまった為<br />うずまき一族を何とかこれに絡めなくてはならなくなったという<br />プロット上の苦難も重々承知しているつもり。<br />(そんなとこまで深読みするのは余計な世話だと分かっていても)<br /><br />でもそれは、ナルトに「火影」という「里の親」になることを<br />じっくり考えて成長させていれば、綺麗につながったと思うのです。<br />前にも書いたけど、本当にNARUTOは日本のファンタジーと<br />大人でも納得できるリアルを追及した代表漫画になると思ってたから<br />最終的には、ナルトを大した奴だと思いたいのです。<br /><br />クシナとナルトの対面は親の愛情部分だけでよかったけど<br />四代目は父親よりも火影として<br />ちょっとイイトコを「火影候補」に見せてやって欲しいっすね。<br /><hr size="1" /><br />暗殺教室:何気に夕方休憩が入ってて、その後一時限の時間延長してる…。<br />     今の時間割がよく分からん。自立とか特活ってなに?<br />藍本先生読み切り:ははは。何気に面白いわ。<br />     で、森ガールってどんな話題すんの?<br />ニセコイ:そんなベタ展開でもつぐみちゃんが好きだ!!<br />斉木楠雄:道草はいいのか(笑)<br />ハイキュー:いいねえ。スポーツの青春だねえ。<br />      経験したことないけどさ。<br />クロスマネジ:おお!?ず、随分前に来てねえ!?うおお!<br />ハングリージョーカー:ず…、随分とうしろに…。もう2~3週かなあ。あああ。<br /><br />ここまでー。
  • Date : 2013-04-16 (Tue)
  • Category : WJ
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出星前夜

出星前夜 飯嶋 和一/小学館 by G-Tools既刊の始祖鳥記・雷電本紀・黄金旅風からちょっと間をおいて飯嶋氏の最新作(※文庫は今年の2月初版)を読了。あああああ、やっぱり飯嶋氏作品はいい!と床の上をゴロンゴロンしている次第。何時もマニアックな歴史食材をたっぷりのオカズをつけて振る舞ってくれる飯嶋満漢全席。今回は外崎恵舟という医師から始まるも重税に苦しむ民達の暮らしへと話は繋がると見せかけて実は島原の乱の物語... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094087966/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yYHVJvzrL._SL160_.jpg" border="0" alt="出星前夜 (小学館文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094087966/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">出星前夜 </a><br />飯嶋 和一/小学館 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />既刊の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-125.html" target="_blank" title="始祖鳥記">始祖鳥記</a>・<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-127.html" target="_blank" title="黄金旅風">雷電本紀</a>・<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-132.html" target="_blank" title="雷電本紀">黄金旅風</a>からちょっと間をおいて<br />飯嶋氏の最新作(※文庫は今年の2月初版)を読了。<br />あああああ、やっぱり飯嶋氏作品はいい!<br />と床の上をゴロンゴロンしている次第。<br /><br />何時もマニアックな歴史食材を<br />たっぷりのオカズをつけて振る舞ってくれる飯嶋満漢全席。<br />今回は外崎恵舟という医師から始まるも<br />重税に苦しむ民達の暮らしへと話は繋がると見せかけて<br />実は島原の乱の物語となる。<br /><br />し、かーーーーーーーーーし!<br />あの飯嶋氏がそんなメジャーなオカズをフツーに振る舞う筈がない。<br />本書は「島原の乱を斜め45度から見た」もの<br />いや、これぞ「ぐるっと360度回転」したものかも知れない。<br />慣用句の誤用ではない。<br />日本史の島原の乱は同じ場所にありながらも<br />実は違う史実をも兼ね備えているのだ。<br /><br />島原の乱の一般的なイメージと言えば<br />「天草四郎時貞が起こした宗教戦争」ではないだろうか。<br />が、その発端は重税に苦しむ農民であり<br />実態は悪政に立ち上がった浪人達の反逆であったのだ。<br />宗教という陰に隠されてしまったそれらの犠牲は<br />歴史の重箱の隅でフルコースを作る飯嶋史ならではのチョイスに思う。<br /><br />墓に入る際に属する宗派はあるが<br />普段は特に接点がないというのが、日本の宗教だと思う。<br />信心が無いと言うのではなく、八百万という考えがあるこの国では<br />神は自分たちの上に立つ絶対者ではなく<br />おはようからおやすみまでそこにある、親しみのある存在なのだろう。<br /><br />日本に来たキリスト教は、突然爆発的に人気を得たのではなく<br />当時は結構に宣教師を泣かせたという話もあるらしい。<br />「信じる者は救われる」、逆に言えば<br />「信じない者は神罰を受ける」という神様の偏愛が<br />日本人の感覚にフィットせず、布教に苦労もあったらしい。<br /><br />自分の考えだが、宗教にはその国を支配下に置くための<br />手段の1つでもあったのだから、そういう意味で純粋なものとは言えない。<br />神に心身を捧げることが出来るのは<br />一部の本当に幸福な者達だけだったのではないだろうか。<br />そう言う意味では、天草四郎は確かに敬虔なクリスチャンであり<br />日本では稀有な存在が、後世に強く残ってしまったのではないかと考える。<br /><br />本書では、島原の乱の真の発起人・寿安が出てくる。<br />敢えてそれを天草四郎にしなかったのは<br />イメージと史実を別物として表現したかったからだろう。<br />宗教戦争=聖戦という崇高なものに思われがちだが<br />四郎の高潔さと寿安の現実感の対比を読むと<br />戦はやはり戦でしかなく、血生臭くて現実的で、救いのないものと映る。<br /><br />別段、四郎が間違っているという意味ではない。<br />いろんな側面から物語があるのが、歴史の面白さなのだ。<br />「360度」違う歴史として是非知って欲しい。<br />登場人物が少しばかりリンクしているので<br />出来れば「黄金旅風」を踏み越えてから読んで頂きたい。<br /><br />ところでその「黄金~」を読んだときに<br />金鍔次兵衛という伝説のクリスチャンが出てきて<br />なんだかあやふやなまま終わってしまっていたのだが<br />この「出星~」で再度チラ見せがされている。<br />いつか飯嶋氏が金鍔次兵衛小説を書くのではないかと睨んでいるが、<br />飯嶋氏作品が出るにはW杯並の歳月を要するので<br />それが何時になるのかはわからない。<br /><br />おおお、待つ身は楽しいが辛い!!!!<br />とやっぱり床の上をゴロンゴロンしている次第。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />「進撃の巨人」アニメ。<br />結構にオリジ設定が入っていたような。<br />違う話になるのか、1話を30分持たせるためってだけのことなのか。<br /><br />大概あの時間枠って10話チョイくらいでおわって<br />半年後くらいに2期が始まると言うパターンっぽいけど<br />どのあたりまで話をやるんだろう。<br />原作読む限りではキリのいいトコが無い気がするんだけどな。
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SARU 上下巻

SARU 上 五十嵐 大介/IKKI COMIX(小学館) by G-Tools伊坂氏のSOSの猿とのコラボ作品。読もう読もうと思いつつ4か月経過。読んでみて、あの時一緒に買っとけばよかった!と痛烈に後悔。取り敢えずはSARUの話。時代も場所も違う各国の様子から、話は始まる。1626年に明朝紫禁城での爆発事件。1908年にシベリアで観測された隕石。1982年にアルゼンチン沖に見えた巨大な影。そうして現代へと視点は移りロシアの永久凍土の中から、猿... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091884970/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61ozJACVVXL._SL160_.jpg" border="0" alt="SARU 上 (IKKI COMIX)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091884970/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">SARU 上 </a><br />五十嵐 大介/IKKI COMIX(小学館)<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />伊坂氏の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-42.html" target="_blank" title="SOSの猿">SOSの猿</a>とのコラボ作品。<br />読もう読もうと思いつつ4か月経過。<br />読んでみて、あの時一緒に買っとけばよかった!と痛烈に後悔。<br /><br />取り敢えずはSARUの話。<br />時代も場所も違う各国の様子から、話は始まる。<br />1626年に明朝紫禁城での爆発事件。<br />1908年にシベリアで観測された隕石。<br />1982年にアルゼンチン沖に見えた巨大な影。<br /><br />そうして現代へと視点は移り<br />ロシアの永久凍土の中から、猿のような化石が発掘され<br />インドでは有名な聖人の遺骸が紛失する。<br />再び視点は一転し、バチカンのエクソシスト(祓い屋)に<br />悪魔憑きの少女は己のことをこう語る。<br /><br />「─────俺は、東勝神州傲来国は花果山の生まれ<br /> 水簾洞主人たる天生聖人にして美猴王、斉天大聖孫悟空」<br /><br />いやもう、大変な伏線である。<br />よくこれだけの話を、上下巻でまとめてあると思った。<br />1999年に来る来る詐欺を犯したノストラダムスの予言を絡めてあるのだが<br />これもよく考えられていると感心。<br />核だ氷河期だと諸説紛々であったが、これは面白い。<br /><br />さて、これが伊坂氏作品と競作しているのだが<br />コミカライズ・ノベライズではなく<br />「SARUから数十年を経てSOSの猿」という時間軸と思われるので<br />どちらか単品で読んでも十分楽しめる。<br /><br />だが確かに今回の伊坂氏作品を読んだとき<br />毎度お馴染みのこととは言え<br />随分といろんな話が入ってるなぁとは感じていたので<br />漫画を先に読んでたら、スッキリ理解できたと思われる。<br />無論、後から読んでも楽しい。<br /><br />何より、コラボ作品も作者も分かってたのに<br />2つを読んでやっと「五十嵐」の名が<br />漫画作者と引っ掛けてあるのかと思い至った。<br />ナナの子供の名前とか、芸が細かいわー。<br />2つの作品が完全には重なっていないあたりが<br />SOSの猿で予言がズレた事とも関係しているのかも知れない。<br /><br />両作の共通点は<br />「気にも留めないような小さなことが<br /> 世界を救う兆しになるかもしれない」という事だろう。<br />そんな小さな気付きの為に<br />片方を読まれた方は是非、もう片方もどうぞ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />書評コミュニティで知った情報。<br />あちらでも滋賀滋賀滋賀と郷土愛を叫びまくっているので<br />親切な方が教えてくれた。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087713997/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xqnXG73QL._SL160_.jpg" border="0" alt="偉大なる、しゅららぼん" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087713997/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">偉大なる、しゅららぼん</a><br />万城目 学/集英社<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />これが来年映画になるらしいのだが<br />何と舞台は滋賀!撮影も滋賀!!!<br />うおおおめっちゃ滋賀!!!!!!(五月蠅いわ)<br /><br />万城目氏作品は2作しか読んでいないのだが<br />これは文庫化したら是非読もう!<br />そして滋賀に帰った時に映画見よう!!<br /><br />今年も滋賀が熱いぜ…!(お前だけな)
  • Date : 2013-04-13 (Sat)
  • Category : 漫画
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こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし1

こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし 1関 敬吾/岩波文庫 黄 by G-Toolsラインナップを見ていてお気づきの人もいると思うが童話や昔話が結構に好きだ。例えば原作とディズニーなんかを比べてどういうところが改編されているのか、比べるのが楽しい。まぁほとんどは話を盛り上げる為とか子供向けにはちょっとアレかなーという配慮なのだがそういう「消された部分」が案外大事だったりするんじゃないかと思ったりしてついつい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003023617/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UZQsgnNfL._SL160_.jpg" border="0" alt="こぶとり爺さん/かちかち山 (岩波文庫 黄 236-1 日本の昔ばなし 1)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003023617/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし 1</a><br />関 敬吾/岩波文庫 黄 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ラインナップを見ていてお気づきの人もいると思うが<br />童話や昔話が結構に好きだ。<br />例えば原作とディズニーなんかを比べて<br />どういうところが改編されているのか、比べるのが楽しい。<br /><br />まぁほとんどは話を盛り上げる為とか<br />子供向けにはちょっとアレかなーという配慮なのだが<br />そういう「消された部分」が案外<br />大事だったりするんじゃないかと思ったりして<br />ついついチェックしたくなってしまうのだ。<br /><br />本書は岩波文庫から、3巻に分けて出ている。<br />馴染みのある鉄板の昔話から類似品、<br />マイナー話まで取り揃えてあり、どれを読んでも面白いが<br />ここでは3巻の「一寸法師」を取り上げたい。<br />埼玉県入間郡の話となっているが、発祥地なのかはさだかでない。<br /><br />昔話は大概、子のないお爺さんとお婆さんが出てきて<br />桃や竹、挙句は垢から子を授かることになっている。<br />余談だが、子供を無機物から登場させるというのは<br />東洋独特の発想であるような気がする。(※例外は親指姫くらい?)<br />唯一神ではなく、現人神を受け入れる宗教観の違いなのだろうか。<br /><br />ついでにグリムの「手無し娘」と同じ題名で<br />日本に内容の似た昔話があったりする。<br />開国以降に伝わった話が改編されているんだろうか?<br />それとも日本から輸出されたのだろうか?<br />謎は尽きないが、それはまた別の話なのでひとまず置いておく。<br /><br />さてさて、一寸法師の両親は爺婆とは書かれていない。<br />普通に「子のない夫婦」と書かれている。<br />なんだか生々しいが、更に驚愕の事実が続く。<br />両親は一寸法師が大きくならないので<br />針で作った剣を持たせて、追い出してしまうのである。<br /><br />吃驚した。二度見した。<br />ちなみに有名なお椀の船と箸の櫂は<br />一寸法師が頼んで、母親にもらったものであるようだ。<br />……お前、結構苦労人だったんだな。(涙)<br /><br />しかし衝撃はまだ続く。<br />一寸法師の話は2ページほどで終わり<br />その次には<strong>「五分次郎」</strong>という話が続くのだ。<br />吃驚した。二度見どころではない。もう釘付けである。<br />一寸法師(3センチ)の半分の五分次郎。<br />いやこれ、あきらかにパク(自主規制)<br /><br />こちらは鳥取の話となっており、<br />定番通りに老夫婦の母親の指から生まれているのだが<br />この後がスゴい。なんと<br /><strong>鬼 ヶ 島 に 鬼 退 治 に 行 く の で あ る 。</strong><br />いやだってこれ、あきらかにパク(自主規制2)<br /><br />本文にもちゃんと書かれている。<br />「桃太郎は犬猿雉を連れて行ったけれども<br /> 五分次郎はただ一人で出かけていきました」<br />桃太郎のこと書かれてるよ!当社比されてるよ!!<br />これ本当に昔話なんか!このインスパイア次郎は!!<br /><br />とまぁ、いろいろ発見と驚きがあって楽しい。<br />全巻すべての冒頭になっている「この本を読まれる皆様へ」も深いので<br />出来ればここからキッチリお読みいただきたい。<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />昔話と言うと思い出す本がある。<br />小学生の頃、親戚のおじさんに<br />「うちの子はもう読まないから」と昔話集をもらった。<br /><br />表装はがっつり覚えていたが<br />子供の頃のことで、出版社などは覚えていなかった。<br />これを検索で探し出した時は、「うほぉぉ!」とヘンな声が出た。<br /><br />■研秀出版/母と子の世界むかし話(廃番)<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/hahatoko.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/hahatoko.jpg" alt="hahatoko.jpg" border="0" width="193" height="250" /></a><br /><br />幾つか巻が抜けていたものの、イギリス・日本・ロシア・南欧…<br />と世界中の昔話が巻ごとに収録されているのだが<br />絵も話ごとに違う作画になっていて、本当にいい本だった。<br />かなり長い間持っていたのに、捨ててしまったのが悔やまれる。<br /><br />日本の昔話でも、よくある桃太郎などは収録されていない。<br />瓜子姫やとりのみじいさんは、これで読んで知った。<br />復刊されたら、是非に揃えたい逸品なんである。
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女中譚

女中譚 中島京子/朝日文庫 by G-Tools「女中」という少々アナログな言葉に惹かれて購入。が舞台はなんと、現代のアキバのメイド喫茶だ。語り手であるスミと言う老婆は平然とここへ腰をおろし「いつもの」とコーヒーを注文する。なんでババァがここに居るのかって?まぁしいて言うなら、メイド繋がりだね。アタシも若い頃、女中をしていたのさ。アンタは知らないだろうけど、メイドって言ったら昔は亀戸の私娼婦のことを言ったも... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022646985/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51%2BkZSBHYHL._SL160_.jpg" border="0" alt="女中譚 (朝日文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022646985/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">女中譚 </a><br />中島京子/朝日文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />「女中」という少々アナログな言葉に惹かれて購入。<br /><br />が舞台はなんと、現代のアキバのメイド喫茶だ。<br />語り手であるスミと言う老婆は平然とここへ腰をおろし<br />「いつもの」とコーヒーを注文する。<br /><br />なんでババァがここに居るのかって?<br />まぁしいて言うなら、メイド繋がりだね。<br />アタシも若い頃、女中をしていたのさ。<br /><br />アンタは知らないだろうけど、メイドって言ったら<br />昔は亀戸の私娼婦のことを言ったもんさ。<br />アタシはドッチもやったよ。<br />でもあの子たちのエプロンは、カフェーの女給みたいだね。<br />アタシもつけてたもの。<br /><br />自称「元祖メイド」(?)の達観した語りに<br />思わず話に引き込まれていく。<br />コーヒーをすする梅干しみたいな婆さんの姿が(失礼)<br />不思議と豊かな黒髪をきりりとあげた横顔に<br />艶っぽい仕草でカップを弄んでいるように見えてくる、<br /><br />3つの連作短編集。<br />「ヒモの手紙」は 、林芙美子「女中の手紙」<br />「すみの話」は、吉屋信子「たまの話」<br />「文士のはなし」は、永井荷風「女中のはなし」が<br />それぞれ下地になっているらしい.<br />元ネタがわからなくても読めるのだが、ちょっと読みたくなる。<br /><br />例えば「女中の手紙」は恋人に騙されて売られた女中が<br />金を無心する男へしたためた書簡小説であるらしいが<br />「ヒモの手紙」では、それをスミが代筆していると言う寸法だ。<br />恐らく、林芙美子と吉屋信子の作品では<br />架空の裏キャラとしてスミが「居たことになっている」が<br />永井荷風の作品では、スミは「ちゃんと描かれている」のである。<br /><br />スミが荷風になんらかの感情を持っていたのか<br />本書ではそのしたたかさに隠れて、はっきりとは見えない。<br />だがその原作であろう荷風の文章が、そこに引用されている。<br /><br /><blockquote>強者を称美し、強者を崇拝するのが<br />今の世に活る人の義務のやうになつた。<br />そして、強者になりたくもなれない者が<br />自らその弱さを知つて諦めの道に入ろうとすれば<br />世はこれを目して卑屈となすよりも<br />寧ろ狡猾奸譎として憎み罰するやうにも思ひなされて来た</blockquote><br />女中と言う言葉にアナログイメージを持つか<br />裏方や下働きと言うイメージを持つかは、人それぞれだろう。<br />だがスミは荷風が己に描いた<br />「お前は見方によっては、今の世に謂う一種の強者かも知れないね」<br />というイメージで、つんと顎を反らせて生きていくことが<br />生涯の職務だと思っていたのかもしれない。<br /><br />アキバでミニスカートと珍妙な言葉を喋り<br />したたかに生きていく女の子たちが<br />スミの目には好ましく、また強い仲間意識があったのだろうか。<br />無論、すべて憶測でしかないが<br />荷風の言う通り、弱い部分をいっそ謎としてしまうことが<br />強者として生き抜く者の義務であったのかも知れない。<br /><br />捉えがたいスミの輪郭に、歯痒いような切ないような心地になる。<br />ふとスミが、皺くちゃの口でにんまりと微笑む気がする。<br />「やっぱりアンタ、アタシに惚れたね」<br /><br />断じてそんなことはない、と首を振りつつ<br />スミは果たして幸福であったのかを知るために<br />せめて荷風の作品くらいは読みたいと思う自分がいるのだ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />朝からFC2にログインできなくて<br />とりあえず今アプリであげたのだが、読み直しが出来ていない。<br /><br />また後で確認しにくるです。
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進撃の巨人(10)

進撃の巨人(10) 諫山 創/講談社コミックス by G-Tools一体、どうしてくれるんだ。イヤもう、むっちゃオモロイ。こんな展開になったら、全部読み返したくなっちゃうだろ!ええ、1巻から9巻掘り出して読みましたともさ!!おらァもうワクワクすっぞーー!!!仕事なんぞ後回しだ…!(駄目だろ)今回から漫画は別カテゴリにしました。下からネタバレしてますので、読んでない方はご注意。↓↓↓前巻での伏線。・猿のような外見を持った... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063848396/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZbR9NrDIL._SL160_.jpg" border="0" alt="進撃の巨人(10) (講談社コミックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063848396/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">進撃の巨人(10) </a><br />諫山 創/講談社コミックス <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />一体、どうしてくれるんだ。<br /><span style="color:#ff0000"><strong><span style="font-size:x-large;">イヤもう、むっちゃオモロイ。</span></strong></span><br /><br />こんな展開になったら、全部読み返したくなっちゃうだろ!<br />ええ、1巻から9巻掘り出して読みましたともさ!!<br />おらァもうワクワクすっぞーー!!!<br />仕事なんぞ後回しだ…!(駄目だろ)<br /><br />今回から漫画は別カテゴリにしました。<br />下からネタバレしてますので、読んでない方はご注意。<br /><br /><br />↓<br /><br /><br /><br /><br /><br />↓<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />↓<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />前巻での伏線。<br />・猿のような外見を持った、喋る巨人の存在<br />・壁の中にある巨人の秘密を握る、血族の存在。<br /> 血族の子孫が104期生の中にいる<br />・巨人に襲われたコニーの村に、死体が一体もない<br /> その上、明らかに不自然な発生した状況が。<br /><br />今回の伏線回収。<br />猿巨人の正体はまだ不明だが、<br />少なくともこのフィールドではボスのような存在であるらしい。<br />血族の子孫はクリスタ。<br />なにやらいわくつきの貴族の隠し子であるようだ。<br /><br />そして新事実。<br />更に104期から知能型巨人が3人も判明。これはもう巨人祭。<br />少なくともライナーとベルトルト、そしてアニは<br />目的を同じとして動いているのだろうが<br />ユミルはどうなのだろう…?<br /><br />ユミルと言えば当然、以前に巨人が発した「ユミル様」なる者と<br />同一人物なのかどうかが気になるところだ。<br />「よくぞ」という言葉と、平伏すような仕草。<br />待ち望んでいたものに、やっと出会えたかのような。<br />ユミル自身とも考えられるが、<br />ユミルの一族や血へ何らかの「敬意」を払っているとも取れる。<br /><br />最初は知能はないと設定されていた巨人だが<br />はっきりと人語を操ったのは<br />猿巨人とこの「ユミル様」の巨人だけだ。<br />が、エレン以下の巨人達も「言語のようなもの」は口にしている。<br />ここで印象的なのが、コニーの村で発見された巨人だ。<br /><br />コニーに向かって、「おかえり」に近い言葉を吐く。<br />どうしてもコニーの家族が巨人に変化したと考えてしまう。<br />コニーがまた巨人祭に参加する可能性もゼロではないが<br />少なくともエレンたちと違い<br />全く自分がそんな人種だとは思っていない様子だ。<br /><br />人種、なのだろうか?巨人は。<br />まぁ種族なのか宇宙人なのかウィルスによる異変なのかは<br />今はまだ分からないので置いといて<br />取り敢えず目的は「壁の破壊」であることは<br />ライナーの発言からも間違いなさそうだ。<br /><br />一見、狂信的な考えに思えるが<br />もしこれが「人類の為に必要な事」だとしたらどうだろう。<br />そこでずっと気になっていたのが、この漫画のイントロ部分だ。<br />うたた寝から覚めた子供の頃のエレンがミカサを見て<br />「髪が伸びたか?」と寝惚けて<br />「長い夢を見ていたような気がする」と言う台詞を口にする、あれだ。<br /><br />ショートヘアのミカサは、そのまま「現在」のミカサだ。<br />エレンはずっと「巨人と戦う現在」を体験した後に<br />「巨人と戦う以前」に時間軸を移動したのではなかろうか?<br />それはタイプワープではなく、タイムループだ。<br />人類は恐怖と破滅の歴史を幾度も<br />否、ひょっとしてもう何百回も繰り返しているのでは…?<br /><br />仮にそうだとしたら、何処かで事態を変えないと<br />人類はうんざりするような無限を彷徨っていることになる。<br />その「事態の好転」が、壁の破壊だと考えている連中が<br />少なからずこの世界には居るんじゃないだろうか?<br /><br />いや、特に根拠がある訳じゃないんだけど<br />それくらい先が読めなくておもしれーってことで、うん。<br />ああ、次巻も楽しみだなあ。<br /><hr size="1" /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063848418/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sjRTqGsoL._SL160_.jpg" border="0" alt="進撃!巨人中学校(1) (講談社コミックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063848418/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">進撃!巨人中学校(1) </a><br />中川 沙樹 諫山 創/講談社コミックス <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ついでにコッチも買ったんだけど<br />うーん、こっちはなんか惜しいなぁ。<br />キャラと学校という場所設定は面白いんだけど<br />ギャグがイマイチ馴染んでないっつーか。<br /><br />ちょい残念でした。<br /><hr size="1" /><br />今月来月と、自分の買ってる漫画の新刊が続く。<br />全部じゃないけど、ちょいちょい書いちゃうかもしれません。
  • Date : 2013-04-10 (Wed)
  • Category : 漫画
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WJ 2013年19号

ONE PIECE704「ルーシーとキュロスの像」ほほぅ、のっけから楽しいな。「花ノ国ギャング」という肩書に、身体に番号をいれた3人。(案外イイ奴そうなのがまた・笑)そして表紙のケヒヒにも、身体に番号を入れた何者かが。話の流れからして、カイドウの手下と考えるのが妥当だろう。なら悪魔の実も無関係ではないだろうが何より表紙の人物がサイボーグっぽい印象なのが気になるね。SMILEの研究が実を生み出すことだけでなく動物や武... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE704「ルーシーとキュロスの像」<br />ほほぅ、のっけから楽しいな。<br />「花ノ国ギャング」という肩書に、身体に番号をいれた3人。<br />(案外イイ奴そうなのがまた・笑)<br />そして表紙のケヒヒにも、身体に番号を入れた何者かが。<br /><br />話の流れからして、カイドウの手下と考えるのが妥当だろう。<br />なら悪魔の実も無関係ではないだろうが<br />何より表紙の人物がサイボーグっぽい印象なのが気になるね。<br />SMILEの研究が実を生み出すことだけでなく<br />動物や武器との掛け合わせも入っているのであれば<br />今回はフランキーが相棒なのも納得がいく。<br /><br />誰かの命令で動いている者は別として<br />自分が食べるつもりで参加しているものは<br />恐らく実力不足で、一回戦敗退となりそうな気がするが。<br />ルフィの正体に気付けない時点で覇気が扱えないと言う事だから<br />殆どが捨て駒というか、当て馬っぽいよなぁ。<br /><br />楽しそうなキャラがごっそり出てきたが<br />Aブロックが既に決定したのだから、残りはあと三枠。<br />なら注目率からしてルフィ・色男キャベンディッシュ・ベラミー?<br />(しかしベラミーの当て馬臭が誰よりハンパ無い)<br />かわいこ剣士レベッカは、残念ながら敗退だろうけど<br />キュロスという剣闘士の伏線ではありそう。<br /><br />ふと湧いた疑問いくつか。<br />・キュロスとは何者?<br />つい20年ほど前なのに、誰も知らないなんて事があるだろうか。<br />流れ者であったとか意図的に情報を消されたとかでない限り、有り得なさそう。<br />まあコチラはしばらく様子見で。<br /><br />・メラメラの実<br />世界でも注目度の高いこのロギア系の実をエースが食べたのは<br />単なるラッキーだったのだろうか?<br />「誰か」が意図して与えた、と言う可能性はないだろうか。<br />「スペード海賊団」って名前も気になるしねえ。<br /><br />・ゴムゴムの実<br />この世界の理屈で言うと、ルフィの前にも<br />「ゴムゴムの実の能力者」が居た可能性があるんだよね。<br />ルフィは10歳でこれを食べたのだから、<br />少なくともそれ以上前にその人間は死んでおり<br />再び実が現れたとかそういう事になっている筈だよね。<br />前もって実の正体を知っていたらしいシャンクスは<br />何処からこれを手に入れたのだろう?<br /><br />・ベラミー→ドフラミンゴ<br />バネバネ能力を持っているのだから、彼は実を食べられない。<br />つまりはドフラに渡すだけだが、ドフラも既に能力者っぽい。(未確定)<br />まあ単純に部下に食べさせるという図式や<br />能力を2つゲットできるような予想もアリだが<br />よもや能力を一時外して、また取り込むようなことも可能なんだろうか。<br /><br />ルフィがベラミーを覚えていないに1000ペリカ。<br /><hr size="1" /><br />NARUTO626「柱間とマダラ 其ノ弐」<br />柱間の言っていることがちょっとよく分からないので<br />こちらは次週を待つとして、マダラの方に行きましょう。<br /><br />マダラじーちゃんがした話を信用するなら<br />ここでマダラは本当には死んでおらず<br />輪廻眼を開眼し、十尾のことを知るに至ります。<br />コマの中にも満月が描かれていることから<br />ひょっとして輪廻眼は、直接月の封印を見ることができるのか?も??<br /><br />ならば柱間はマダラの遺体を<br />このまま放置して里に戻ったとでも言うのか?<br />いや、それは幾らなんでも甘すぎるか。<br />この後、周囲の瓦礫が崩壊して<br />マダラの身体は地中に埋もれてしまうのではないだろうか。<br /><br />かつてオビトは絶体絶命の中で神威を発動し<br />岩をすり抜けてマダラの地下基地へ落ちてきた。<br />(オビトのマンゲ開眼はリンの死ではないのかという疑問はあるが…)<br />ならばマダラもこの時、何とかして窮地をすり抜けたのではないか。<br /><br />実は神威も使えましたというオチは、あまり歓迎できない。<br />ならばどんな手があるか?<br />ダンゾウのように、ストックの目を体に埋め込んでいたらどうだろう。<br />柱間に自分はあたかも死んだように幻術を見せたのではないか。<br /><br />以前から、なんでマダラとイズナは<br />目ん玉交換をしなかったのだろうと思っていたのだが<br />相手の目は自分の目として奪い<br />己の目を保険としてストックするというのが<br />実は一番あくどい使い方ではないかと思い至った。<br /><br />もしくは実はイズナがひっそり生きていて<br />えどてんに近い術を習得、もしくはコピーしていたという<br />やや乱暴な予想もなくはないのだけど。<br /><br />なんにしろ、これを聞いたサスケがどう思ったか<br />来週の展開が待たれるところだな。<br /><hr size="1" /><br />暗殺教室:鷹岡の豹変ぶりが楽しみだ。<br />     再びネウロのような描写が見られるか?<br />読み切り:……H×Hの初期のころみたい。<br />ニセコイ:十分カワイイよw小野寺ちゃんwww<br />ハイキュー:アイシールド以来の毎週楽しいスポーツ漫画だ。うはー。<br />銀魂:ははは、今回のは面白いわ。<br />ハングリージョーカー:おお、取り敢えず最後まではキッチリやってくれそう。<br /><br />ここまで。<br />今日は進撃の巨人買いに行くんだぜーー!ひゃっはー!<br />アニメも結構よかったww<br />
  • Date : 2013-04-09 (Tue)
  • Category : WJ
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「いらっしゃいませ」と言えない国: 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂

「いらっしゃいませ」と言えない国:  中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂 湯谷 昇羊/新潮文庫 by G-Tools中国と言うと政治絡みの話題になりがちだが自分と中国の実質の関わりは数年前にツアーで旅行に行ったことくらいだし個人的には中国に限らず国民性の違いと言うもの自体に興味がありそのバックにある文化や歴史を知るのが面白い。自分がずっとサービス業に従事していたので「いらっしゃいませと言えない国」というタイ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101344922/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51824xg5d3L._SL160_.jpg" border="0" alt="「いらっしゃいませ」と言えない国: 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101344922/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">「いらっしゃいませ」と言えない国: <br /> 中国で最も成功した外資・イトーヨーカ堂 </a><br />湯谷 昇羊/新潮文庫<br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />中国と言うと政治絡みの話題になりがちだが<br />自分と中国の実質の関わりは<br />数年前にツアーで旅行に行ったことくらいだし<br />個人的には中国に限らず<br />国民性の違いと言うもの自体に興味があり<br />そのバックにある文化や歴史を知るのが面白い。<br /><br />自分がずっとサービス業に従事していたので<br />「いらっしゃいませと言えない国」という<br />タイトルに物凄く興味をひかれたんである。<br />どういう背景があって中国は<br />「いらっしゃいませ」という言葉が言えないのだろう、と。<br /><br />本書は、1997年に中国1号店をオープンしたイトーヨーカドーの<br />1994年から2013年の軌跡をたどったものだ。<br />特に1号店を立ち上げる4章までの部分は<br />橋田寿賀子ドラマのように苦難とトラブルの連続で<br />ヒロイン・ヨーカドー子の悲劇に胸が張り裂けそうになる。(割と嘘)<br /><br />当時の中国はソビエト型の計画経済から<br />市場経済への変革を遂げつつある最中であり<br />高景気にある今の中国とは、まったく様子が違う。<br />そこに超日本型のイトーヨーカドー・ビジネスを持ち込むのだから<br />丸型に四角をはめ込むようなものであったろう。<br /><br />当時の中国は、少し前まで配給制度だった為<br />神様はお客の方ではなく与える側、<br />つまり「売る側」がありがたがられるという素地があった。<br />故に「買ってくれてありがとう (,,゚▽゚)✨」と言う考えが無いのだ。<br /><br />そもそも「簡単に人に頭を下げるな」という教育思想があったそうで<br />日本で言えば、知行取りのお武家様が<br />突然アパレル店員に転職するくらいの感覚だ。<br />それが店員だけでなく、客側もそう思っているのだから<br />これはスタートから、相当に大変だったことが窺われる。<br /><br />内装工事や什器の受注なども<br />考えや精度の違いから、なかなか思うようにならない。<br />商品の品質がよくない。<br />イトーヨーカドーの名が中国では無名で、取引もままならない。<br />客のモラルも低い。<br />などなど、次から次へとトラブルが起きる。<br />便器が盗まれるという一行は、想定外過ぎて噴き出してしまった。<br /><br />実は滋賀にも、中国店舗を出したスーパーがある。<br />当時は、地元密着型の企業がなんで海外に?と思っていたのだが<br />この頃中国は、経済や物流を発展させるために<br />大型商業施設の誘致を積極的に行っていたと知り、成程と思った。7<br />また諸外国から見ても、消費国としては過渡期にある先進国より<br />生産国から消費国に変化しつつあった人口大国に賭けたのは<br />万馬券級のビジネスチャンスだったのだ。<br /><br />ビジネス本として読んでも面白いと思うが<br />単純に読み物として読んだ感想。<br />これだけ大変な事業だったのだから当然なのだろうが<br />休日返上、残業も厭わずに勤労する日本人というのも<br />一種の国民性だなあと感心してしまった。<br /><br />そう言う自分も、家で仕事をするのが当たり前になっている。<br />悪い事ではない筈だが、正しいかと言うと少々疑問でもある。<br />最初は国の文化の違いを把握できずに<br />なかなか上手くいかなかったヨーカドーの企画や催しが<br />後半の章ではどんどん当たるようになっていくのだが<br />凄いと思う反面、ちょっと怖いような気もする。<br /><br />無論、ヨーカドー側が中国仕様にシフトチェンジもしているし<br />かの国に進出しているのは日本だけではないのだから<br />桁違いの人口を誇る大国が、すべて日本色に染まる筈もない。<br />だがそれでも「文化」そのものが<br />大きな感染源なのだと感じられて、ちょっと考えてしまった。<br /><br />日本が評価されるのは、国民として嬉しいのだが<br />世界中で24時間戦う企業戦士が推奨されるのはちょっと<br />いや、かなりイヤだと思うんである。(笑)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />中国と言えばトイレ事情が有名だが<br />自分も旅行に行って、えっと思ったことがある。<br /><br />観光地のトイレは、ドアもちゃんとついている。<br />が、たまたまそこに入っていた現地の人が<br />ドアを開けて用を足そうとする姿を見てしまった。<br />ドアは閉まろうとするのだが、その人は開けようとする。<br />きっと個室になると、落ち着かなくて出ないのだろう。<br />二重の意味で凄いものを見てしまった。<br /><br />でもさすがに万里の長城は圧巻だった。<br />アレって端っこの方になると<br />重要文化財だって知らない人たちが<br />勝手に石材持って帰って、家でかまどとかにしちゃうって聞いたけど<br />色んな意味でデケェぜ中国。
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吉屋信子集 生霊

吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 吉屋 信子 東 雅夫/ちくま文庫 by G-Tools吉屋信子、初読。大正から昭和時代にかけての女性小説家だが明治文豪に遜色ない凛とした格調がありながらも時代のまるみを帯びた文章は、読んでいて心地よい。文豪怪談傑作選とあるが、通常想像する怪談とは違い日常淡々系怪異とでも言おうか、面白い切り口だ。ありそでなさそでウッフンな話とでも言ったら多分全然伝わらないだろうが(自分でも分からん... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480422439/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/517KP57K4ML._SL160_.jpg" border="0" alt="吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480422439/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選 </a><br />吉屋 信子 東 雅夫/ちくま文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />吉屋信子、初読。<br />大正から昭和時代にかけての女性小説家だが<br />明治文豪に遜色ない凛とした格調がありながらも<br />時代のまるみを帯びた文章は、読んでいて心地よい。<br /><br />文豪怪談傑作選とあるが、通常想像する怪談とは違い<br />日常淡々系怪異とでも言おうか、面白い切り口だ。<br />ありそでなさそでウッフンな話とでも言ったら<br />多分全然伝わらないだろうが(自分でも分からんわ)<br />「ありそう」と「なさそう」がいい塩梅なのだ。<br /><br />例えばその1つ、表題の「生霊」。<br />生霊と言えば通常は、恨みや想いから<br />生きながら霊が身体を離れることを言う。<br /><br />頃は戦後。主人公・菊治は建具職人だ。<br />元シベリア引上げ兵で肺を病んでおり、<br />湯治への道中、季節外れの別荘地を通りがかる。<br />運悪く酷い雨に降られてしまい<br />商売道具で傷んだ別荘地の雨戸を外し、一晩を過ごす<br /><br />そうして夜が明け、菊治は朝飯の材料を買いこんでくる。<br /><blockquote>小鍋の味噌汁には葱の香がして<br />薪のおきを集めた上に、<br />これも見つけ出してきた金網の上に塩引きをじりじりと焼いて<br />さっき釜をすっかり黒くいぶしながら<br />薪の上に載せて炊いた熱い飯を茶碗に盛って<br />ほうほうとかきこむと…</blockquote><br />薪を割り、傷んだ建具などを直す内<br />菊治は此処で静養しようと思うようになる。<br />長い間、人が使った様子もないのだから<br />誰に迷惑をかけるでもないだろう、と。<br /><br />菊治の心にふと、「魔が差した」のだろう。<br />だが、人命や金銭が絡んでいる訳でもない。<br />家を直し、せっせと食事を作る菊治の描写に<br />こちらも子供の秘密基地をみるような思いがあり<br />取るに足らぬ犯罪を見逃してもいいような気持ちになるのだ。<br /><br />だが悪いことは出来ないもので<br />たまたま別荘の管理人が、菊治の姿を見つけるのだ。<br />菊治万事休すかと思いきや、管理人は懐かしそうに微笑む。<br />「やあ、坊ちゃん。いつお見えでした<br /> 知らせて下さりゃよかったのに」<br /><br />ここで再び、菊治の心に魔が差す。<br />「坊ちゃん」となって、話を合わせてしまうのだ。<br /><br />何処が怪談なのだと言われると、確かにそうだ。<br />だが菊治の食事の描写を読んでいた自分も<br />なんだか同じ釜の飯を食ったような気がして<br />何でもない会話文なのに、息を摘めて読んでしまう。<br />「志村ー!うしろーー!」という格言に似ている。(格言ではない)<br /><br />オチはネタバレしないとして<br />心にふと生まれた刹那を描いた13篇の短編は<br />血生臭い事件が起きる訳でもないのに飽きさせず<br />不思議な魅力でもって話の先を紡いでいく。<br /><br />大正浪漫と昭和のかほりが漂う、なんとも「楽しい怪談」であった。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />昨日の続き。<br /><br />TDLは夢の国である。<br />なんでって、時間を忘れさせてくれる魔法の国だからだ。<br /><br /><span style="color:#ff0000"><strong>待 ち 時 間 1 6 0 分 と か<br />並 の 時 間 感 覚 で や っ て ら れ る か 。</strong></span><br /><br />開園と同時に行くとかそんなことはしない人なので<br />10時くらいにてれてれと入園してみたら<br />既にパレードルートに座り込んでる人が結構いる。<br />午前中になんかイベントがあるんかと思ってたら<br />本当に15時からのパレードの陣取りだった。<br /><br />あはは、うふふ、だってここは夢の国。<br />ここには時間も財布の紐もないのよ。おほほ。<br /><br />そんなドリーミーでファンタジーな国で、自分が一番使った言葉。<br />「一番近い喫煙所どこですか」<br />それにしても、ここのスタッフの教育は行き届いている。<br />アトラクションでもレストランでも喫煙所でも<br />丁寧に案内してくれたあと、笑顔でこう言ってくれる。<br />「いってらっしゃい!」<br /><br />……は、はい。(狼狽)<br /><br />しかし来るたびに喫煙所が間遠になる気がする。<br />いやもう何処に行っても端っこなのが喫煙所だが<br />その内「あの空の向こうですよ!」って言われそう。<br /><br />そう言えば、手洗いでもスタッフが笑顔で案内をしてて吃驚した。<br />折角TDLに行ってきたのに<br />アトラクションでもなんでもない場所を<br />報告している自分はなんなんだろう。<br />いえ、一応エレクトリカルパレードの途中までは見ましたけど。<br /><br />そんな自分が2日間で一番テンション上がったのが<br />スカイツリーの中でしおり買ったとき。<br /><br />■食品サンプルのしおり ベーコン&味付け海苔<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/siori.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/siori.jpg" alt="siori.jpg" border="0" width="300" height="225" /></a><br /><br />行ってよかった。(何が?)
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三井の晩鐘

三井の晩鐘梅原 猛 池田 一憲/小学館 by G-Tools珍しく絵本。と言っても、手元にない本なのだが。表紙には左目だけの竜と、赤子を抱いている男が描かれている。赤子の手には、目玉らしきものが抱かれている。一瞬ホラーのような印象を与える表紙だが子供心にも物語に酷く感銘を受け、繰り返し読んだ覚えがある。名前でピンと来た人が居たらすごいが「三井の晩鐘」とは滋賀由来のもので、近江八景(滋賀自推の美景)の1つである... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7YJGK/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/mii2.jpg" width="110" height="160" border="0" alt="三井の晩鐘 (1981年)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000J7YJGK/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">三井の晩鐘</a><br />梅原 猛 池田 一憲/小学館 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />珍しく絵本。<br />と言っても、手元にない本なのだが。<br /><br />表紙には左目だけの竜と、赤子を抱いている男が描かれている。<br />赤子の手には、目玉らしきものが抱かれている。<br />一瞬ホラーのような印象を与える表紙だが<br />子供心にも物語に酷く感銘を受け、繰り返し読んだ覚えがある。<br /><br />名前でピンと来た人が居たらすごいが<br />「三井の晩鐘」とは滋賀由来のもので、<br />近江八景(滋賀自推の美景)の1つである。<br />オマケに歴史家・哲学家としても名高い梅原猛氏の作なのだ。<br />滋賀のこととなると郷土愛が噴き出しそうになるので<br />順を追って説明したい。(笑)<br /><br />実家から車で10分位のところに、三橋節子美術館がある。<br />日本画家であり、草木を描いた初期の作品から<br />近江琵琶湖に伝わる民話を描いた後期の作品他<br />愛用品や家族との写真等が展示され、その生涯を紹介している。<br /><br />彼女は若くに癌を発症し、転移で右手の切断を余儀なくされ<br />その後は左手で絵を描くようになる。<br />利き腕を失っても尚、魂を筆に変えて描かれた後記作品には<br />優しさと激しさを綯い交ぜた様な、不思議な印象がある。<br /><br />「三井の晩鐘」という近江の昔話を基にした遺作に<br />交流のあった梅原氏が絵本を制作したという。<br />(※この辺は梅原氏著作「湖の伝説」でも書かれている)<br /><br />貧しい漁師が正体の知れぬ女を拾い<br />夫婦となって子をもうけるが、ある日さめざめと泣きだす。<br />自分は竜の化身であり、もうここには居られぬと言う。<br />だがまだ乳飲み子である我が子を置いていくのは忍びない。<br />女は自分の目玉をくりぬき、漁師に渡す。<br /><br />子はそれをしゃぶると不思議と泣き止むのだが<br />目玉は少しずつ小さくなり、やがて無くなってしまう。<br />漁師は困り果て、湖で母の竜に嘆く。<br />竜は躊躇せず、もう片方の目を我が子の為に与えるのだった。<br />だがめくらになってしまっては、こころもとない。<br />せめて三井の寺の鐘を毎晩鳴らし<br />私に方向が分かる様にしてくださいと頼みながら。<br /><br />と、これが「三井の晩鐘」という伝記だ。<br />画は三橋画伯の絵ではないし<br />梅原氏作だと知ったのもずっと後のことで<br />自分は何の知識もない小学生でこの本を読んだのだが<br />両の目の光を失った母竜がずっと印象に残っていた。<br /><br />三橋さんの著作に「雷の落ちない村」という絵本がある。<br />既に死を悟った彼女が、幼い我が子へのメッセージとして<br />残った左手で手掛けたものだ。<br />が、残念ながら未完のまま逝去されてしまい<br />同じ画家であるご主人が絵を数点描き足したものとなっている。<br /><br />右手を失っても、左手で絵本を描いた三橋さんに<br />梅原氏は母竜の姿を重ね合わせたのだろう。<br />20年近くも経ってから絵本の背景を知り<br />妙に自分の心に残っていた理由が納得できたような気がした。<br /><br />「三井の晩鐘」も「雷の落ちない村」も<br />どちらも古書で入手しにくいものとなっているのだが<br />ブログを始めたとき、何時かこれも書いておきたいと思っていたので<br />ここに記しておく。<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />昨日一昨日と、スカイツリーとTDLに行ってきた。<br />関西人は基本行列には並ばないのだが<br />九州から出てきた友人のリクエストもあり<br />ここ数週間ほど、覚悟を育てて新名所に挑んだ。<br /><br />がしかし、まだ自分は東京の行列を舐めていた。<br />敢えて言おう。<br />日本人の行列耐性は、もはや神の粋に達していると。<br /><br />一応、前もって職場関係の人に聞いてはいたのだが<br />現在スカイツリーは、何もない平日でも<br />当日券を買うのに1時間近くかかると言う。<br />休日は整理券が配られるのだが<br />到着したのが10:00で、整理券が13:30の分である。<br /><br />まあ建物内をひやかして時間を潰したのだが<br />時間になって当日券のチケット売り場に行くと<br />13:30の整理券分で行列ができているのである。<br />そこでも1時間くらいたっぷり待った。<br /><br />そこから更に450m展望台へ行くにも、行列ができている。<br />もうここでぐったりしてしまい<br />カフェで休憩を取ろうということになったのだが<br />そこでも当然のように行列ができている。<br /><br />この時点でずっと育ててきた <br />待 ち 時 間 ポ イ ン ト が 底 を 尽 い た 。<br />今ならスライムにも一撃でやられるレベルである。<br />こんなレベルで勇者は、TDLにて戦えるのであろうか?<br /><br />そんな訳でレベルが下がっていたので、写真は1枚も撮っていない。<br />まあ大体何処に旅行に行っても<br />心のシャッターばかり切って、写真撮らないんだけどな。<br />食事写真とか絶対無理。気が付いたときは大体食べかけ。<br />早急なレベルアップが望まれる。<br /><br />今から仕事なので、明日に続く。
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田中久重 明治維新を動かした天才技術者

小説 田中久重 明治維新を動かした天才技術者 童門 冬二/集英社文庫 by G-Tools以前にテレビで「からくり人形」の特集をやっていた。いわゆる「茶運び人形」などのアレである。その折に簡単に仕組みも説明してあり詳細は一口に説明できないのだが、とにかくスゲェと思った。電気という動力やコンピュータ言語もない時代にいわば糸や歯車がプログラムとなって物を動かすのに、甚く感銘を受けた。からくり人形自体は室町時代から日... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087450465/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61BV9jW8SlL._SL160_.jpg" border="0" alt="小説 田中久重 明治維新を動かした天才技術者 (集英社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087450465/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">小説 田中久重 明治維新を動かした天才技術者 </a><br />童門 冬二/集英社文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />以前にテレビで「からくり人形」の特集をやっていた。<br />いわゆる「茶運び人形」などのアレである。<br />その折に簡単に仕組みも説明してあり<br />詳細は一口に説明できないのだが、とにかくスゲェと思った。<br />電気という動力やコンピュータ言語もない時代に<br />いわば糸や歯車がプログラムとなって物を動かすのに、甚く感銘を受けた。<br /><br />からくり人形自体は室町時代から日本に入ってきているのだが<br />江戸時代に模倣から科学と言う域へと発展させ<br />非常に複雑な動きをする「弓曳き童子」を作ったのが田中久重であり<br />後にあの東芝の創設者の一人となる。<br /><br />田中久重の略歴は、東芝科学館のサイトでも閲覧できる。<br />べっ甲細工の職人の長男として生まれたが<br />幼い頃から発明家の片鱗を見せ、家業は継がなかったらしい。<br />人の驚く顔が見たさに、仕掛け箱からからくり人形へ<br />そうして久留米絣の織機の改良に携わったことから<br />科学が生活を便利にするのだという、「家電」の在り方を見いだす。<br />これが今の東芝の原点という訳だ。<br /><br />ほうほうと発明品群を見ていて、中盤で目が釘づけになった。<br />「アームストロング砲」。<br />子供心と家電の狭間に合って、これだけが凄い破壊力を放っている。<br />なにがあった田中久重。<br />まぁそんな次第があったので、本書を見て思わず手に取ったのだが。<br /><br />うむ、大砲の謎(?)は本書で解けた。<br />が、読後感はちょっと微妙なものになった。<br />なんというか、小説のような偉人伝のような<br />見方によってはビジネスハウツー本のような曖昧さがあり<br />あのからくり人形をテレビで見た時のような、<br />「ふおおお!」というインパクトが感じられなかった。<br /><br />東芝の創始者という肩書がどうしても<br />田中久重を偉人にカテゴライズしてしまうのだろう。<br />いや確かに凄い人なのだが、自分が受けた衝撃は<br />どこぞのエライさんという凄さではなく<br />親戚のオッチャンに手品でも見せられて<br />スゲェスゲェと連呼してしまうようなものに近い。<br /><br />本書では、からくり人形師から科学技術の一人者へと道を歩んだとあるが<br />彼はやはりずっと「からくり儀右衛門」だったのではないか。<br />からくりで子供たちにかけた魔法を<br />大人にもかけてやりたかったのではないだろうか。<br /><br />「東洋のエジソン」と異名をとるそうだが<br />75歳で東芝の前身となる会社を立ち上げたバイタリティーは<br />「日本のカーネルサンダース」と言ってもいい。<br />※カーネルは60を過ぎてあのKFCを起業している<br /><br />いや、それじゃどうしたって<br />日本で初めて唐揚げ作った人みたいだよねえ…。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />自分が見たのはこの番組ではないのだが<br />説明が細かにしてあるので貼っ付けておく。<br /><br />■茶運び人形<br /><iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/hGm6TeKzMAw" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br /><br />■弓曳童子<br /><iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/0bjc4rbZHmQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br /><br /><br /><a href="http://karakuriya.com/doll/karakuri-kit.htm" target="_blank" title="からくりや">からくりや</a>と言うからくり人形を扱うサイトで<br />組立キットが販売されているのを発見したが、値段見て目玉飛び出た。<br /><br />……いつか金持ちになったら挑戦したい。
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WJ 2013年18号

今年は途中から反対向になるような企画がなくてよかった(笑)新学期応援ステッカーというのは、具体的にどうやって使うのだろう。ONE PIECE703「控室」うおお、本誌表紙に巻頭カラー。おおおおおお身体お大事に、尾田先生。悪魔の実再生論、公式来たっ!今のところゾオン系に関しては人工が可能なようだがこれが「本当に新種として作っている」のか「再生を人工的に促す」の意味なのかが気になるね。スマイリーのサラサラの実なん... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />今年は途中から反対向になるような企画がなくてよかった(笑)<br />新学期応援ステッカーというのは、具体的にどうやって使うのだろう。<br /><br />ONE PIECE703「控室」<br />うおお、本誌表紙に巻頭カラー。<br />おおおおおお身体お大事に、尾田先生。<br /><br />悪魔の実再生論、公式来たっ!<br />今のところゾオン系に関しては人工が可能なようだが<br />これが「本当に新種として作っている」のか<br />「再生を人工的に促す」の意味なのかが気になるね。<br />スマイリーのサラサラの実なんかは<br />見たカンジ「再生を促す」ように見えたんだが。<br /><br />同じやり方では、ロギアやパラミシア系は再生できないって事か。<br />仮にゾオン系が「一番近くの果実に憑依」するとして<br />ロギアなどは場所や時間に未知の法則があるのかもしれんね。<br />でもセンゴクの大仏とか、いかにも新種っぽいよねえ。<br />悪魔の実の謎は深まるばかりでございます。<br /><br />剣闘士という設定は、全然関係なさそうだね。<br />フリーバトル形式の天下一武闘会なのか。<br />てか、ルフィのアロハ+麦わらがまるきり亀仙人にみえるw<br /><br />まだ仕組みがよく分からないんだけど<br />先週号の5人+予選枠でトーナメントってことかな。<br />まさかとは思うけど、予選からやったら大変な回数になるよね…。(ごくり)<br /><br />さて片足の兵隊に踊り子と言う組み合わせ。<br />これはアンデルセンの「スズの兵隊」を連想してしまう。<br />ヴァイオレットが探してるのは、片足の兵隊?<br />割に泣ける話なんだけど、ストーリーには関係なさそうだなあ。<br /><br />ところで恋に全てをかける情熱的な性格からして<br />ベビー5もドレスローザ生まれなんかね。<br />ヴァイオレットとベビー5、顔立ちも似てるような<br />単に黒髪とマツゲの所為なのか。<br /><br />どうでもいいが、サンジこんなんばっかりだな。(笑)<br /><hr size="1" /><br />NARUTO625「本当の夢」<br />んーーーーーー………。<br /><br />イズナの死は、確かに扉間と相いれない理由になるし<br />自分が信用されていないと知るのは、里を出る理由にはなる。<br />でもやっぱり、無限月読を発動する程の<br />人間不信の原因になったとは、ちょっと思えない。<br /><br />ていうか柱間はいい人だけど、里長としては甘い。<br />扉間の言ってる事の方が現実的だし、案外マダラも理性的に考えてる。<br />陽タイプの柱間を、陰タイプの二人が支えるという<br />ゼロトップで治めるというのが、一番いんじゃね。<br />自分の予想の中に、いずれ木の葉は<br />ナルト・サスケのダブル火影というオチじゃないかってのがあるんだけどね!<br /><br />さて、うちはの石碑も出てきました。<br />この時点でマダラはイズナの目を貰ってる訳だから<br />「永遠の万華鏡写輪眼」を得ている筈。<br />が、「オレが解読できるところまで」ということは<br />その上位の写輪眼、すなわちまだ輪廻眼の読む範囲があるという事だ。<br />今読めるのはオビトとえどてんマダラのみ、ってことか。<br /><br />ところでサスケは、これを聞いてどう思うんでしょ。<br />忍者と何か、という重い問いに始まった過去回想。<br />サスケ「長い。三行で」<br />柱 間「えっ」<br /><br />うん。今のところ自分も、解答としてはよく分からんです。<br /><hr size="1" /><br />暗殺教室:太ももと膝小僧とすねかじりがじわじわきた。<br />さくらん:やたーーー!岩城せんせーーーーー!<br />     ……が、ううん、読み切りとしてはちょっと詰め込み過ぎ…?<br />     「みえるひと」がすごい好きだったんだがなあ。<br />食戟:あら、今回は露出無し?なんか問題あったのか?<br />銀魂:土方…。隠れメタボやったんか…。<br />   妙さん、意外にも純情だったのねい。<br />ハングリージョーカー:…近々最終回フラグか?<br />クロスマネジ:位置は後ろだけど、そんなに話畳んでる印象もないなあ。<br />     最近面白いので、個人的には続いて欲しいよう。<br /><br />ここまでーーぃ。
  • Date : 2013-04-02 (Tue)
  • Category : WJ
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【青空文庫】桃太郎

桃太郎芥川 竜之介 by G-Tools日本において昔話と言えば「桃太郎」を思い浮かべる人が多いのではなかろうか。やっぱり自分も幼少時、この絵本があった。しかしアイドルには常に、アンチも付きまとうものだ。同時に桃太郎は、難癖をつけられる№1でもある。桃から生まれるという奇異な生い立ちは当然鬼ヶ島への武勇伝に不法侵入と強盗罪の容疑がかかっているのはネットでもよく聞かれるところである。これに最初の公的ツッコミをし... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWN6DO/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41GZ-edfdKL._SL160_.jpg" border="0" alt="桃太郎" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWN6DO/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">桃太郎</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />日本において昔話と言えば<br />「桃太郎」を思い浮かべる人が多いのではなかろうか。<br />やっぱり自分も幼少時、この絵本があった。<br /><br />しかしアイドルには常に、アンチも付きまとうものだ。<br />同時に桃太郎は、難癖をつけられる№1でもある。<br />桃から生まれるという奇異な生い立ちは当然<br />鬼ヶ島への武勇伝に不法侵入と強盗罪の容疑がかかっているのは<br />ネットでもよく聞かれるところである。<br /><br />これに最初の公的ツッコミをしたのが、<a href="http://blog.fc2.com/tag/%E8%8A%A5%E5%B7%9D%E9%BE%8D%E4%B9%8B%E4%BB%8B" class="tagword">芥川龍之介</a>ではないかと思われる。<br />以前<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-130.html" target="_blank" title="鼻">鼻</a>でも書評を書いたことがあるが<br /><a href="http://blog.fc2.com/tag/%E8%8A%A5%E5%B7%9D%E9%BE%8D%E4%B9%8B%E4%BB%8B" class="tagword">芥川龍之介</a>作品が好きで、一時はよく読んだ。<br />ウチにあった桃太郎の絵柄がどうも子供らしくない所為で<br />全ページドヤ顔だったのがなんとなく印象に悪く<br />芥川版桃太郎を読んだときは、思わず快哉を叫んだものだ。<br /><br />芥川桃太郎も、鬼退治に行く。<br />だがそれは正義感といったものに突き動かされたのではなく<br />おじいさんのように芝刈りに行くとかチョーうぜぇ、<br />おばあさんの川で洗濯とか、ちょww有り得ないんですけどwww的な<br />非常にイマドキの若者らしい判断であったようだ。<br /><br />おじいさんとおばあさんも、家にニートがいるのは体裁が悪いので<br />キビ団子まで作って、喜んで送り出すのである。<br />そんなニート太郎は歩きながら、社員を募集する。<br />応募要項/勤務内容:鬼退治(保険無) 勤務時間:応能力 <br />     給  与:キビ団子1/2   交通費 :自前<br /><br />よく見ていただきたい。給与は団子1つではなく、半分である。<br />当然犬・猿・キジは抗議するが、何となく丸め込まれてしまう。<br />とんだブラック企業である。<br />ギスギスした職場環境を抱えたまま<br />取り敢えず一行は、目的地である鬼ヶ島へ到着する。<br /><br />ここで意外な事実が判明する。<br />鬼は桃太郎に退治される理由が、さっぱり分からないのである。<br />どうやら彼は強面ながらも、真面目に生きてきたらしい。<br />搾取される弱者よろしく、財産を巻き上げられてしまう。<br />なんとも無体なことだ。<br /><br />そこには「蜘蛛の糸」や「羅生門」のような<br />独特のちょっとヒネた人間観がある。<br />だがむしろ明解な話筋を読むと<br />彼は実は素直な人間だったのではないかと思えたりする。<br />無論勝手な想像だが、変人こそが作家の王道のような世界は<br />彼には生きにくい場所だったのだろうかと思ったりもする。<br /><br />閑話休題。<br />結末で芥川は最大のミステリーとも言える<br />「桃太郎の出生にまつわる謎」にも迫っている。<br />ただのツッコミで終わらない辺りが、さすがである。<br /><br />その昔、聖書で林檎は罪の象徴となったらしいが<br />桃から生まれた太郎も罪の権化であったのだろうか?<br />ならば不法侵入の嫌疑も致し方のないことなのであろうか。<br /><br />昔話の奥深さは、あなどれない。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />桃太郎にかけられた容疑に関しては、割と真面目に解釈されているらしい。<br />基本的には「鬼が人間ではない」ということから<br />桃太郎は然程重い罪には問われないという結論らしい。<br /><br />一説には、桃太郎自身が人間ではないから<br />刑法の適用外という派もあるようだ。<br />人に非ずと言われた両者の思いは、いかばかりのものであろう。<br /><br />二人が「行列のできる法律相談書」にでも出演したら<br />結構に面白い弁護が聞けそうなんだがなー。<br /><hr size="1" /><br />という訳で、昨日の分の書評。ジャンプ感想はまた改めて。
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【跡地】

1日限定で嘘動画を載せておりました。失礼いたしました。ところでgoogleでやってた宝探しに挑戦した。赤いコンパスまでは見つけたんだけどその後どーしていいのか分からんで、時間切れ。毎年がんばるよねー、グーグル先生は。... <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104638c12.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104638c12.jpg" alt="dairy" border="0" width="110" height="160" /></a><br /><br />1日限定で嘘動画を載せておりました。<br />失礼いたしました。<br /><br />ところでgoogleでやってた宝探しに挑戦した。<br />赤いコンパスまでは見つけたんだけど<br />その後どーしていいのか分からんで、時間切れ。<br /><br />毎年がんばるよねー、グーグル先生は。<br />
  • Date : 2013-04-01 (Mon)
  • Category : 日常
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