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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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トリツカレ男

トリツカレ男 いしい しんじ/新潮文庫 by G-Toolsいしい氏は自分の宿題だった。以前に「四とそれ以上の国」の著作を拝読したのだがさっぱり意味が分からず、途中で読めなくなってしまった。挫折本なら、それはそれで捨て置けばいいのだが部分的に惹かれるところも無くはなかったので何時か再戦を心に誓い、他書で修業に勤しんでいた。…と言うのは真っ赤な嘘で、すっかり忘れていた。多分ガンマンだったら、3歩歩いて振り向かずに... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101069239/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CV3TYCTSL._SL160_.jpg" border="0" alt="トリツカレ男 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101069239/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">トリツカレ男 </a><br />いしい しんじ/新潮文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />いしい氏は自分の宿題だった。<br />以前に「四とそれ以上の国」の著作を拝読したのだが<br />さっぱり意味が分からず、途中で読めなくなってしまった。<br /><br />挫折本なら、それはそれで捨て置けばいいのだが<br />部分的に惹かれるところも無くはなかったので<br />何時か再戦を心に誓い、他書で修業に勤しんでいた。<br />…と言うのは真っ赤な嘘で、すっかり忘れていた。<br />多分ガンマンだったら、3歩歩いて振り向かずに家に帰っている。<br />(腰抜けなのか鳥頭なのか…)<br /><br />何はともあれ、本屋でその名を思い出して手に取ったのだが<br />今度は吃驚するくらい平易な文章で、小一時間で読めてしまった。<br />あ、あれ…っ…?<br /><br />何処の国で何時の年代かは分からないが<br />洋画に出てくるそれっぽいジィサンのような<br />軽快な語り部によって話は進められる。<br /><br />主人公・トリツカレ男の名は、ジュゼッペってんだ。<br />うん?そりゃ何かって?トリツカレはトリツカレさ!<br />オペラに取りつかれたと思ったら、次は三段跳び。<br />その次は探偵ごっこに昆虫採集。ええと、次は外国語だったかな?<br />とにかく夢中になったら、ひたすらそれにハマっちまう。<br />それがジュゼッペ、トリツカレ男なのさ!<br /><br />とまぁ、こんな感じ。<br />要はジュゼッペは、短期集中型のヲタクなんである。<br />才が無くても、ハマれるものがあることは幸福だが<br />ジュゼッペはそれを習得してしまうあたり<br />途方もなく神に愛された幸福者と言っていい。<br /><br />そんなジュゼッペが次にハマったものは<br />ふと動物園で見かけた、風船売りの女の子。<br />そう、彼は恋にトリツカレたのだ。<br />さて恋に関しても、ジュゼッペは神の福音を奏でられるのか?<br />それともトンデモなストーカーになってしまうのか?<br />乞うご期待!という話だ。<br /><br />童話のような語り口に、喋るハツカネズミなども登場し<br />きっと子供が読んでも良い読後感が得られるストーリーだ。<br />うん。うん…。……。<br />うおぉぉ(>'A`)>、ますます貴方が分からないぞいしい氏。<br /><br />あの難解な「四とそれ以上の国」は何だったのだろう。<br />大きな謎かけであるような、否、ただ感覚的な小説であるような<br />何とも不思議な作品だった。<br />本読んでいれば、挫折本など珍しくもない。<br />だが読めなかったことを悔しく思った時点で<br />いしい氏は自分の中で宿題となってしまったのだ。<br /><br />今回はスッキリ理解できた。<br />だが理解できたことで、宿題は勝手に膨れ上がってしまい<br />もう一冊読まねばならぬ気がしている。<br /><br />そうか、自分は────<br />いしししんじにトリツカレてしまったのか?<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />もう明日から4月かー。年々1年が早くなるなー。。<br /><br />だが4月から見たいアニメがイロイロ始まるので楽しみだ!<br />DD北斗の拳とか進撃の巨人も楽しみなんだが<br />「ぼくは王さま」がアニメになると聞いて吃驚した。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/465207011X/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61l9ORZy6QL._SL160_.jpg" border="0" alt="ぼくは王さま (フォア文庫 (A008))" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/465207011X/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">ぼくは王さま </a><br />寺村 輝夫 和歌山 静子/フォア文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />小学生の頃このシリーズが好きで、図書室行くたび読んでたな~。<br />てかウィキペみたら、その後もシリーズが出てたんだ。<br />名作だったんだなあ。
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死人を恋う

死人を恋う 大石 圭/光文社文庫 by G-Tools二日続けて後味の悪そうな本で申し訳ない。というか、これを書くのに昨日の浴槽の花嫁を読み返したと言うか。自分が持っているのと、写真では帯が違う。「あんまり怖いので、手に取ってもらえるか心配です」と書かれており、どんだけ怖いのか気になったのだ。ジャケ買いは然程しないが、帯買いはよくする。本棚に占める帯付き本は(面倒なので外さないでそのままにしてある)己の騙され... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334739369/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QPD5HGQPL._SL160_.jpg" border="0" alt="死人を恋う (光文社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334739369/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">死人を恋う </a><br />大石 圭/光文社文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />二日続けて後味の悪そうな本で申し訳ない。<br />というか、これを書くのに昨日の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-165.html" target="_blank" title="浴槽の花嫁">浴槽の花嫁</a>を読み返したと言うか。<br /><br />自分が持っているのと、写真では帯が違う。<br />「あんまり怖いので、手に取ってもらえるか心配です」<br />と書かれており、どんだけ怖いのか気になったのだ。<br />ジャケ買いは然程しないが、帯買いはよくする。<br />本棚に占める帯付き本は(面倒なので外さないでそのままにしてある)<br />己の騙された歴史を見るようである。orz<br /><br />大石氏は映画になった「呪怨」が有名だろうか。<br />当時は「リング」の後でホラー映画が流行っていた時期だったので<br />似たようなものを見た所為か、ストーリーが余り記憶に残っていない。<br />ただ白塗りでパンツ一枚だったことが妙に鮮明で<br />子役の少年には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。<br /><br />そう考えると、本書の方はちょっと印象的だった。<br /><br />父親が死んだ時からずっと引きこもりを続けていた「僕」。<br />何時しか母親も亡くなり、死を決意する。<br />そうして向かった山奥には、先客がいた。<br />年齢もバラバラの数人が車に乗り込んだまま、全く動きを見せない。<br /><br />恐る恐る、車に近づく。<br />それは自殺サイトで集まった者達で、既に手遅れだったのだ。<br />「僕」はまるで眠っているかのような女子高生の遺体に惹かれ<br />それを家へと持ち帰ってしまう────。<br /><br />要は、ネクロフィリア(=死体愛好者)の話なのだが、<br />自分がこの話を記憶に留めたのは<br />同じ素材を扱った<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-123.html" target="_blank" title="殺戮にいたる病">殺戮にいたる病</a>と<br />内容は同じなのに、印象がまるで逆だったからだ。<br /><br />「殺戮~」は明らかに狂気を描いてあり、<br />ある意味、分かりやすいエンターテイメント要素がある。<br />ストーリー的にも、自分としてはこちらに軍配があがる。<br />だが本書では、「僕」の目から見て<br />遺体が時間の経過と共に失われていく描写が際立っている。<br /><br />あとがきを読んでみたら、成程<br />実際に著者が「死体を美しい」と感じた衝動を<br />伝えたくてこの話を書いたとあり、すごく納得した。<br />別に変な趣味をお持ちという意味ではなく<br />本当に死体の肌は、一定時間後は透けるような肌になるからだ。<br />それは祖母の葬式で、実際に見たからなんとなく分かる。<br /><br />無論、そこからの「僕」のとる行動は<br />間違いなく異常なのだが、悲恋のようですらある。<br />性的な描写が無ければ、純愛とも見えるようで<br />理解したくないのにちょっと理解してしまった、とでも言おうか。<br />ホラーのもつ恐怖とはまた少し違う<br />生理的に微妙なラインに位置している作品だ。<br /><br />2冊目を手に取ろうとは思わなかったが、記憶に残った本ではある。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />よく過激なゲームや本や漫画が<br />人に悪影響を及ぼすのではないかという論議を聞くが<br />半分当たっているし、半分はどうだろうと思う。<br /><br />それを自分で可とするか不可とするかという<br />判断力の問題であるような気がする。<br />それには多くの経験値が必要だし<br />悪いものを全く摂取しないでの判断は難しい。<br />そういう意味では、判断がつかない年頃には与えない方がいいとは思う。<br /><br />ただ、書評を通して本を読むようになって思ったのだけど<br />良きにしろ悪きにしろ、意図をもって書かれた話というのは、<br />やっぱり読んでいても何かが違う。<br />今回の本はオススメできる内容ではないが<br />それでも乱読気味の自分の脳に残ったのだから<br />純粋な意味で評価はしたい。<br /><br />特に文学なんかは、作者の意図とパッションがぎゅうぎゅうに入っている。<br />昔は胃もたれして読めなかったものもあったが<br />これらも「お年頃」があるのかもしれんね。
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浴槽の花嫁

浴槽の花嫁 (世界怪奇実話 1)牧 逸馬/現代教養文庫 851 by G-Tools怪奇実話という文字もアレだが、とりあえず表 紙 の 顔 が 恐 い 。(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!8つの怪奇をおさめた実話集。 ・女肉を料理する男※    有名な切り裂きジャック ・チャアリイは何処にいる※ 兄弟で誘拐され、兄は生きて帰ったが               弟のチャーリーだけが発見されなかった ・都会の類人猿       アメリカと... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4390108514/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51drobk5vTL._SL160_.jpg" border="0" alt="浴槽の花嫁 (現代教養文庫 851 世界怪奇実話 1)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4390108514/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">浴槽の花嫁 (世界怪奇実話 1)</a><br />牧 逸馬/現代教養文庫 851 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />怪奇実話という文字もアレだが、とりあえず<br />表 紙 の 顔 が 恐 い 。(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!<br /><br />8つの怪奇をおさめた実話集。<br /> ・女肉を料理する男※    有名な切り裂きジャック<br /> ・チャアリイは何処にいる※ 兄弟で誘拐され、兄は生きて帰ったが<br />               弟のチャーリーだけが発見されなかった<br /> ・都会の類人猿       アメリカとカナダを行き来し<br />               22人の女性の強姦殺者と言われるアールネルソン<br /> ・ウンベルト夫人の財産 ・ 無財産で口ひとつで富豪を装った女詐欺師<br />               テレサ・ウンベルト。<br /> ・浴槽の花嫁※       保険金狙いの結婚詐欺と殺人を<br />               7回以上繰り返したと言われるジョージ・ジョセフ・スミス<br /> ・戦雲を駆る女怪※     女スパイ、マタ・ハリ<br /> ・肉屋に化けた人鬼     一説には40人以上の少年を殺害したと言われる<br />               フリーッツ・ハールマン。<br /> ・海妖           メアリー・セレスト号と同じく<br />               船から姿だけが消えたエドワルド夫人。<br />※印の付いたものについては、青空文庫で読める。<br /><br />サイコパスやシリアルキラーは、小説のネタとしても使われる素材だ。<br />「お話はお話」と割り切って読むため<br />自分はあまりこの手を小説に、後味の悪さを感じることが少ない。<br />考え出された「凶悪犯」というキャラには<br />読者をどれだけ震え上がらせるかと言う<br />ある種のエンターテイメント要素が感じられるからだ。<br /><br />だがこれらは全て、実話なのだ。<br />故に全編に渡って淡々とレポートのように書かれている。<br />そういう意味では無駄に創作的なグロの描写はないが<br />生々しいと言えば生々しいので、苦手な人はお勧めしない。<br /><br />有名な心理テストがある。<br />マンションのベランダから偶然殺人現場をみてしまい、犯人と目があう。<br />その時、犯人の口がもごもごと動く。<br />なんと言っているのかという解答によって異常性を測るというものだが、<br />アウトの例としてはこうだ。<br /><br />答え:向こうのマンションの階数を数えている。<br /><br />1秒の間をおいて、背筋が寒くなる。<br />別段、犯罪者の肩を持とうとは思わないが<br />この者達は本当に、脳のつくりを違えて生まれたのではないかと思う。<br />小説ならクライマックスとオチを期待するところだが<br />「何故こんな行動に至れるのか」という犯罪者の心理の方を考えてしまう。<br /><br />そういう意味では「都会の類人猿」のネルソンは<br />子供のころに脳に挫傷を負ったという経歴があり<br />題材としては興味深いのが、心地の良い話ではないので<br />ここは流血沙汰のない「ウンベルト夫人の財産」をセレクトしよう。<br /><br />若い頃ならいざしらず<br />最近は咄嗟にモノが思い出せないことも出てきたので<br />もう嘘を吐くだけの記憶を保持するのが面倒くさいと感じる。(苦笑)<br />自分としては、嘘や詐欺というのは<br />頭脳と言うより、信念に近いものがないと完遂できない気がする。<br /><br />テレサ・ウンベルトは財も才能も容姿も無い女であった。<br />当時は「持参金」というものが結構に幅を利かせていたこともあり<br />嫌な言い方だが、金があれば貰い手もあったのだ。<br />そこでテレサは知人に証券を1日借りて<br />架空の財産をでっち上げ、本当に嫁に行ったのである。<br /><br />そんなバナナと思うのだが、実話だというから呆れる。<br />「他人のフンドシで相撲を取る」ということわざがあるが<br />これはノーフンドシで土俵に立っている訳である。<br />まさに童話「裸の王様」に近い詐欺だ。<br /><br />そうしてテレサは結婚後、憧れの「花のパリ」へと移り住む。<br />だがそんなきらびやかな場所で生活するような金はない。<br />そこでまた「架空の財産」をでっちあげる。<br /><br />大きな金庫を見せびらかす様に室内に据え<br />さも莫大な財産があるかのように振る舞うのだ。<br />無論それには綿密な作り話が用意してあるのだが<br />「それを十二分に返せる」と装い、テレサは人の金で豪奢な生活をする。<br />何時しか彼女は、社交界の女王とまで呼ばれるのだ。<br /><br />通常の神経ならまず出来ない。<br />嘘は「ばれること」へのストレスに耐える、強い精神力を要すると思う。<br />恐らくテレサは嘘を言い放つとともに<br />脳ではそれを現実を置き換えるほどの「信念」があったのだろう。<br />全てが発覚した後、金庫を開封してみると<br />ズボンのボタン2つが入っていただけだと言う。<br /><br />無論、当時の科学技術や警察機構が現在と違うことも前提ではあるが<br />彼らは完全なる凶悪犯罪を遂げてしまうのだ。<br />意図的にそれを作り出す小説より<br />酷く理性的で、それでいて何かが大きく欠落している。<br />そのぽっかりと空いたものが、常人から見えないところが恐い。<br /><br />陳腐な結論ではあるが、これぞまさに「事実は小説より奇なり」だ。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />犯罪心理テストで思い出した。<br />自動販売機で、商標も銘柄も何もなくて<br />色だけが分かるジュースを売っていたらどれを買うか?っていう。<br /><br />答えとしては「透明を選んだら異常」。<br />色のついている飲み物を好まないのは、異常な猜疑心があるからで<br />恐らくこの問題の発祥地がアメリカであり<br />販売機にはジュースしかないのに、透明を選ぶのがヘンだって事らしい。<br /><br />日本では水も売ってるし、自分も外で買うときは水だもの。<br />心理テストは面白いけど、鵜呑みにする必要はないと思うのよ。<br /><br />でも確かにアメリカ行ったとき<br />ホテルについてた販売機が全部コーラとスプライトのみで<br />飲むものなくて困ったことはある。<br />ウーロン茶に砂糖入ってたときは、リアルに吹いた。<br />
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地下室の手記

地下室の手記 ドストエフスキー 江川 卓/新潮文庫 by G-Toolsゴゴゴゴゴ…。(※ジョジョの効果音ではありません)今っ!封印の扉をっっ!開く時が来たっっっ!←ちゃっかり蔵書の中にありながらずっとこのいかめしいオッサンと目を合わせないようにしてきたのだが満を持して、遂に年貢の納め時となったか…。くくく…。(お前が払うんだよ)すでにドストエフスキーの素晴らしさをご存知の方は敢えてこれを読む必要はない。「ロシア文... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102010092/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41jbkuUXhsL._SL160_.jpg" border="0" alt="地下室の手記 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102010092/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">地下室の手記 </a><br />ドストエフスキー 江川 卓/新潮文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ゴゴゴゴゴ…。(※ジョジョの効果音ではありません)<br />今っ!封印の扉をっっ!開く時が来たっっっ!←<br />ちゃっかり蔵書の中にありながら<br />ずっとこのいかめしいオッサンと目を合わせないようにしてきたのだが<br />満を持して、遂に年貢の納め時となったか…。くくく…。(お前が払うんだよ)<br /><br />すでにドストエフスキーの素晴らしさをご存知の方は<br />敢えてこれを読む必要はない。<br />「ロシア文学ってハードルが高そう」と思われる方向けに<br />低俗な感じでバリバリに噛み砕いてみた次第である。<br /><br />本書を今風に変換するとこうなると思う。<br />第1章「オレがこんなになったのは、どう考えてもおまえらが悪い」<br /><br /><strong> 1:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> 20年くらい引きこもってるけどなんか質問ある?</strong><br /> 2:>1 ソースはよ<br /><strong> 3:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> 40歳。♂。ブサメン。学歴はいい。<br /> 元役人だけど、今はもう働いたら負けだと思ってる。</strong><br /><br /> 4:うわぁ…、引くわ。<br /><strong> 5:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> いや、聞いてくれ。自分を正当化するためにスレ立てしたんじゃないんだ<br /> はたしておまえらは自分を正当化できるのか?<br /> オレはただそれを聞きたいんだ。</strong><br /> 6:働いてもいないヤツが、何を正当化できるんだよw<br /> つーかどうやって生活してるんだ<br /><strong> 7:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> 遺産が入ったから、仕事辞めたんだ。<br /> 勤勉だの労働だの言ってるけど<br /> おまえらだって金があったら働かないだろ。普通だ。</strong><br /><br /> 8:普通じゃねーーーーよwww<br /> >1みたいな人間ばっかりだったら、社会が崩壊するわ<br /><strong> 9:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> そうだ。まさにオレはその為に引きこもってるんだ<br /> オレはこんな社会の奴隷になる気はない。<br /> おまえらが奴隷であることを正当化してるのが、さっぱり理解出来ん。</strong><br />10:は…?<br /><strong>11:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> いいか、おまえらはな、正論にみえるものに納得させられてるだけなんだよ。<br /> まぁそれに気づけるってのも、ある意味不幸だけどな。<br /> だが社会が崩壊したとき、笑うのはオレだぜ?<br /> 例えば2×2が4じゃないって理論が証明されて見ろよ?<br /> おまえら、何を信じていいか分かんなくなるだろ?オレは平気だけどな。</strong><br /><br />12:2×2は4ですが何か?<br /><strong>13:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> ンな事は分かってるよ。物の例えだ。<br /> 要は基盤を社会じゃなく、自分に置けるかっつー話だ。</strong><br /><br /><strong>14:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> 芸術品なんて、特に最悪だな。<br /> あれこそ自身の主張であるべきなのに<br /> 分かったような顔してる連中の目で成り立ってるんだぜ?<br /> 結局は社会と折り合いをつけてんだよ。<br />15:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> …おい?誰かいないのか?<br />16:ネクラコフ・ヒキコモリスキー<br /> ……まぁいい。勝手に喋らせてもらう。</strong><br /><br />このように一章は、主人公が地下室という閉鎖された世界で<br />社会への批判を独白するシーンのみである。<br />一見、だめだもうこいつなんとかしないと的な思考に思えるのだが<br />時折おやと思う程鋭い風刺が入っていたりして<br />男が非常に頭のいい人間であることが察せられる。<br /><br />当時のロシアの政情に共感を寄せるのは難しいが<br />むしろ数年前に総ツッコミを受けていた日本と重ねた方が<br />雰囲気が分かりやすいのではないだろうか。<br />主人公はネットから、届かない批判をしている訳だ。<br /><br />が、これを100年以上前に書かれたことを思うと<br />恐らく非常に斬新で、薄気味悪い主人公であった筈だ。<br />共感しえない筈の異国の歴史の中に<br />妙に現代に通ずるようなキャラクターを作り出したのは<br />ドストエフスキーの先見の明であろうか。<br /><br />主人公はこの後、自分がいかにしてこの境遇に陥ったかという<br />第二章「オレは友達が少ない」を語る。<br />相変わらず無茶苦茶な論理を振りかざしているのだが<br />ふとこの男の境遇は、全く自分と無縁だろうかと考えさせるものがある。<br />政情が不安定な時代や、思春期という微妙な年頃<br />いわゆる中二な隙間に非常にフィットするものがあるのではないか。<br /><br />捉え方が未熟なのは、ドストエフスキー初心者と思ってご容赦されたい。<br />だが明治文学を読むのに近い親近感もあったので<br />もう少し訓練すれば、「カラマーゾフの兄弟」や<br />「罪と罰」のような長編作品が読める日が来るかもしれない。<br />という希望的観測な野望が持てた。(随分とあやふやな…)<br /><br />まだもう一冊「永遠の夫」が本棚に鎮座しており<br />いかめしいオッサンがこちらを睨んでいるので<br />近いうちに対戦しようと思う。(と言いつつ目を反らす)<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />「おはよう忍者隊ガッチャマン」が次で最終回と聞いて<br />ちょっと悲しい春の朝…。
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百鼠

百鼠 吉田 篤弘/ちくま文庫 by G-Toolsお気に入りの本のひとつである。が、今もどう書き出したものかと、ううんと悩んでいる。百鼠(ひゃくねずみ)とは、江戸時代にあった鼠色の多様さを言う。江戸鼠、深川鼠、銀鼠、錆鼠、利休鼠 小豆鼠、紅鼠…と数え上げれば切りがない。が、本書は時代小説ではなく3篇の現代短編集であり表題「百鼠」の主人公「朗読鼠」は、色のことではない。小説には主に「一人称視点」「三人称視点」があ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480426442/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41%2Bue7q8VUL._SL160_.jpg" border="0" alt="百鼠 (ちくま文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480426442/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">百鼠 </a><br />吉田 篤弘/ちくま文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />お気に入りの本のひとつである。<br />が、今もどう書き出したものかと、ううんと悩んでいる。<br /><br />百鼠(ひゃくねずみ)とは、江戸時代にあった鼠色の多様さを言う。<br />江戸鼠、深川鼠、銀鼠、錆鼠、利休鼠 小豆鼠、紅鼠…と数え上げれば切りがない。<br />が、本書は時代小説ではなく3篇の現代短編集であり<br />表題「百鼠」の主人公「朗読鼠」は、色のことではない。<br /><br />小説には主に「一人称視点」「三人称視点」がある。 <br />「朗読鼠」とは、三人称視点の小説の神様のような存在だ。 <br />人が三人称視点の小説を書こうとしたとき <br />その作家は実は、ずっと「朗読鼠」から見張られているのである。 <br /><br />分かりやすく例示をあげると、 <br />吾輩という書き出しで始まる 超一人称視点の「吾輩は猫である」などは <br />まったく「朗読鼠」が関与していない小説となる。<br />エッセイなどはまるで見向きもしないであろう。 <br />逆にカフカの「変身」などは、ずっと「朗読鼠」が張り付いていた筈だ。<br /><br />本読みからすると、魅力的な設定だ。<br />「三人称視点」と「神の目」は厳密には違うとも言われるが<br />いろんな視点が見られると言う点では、やはり神視点とも言える。<br />本来分かる筈のない他人の視点を介することで<br />読者は話の伏線や流れを読んでいくことが出来るのだ。<br /><br />そんな何でもありの「三人称視点」において<br />最大のタブーが 「一人称視点」である。 <br />最近はたまに混ぜこぜな作品もあるので<br />その辺は朗読鼠の範疇なのかどうか分からないが <br />三人称視点を見守る存在があるというのは <br />現実と夢のグレーゾーンにあるお伽噺のようで面白い。 <br /><br />主人公の朗読鼠である、イリヤク・ストーク・コワルスキー。<br />無名の作家を担当していたが、ある日作家は<br />三人称から一人称に視点を変えて執筆を始めてしまい<br />イリヤは三ヶ月の謹慎処分を受けることになる。<br />原因は、違法である一人称視点小説を買って読んだことから<br />その影響があったのではと懸念されたからだ。<br /><br />一人称では駄目なのか?三人称であるべきなのか?<br />それは禅問答のように、解無き小説のテーマであろう。<br />さらっと読み終えそうな、それでいて深い謎解きのような<br />詠めば読んだ数だけ解答がありそうで<br />まるで濃淡の違う百の鼠色のようだ。<br /><br />曖昧模糊とした素材と色で作られたこの作品の佳さを<br />伝える術まで灰色然としていて、どう書けばいいのか迷う。<br />他作品の「一角獣」「到来」はあらすじすら悩む。<br />「自転車を拾った話」と「ヘソの話」だとして<br />8割方あっている筈だが、内容は3割未満といったところか。<br /><br />「イインダヨー、グリーンダヨー」というCMが昔あったが<br />「イインダヨー、グレーダヨー」という感じだろうか。<br />うん、よく分からない?<br />だからそこがイインダヨー。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />百鼠と言っても、百色あった訳ではない。<br />八百万みたいなもんで、沢山あるという言い回しである。<br /><br />鼠色         <span style="background-color:#949495;">   </span> :#949495<br />丼鼠(どぶねずみ)  <span style="background-color:#595455;">   </span> :#595455<br />濃鼠(こいねず)   <span style="background-color:#4f455c;">   </span> :#4f455c<br />源氏鼠(げんじねず) <span style="background-color:#888084;">   </span> :#888084<br />素鼠(すねずみ)   <span style="background-color:#9fa0a0;">   </span> :#9fa0a0<br />銀鼠(ぎんねず)   <span style="background-color:#afafb0;">   </span> :#afafb0<br />絹鼠(きぬねず)   <span style="background-color:#dddcd6;">   </span> :#dddcd6<br />白鼠(しろねず)   <span style="background-color:#dcdddd;">   </span> :#dcdddd<br />白梅鼠(しらうめねず)<span style="background-color:#c099a0;">   </span> :#c099a0<br />梅鼠(うめねず)   <span style="background-color:#dddcd6;">   </span> :#dddcd6<br />薄梅鼠(うすうめねず)<span style="background-color:#dcd6d9;">   </span> :#dcd6d9<br />牡丹鼠(ぼたんねず) <span style="background-color:#d3ccd6;">   </span> :#d3ccd6<br /><br />一部ではあるが、並べてみると実に美しい。<br />ホントに日本人って繊細というかヲタクというか。<br /><br />そういえば色と言えば、数年アメリカに住んでた人が<br />向こうの人は「白」と「生成っぽい」紙の区別がつかないと言っていた。<br />つかない、というより多分<br />「大まかには一緒でしょ!」というお国柄な気がする。<br />虹の色がアメリカでは6色、日本では7色という違いみたいなもんで。<br /><br />いいよね、ヲタク国日本。<br />
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WJ 2013年17号

ONE PIECE702「コリーダコロシアム」まずは尾田先生、復帰ありがどうございまず~~~。(鼻水)来週は700回突破の巻頭カラーなんだね。表紙絵とかまた大変そうだけど、楽しみにしてまっす!表紙絵。ああ!前の「ガブル隊長!」ってのは人違いをされてたってことだったのか!じゃああのバーサンも、人違いして親切にしたのかね。むむむ…、ケヒヒ話は本編に絡むと思ってたんだけど、違うのかな。それにしてもスーツにパンツに三つ編... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE702「コリーダコロシアム」<br />まずは尾田先生、復帰ありがどうございまず~~~。(鼻水)<br />来週は700回突破の巻頭カラーなんだね。<br />表紙絵とかまた大変そうだけど、楽しみにしてまっす!<br /><br />表紙絵。ああ!前の「ガブル隊長!」ってのは<br />人違いをされてたってことだったのか!<br />じゃああのバーサンも、人違いして親切にしたのかね。<br />むむむ…、ケヒヒ話は本編に絡むと思ってたんだけど、違うのかな。<br /><br />それにしてもスーツにパンツに三つ編みのフランキーが変態臭い。<br />「この面子だとオレがしっかりしなきゃいけねぇんだな」<br />って、まず下を履けよ。下を。<br /><br />まずは「妖精」。ただの物盗りとも思えなくはないが<br />上着やら何やら身繕いっぽいラインナップに<br />わざわざ刀を、中でも「秋水」を選ぶのがちょっと気になるね。<br />よもやワノ国の人間か?とちょっと深読みしたり。<br /><br />スペインらしくコロシウムのような舞台設定と<br />向こうが5人、麦わら一味も5人とくれば<br />総当たり戦かと思いきや、剣闘士の大会であるらしい。<br />剣を使えるのはゾロ・錦えもん・客席に藤虎(←恐らく)、<br />ローとブルックが揃えば5人だが、ルフィを抜くとも思えないし。<br /><br />が、それはそれとしても<br />ここで天下一武道会が始まれば、当然ローの計画に影響が出る。<br />ローが「オレ達に何かあったら」って言ってたから<br />それはもう何かあっちゃうんでしょうけど。(がぼーん)<br />まあこっちはちょっと様子見で。<br /><br />今回のストーリー目的予想を2つ。<br />1つは二代目鬼徹が出るんじゃないかー、とか予想。<br />それが三代目鬼徹の代わりか、秋水の代わりかは分からんけど。<br /><br />2つ目は、Dの一族の体質。<br />メラメラの実と聞いたルフィが、黙って人の手に渡せる筈がない。<br />対戦がどういう形になるかはまだ不明だが<br />最終的にルフィは、メラメラの実を口に入れてしまうのではなかろうか。<br />2つの実を口にした身体は破裂する筈だが…?<br />…という展開が来るんじゃないかと勝手に予想。<br /><br />そうそうそう。考えることがあり過ぎて忘れてたけど<br />前にでたスクープ記者の「アブサ」と言う名前は<br />どうしてもアブロサムを連想させるね。<br />そうなるとこの研究には、ホグバックも噛んでくるか?<br />ならばモリアの生死も判明するんだろうか。<br /><br />死者が生き返る設定は好きじゃないけど<br />兵士を作るという意味では、モリアの能力は<br />海軍やドフラに欲しがられても不思議はない気がする。<br />そもそもリューマのゾンビが居た時点で<br />モリアはワノ国となんらか関係があったって事なんだろか。<br /><br />むむむむ…!尾田先生の体調は気になるけど<br />ストーリーの先も気になる…!<br /><hr size="1" /><br />NARUTO624「相子」<br />えっ。(´・ω・`)<br />マダラの性根が変わったとこは、これで終わり…?<br /><br />確かにここでマダラがあまり正当化されてしまうと<br />一体誰が悪者なんだよって事になるからアレなんだけど<br />過去編まで引っ張っといてこれは…、ううん。<br /><br />が、イズナが死んでいるという時点でもまだマダラが<br />芯から憎悪に侵されているようには見えない。<br />少なくとも、無限月読を思いつくほど人間不信ではなさげ。<br />この後になにかあるのか?<br />それともマダラ側からみた事実は違うのか?<br /><br />とりまこの時点で気になるのは<br />イズナは「扉間から受けた傷が元で死んだ」らしいこと。<br />以前のイタチの話では、伏せっていたのはマダラの方で<br />イズナが看病していたように見えたが、イタチの勘違いなのか。<br />(※トビの説明ではそこまで言及してない)<br /><br />っていうか、兄弟で目ん玉取り換えっこしちゃダメなの?ねぇ。(´・ω・`)<br /><br />もっとイズナが深く関わってる気がしたんだがなー。<br />実は死んだのはマダラで<br />復讐してるのはイズナなんじゃないかくらいと思ってたけど…。<br />まだ九尾を手に入れてない(っぽい)とは言え<br />ライバルと言うには、あまりにマダラと柱間の力の差があり過ぎる。<br />いっそ力で屈服させられた方が、マダラには親切な程だ。<br /><br />二人が終末の谷で戦うところまで、回想はあるんだろうか?<br />もう少しマダラの人間不信に迫りたいところ。<br /><hr size="1" /><br />暗殺教室:いやwその距離は明らかにルール違反www<br />読み切り:スポーツネタとしては珍しいけど、何かが惜しい!<br />ハイキュー:試合シーンでもメリハリあっていいよねー、コレ。<br />ニセコイ:思わずカレンダー確認しちゃったよ<br />     まあでもこの手の漫画は外せない時事ネタだもんね。<br />銀魂:ひwじwかwたwwwトリミング美人www<br />クロスマネジ:お、ちょっと順位上がった!<br />     セレッソとバルサのって、去年のCLの試合だよね!<br />ハングリージョーカー:ああ、展開急いでる感…。<br /><br />ここまでっ。<br />
  • Date : 2013-03-26 (Tue)
  • Category : WJ
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暴れん坊本屋さん

暴れん坊本屋さん (1) 久世 番子/ウンポコ・エッセイ・コミックス by G-Tools漫画家で書店バイト員という久世さんのエッセイコミック。全3巻。書店で働くこと・利用する側・そして本好きとしてもへえへえボタンと笑いのツボを押される事請け合いである。面白いのは読んだら分かると思うので個人的にすごく知識になった内容をご紹介。小さい本屋は品揃えが悪い!と、思ったことはないだろうか。実は新刊などは、パターン配本と言... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670199/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51-QpQ2xMbL._SL160_.jpg" border="0" alt="暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670199/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">暴れん坊本屋さん (1) </a><br />久世 番子/ウンポコ・エッセイ・コミックス <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />漫画家で書店バイト員という久世さんのエッセイコミック。全3巻。<br />書店で働くこと・利用する側・そして本好きとしても<br />へえへえボタンと笑いのツボを押される事請け合いである。<br /><br />面白いのは読んだら分かると思うので<br />個人的にすごく知識になった内容をご紹介。<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>小さい本屋は品揃えが悪い!</strong></span><br />と、思ったことはないだろうか。<br />実は新刊などは、<strong>パターン配本</strong>と言って<strong>取次</strong>※によって<br />(※出版社から本を卸し、小売り書店へ販売する中間業者)<br />あらかじめ決められているので、ままならないのだ。<br /><br />大型書店は実績からパターン配本が優位になるので<br />小型書店には悪循環を引き起こす。<br />これを知ってから、出来るだけ近所の書店を利用するようにしている。<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>恐るべしI波文庫</strong></span><br />本がほぼ<strong>買い切り</strong>で、返品できない。<br />うおおお、販売業従事したことあるんで考えちゃうけど<br />恐らく利率と在庫のせめぎあいがあるんだろうな。<br />それだけI波文庫が強いって事か。えげつねぇな。<br />おや、誰か来たよう<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>直木賞・芥川賞の実態</strong></span><br />本屋の売り上げが落ちる2・8月を狙って催されている。<br />うわあああ、そうだったのかあああああ(>'A`)><br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>パブリシティー強し</strong></span><br /><strong>パブリシティー</strong>とは、本がメディアで紹介されること。<br />絶対ではないものの、やはり売れ行きに関係が深い。<br />皇室から紹介されると鉄板なんだと。<br />うちの職場近くの大型書店は、メディアで紹介されたものを<br />掲示して貼ってある。成程な~。<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>お客様が言う本のタイトルは大体間違ってる。</strong></span><br />これは笑った。すごい笑った。<br />「しょうもない僕が上を向いたみたいな本」と言ったら<br />ちゃんと書店員さんが「ふがいない僕は空を見た」を<br />持って来てくれたっていうネットのネタがあったなあ。<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>書店員さんは忙しい!</strong></span><br /><strong>シュリンク</strong>(漫画本にかかっている、例のビニールコーティング)やら<br />雑誌と付録を一緒にしてある紐掛けは、すべて書店員さんの仕事らしい。<br />仕入れから返品、本棚の整理・掃除、本探しや案内に英検受付…。<br />いやいや、本が好きでないとできない仕事だなあと感心。<br />以降、沢山本を買うときはカバーは「いいです」と言うようになった。<br /><br /><span style="color:#0000ff"><strong>あの「白い犬とワルツを」をベストセラーに押し上げたのは</strong></span><br />書店員さんの<strong>手書きPOP</strong>の力だと言われているそうな。<br />POPには色んな意味で(笑)←この笑いがポイント<br />書店員さんのキモチが入っているのだなと実感。<br /><br />他にも、やはり久世さん自身が本を読まれるので<br />漫画の中にもいろんな本の表紙が細かく描かれており<br />書評でなくとも、「あ、この本持ってるぞ~」と思うとちょっと嬉しい。<br /><br />どんな雰囲気の漫画なのかお試ししたい方は<br />1巻読み切りのこちらをどうぞ。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670512/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51shr9F2PGL._SL160_.jpg" border="0" alt="番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403670512/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">番線―本にまつわるエトセトラ </a><br />久世 番子/ウンポコ・エッセイ・コミックス <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />こちらは久世さんが本に関する取材をされたエッセイ漫画で<br />本を貸すときの袋・本についているアオリ・表装・本棚など<br />「本好きあるある」の身近なエッセイから<br />国会図書館や写植のような一般人では見られない<br />知識についても取材されている。<br /><br />勿論、「暴本」を気に入った方にもオススメ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />明日の夜はW杯予選ーー!!<br />もう来年がW杯か。なんか最近4年もあっという間だのう。
  • Date : 2013-03-25 (Mon)
  • Category : 漫画
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死語読本

死語読本 塩田 丸男/文春文庫 by G-Tools漢字や語彙の本が好きである。生まれてからウン十年喋っているというのにまだ知らない日本語が出てくると(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァするよね。死語は文字通り、「今は使われなくなった言葉」であり基本的には辞典から消えること、もしくは人の口端に乗らなくなることが目安となる。大別すると ①時代の流れで廃れてしまった       a 使用頻度低下型       b 一過性流行型    ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167417030/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RZPCJB6RL._SL160_.jpg" border="0" alt="死語読本 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167417030/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">死語読本 </a><br />塩田 丸男/文春文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />漢字や語彙の本が好きである。<br />生まれてからウン十年喋っているというのに<br />まだ知らない日本語が出てくると(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァするよね。<br /><br />死語は文字通り、「今は使われなくなった言葉」であり<br />基本的には辞典から消えること、もしくは<br />人の口端に乗らなくなることが目安となる。<br />大別すると ①時代の流れで廃れてしまった<br />       a 使用頻度低下型<br />       b 一過性流行型<br />      ②カタカナなど、他の語に取って代わった<br />      ③それを指し示す物や具象自体が無くなった<br />      ④本来の意味で使われなくなった     かな。<br /><br />①が一般的な「死語」の定義だろうし、やはりこれが一番面白い。<br />例えば「紅差指」という言葉。<br />読んで字の如く口に紅を塗る指で、一般的には薬指のことを指すらしい。<br />「噂供養」は通夜で故人を偲んで思い出話をすることだが、<br />どちらも耳に美しい日本語である。<br /><br />平家物語の冒頭文を思い出す。<br />「諸行無常の響きあり、娑羅双樹の花の色」のあれだ。<br />言葉は決して不変のものではない。<br />毎年流行語大賞をピークに、短命で死んでいく言葉達もある。<br />言葉の歴史年表を見る思いだ。<br /><br />だが移ろい易い流行語ですら、生き残っているものはある。<br />「ナウい」は死語だが、「ダサい」はまだ健在だ。<br />その代わりに、「洗練されていない」や「野暮ったい」という<br />本来的確な言葉達が、隅に追いやられていく。<br /><br />言葉の流行り廃りは、自分達が現在まさに口で作っている歴史だ。<br />需要があるから生き残り、使わないから廃れるのだ。<br />美しい日本語が廃れると嘆くのは、ある意味筋違いとも言える。<br />何より一番実感できる歴史の流れとして面白い。<br /><br />②は戦争中に作られた語彙、いわゆる敵性語などは全て当てはまる。<br />アウトのことを「駄目!」と言っていたのは有名な話だが<br />スタルヒンという海外選手は、須藤博と呼ばれたそうだ。<br />スタルヒン、すたぅふぃん、すとぅひるん…、…すどうひろし?<br />ちょwwこれ考えた人天才じゃないのwww<br /><br />「乳母車」は、今は「ベビーカー」に取って代わっている。<br />「黒眼鏡」は「サングラス」だ。<br />敵性語と言う考え自体はどうよと思うが<br />いざとなれば、カタカナを使わずに表記できるあたり<br />日本語の器用さとヲタクっぽさが出ていて興味深い。<br /><br />これは本に載ってたネタではないが、鉛筆の芯は<br />Hは「硬」、Bは「軟」、HBは「中庸」としていたそうだ。<br /><br />③は「時代的に使うべきでない言葉」の意味もあるかと。<br />現在定着中の「看護婦」→「看護師」などがそうだろう。<br />「父兄」という言葉も最近「父母」に変わっている。<br /><br />本のネタではないが、「婦人」「子供」も差別用語の論議を醸しているらしい。<br />女偏に箒という「家に縛る」ような字面が原因らしい。<br />考え過ぎ感も無くはないが、理由は知っておいても損はない。<br />そうそう、以前「シナチク」も差別用語だと知って吃驚したことがある。<br />正しくは「メンマ」ね。<br /><br />無くなったものとしては「国鉄」がそうだろうか。<br />でもウチのばーちゃんにとってはまだ現役用語だけど。<br />時々思い出したように「JR」って使うけど<br />発音が「ゼイアール」なので、異国情緒感がハンパ無ぇ。<br /><br />④は単に知識として面白いなっていう。<br />例えば「包丁」は、「包(=厨房)」の「丁(=人)」で<br />元々は料理人のことを指したが、今は調理器具の意になっている。<br /><br />「外遊」=「外国を訪問する」の言葉は<br />今でも皇室や政治ニュースで耳にするが、一部廃語の動きもあるらしい。<br />「遊ぶ」という字面のイメージがよくないかららしいが<br />「遊」の「周遊」や「遊撃手」で「あちこち移動する」の<br />意味としての効力を下げつつあるという事なのだろう。<br /><br />新語には新語のライト感というか、時代のフィット感がある。<br />それはそれとして受け入れながら<br />歴史本を読むような心持ちで、死語はおさえておきたいと思う。<br />いつか年寄りになった暁には<br />漢文書き下し分のような難解な言語を操るのが夢だ。<br />「ふはは笑止!」「左様せい」とか言ってみてぇ。<br /><br />ちなみに実家ではまだ「冗談は良子」さんや<br />「がってん承知の助」さんは健在である。<br />もうおかんから生まれた自分の兄姉と考えていいかもしれん。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />正しい日本語豆知識ならこっちの本もオススメ。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840126739/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51a3N2pvGzL._SL160_.jpg" border="0" alt="日本人の知らない日本語" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840126739/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">日本人の知らない日本語</a><br />蛇蔵・海野 凪子/メディアファクトリー<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />自国語と馬鹿にするなかれ。<br />「差しつかなければ」と「恐れ入りますが」の違いなど<br />なかなか日本人でもさらっと説明できない。<br /><br />漫画で全3巻。見ても読んでも面白いっす。
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小川未明童話集

小川未明童話集 小川 未明/新潮文庫 by G-Tools家にあるのは、上の写真のものではない。奥付に昭和26年刊行・昭和48年に34判刷とあり多分古本屋で買ったものだと思われる。周囲の色が違うのは、当然流行の3D仕様とかではない。10年単位で日当たりの良いところに放置するだけで簡単にできる。古書というと含蓄があるが、有体に言うと汚い。本の天部分なんか、醤油漬けしたみたいなことになっている。買いなおしてもいいのだが、小... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SB1G7CVZL._SL160_.jpg" border="0" alt="小川未明童話集 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101100012/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">小川未明童話集 </a><br />小川 未明/新潮文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />家にあるのは、上の写真のものではない。<br />奥付に昭和26年刊行・昭和48年に34判刷とあり<br />多分古本屋で買ったものだと思われる。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/mimei.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/mimei.jpg" alt="mimei.jpg" border="0" width="400" height="202" /></a><br /><br />周囲の色が違うのは、当然流行の3D仕様とかではない。<br />10年単位で日当たりの良いところに放置するだけで簡単にできる。<br />古書というと含蓄があるが、有体に言うと汚い。<br />本の天部分なんか、醤油漬けしたみたいなことになっている。<br /><br />買いなおしてもいいのだが、小川未明は昭和36年没したので、<br />数年前に著作権が切れ、今は青空文庫でも読める。<br />こういうものをみると、そろそろkindle買おうかなと思ったりする。<br /><br />以上、ここまで「中身に触れずに書評が書けるか」という<br />書評サイトの話題によるチャレンジ。<br />書けないことはないが、本の汚さを延々述べたところで<br />誰も得をしないどころか、自分の人間性まで薄汚く見られそうなので<br />この辺で思いとどまろうと思う。<br /><br />さて、「日本のアンデルセン」と名高い小川未明だが<br />アンデルセンのような明瞭な起承転結を書いたものとは<br />自分の中ではやっぱり違うと思うのだ。<br />小川未明の世界はどちらかというと<br />子供向けという話から迷走している印象が面白い。<br /><br />童話は、ちゃんと研究すると多分かなり興味深いと思う。<br />(※話すと多分めっちゃ長くなるので詳細は省略する)<br />自分は「太郎シリーズ」と名付けているのだが<br />かなりの高確率で、じーさんとばーさんがでてきて<br />出自のわからぬ「●●太郎」が大出世するあの黄金パターン。<br />多分有名無名を合わせると、ウルトラマン兄弟を軽く超えるであろう。<br /><br />かぐや姫や夕鶴など、子供に聞かせるには悲しい物語も多い。<br />これは勝手自論であるが、欧米に比べて<br />日本は「幸福な夢」という発想が貧しかったのではないかと思う。<br />統制の厳しい幕府下にあったという影響もあるのだろう。<br /><br />これが一気に解放されるのが明治時代であり<br />名作に紛れて結構な珍作が混じっているのが<br />明治文学の面白さだと、個人的には思っている。<br />ひょっとしたら草葉の陰で文豪達が<br />「いやああ!それは発表するつもりじゃなかったって言うか!!」<br />とムンクのように苦悩している作品もあるのかもしれない。<br /><br />いつもながら話が長くなったが<br />アンデルセンなどは「こんなことあったらいいな」という不思議感が<br />非常にわかりやすく、確かに子供向けだと思うのだが<br />小川未明の不思議感は、若干怪異に足を突っ込んでおり<br />子供にどんな読後感を持たせたいのか、ちょっと首をひねる部分がある。<br /><br />が、自分が小さい頃に読んでいた本を思い出すと<br />実際、夢や教訓はそれほど頭の中に残る訳ではない。<br />「ぐりとぐら」のカステラのような、印象値の方が大事なのだ。<br />そういう意味で、怖さや美しさという印象値において<br />小川未明作品は確かに童話なんである。<br /><br />こう思うのは、自分が本を読むより前に<br />実は小川未明作品に衝撃を受けていたからだ。<br />自分の小さい頃に、「まんが日本昔ばなし」というアニメがあり<br />(あれは本当に名作だった。同じのでいいから再放送すればいいのに)<br />あれだけの作品数の中でも、やっぱりいくつか覚えているものがある。<br /><br />後年、その一つが小川未明だったと気付いて本当に吃驚した。<br />「赤い蝋燭と人魚」という話で<br />真っ赤な蝋燭を塗るシーンが、何故か非常に印象的だった。<br />本を読んだのはもう何十年も経ってからだったが<br />確かに小川未明作品は「童話」なのだと心から感じ入った。<br /><br />怪談話を集めた「小川未明集・幽霊船」もある。<br />今の感覚からいうとちょっとレトロかもしれないが<br />童心に却って楽しむのも此れ一興。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480424717/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41VejrRH5ZL._SL160_.jpg" border="0" alt="小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480424717/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選 </a><br />小川 未明 東 雅夫/ちくま文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />「まんが日本昔ばなし」で他にも覚えているものといえば<br />「三枚のお札」「耳なし芳一」などがある。<br />うん、やっぱり怖い話の印象値ってでかいのだな。<br /><br />あとはやっぱり<br />「囲炉裏の鍋にくべてある、なんだか分からない汁物」だよな。<br />あれ、なんであんなに旨そうなんだ…。
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記憶喪失になったぼくが見た世界

記憶喪失になったぼくが見た世界 坪倉優介/朝日文庫 by G-Tools坪倉優介氏は18才で交通事故にあい一命は取り留めたものの、それまで記憶を一切失ったと言う。ドラマにもなったらしいので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れない。記憶喪失というもの自体は、小説やなんかでよく出てくるが実際の手記というのを読んだのは初めてだった。成程、創作の中の記憶喪失というのは視聴者向けに分かりやすくアレンジされているのだなと感... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022616865/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ktqgz64FL._SL160_.jpg" border="0" alt="記憶喪失になったぼくが見た世界 (朝日文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022616865/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">記憶喪失になったぼくが見た世界 </a><br />坪倉優介/朝日文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />坪倉優介氏は18才で交通事故にあい<br />一命は取り留めたものの、それまで記憶を一切失ったと言う。<br />ドラマにもなったらしいので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れない。<br /><br />記憶喪失というもの自体は、小説やなんかでよく出てくるが<br />実際の手記というのを読んだのは初めてだった。<br />成程、創作の中の記憶喪失というのは<br />視聴者向けに分かりやすくアレンジされているのだなと感じた。<br /><br />恐らく、手記自体はリアルタイムで書かれたのではなく<br />後年に坪倉氏が思い出しながら書いたものだろう。<br />何故なら、氏は本当に記憶を失っていたからだ。<br />文字という物は勿論、物に対する概念まで全て。<br /><br />ドラマの方は見ていないので、それが手記そのままだったのか<br />それとも感動ドラマに仕立ててあったのかは知らない。<br />無論、本人や御家族には言葉では言い表せない苦難があっただろうが<br />自分がこの本を読んで感銘を受けたのは<br />まっさらな子供の視点が非常に衝撃的だったからだ。<br /><br /><blockquote><p>上を見ると、細い線が三本ついてくる。<br />凄い速さで進んでいるのに、ずっと同じようについてくる。<br />線が何かに当たって、はじけとぶように消えた。<br />すると二本になった。</p></blockquote><br />冒頭で、坪倉氏が電車で自分の家へ連れられていくくだりだ。<br />最初は何のことか分からなかったのだが<br />線路に沿う電線だと気付いた時には、あっと声をあげそうになった。<br /><br />そうだ。確かにそうだ。<br />自分も小さい時に、食い入るように車窓の外を見ていたはずなのに<br />何故すぐ分からなかったんだろう。<br />否、「電線」という言葉を代理で使うようになったから<br />視覚的な説明と一致しなかったのだ。<br /><br />全体は6章構成になっていて<br />章ごとに御母堂が書かれた後記的な説明が入る。<br />それを読んで初めて、ああ、と理解できる状況もあるし<br />氏が語るよりも結構に深刻だったのだなと思えたりする。<br />だがそれらはどれも淡々とした補足のようであり<br />自分のことは一切書かれていない。<br /><br />全ての記憶を失った息子は、疑問を感じると、<br />真夜中でもなんでも母親に聞きに来るのだそうだ。<br />ドラマのような都合のいい記憶喪失ではない。<br />言葉どころか、空腹や満腹も分からない。<br />自動販売機の使い方は勿論、お金という存在自体も忘れているのだ。<br />並大抵の日々ではなかったろう、と思う。<br /><br />ずっと昔に体験したこと。<br />初めてエスカレーターやエレベーターに乗った日や、鏡を見た日。<br />漢字や時計の読み方を覚えること。<br />坪倉氏の幼い視点は、絵本から読む子供心とは少し違う。<br />それを読んで、その感覚がはっと頭の中に蘇る。<br />自分は違う意味で、記憶を喪失していたのだなと気付く。<br /><br />坪倉さんは現在、草木染作家として独立されている。<br />数点の作品がカラーで掲載されており<br />何とも味わい深い色にほうとなった。<br /><br />本を読む限りでは、記憶は戻っていないらしい。<br />だがきっと、一度真っ白になった記憶にそうしたように<br />坪倉氏の未来はこれからも<br />彼が作り出す色で染め続けられていくのだろう。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />親戚の子供のこと思い出した。<br /><br />今はフツーに育ってるんだが<br />小さい頃はちょっと言葉が遅くて<br />決まった単語以外はほとんど喋れなかった。<br />で、何か怒ったり訴えたいことがあっても<br />それを伝える術がなくて、余計にわんわん泣いちゃうんだ。<br /><br />で、当時にできたファッションビルの名前を覚えたらしく<br />(関東で言えばマルイみたいな)<br />怒った時に「マルイ!マルイ!マルイぃぃぃぃ!」と連呼する。<br /><br />可哀想なんだけど、吹き出さずにはおれん。
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源氏物語九つの変奏

源氏物語九つの変奏 江國 香織 金原 ひとみ 町田 康 松浦 理英子 桐野 夏生 島田 雅彦 小池 昌代 角田 光代 日和 聡子/新潮文庫 by G-Toolsタイトルそのまんま。源氏物語の一部を、それぞれ作家が書き下ろしたもの。以下作者と個人印象とベスト3。 (※星数が多い方が上) 帚木/松浦理恵子 …現代訳調 夕顔/江國香織 …正統派 ★ 若紫/角田光代 …異国パラレル ★ 末摘花/町田康 …現代過ぎる訳(笑)★★ 葵/金原ひとみ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101339627/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ZrWJkbV8L._SL160_.jpg" border="0" alt="源氏物語九つの変奏 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101339627/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">源氏物語九つの変奏 </a><br />江國 香織 金原 ひとみ 町田 康 松浦 理英子 桐野 夏生 <br />島田 雅彦 小池 昌代 角田 光代 日和 聡子/新潮文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />タイトルそのまんま。<br />源氏物語の一部を、それぞれ作家が書き下ろしたもの。<br />以下作者と個人印象とベスト3。 (※星数が多い方が上)<br /><br /> 帚木/松浦理恵子 …現代訳調<br /> 夕顔/江國香織 …正統派 ★<br /> 若紫/角田光代 …異国パラレル ★<br /> 末摘花/町田康 …現代過ぎる訳(笑)★★<br /> 葵/金原ひとみ …全然別の話<br /> 須磨/島田雅彦 …現代訳調<br /> 螢/日和聡子 …現代訳調<br /> 柏木/桐野夏生 …女三ノ宮一人称視点 ★★★<br /> 浮舟/小池昌代 …半パラレル<br /><br />さて、最初に源氏物語という原作に関して断わっておくと<br />これだけの長編を一人の人間(ではないという説もあるが)が<br />書いたと言う偉業と歴史的な面白さは理解している。<br />が、光源氏の「母を探して女百人切り」な話と<br />浮世キャラ達に共感はないと言うのが正直な感想だ。<br /><br />恋愛物は苦手ジャンルではあるものの <br />ここまで別世界だと、そういう認識は薄い。 <br />事あるごとにいちいち歌詠んでさめざめと泣き出すさまは <br />インド映画で突然俳優が踊りだす衝撃にも似ている。<br /><br />嗚呼、なんたる雅であろう。<br />きっと職場で失敗した時も、当然歌で報告するのでおじゃる。(おじゃる?)<br />部下「生ける世の別れを知らで契りつつ 命を人に限りけるかな」<br />  (行けると思ってた契約がおじゃんになりましたてへぺろ)<br />上司「惜しからぬ命にかへて目の前の 別れをしばしとどめてしがな」<br />  (オレもクビかー。せめて定年まで居たかったなあ)<br />※訳は一万光年くらい飛躍していますので、参考になさらず<br /><br />面倒臭いでおじゃるっっ!!(ノ#゚Д゚)ノ彡┻━┻ ← 一徹返し麻呂ver.<br /><br />この程度のファン(ファン?)だが<br />桐野さんの女三ノ宮は、彼女の文との融合具合が良かった。 <br />出家することでしか女の意地を通せなかった<br />源氏物語の女性たちの中でも、一番意志の無かった女三ノ宮が<br />唯一、光源氏の醜悪な部分を見いだすのだ。<br />ははは、もっとやれー( ゚Д゚)ノと言いたくなる。(ファンじゃないだろう、絶対)<br /><br />町田氏の末摘花もすごい。<br />改変されているのは末摘花ではなく、光源氏の方。<br />いけ好かない光源氏も、ここまで崩壊キャラだと逆に許せる。<br />これは「蓬生(※光源氏が再び末摘花に会う話)」も書いて欲しい。<br />ははは、もっとや( ゚Д゚)ノ<br /><br />にしても、このようなアンソロジーを依頼する際<br />何か制約のようなものはないのだろうか。<br />基本的にどの作家さんも、原文よりの話を書いているのだが<br />金原さんの「葵」だけが、町田氏と違う意味でぶっ飛んでいる。<br />現代恋愛小説ならアリな話ではあるのだけど<br />なんだろう、先生の話聞いてなかったのだろうか。<br /><br />どちらかというと、ある程度源氏物語を知っている上で<br />読んだ方が面白い内容ではある。<br />章は作者が選んで書くのだろうか。<br />藤壺中宮や六条御息所の話がなかったのは意外だったし<br />明石の方と紫の上と光源氏の三角関係とか<br />夕霧が紫の上にくらっとする話とかも面白そうなのに。<br /><br />他の作家さんで改めて第2弾とか出ないかなー。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />光源氏は実在の人物ではないモノの<br />当時からイケメン最強の図式はあったんだなぁと<br />1000年変わらぬ美というものの価値に感心する。<br /><br />ちなみに聞いた話だと、イケメンというのは<br />顔が整っている=左右バランスが対照に近い、という事らしい。<br />それは生物学的に、優秀な遺伝子を持つという証なんだと。<br />なので質の良い子孫を残そうという本能が<br />直感的にイケメンを選んでしまうという話だった。<br /><br />本当なのかどうかはわからんけど、妙な説得力がある話だよね。(笑)
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頭のうちどころが悪かった熊の話

頭のうちどころが悪かった熊の話 安東 みきえ/新潮文庫 by G-Tools取り敢えず、ものすごいタイトルである。(笑)「頭を打った」とか「怪我をした」というような婉曲的な表現でなくはっきりと「打ち所が悪かった」とある。つまり熊の思考力が残念な事になっている、という意味に他ならない。思わず表紙の絵をまじまじと見てしまう。…成程、確かに結構残念なことになっていそうだ。全7編の短編童話集。イラストの絵柄といい、話の... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101367418/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51p46Bg1bjL._SL160_.jpg" border="0" alt="頭のうちどころが悪かった熊の話 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101367418/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">頭のうちどころが悪かった熊の話 </a><br />安東 みきえ/新潮文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />取り敢えず、ものすごいタイトルである。(笑)<br /><br />「頭を打った」とか「怪我をした」というような婉曲的な表現でなく<br />はっきりと「打ち所が悪かった」とある。<br />つまり熊の思考力が残念な事になっている、という意味に他ならない。<br />思わず表紙の絵をまじまじと見てしまう。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/kuma.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/kuma.png" alt="" border="0" width="238" height="194" /></a><br /><br />…成程、確かに結構残念なことになっていそうだ。<br /><br />全7編の短編童話集。<br />イラストの絵柄といい、話の雰囲気といい<br />日本の昔話よりは海外の童話のような印象がある。<br /><br />童話と言えばグリム・イソップ・アンデルセンだが<br />簡単に違いを述べると<br />グリム=ゲルマンの伝話集。少々残酷なものも多い。<br />     例)赤ずきん 白雪姫 ヘンゼルとグレーテルなど<br />イソップ=教訓的寓話・動物が登場するものが多い。<br />     例)うさぎとカメ 金の斧 ガチョウと金の卵など<br />アンデルセン=最初から子供の情操教育向けに作られた童話<br />     例)人魚姫 醜いアヒルの子 親指姫など<br /><br />「頭のうちどころが悪かったくまの話」<br /> …大事なレディ・ベアが誰なのか忘れた熊の話<br />「いただきます」<br /> …虎は狐を食べたことを後悔し、狐は鶏を食べたことを後悔し…<br />「ヘビの恩返し」<br /> …過去ばかりを振り返る父親ヘビと、未来だけを見る母親ヘビ<br />「ないものねだりのカラス」<br /> …枝が偶然象った鳥のシルエットと友達になりたいカラス<br />「池の中の王様」<br /> …おたまじゃくしとヤゴの友情<br />「りっぱな牡鹿」<br /> …意味のないことをしようと決心する鹿<br />「お客さまはお月さま」<br /> …不眠症の熊と月が友達に<br /><br />こうして一行あらすじで紹介してみると一見、<br />至極真っ当なイソップ童話のようだが<br />その微妙な着地点は、どちらかと言うとグリム似な気がする。<br /><br />出来ればウン十年前の自分の一度読ませて、今再読してみたかった。<br />例えば「池の中の王様」。<br />将来を自分で決めたいと言い出すおたまじゃくしに<br />子供なら、期待に目を輝かせる(,,゚Д゚)か<br />「おじゃまたくしはかえるになるんだよ!(#゚Д゚)」と言う<br />YESかNOの純粋な反応が返ってくるだろう。<br /><br />自分はそう言い放つおたまじゃくしに<br />これだからゆとり世代はとか思いながら<br />「そうだね、君が生物進化における<br /> 突然変異の一端になる可能性はゼロじゃないからね」<br />などとどっちつかずの態度を取りそうな気がする。<br />オトナってやつは。(嘆)<br /><br />そんな大人の感性を見越したように<br />童話の結末はどれも分かりやすい教訓的なものではなく<br />ちょっと微妙な着地点へとオチる。<br />「頭の打ちどころが悪かった熊」は幸福なのか否か?<br />素直にありのままを読む子供視点と<br />一般常識を咀嚼してから読んでしまう大人では<br />読んだ感想は違うだろうか。<br /><br />「グリーングリーン」の歌のように<br />パパと二人で此の世に生きる喜び<br />そして悲しみのことを語り合ってみては如何だろう。<br />↑<br />でも実はこの唱歌、実は7番まであって<br />すごい暗いオチがついてるんだよな。<br />ナイーヴなお父さんは検索禁止。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />小学校の時の音楽の先生が、ギターで授業をしていた。<br />教科書は使わず、その先生が好きな歌をプリントしてくれて<br />みんなで歌うだけという、今思えば変わった授業で<br />確かその時に「グリーングリーン」の歌詞を全部教えてくれた。<br /><br />子供心に妙な歌だなと思った記憶がある。<br />外国の訳詩が直感的にそう思わせたのだろうが<br />後に原詩が全然違うものであることを知って吃驚した。<br /><br /><blockquote><p> a-Well I told my mama on the day I was born<br /> "Dontcha cry when you see I'm gone" <br /> "Ya know there ain't no woman gonna settle me down" <br /> "I just gotta be travelin' on"<br /><br />  生まれたその日にママに言ったのさ<br />  俺が出ていっても泣かないで<br />  女のために落ち着く気はないのさ<br />  俺はただ彷徨い続ける 歌いながら</p></blockquote><br /><span style="font-size:x-large;"><span style="color:#ff0000">こ ん な 乳 児 い や す ぎ る 。</span></span><br /><br />という訳で、実はパパは出てこない。<br />やっぱりナイーブなお父さんは検索しない方が。
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WJ 2013年16号

ニュースでONE PIECE休載知った時はドキッとした。縁起でもないけど、永遠の未完作品はグインサーガだけでもう十分。尾田先生に何かあったら、もう怖くて長編買えん。こち亀の秋本先生やジョジョの荒木先生みたいにちゃんと休息取りながら仕事してる方は稀だろうからむしろ定期的に休んでほしいわ。しかし突然の休載がニュースになる尾田先生と連載再開がニュースになる富樫先生はどちらも反対の意味で凄すぎる。(笑)看板漫画2... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ニュースでONE PIECE休載知った時はドキッとした。<br />縁起でもないけど、永遠の未完作品は<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-145.html" target="_blank" title="グインサーガ">グインサーガ</a>だけでもう十分。<br />尾田先生に何かあったら、もう怖くて長編買えん。<br /><br />こち亀の秋本先生やジョジョの荒木先生みたいに<br />ちゃんと休息取りながら仕事してる方は稀だろうから<br />むしろ定期的に休んでほしいわ。<br /><br />しかし突然の休載がニュースになる尾田先生と<br />連載再開がニュースになる富樫先生は<br />どちらも反対の意味で凄すぎる。(笑)<br /><hr size="1" /><br />看板漫画2つとも休載じゃどうしようかなーと思ったけど、<br />昨日ちょっとワンピの魚人島編を読み返してみた。<br /><br />もうずっとワンピ読んでるけど、一度だけ挫折しそうになったことがある。<br />スリラーバーク編が微妙に退屈だったから。<br />(人によってはアラバスタや空島が長かったと聞くが<br /> その辺は自分は全然気にならなかった)<br />が、ブルックがお気に入りだったのと<br />この後が頂上決戦編だったのもあり、コミックスも後から買い揃えた。<br /><br />結局はモリアが七武海に、ローラがビッグ・ママに繋がったように<br />どの回も必ずストーリー重要部分に関わってくる。<br />一部と二部のどちらにも出ている「魚人」と「巨人」が<br />ストーリーから重要でない筈はない、と考える。<br /><br />一部ではただ異種族として描かれていた魚人族が<br />二部では差別と言う深い歴史をもって加筆されている。<br />そもそも魚人とはなんなのか。<br /><s>作品の説明によると人魚と人間のハーフなのだが</s><br />(※失礼!そんなこと本作に書いてないね!早とちり!!)<br />ひょっとして魚人族という歴史をさかのぼれば<br />そこには巨人の血が入り込んでるのではないだろうか。<br /><br />魚人は隔世遺伝のように、その形質が出る。<br />何代も前に入った巨人の血が時折出て、あのサイズになるのではないか。<br />魚人・人間・人魚同士の結婚が通常なのかはまだ不明だが<br />もし過去に交配があったのだとしたら<br />その人間が「ジョイボーイ」だったのではないか。<br /><br />彼が巨人族で、人魚が人間と暮らせる世の中を作りたかったとして<br />深海から全員を連れ出すのが「ノアの方舟」だったんじゃないか。<br />それが出来なかったのは、差別と言う壁の所為なのか<br />それとも物理的に何かが足りなかったのか分からないが<br />海王類に運搬を後を託したことから<br />ひょっとしてジョイボーイの妻?がポセイドンだった可能性もある?か??<br />彼の信念を受け継いだのがオトヒメ王妃であり<br />力を受け継いだのがしらほし姫?<br /><br />ところでこの魚人島では、ワンピ世界で初めて血液型という設定が出たが<br />単に「魚人と人間が近い場所にある」というだけでなく<br />麦わら海賊団メンバーの遺伝を手繰る伏線であるのかも。<br />今のところ有力なのはサンジだけど、個人的にはナミも気になる。<br />メンバー内から魚人、もしくは天竜人の血筋が出ることもあるんじゃないかと。<br />(うーん、でも天竜人はないかな…)<br /><br />休載なのに尽きない妄想。<br />ンマー、来週号ではもう復帰と書いてたので<br />まずは尾田先生、お身体お大事に。<br /><hr size="1" /><br />銀魂<br />今までにもオカマネタはあったから<br />そーゆーネタはやらないのかと思ってたけど、性転換ネタ来たよコレ。<br />ていうか九兵衛ってそういう意味だったのか。(大笑)<br />ヤバい。銀子さん可愛いんだけど。<br />フツーの性転換じゃないあたり、空知先生天晴。<br /><br />ブリーチ<br />そうそう、一心は十番隊長だったんだねえ。<br />てっきり零番隊と関係あるんかなあと思ってたけど。<br />海燕と一護が似てる理由って、同一族だからか。<br />そんなレベルではないほどの激似だが。<br />それはそうと石田親子は揃って天然系が好みなのか。<br /><br />斉木楠雄のφ難<br />うん。この展開は超能力者でなくとも先週から読んでた。<br /><br />ワイルドトリガー<br />ツン少女出ました!やんややんや!!<br />リリエンタールの絵柄で戦隊物どうかなと思ってたけど<br />案外気にならないね。話はシンプルで分かりやすい。<br /><br />特別読み切り2本<br />明るい人は案外面白かったw<br />縁結びの神とやらはイマイチだったかな~。<br /><br />ハングリージョーカー<br />お?次のエウレカ?まだ続くのかな?<br /><br />クロスマネジ<br />掲載順最後だけど、結構面白いんだけどなー。<br />ラクロスのルールがあんま分からないからかなあ。<br /><br />ここまで!
  • Date : 2013-03-19 (Tue)
  • Category : WJ
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はじめまして、本棚荘

はじめまして、本棚荘 紺野キリフキ/MF文庫ダ・ヴィンチ by G-Tools「昔はねえ、お家賃と言うのは本で払ったものですよ」「本」「ええ、本」大家さんはそんなことを言った。「だけど今の人ってあまり本を読まないでしょう。 だから私も仕方なくね、近頃は現金で頂く事にしているの」こんな出だしが書かれていたら、大概の人がビブリア古書アパートみたいな話かと思うだろう。いやでも本当にそんな話だったら二番か三番煎じみた... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840132283/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51v1IUD0ELL._SL160_.jpg" border="0" alt="はじめまして、本棚荘(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4840132283/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">はじめまして、本棚荘 </a><br />紺野キリフキ/MF文庫ダ・ヴィンチ <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><blockquote><p>「昔はねえ、お家賃と言うのは本で払ったものですよ」<br />「本」<br />「ええ、本」<br />大家さんはそんなことを言った。<br />「だけど今の人ってあまり本を読まないでしょう。<br /> だから私も仕方なくね、近頃は現金で頂く事にしているの」</p></blockquote><br />こんな出だしが書かれていたら、大概の人が<br />ビブリア古書アパートみたいな話かと思うだろう。<br />いやでも本当にそんな話だったら<br />二番か三番煎じみたいな印象しか残らなかったかもしれない。<br /><br />本に血液型があるとしたら、この本はB型だろう。<br />非常にマイペースな本だと言える。<br /><br />「わたし」は姉が仕事でいない間、<br />東京のアパートの留守番を頼まれることになった。<br />それが「本棚荘」であるが<br />前述のように、家賃が本で支払われることはない。<br /><br />むしろ話の中で本は、ほとんど立場がない。<br />屋内中に本棚がしつらえてあることが<br />アパート名の由来になっているらしいのだが<br />住民たちは本棚に猫を置いたり雑草を植えたりと<br />フリーダムに使用しているようだ。<br /><br />ああああ勿体ない!<br />そんな余裕があるなら一画くれよ!(#゚Д゚)<br /><br />姉の仕事は「とげ抜き」で、「わたし」も少々たしなむらしいが<br />ソレなんですかという読者の疑問は<br />「え、とげ抜きはとげ抜きよ」と言わんばかりに話は進む。<br />………あー、ハイハイ、とげ抜きね。<br />うん、小さい頃はよく見たよね。<br />さっと湯がいて食べると、アッサリして…、…るよね?(知ったかぶり不安)<br /><br />山から出てきたと言う「わたし」は<br />生まれて初めて見る東京に感心している。<br />24時間営業のスーパーがあり<br />夜の10時を超えると惣菜が半額になるからだ。<br />いやいやいやいやいやいやいや。<br />生き馬の目を抜く江戸に来て(お前の情報も大概古臭い)<br />心に刻まれたのが半額シールってどういう。<br /><br />ある日、アパートの前にサラリーマンが立っていた。<br />大家さんは可哀想だから家にいれようというが<br />「わたし」と猫は反対する。<br />野良のサラリーマンなど、得体が知れない。<br />ちゃんと元の会社に返してやった方がいいという。<br /><br />'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ(゚д゚)/'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ'`ィ<br />すいません!あの!野良サラリーマンって!!<br />野良になった時点で、サラリーマンじゃないんじゃないでしょうか!<br />いやなんかツッコミどころ違う!<br />なにからツッコんでいいのさソレは!!<br />だが話は「何言ってんの」とばかりに無情に進む。<br /><br />魅惑的な設定にふんだんに織り込まれたシュール。<br />次々と却下される疑問に<br />何事もなかったように進んでいくミラクルストーリー。<br />B型だ。こいつ絶対B型だ。<br />おかんと喋ってるときこんなだもの。(震え声)<br /><br />家賃が本とかいう冒頭はどうなったんだと言う疑問は<br />当然のようにスルーされるのだが<br />物事は不明・不可思議・不条理なままなのに<br />途中で読むことが止められない。<br />なんだかもう途中から、分からないこと自体が面白いのだ。<br />そうして物語は、相手のペースにはめられたまま終わる。<br /><br />B型は、理屈で理解しようとしてはいけない。<br />よむんじゃない。からだでかんじるんだ。<br />魂から繰り出される「なんでやねん」のツッコミは<br />そっと胸にしまって、大人の階段を上るんだ。<br /><br />それはB型おかんの対処法であり<br />同時に自分自身がB型であることの生き様でもある。<br /><br />個人評価:★★★★<br />いや冗談抜きで、著者の本はもう一冊読もうと思った。<br /><hr size="1" /><br />血液型は日本でのみ有効な占いではあるが<br />元々が身体を作る材質の話なのだから<br />多少性格に影響してもいいような気がするんだ。<br />反対に星座占いはあんまり信用してない。<br /><br />小さい頃からブドウを食べるときに、おかんが<br />「血が綺麗になるから沢山食べや」と言われており<br />そんなものかとずっと思っていたのだが<br />ある日ふと、疑問に思って尋ねてみた。<br /><br />おかん「だって、ブドウ糖って言うやんか」<br /><br />衝撃だった。<br />当時で20年以上騙されていた自分も<br />そんなダジャレみたいな根拠を自論としていたおかんも。<br /><br />その折にちゃんと科学的根拠をもって否定しておいたのだが<br />数年後にまた言われた。<br />「血が綺麗になるから沢山食べや」<br /><br />………、………はい。(諦観)<br />
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ぶたぶた

ぶたぶた矢崎存美/徳間文庫 by G-Tools絵本のような可愛らしいタイトルとメルヘンチックに擬人化されたぶた表紙。恐らく普通なら、本屋で見てもスルーしていただろう。お世話になっている書評サイトで話題になっていた本でどの書評を見ても情報が ・大きさはバレーボールかバスケットボールくらい ・ピンクのぶたのぬいぐるみ ・かわいいビーズのつぶらな瞳 ・中年のオッサン ・歩いて、喋って、食事をする ・家政婦でタク... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198935238/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ucO%2BpwwCL._SL160_.jpg" border="0" alt="ぶたぶた【徳間文庫】" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198935238/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">ぶたぶた</a><br />矢崎存美/徳間文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />絵本のような可愛らしいタイトルと<br />メルヘンチックに擬人化されたぶた表紙。<br />恐らく普通なら、本屋で見てもスルーしていただろう。<br /><br />お世話になっている書評サイトで話題になっていた本で<br />どの書評を見ても情報が<br /> ・大きさはバレーボールかバスケットボールくらい<br /> ・ピンクのぶたのぬいぐるみ<br /> ・かわいいビーズのつぶらな瞳<br /> ・中年のオッサン<br /> ・歩いて、喋って、食事をする<br /> ・家政婦でタクシーの運転手でフランス料理人で浮浪者?<br /><br />わからへんわ!!(ノ#゚Д゚)ノ彡┻━┻ ←一徹返し<br />という訳で好奇心に負けて、購入するに至った次第。<br /><br />しかし、情報はガセではなかった。<br />ぶたの正式名称(?)は「山崎ぶたぶた」であり<br />確かにボール大サイズでピンクで中年で<br />家政婦でタクシー運転手でフランス料理人で…<br />って!おんなじ説明になってるよ!(>'A`)>ウワァァ!!<br /><br />それぞれに独立した短編9つだが<br />最後の話を読むと連作と考えていいのかもしれない。<br />最初はぶたが出てくるたびに<br />「成程わからん。お前はいったい誰なんだ」と思うのだが<br />次第にそんな風景に馴染んでしまい<br />ぶたに驚く登場人物に「あ、それは山崎と言いましてね~」などと<br />小さな親切大きな常識崩壊を起こしている自分が居る。<br /><br />山崎が運転するタクシーの行先が、自分の近所だった。<br />(;゚д゚)ゴクリ…、( ゚д゚)ハッ!、いやいやいやいや。<br />あの辺ならたまにタクシー使うなあとか、何考えてんだ自分。<br />べっ、別に山崎さんに会いたい訳じゃないんだからねっっっ!<br />(↑だがもう既にさん付け)<br /><br />メ、メルヘンとか趣味じゃないんだから!<br />ふっ、ふんだ!カワイイなんて通俗的なそんな手に<br />簡単にオチたりするような尻軽本読みじゃないんだか……<br />が、8話目の「ただいま」で<br />自分のツンはデレへと体勢を変じてしまうのである。<br /><br />ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!チョットええ話やんけーーー!<br />ヤバい。うっかり感動してしまった。<br />ぶたなのに。中年なのに。(※読み手のことではありません)<br /><br />いや彼は、地上に舞い降りた最後のメルヘンだ。<br />ピーターパンが永遠の少年なら、こっちは永遠の中年で勝負だ。<br />パンヤの体は三大成人病だって怖くない。<br />ガラスの靴よりビン牛乳。<br />スモールワールドより立ち食いソバ屋。<br />そんなメルヘン。(どんなメルヘン)<br /><br />山崎さんの正体は、最後まで分からない。<br />だが少なくとも彼は、僅かな隙間を埋めてしまうであろう<br />我が本棚の侵略者であることは間違いなかろう。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />昨晩、晩飯にピザを頼む。<br /><br />なんかシンプルなのがいいなぁと思ってたら<br />トマトソースとチーズだけっていうのがあった。<br />いつもは薄いタイプにするんだが<br />なんとなくパン生地をセレクト。<br /><br />それなりに旨かったが、よくよく考えたら<br />お 前 チ ー ズ ト ー ス ト だ よ な 。<br />と気が付いてしまったある春の夜。<br />
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バイバイ、ブラックバード

バイバイ、ブラックバード 伊坂 幸太郎/双葉文庫 by G-Tools本を読む際、タイミングと言うものがあると感じることがある。若い頃に全然読み進められなかったものが今頃読むとすんなり読めるようになっていたりするとああ、あの時はそのタイミングではなかったのだなと思う。最近耳にしたことや読んだもの、ふと感じたことが都合よく本の内容とリンクされていることがある。ああ、この本を読むために事前学習としていいタイミング... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575515655/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41PvQ3kVWWL._SL160_.jpg" border="0" alt="バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575515655/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">バイバイ、ブラックバード </a><br />伊坂 幸太郎/双葉文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />本を読む際、タイミングと言うものがあると感じることがある。<br />若い頃に全然読み進められなかったものが<br />今頃読むとすんなり読めるようになっていたりすると<br />ああ、あの時はそのタイミングではなかったのだなと思う。<br /><br />最近耳にしたことや読んだもの、ふと感じたことが<br />都合よく本の内容とリンクされていることがある。<br />ああ、この本を読むために<br />事前学習としていいタイミングで知ったのだなと思う。<br /><br />つい最近、青空文庫のサイトに行ったときに<br />ふと思い立って太宰治の「グッド・バイ」を読み返した。<br />成程、と思った。<br />あれはこの「バイバイ、ブラックバード」を読むために<br />伊坂氏がもたらした伏線だったのだなあと。<br /><br />主人公は星野一彦。<br />二股ならぬ五股をかけていたという恐るべし男である。<br />計算高いチャラ男かと思いきや、むしろぼんやりした人間で<br />寝ていたら寝癖がつきました的に<br />生きていたら五股になってましたというような様子である。<br />伊坂氏のキャラでなかったら、タコ殴りにされそうだ。<br /><br />一方「グッド・バイ」は、有名な太宰治の未完作品だ。<br />こちらは五股ならぬ十股以上を同時進行させる田島が<br />妻子と暮らすために女性関係を清算しようと<br />キヌ子という絶世の美女を隣に置くことで牽制し<br />別れ話を切り出すという、これまたタコ殴りにしたくなる男だ。<br /><br />またこのキヌ子は一癖も二癖もある女性で<br />太宰治作品の中でもかなりユーモアセンス溢れるものだが<br />これを伊坂流ユーモアでなぞってみたもの、と考えてよかろう。<br /><br />本書でキヌ子に当たる人物が、繭美である。<br />キヌとマユという掛け合わせもちょっと小憎いが<br />美人ではない上に、四十八癖くらいありそうな女である。<br />もしこれが実写化されるなら<br />配役はマツコ・デラックスではらたいらさんに全部。(世代ギャグ)<br /><br />太宰の「美人を目の前にしてグウの音も出ないようしよう」作戦は<br />ある意味正攻法だと言えなくもない。<br />だがこのマツコ・デラックスは明らかに邪道である。<br />しかも説得力があり過ぎる。<br />「君よりこの人を選んだんだ」と言われたら<br />女性は美醜のリング上で戦いのゴングを鳴らすより<br />人類の尊厳から考慮して、「マニアだったのね」と納得せざるを得ない。<br /><br />いやだが、一彦はそんな計算高い男ではないのだ。<br />こんな見世物小屋のドサ回り営業みたいな事になったのには<br />ちゃんと理由があるのである。<br />という訳で、今回はこれ以上はネタバレしない。<br />随所に古いアニメネタが入っているのも、何となく楽しい。<br /><br />個人的には、「グッド・バイ」を読んでから拝読することをオススメ。<br />下地を理解していれば、この結末にも納得がいくと思われるので。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><br />補足:小説の中にも出てくるが<br />   「bye bye blackbird」は歌のタイトルだ。<br />   読んだ後に歌詞をちょっと検索すると<br />   ちょっと妄想補完のお役に立つかもしれない。<br /><hr size="1" /><br />ついでなので「グッド・バイ」の簡単な書評。<br />あらすじは上で書いた通りだが、太宰は<br />田島という主人公の恋愛清算話というより<br />キヌ子という「男性と対等に立つ女性」もしくは<br />「男性を足蹴にする女性」が書きたかったのではないかと思う。<br /><br />原作では、田島はキヌ子のお蔭で一人と別れるが<br />キヌ子に関しては非常に苦手意識がある。<br />美人なのに品が無く、親父ギャグも言うし大喰らいで<br />オマケに怪力で一度のされている。<br /><br />だが取り敢えずこの作戦はイケると踏み<br />二人目にかかろうと言う事になる。<br />この時田島は無意識に、キヌ子に対して敬語を使っている。<br />こんなワクテカ展開を残して、太宰は自殺をしてしまう。<br /><br />昔読んだときは、途中オチより何より気になったのは<br />田島が別れた女に「グッド・バイ」とささやくシーンだ。<br />警察から渡される感謝状に「サンキュー」と<br />書いてあるくらいの違和感である。<br />これ、明治時代では普通だったの?(震え声)<br />ルー大柴がたくさんいたの?(さらに震え声)<br /><br />だが今読むと、田島が可哀想な人にしか見えない。<br />これを平成の世でやったら<br />「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ<br /> 今カレシと別れたんだが、去り際に「グッドバイ」って言われた <br /> 何を言ってるのか わからねーと思うが<br /> おれも何を言ってるのかわからなかった」<br />ってツイッターで大拡散されると思う。<br /><br />まさか太宰の自殺の原因は(強制終了)
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伽羅の橋

伽羅の橋叶 紙器/光文社文庫 by G-Tools眠い。( ゚Д゚)ネムヒー今週は少々仕事が忙しかったこともありブ厚い本を買ってしまったもののまぁゆっくり読もうと構えていたのにページを繰る手が止まらず、読み切ってしまった。という訳で白目をむきながら感想を書いていると思って欲しい。(そんな余計な視覚情報は与えなくていい)「伽羅の橋」の昔話から、本書は始まる。200年以上もの昔、大阪を流れる猫間川には渡し守と偽り、客を殺して... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334765335/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61AJO3TM7zL._SL160_.jpg" border="0" alt="伽羅の橋 (光文社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334765335/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">伽羅の橋</a><br />叶 紙器/光文社文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />眠い。( ゚Д゚)ネムヒー<br /><br />今週は少々仕事が忙しかったこともあり<br />ブ厚い本を買ってしまったものの<br />まぁゆっくり読もうと構えていたのに<br />ページを繰る手が止まらず、読み切ってしまった。<br /><br />という訳で白目をむきながら感想を書いていると思って欲しい。<br />(そんな余計な視覚情報は与えなくていい)<br /><br />「伽羅の橋」の昔話から、本書は始まる。<br />200年以上もの昔、大阪を流れる猫間川には<br />渡し守と偽り、客を殺して金品を強奪する源兵衛という悪人がいた。<br />だがある日、殺した客が己の子供であったことを知る。<br /><br />源兵衛は罪を悔やみ、蓄財を投げ打って川に橋を架ける。<br />それは知らず伽羅の香木で作られ<br />後世も旅人の疲れた体と心を癒したという。<br />その橋は後に、源ヶ橋と呼ばれることとなる。<br /><br />時代は移り変わって、終戦直前の8月14日。<br />日本本土の最後の大空襲があった日だ。<br />二人の子供の頭部を抱え、狂ったように笑う女があった。<br />それは、男装の女だった。<br />女は幸せに酔うかのように、甲高い笑い声をあげているのだった。<br /><br />この全く繋がりのない2つのエピソードから、<br />更に時代は一転し、平成の世となる。<br />典座(のりこ)の勤める介護施設に<br />認知症の老女・マサヲが転所してくる。<br /><br />手続きのために三男の満男に連絡をするも、応対は冷たい。<br />「あれ」は父と兄達を殺した殺人者なのだと言う。<br />何故か自分には微笑みかけてくれるマサヲに<br />典座はどうしてもそれが信じられない。<br />大の人見知りを奮い起こして<br />彼女はマサヲを知る人達に話を聞く決心する。<br /><br />戦争物でもあり、家族物でもあり、ミステリーでもある。<br />更に後半でプラスされた要素には吃驚した。<br />トップガンの「Danger Zone」が脳内に鳴り響くハードボイルド。<br />無茶苦茶じゃねぇか、と思われるかもしれないが <br />それでもごった煮という印象はなく、よくまとめてあると思った。 <br /><br />正直、少々読みにくい部分もある。<br />大阪の今の地図と古い地図が頭に入っていないと<br />「?」となる箇所もあったのだが<br />ちょうど話の中で典座が<br />拙い説明で人にぶつかっていく様子そのままのようで<br />こちらもついその熱意に引っ張られてしまうのだろう。<br /><br />そうして最後は「伽羅の橋」が、話の対岸に届く。<br />その爽快感やるや<br />白目が元に戻ること請け合いだ。(爽快じゃない)<br />ついでに婆萌えにもキュンとくること間違いなし。<br />著者の二作目にも期待したい。<br /><br />今日1日、白目をむいて頑張ろう。(@∀@)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />おかんから電話があり<br />親戚の親子の話をしていたのだが<br />「ほら、あの親子は一卵性やから」とのたまう。<br />(※多分一心同体という意味で言いたいのだと思われ)<br /><br />おかんは万事、言葉使いがいい加減なのだ。<br />鼻声で喋っていたので、風邪を疑われる。<br />(↑何故か体調を崩すと怒られる理不尽)<br />おかん「風邪か!?」<br />自 分「いや、花粉症で…」<br />おかん「気をつけなさい!!(#゚Д゚)ゴルァ!!」<br /><br />具体的に何をすればいいのか教えてくれや。<br />
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新選組 幕末の青嵐

新選組 幕末の青嵐 木内 昇/集英社文庫 by G-Tools昨日の浮世女房洒落日記に続いて、以前に読んだ木内さんの著作もあげておく。新選組小説は、ごまんとある。多くは、試衛館の面々が名を挙げようと上京しよりどころの無い立場から武士という立身を果たし、幕府の浮沈と運命を共にするという筋書きだ。新選組は「時代を読むことが出来なかった敗者」とも言える。だがそこに260年という歴史が1つの終わりを告げた浪漫に重なり、彼... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087465179/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Zw3XTkAUL._SL160_.jpg" border="0" alt="新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087465179/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">新選組 幕末の青嵐 </a><br />木内 昇/集英社文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />昨日の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-149.html" target="_blank">浮世女房洒落日記</a>に続いて、以前に読んだ木内さんの著作もあげておく。<br /><br />新選組小説は、ごまんとある。<br />多くは、試衛館の面々が名を挙げようと上京し<br />よりどころの無い立場から武士という立身を果たし、<br />幕府の浮沈と運命を共にするという筋書きだ。<br /><br />新選組は「時代を読むことが出来なかった敗者」とも言える。<br />だがそこに260年という歴史が1つの終わりを告げた浪漫に重なり、<br />彼らは後世に語り継がれる物語となった。<br />それだけに一つの歴史小説とも、武勇とも悲哀とも<br />様々な視点でもって「新選組」は創作され続けている。<br /><br />挙句は漫画になったりゲームになったり、<br />ジャニーズのような美少年集団になったりしている。(笑)<br />そろそろ歌って踊れる新選組が出ても不思議はないかもしれない。<br /><br />自分はずっと、新選組小説にあまり興味が持てなかった。<br />事実京都では、新選組と言う集団は割と隅の方に追いやられている。<br />だが逆にハマった時に、新選組という思想には同意できないものの<br />それぞれのキャラクターや舞台設定と言う素材が<br />非常に日本人好みなのだなと物凄く納得した。<br /><br />司馬先生の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-10.html" target="_blank" title="燃えよ剣">燃えよ剣</a>が、その史実の流れを<br />止まらぬ激流のように捉えているのに対して<br />本書はキャラクターの心情を描くことによって<br />シーンごとにストップモーションをかけ、その一瞬を捉えたかのようだ。<br /><br />全体が40章ほどに分けてあり、それぞれ視点が違う。<br />例えば上京までの話であれば<br /> 「暗闇」  土方歳三<br /> 「武州」  佐藤彦五郎<br /> 「試衛館」 沖田総司<br /> 「策謀」  清川八郎<br /> 「浪士組」 近藤勇     …と言った感じだ。<br /><br />三人称視点の話や誰か一人を主人公にする形とは違い<br />色んな思惑を内部から見ることによって、<br />ストーリーより心情が深く味わえるようになっている。<br />そういう意味では多少ロマンチックな受け取り方ではあるが<br />これはこれで面白い試みだと思う。<br /><br />司馬先生の作ったキャラの素地が<br />影響を与えているなあと言う感慨は否めず<br />キャラの在り方としては、一般的なものと大差ないのだが<br />新選組の血生臭い所業の中から心情を推し量ると言うのは<br />「漢らしさ」が売りの新撰組小説では新鮮だった。<br /><br />これはこれで面白かったのだが<br />芹沢鴨の視点が一章しかなかったのと<br />その傍若無人さがあまり伝わってこなかったのが残念だ。<br />(芹沢がお気に入りなので、芹沢ポイントに大きく左右される<br /> 評としては甚だしく公正でない)<br /><br />今の時代にはない矜持を抱いてたからこそ、現代人は彼らに惹かれるのだろう。<br />彼らが開花することは、あってはならない。<br />雨に濡れて散ると分かっているから<br />日本人は彼らの生き方を愛で、それに心を馳せるのだ。<br />一瞬に咲き誇り、潔く散る桜の花のように。<br /><br />また彼らの個性と波乱万丈の日々が<br />幾らでも改編できる余地を残していることも大きいだろう。<br />料理で言うとカレーみたいなもんだろうか。<br />幾らでも隠し味をいれて、深みを持たせることが出来る。<br />多少ヘンなものをいれても、カレーという基本味が大体を飲み込んでくれる。<br /><br />新選組は日本人の持つワビサビと<br />二次創作好きというヲタク気質をふんだんに生かした素材だと<br />関連書を手に取るたびにしみじみ思う。<br /><br />個人評価:★★★<br /><br />伝わらないかもしれませんが、新選組は好きなのですよ。ええ。
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浮世女房洒落日記

浮世女房洒落日記木内 昇/中公文庫 by G-Tools名前に憶えがあることに、買ってから気が付いた。新撰組ブームが(自分の中で)来た時に木内さんの「新撰組 幕末の青嵐」を拝読している。司馬先生の燃えよ剣は、土方を根っからのバラガキ※として書かれるのに(※イバラのような棘(トゲ)のある子供)木内さんは、少々おセンチな印象はあったものの土方が持つ棘の痛みまでが描写されており他の新撰組小説と違って繊細なものとなって... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122055601/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wL40UrA8L._SL160_.jpg" border="0" alt="浮世女房洒落日記 (中公文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122055601/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">浮世女房洒落日記</a><br />木内 昇/中公文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />名前に憶えがあることに、買ってから気が付いた。<br />新撰組ブームが(自分の中で)来た時に<br />木内さんの「新撰組 幕末の青嵐」を拝読している。<br /><br />司馬先生の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-10.html" target="_blank" title="燃えよ剣">燃えよ剣</a>は、土方を根っからのバラガキ※として書かれるのに<br />(※イバラのような棘(トゲ)のある子供)<br />木内さんは、少々おセンチな印象はあったものの<br />土方が持つ棘の痛みまでが描写されており<br />他の新撰組小説と違って繊細なものとなっていた。<br /><br />本書は、最初の10ページほどが現代の導入部分となっており<br />「私」が屋根裏部屋で古い本を見つけたとある。<br />更にそれは昭和初めに誰かが推敲したもので<br />本文は江戸時代、いわゆる普通の町人のおかみさん・お葛が<br />手慰みにつけた日記なのだ。<br /><br />そんな訳でお葛が1月1日から初めて<br />その年の大晦日までつけた日記に目を通したことになっており<br />好評であれば続きが出るかも知れない。(そこまで読まなくていい)<br /><br />実際にそういう庶民の手記が残っているのかどうかは別として<br />これがまるでフツー視点の日記というところが<br />「江戸時代」の「主婦」が書いた「日記ブログ」のようだ。<br />またお葛が、貧乏小間物屋のおかみにしておくには<br />勿体ないほどの文才とお笑い根性がある。<br /><br />時折、ネットの日記ブログなんかで<br />天才かこの人と言うような文章を書かれる人がいるが<br />まさにそんなものを発見した気分だ。<br />うん、お葛が21世紀のブロガーだったら、こんな風になるんじゃないか。<br /><br /><blockquote><p>3月13日<br />明日からダイエットする!絶対!<br /><br />3月22日<br />旦那が長命寺の桜餅を買ってくる。<br />ここ、しょっぱい葉が絶妙なんだよね~♪<br />って!!3つも食べちゃったし!!(>'A`)>クワァァ!!<br /><br />7月20日<br />近所の六氏と源造氏に、繕いモノを頼まれる。<br />いや繕うくらいはいーんだけどさ…<br />こ れ が す ご い く さ い 。<br />魔法だったら即死レベル。目がーー!目がーーー!<br /><br />8月23日<br />ひょんなことでお産に立ち会う。<br />母になった後の女ってのは、なんだか見た目まで違う。<br />旦那に「アタシも子供産んで、なんか変わった?」と聞くと<br />「尻がでかくなった」と言う。<br />もう口きいてやらん。</p></blockquote><br /><br />夫の愚痴に子供の心配、家計の苦しさや近所とのお付き合い<br />イケメンに華やぐ心がつらつらと書かれる中、<br />綿抜きに花見、虫干しや重陽の節句といった風物詩<br />生姜市や神田祭の下町名物<br />灰買いや焼接ぎ屋のような昔ならではの商売が<br />リアルな江戸情緒として息づいている。<br /><br />大きい尻をだらり帯で隠すなんて<br />現代の女性が「アタシ、足太いからー」とか言って<br />ファッションを工夫するような様子にも見えて<br />ひょっとしてこの時代、本当にあったんじゃないかと思えたりする。<br />等身大主婦の江戸と言うのが、非常に面白い。<br /><br />今は愚痴ばかりのお葛の日記も<br />いずれ子供たちが大きくなって<br />それぞれ奉公に出たり嫁に行ったり、そうして<br />今は頭に血が昇るほどに夫婦喧嘩をやらかす夫と<br />二人きりの毎日を書き留める日が来るのだろう。<br /><br />是非続きを読みたいものだと願って、推し!<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />書評コミュニティで知ったんだが<br />ヤマザキでゴールドソフトっていう、幻の食パンがあるらしい。<br />3斤まるごとで1575円。<br />なにをどうしたらそんなお高いパンにならっしゃるのか。<br /><br />しかしそんなに高かったら、さぞ美味いのであろう。<br />食べてみたいものだ。<br />幻のパンの耳。<br /><br />パンの耳が好きだ。<br />たまに近所のパン屋で運がいいと、パンの耳が売ってる。<br />それもサンドイッチ用の細いのじゃなくて<br />食パンの片側をばさっと切ったヤツ。<br />トーストするとカリッとしてさくっとして美味いんだー。<br /><br />幻のパンの耳かあ…。(憧れ視点としては少々間違ってる)<br />
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WJ 2013年15号

ONE PIECE701「愛と情熱とオモチャの国の冒険」さてさて、気になることはいろいろあるんですがまずは表紙絵の工場ですかねー。恐らく、グリーンビットと無関係ではないでしょう。ただSMILEを作っているようには見えないので悪魔の実と武器を融合させるのほうの工場といったところか。ケヒヒは能力故、海から近づくことが出来た(ようにみえる)が(ヌマヌマ能力と水と言う弱点の力関係がイマイチわからん)ローの説明によると、海... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE701「愛と情熱とオモチャの国の冒険」<br />さてさて、気になることはいろいろあるんですが<br />まずは表紙絵の工場ですかねー。<br />恐らく、グリーンビットと無関係ではないでしょう。<br />ただSMILEを作っているようには見えないので<br />悪魔の実と武器を融合させるのほうの工場といったところか。<br /><br />ケヒヒは能力故、海から近づくことが出来た(ようにみえる)が<br />(ヌマヌマ能力と水と言う弱点の力関係がイマイチわからん)<br />ローの説明によると、海からは近付けないという。<br />海王類か人造ゾオンでもウジャウジャいるのかな。<br /><br />3つの部隊にグループ分けされた麦わら海賊団だが<br />モモの助は錦えもんに「島に入らないよう」言われているらしい。<br />単に子供だからと言う配慮ともとれるが<br />人造ゾオンには危険な場所であるのかもしれない。<br />例えばコントロールが効かなくなるとか。<br />モモの助が飛ぶことを頑なに拒むのとも、関係がある?のかも??<br /><br />で、妖精がいるとかいないとかの話ですが<br />オモチャが動いている事と関連あるんかねー。<br />オモチャが命をもって動き出すというと夢があるけど<br />武器に思考をつけるというベガパンクの研究と<br />こちらも無関係とは思えないのだがどうだろう。<br /><br />この国に最高の科学者がいるか<br />もしくは無機物を操る能力者がいるというような<br />そんなオチがつくんじゃないかと予想。<br />ところでルフィが動くオモチャに興味ないのが意外。<br />ビーム出さないと惹かれないのか。<br /><br />あとはゾウの島ですが<br />ネーミングから「ソウ」の映画をふと思い出した。<br />ワンピであんな凄惨なシーンが出るとは思えないけど<br />実験場に近いところであるイメージが。<br /><br />あの映画のタイトルって、いろんな意味を掛け合わせてあるんだよね。<br />ゾウだと当然あの動物の象だろうし<br />SOW=「種をまく」にzoo=「動物園」を掛け合わせてあるのかなと。<br />ローの見せた地図を描いたのは、当然ベボだろう。<br />天然(?)のゾオン系を集めているのかも知れない。<br />そうなればチョッパーやモモの助が足止めされる理由も分からなくもない。<br /><br />あ、そうそう。座頭市男が藤虎かね。(ついでか)<br />ふむふむ、来週も楽しみだな。<br /><hr size="1" /><br />NARUTO623「一望」<br />まだまだ続くぞ回想シーン。<br /><br />この頃の柱間は、木遁は習得してないのだろうか。<br />この木遁って、遺伝子がやたらめったらでてくるけど<br />扉間と綱手には出ていないんだよね。<br />血継限界であっても必ず出るもんじゃないってのは分かるけど<br />その割にテンゾウやダンゾウがひょいひょい使ってるので<br />この辺の差がちょっと気になる。<br /><br />チャクラの陰陽が関係してるなら<br />早く本編でネタばらししてほしいなあ。<br /><br />マダラとイズナは兄弟を失っていることから<br />ひょっとして写輪眼を得ている可能性はあるね。<br />こっちは逆に、出る一族がほぼ全て写輪眼を会得。(笑)<br />この頃から写輪眼は、相手に狙われたりしてたんだろか。<br />ならば一族が人間不信になるのも頷けるし<br />マダラが相当にテンプレ外であったと理解できる。<br /><br />さてこの柱間とマダラの友情。<br />掘り下げれば掘り下げるほど、今のマダラと繋がりにくい。<br />「この考えを捨てない事」という一番大事なことを理解しているのに<br />なにがどうなって、あんな一族至上主義になってしまったのか。<br />親父のいう事にちゃんと従ってる<br />イズナの方が素地がありそうだよね。<br /><br />自分的には、裏ボスはイズナだと思ってたんですよね。<br />いやまだ疑いは捨ててないけど<br />マンゲを得て、その目を兄に喜んで譲るというのが<br />余りに美談過ぎるというか、微妙に引っ掛かる。<br /><br />これは以前から思ってたんだけど<br />イヅナ(=飯綱)って、狐の妖怪の名前でもあるので<br />九尾と近い位置にあったのは、ひょっとして弟の方じゃないんだろうか。<br />最初は憑依系の術でも使うんじゃないか、<br />いや忍者に憑依とかそんなバナナとか思ったんだけど<br />ダンが完全にイタコだったので、もうなんでもアリな気がするんだ。<br /><br />まあそんな訳で、マダラが人格崩壊した理由には興味があるので<br />ミトと柱間との三角関係とか<br />そういう俗なオチは出来ればご勘弁いただきたいなと思う次第。<br /><br /><hr size="1" /><br />スケット:結城さんは好きだー。イヤ実際に居たら絶対怖いけど。<br />ブリーチ:おお、成程。こう来るのか。<br />     なんだかんだと気になるネタ持ってくるの上手いよね。<br />ワイルドトリガー:安定の展開。<br /><br />後ろの方に来ちゃったけど<br />ハングリージョーカーとクロスマネジは<br />キリのいいトコまで読ませてほしいなー。<br /><br />ここまで!<br />     <br /><br />
  • Date : 2013-03-12 (Tue)
  • Category : WJ
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三浦老人昔話

三浦老人昔話 - 岡本綺堂読物集一岡本 綺堂/中公文庫 by G-Tools岡本綺堂といえば半七捕物帳が有名で、自分も全巻所有している。時代で言えば明治文豪となるのだが文章から受ける印象とリズムが現代的で軽快なのは劇作家という生業の成せる業かもしれない。本書の説明をしようとすると、どうしても半七捕物帳に触れなければならないので少しだけ。タイトルからしてこの手の作品なら「半七親分を主人公とした江戸物」になるのが通... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122056608/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/613VD7oB2ZL._SL160_.jpg" border="0" alt="三浦老人昔話 - 岡本綺堂読物集一 (中公文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122056608/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">三浦老人昔話 - 岡本綺堂読物集一</a><br />岡本 綺堂/中公文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />岡本綺堂といえば半七捕物帳が有名で、自分も全巻所有している。<br />時代で言えば明治文豪となるのだが<br />文章から受ける印象とリズムが現代的で軽快なのは<br />劇作家という生業の成せる業かもしれない。<br /><br />本書の説明をしようとすると、どうしても<br />半七捕物帳に触れなければならないので少しだけ。<br />タイトルからしてこの手の作品なら<br />「半七親分を主人公とした江戸物」になるのが通常だが<br />なんと時代は明治時代なのである。<br /><br />新聞記者の「わたし」が、現役岡っ引きであった「半七」を訪ね<br />その昔語りを聞くと言う手法が取られており<br />毎度半七の家を訪ね、そうして語りだすという前置きに<br />子供が寝物語を聞くような、かすかなワクワク感がある。<br /><br />江戸物なら必須の下町気質でなく<br />明治となった御世で、半七老人の口から<br />過去を振り返るような静かに物語が紡がれるところが<br />「江戸」でなく、あくまで「明治」なのだ。<br />それでいて江戸の文化がたっぷりに語られており<br />「現在進行形の江戸物」を読むのとは、また違う情緒がある。<br /><br />この半七捕物帳のスピンオフとなっているのが本書で<br />「わたし」が半七老人を尋ねた際<br />「捕物以外の違う話をしてくれるから」と<br />たまたま居合わせた三浦老人を紹介されたという筋書きだ。<br /><br />ジャンプの引き伸ばしに使われそうな手だが(笑)、実際そうらしい。<br />半七の連載を一端終え、更に続きを依頼された綺堂は<br />「もう書くことはない」と、三浦老人の回を書くことにしたらしい。<br />が、結局後年に連載は再開されるのだが<br />この間に入った「箸休め」は、とてもいいと思う。<br /><br />没後50年以上経っているので、話だけなら青空文庫でも読めるのだが<br />ここは是非中公文庫版をお勧めしたい。<br />半七の語りと一線を画すためだと思われるが<br />敢えて旧仮名づかいの文章にしてあるのが、非常に情緒があっていい。<br />短編で読みやすく、半七を読んでなくとも楽しめる。<br /><br />裏表紙でも紹介されている「刺青の話」を例に挙げると<br />今は風呂屋でもお断りされる刺青だが<br />当時は刺青があってこその商売というのもあった。<br />身体が弱くて入れ墨ができない男が<br />なんとか刺青を彫って欲しいと懇願する話が書かれている。<br /><br />一応は悲哀譚なのだが<br />当時は7~8人で揃いの入れ墨を彫る者もあったという例え話があり<br />全員で一斉に背中を見せると大蛇になるという見事なものだったが<br />頭部はともかく、腹や尻尾を描かれた者は<br />一人だと間抜けこの上ないという小話が、ちょっとくすっとくる。<br /><br />このように淡々と語られる江戸文化が<br />あくまで「昔語り」であって、「古臭くない」ところが<br />綺堂物といわれる作品の良さと思われる。<br /><br />是非こちらを読んでピンときたら、半七捕物帳にもハマって頂きたい。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />昨日の陽気で、花粉症勃発。<br />クシャミと鼻を噛む衝撃が重なって、頭が痛い。<br /><br />昔に比べたら軽症にはなってるんだけど<br />ホントこの季節だけは、ガスマスク着用したいわ。<br />まあでも逆に花粉入り込んだら<br />マスク内がパンデミックで大変なことになるけどな。
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さまよえる脳髄

さまよえる脳髄逢坂 剛/集英社文庫 by G-Toolsここ数日古い本が続いているのは別の本を発掘している間に「この本ってどんな話だっけ」的な魔物に捕まったからだ。大掃除で古新聞を読みだすのと似ている。一時、脳関係の書籍に惹かれたことがあったので多分その時に買ったと思われる。脳が自分のことを書いてる本を読んでる時って、どんな気持ちなんだろな。ツルが機織ってるのみちゃったカンジだろか。医療ミステリー。精神科医... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087476197/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WFYT7A41L._SL160_.jpg" border="0" alt="さまよえる脳髄 (集英社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087476197/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">さまよえる脳髄</a><br />逢坂 剛/集英社文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ここ数日古い本が続いているのは<br />別の本を発掘している間に<br />「この本ってどんな話だっけ」的な魔物に捕まったからだ。<br />大掃除で古新聞を読みだすのと似ている。<br /><br />一時、脳関係の書籍に惹かれたことがあったので<br />多分その時に買ったと思われる。<br />脳が自分のことを書いてる本を読んでる時って、どんな気持ちなんだろな。<br />ツルが機織ってるのみちゃったカンジだろか。<br /><br />医療ミステリー。<br />精神科医・藍子が診た三人の男の症例と、断続的に入る殺人の描写。<br />裁ちバサミで女性を切り裂く場面。<br />女への異常な憎悪を呟きながら首を絞める場面。<br />そして一人の女を執拗に追う視線の場面。<br />ストーリーもなかなか綺麗におさまっているが<br />自分が興味深く読んだのは、脳や精神の実験症例のほうである。<br /><br />「脳髄」とは具体的に、中枢神経系を表すことが多い。<br />表題は無論、脳が歩き回る話ではなく(それはホラーなのかギャグなのか)<br />神経から切り離された状態を示唆しているのだと思われる。<br /><br />脳については、まだ分からないことも多いと言う。<br />自分の中に未知の物があり、更にそれに因って行動してるのかと思うと<br />小宇宙を見る思いで、なんかワクワクする。<br />なにコレ、脳萌え?脳たんカワユス(:.;゚;Д;゚;.:) ←もう本当に気持ち悪い<br /><br />さて、脳に右脳と左脳があるのは有名な話だが<br />これをつなぐ場所を脳梁(のうりょう)と呼ぶ。<br />これはまた別の本で読んだのだが<br />昔はてんかんに、脳梁を切断すると言う治療があったらしい。<br /><br />ざっくり言うと、右脳と左脳が情報伝達をする際に<br />過剰な神経反応がてんかんを引き起こすとされており<br />だったら間を切っちゃえばいいんじゃね?という<br />ものすごい乱暴な結論になったらしい。<br />が、確かに治療を施すとてんかんは治まり、<br />更に日常にもほとんど支障が無いように見えるのだそうだ。<br /><br />いやいやいや、脳をチョン切っといて<br />何の後遺症もないとか有り得ないだろう。<br />という流れで実験をしてみたら<br />右脳と左脳が繋がっていない弊害が判明したそうな。<br />本書でもその実験が書かれている。<br /><br />この実験が、本の面白さのキモだと思うのでネタバレなしで。<br />だが右脳と左脳の分業は、実に興味深い。<br />こうして書評を書いているのは左脳の仕事だが<br />多分、「この本おもしろ!」とか「泣けるー」という気持ちになるのは<br />恐らく右脳の仕事なんだろう。<br /><br />だが右脳には、言語機能が基本無いとされる。<br />つまり左脳で「この本がこんなに面白い!」と説明できなかったら<br />自分は人に本をぐいぐい押し付けて<br />「読め!」と脅迫するだけのヘンな人になってしまうのだ。<br />えっ、今と変わらないとかそんなバナナ。<br /><br />とまぁ、本書の話から随分ぶっ飛んでしまったが<br />精神科と脳外科の話がタッグを組むというのは<br />ありそうで意外に無いのでないだろうか。<br />そういう意味でも結構面白かった。<br /><br />脳のこと考えてアドレナリンが出る自分の脳は<br />ちょっとナルシストなんだろうか。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />有名な右脳・左脳診断テスト。<br />時計回りなら右脳派、反時計回りなら左脳派。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/unou_convert_20130309195940.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/unou_convert_20130309195940.gif" alt="unou_convert_20130309195940.gif" border="0" width="180" height="240" /></a><br /><br />自分はどっちにもくるくる回るので、酔いそうになる。<br />どっちかっていうと右回りが多いかなあ。<br />理屈屋だから左脳派だと思ってるんだが。
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グイン・サーガ

豹頭の仮面―グイン・サーガ(1)栗本 薫/ハヤカワ文庫JA by G-Tools書評として一口で語るのは難しい。なんせ130巻(外伝を含めると150巻以上)あるのだから。なので評というより、個人的な雑感なのだが。簡単に言うと、異世界のファンタジー小説で大小十余国の興隆がつぶさに描かれている。首から上が豹という異形の男・グインが己の名と「アウラ」「ランドック」という言葉以外の記憶を失い森に現れるところから物語は始まる。記... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150301174/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/617YTY2ZXNL._SL160_.jpg" border="0" alt="豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150301174/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">豹頭の仮面―グイン・サーガ(1)</a><br />栗本 薫/ハヤカワ文庫JA <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />書評として一口で語るのは難しい。<br />なんせ130巻(外伝を含めると150巻以上)あるのだから。<br />なので評というより、個人的な雑感なのだが。<br /><br />簡単に言うと、異世界のファンタジー小説で<br />大小十余国の興隆がつぶさに描かれている。<br />首から上が豹という異形の男・グインが<br />己の名と「アウラ」「ランドック」という言葉以外の記憶を失い<br />森に現れるところから物語は始まる。<br /><br />記憶を失いながらも無双の戦士であるグインは<br />森で出会った双子の姉弟・リンダとレムスの命を助ける。<br />双子は聖なるパロ王国の王位継承者で<br />モンゴール公国の奇襲を受けて、逃げてきたのだった。<br /><br />この後、旅の仲間となる傭兵・イシュトヴァーンは<br />後にモンゴールを手中に収め、ゴーラ王国を興す。<br />双子はパロへ帰国し、レムスは王となる。<br />そしてグインは流浪の末、後に大国ケイロニアの王となる。<br />運命の出会いは悪戯にも<br />この世界の情勢の中心となる三大国の王を産んだ。<br /><br />王となり、孤独に苦しむイシュトヴァーンと<br />人間味を欠いてしまったレムス<br />失われた記憶を少しばかり取り戻し、己の運命に立ち向かうグイン。<br />今から三国志が始まるってとこで(130巻で今からって…)<br />作者・栗本薫さんが病で急逝された。<br /><br />ニュースは仕事中にネットニュースで見たのだが<br />いやもうホント、ショックだった…。<br />高校生の時に図書館でこれを手に取って以来<br />結末をずっと待ち続けていたというのに…。つД`)・゚・。・゚゚・*<br /><br />当時から「100巻まで続く」と宣言。<br />大体3ヶ月に1冊のペースで書かれていたので<br />目算で●歳で読み終えるかなと思っていたら<br />あれよあれよと言う内に100巻を越してしまい<br />遂には永遠に終わることのない物語となってしまった。<br /><br />今も「グインサーガワールド」と言う名前で<br />他作家の手で続編を作ろうと言うプロジェクトをやっているが<br />本屋で少し立ち読みして、結局買わなかった。<br /><br />内容が悪いと言うのではない。<br />本編ではなく外伝のような形で書かれているあたりは<br />話を壊さないようにする愛情も感じられる。<br />だがやっぱり、別の話なのだ。<br />当然だが誰が書いても、栗本グインにはならないのだ。<br /><br />栗本さんはあとがきで<br />「私がいなくなったら、誰かが続きを書いてくれてもいい<br /> 木々が枝を伸ばす様に、新しい歴史を紡いでくれれば」と仰っている。<br />それはそれで素敵な考えではあるのだが<br />自分が惚れたのは図書室で読んだあの1巻の衝撃であり<br />そこへ繋がる筈だった道を読めないのは、また別の話なのだ。<br /><br />お話とは、生き物なのだと思う。<br />著者が途中で違う話を書きだしたり変更を加えたとしても<br />それは話が成長過程でそう欲したのだと思う。<br />そういう意味では、この話も初めから<br />終わりのない物語として生まれてしまったのかも知れない。<br /><br />これだけの長編な上に、結末は読めないと分かっているので<br />人にお勧めすることは出来ない。<br />だが自分はこの本から、架空の歴史を読むと言う面白さと<br />物語に無限の広さがあるという可能性を見たのだ。<br />例え130巻を経て終わらなくても、それは楽しい時間だった。<br /><br />ここでカッコよく「栗本先生ありがとう」と評を締めるべきなのだが<br />出来ることなら天国で<br />先生が続きを執筆し終えたのが販売されてるといいなあと<br />未練たらったらなのである。(´・ω・`)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />部室が図書室の上階にあったので、高校時代もよく利用した。<br />司書さんともよく喋っていたので<br />ある日、焼却炉にゴミ捨てを頼まれた。<br /><br />どでかいポリバケツを友人と二人で運び<br />最初は中身を手で掴んで放り込んでいたのだが<br />面倒になり、バケツで焼却炉に蓋をするような形で<br />一気にどばっとゴミを投げこんだ。<br /><br />紙類ばかりだったゴミに引火するとは、誰が予測しただろう。(しろよ)<br /><br />炎上するポリバケツ内の紙屑。<br />アホの高校生二人は、無い知恵を絞って考えた。<br />そうだ。空気を遮断すれば炎は消えるはず。<br />とりゃーーーーっとポリバケツを逆さまにし、地面に立てた。<br /><br />だが数分後、炎の熱により<br /><span style="font-size:x-large;">じわじわと溶けて縮み始める<br />プラスチック製ポリバケツ。</span><br />ポリバケツは半分くらいの大きさになって、その逆成長を止めた。<br /><br />司書さん「ゴミ捨ててきてくれた?ありがとう」<br />自分  「……ええ、まぁ、ゴミだけじゃないっつーか…」<br /><br />痛ましい事故であった。(どうだろう)
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べっぴんぢごく

べっぴんぢごく岩井 志麻子/新潮文庫 by G-Tools岩井さんの名を知ったのはあのサイバラさんの漫画からである。「お前のエロ小説は怖くてヌケねーんだよ」と言わしめた作品がどういうものなのか気になって、2冊ほど著作を拝読している。時代は明治も後半へ入った頃であろうか。シヲは7歳で、物心ついた時から母と二人で物乞いをしながら放浪していた。シヲは母が夜な夜な、春をひさいでいるのを知っている。張りのある豊満な乳房を... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101064245/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/519B6PlwPfL._SL160_.jpg" border="0" alt="べっぴんぢごく (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101064245/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">べっぴんぢごく</a><br />岩井 志麻子/新潮文庫<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />岩井さんの名を知ったのは<br />あのサイバラさんの漫画からである。<br />「お前のエロ小説は怖くてヌケねーんだよ」と言わしめた作品が<br />どういうものなのか気になって、2冊ほど著作を拝読している。<br /><br />時代は明治も後半へ入った頃であろうか。<br />シヲは7歳で、物心ついた時から<br />母と二人で物乞いをしながら放浪していた。<br /><br />シヲは母が夜な夜な、春をひさいでいるのを知っている。<br />張りのある豊満な乳房を惜しげなく晒し<br />襤褸のような着物の裾からは何時も、白く美しい右足がのぞいている。<br />だが左足だけは、決して見せようとしない。<br /><br />間もなく母は謎の死を遂げ<br />シヲは土地の権力者に養女として引き取られる。<br />湯あみをして泥を拭ったシヲの美しさに、人々は息をのむ。<br />「ぼっけぇ、ぺっぴん(=すごい美人)じゃ」と。<br /><br />以降、シヲの家系には美女と醜女が交互に生まれる。<br />六代にわたるこの因業が平成まで続くのだが<br />そのくだりで改めて驚く。<br />明治から数えて、まだ平成の世は100年余りしか経っていないのだ。<br />シヲはまるでその生き証人であるかのように、<br />その齢まで衰えぬ美しさを湛え、系譜を見届けるのである。<br /><br />粘っこい岡山弁を交えながら<br />娘・孫・曾孫・曾曾孫の視点で幾度となく繰り返される語りと<br />シヲの母にまつわる左足の秘話は<br />時間にまで何かがねっとりと絡みつき<br />不快な湿気を含んだ衣類を着ているように、重い。<br />成程、これは確かにエロだがエロじゃない。<br /><br />後味は何一つよくないが(笑)<br />これはこれで徹しているところに良さがある。<br />美の隔世遺伝という「ぢごく」が<br />案外あっさりしているのが、却って女性らしいなと感じた。<br />男性作家だったら、醜女の劣等感が3割増に書かれてしまい<br />怪異としての面白さが半減する気がする。<br /><br />美しい祖母。醜い母。美しい娘。醜い孫。<br />決して分かり合えないこの連鎖は<br />因業が仕掛けた巧みな罠であるようにも思う。<br />そうして彼女達は受け入れられぬ己の半身を<br />因業に委ねてしまうのだ。<br /><br />「女はね!結局ピー(放禁)には勝てないのよ!」(※お下劣ですいません)<br />みたいな志麻子流哲学が、そこにある気がする。<br />あくまでサイバラ漫画のイメージではあるが<br />正解かどうかは別として、その姿勢が貫かれている故に<br />ドロドロはしているのに何処か潔さすら感じる。<br /><br />うん、サイバラさんが描かれるキャラは<br />なかなかに深かったのだな。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />「べっぴん」とはもともとは「別品」の字を当て<br />「特別にいい品」のことを指していたのが<br />次第に美女の意味を指す「別嬪」になったとか。<br /><br />関西では今でも現役の言葉だが<br />関東ではあんまり聞いたことないような。<br />若い子よりは、やや年齢高め層の用語かな。<br />例)「おお、おお、ともこちゃん<br />   しばらく見んうちに、エライべっぴんさんになって」<br /><br />スケベ顔と紙一重くらいの表情で言うのがコツだ。(真顔)<br />単に「おおきゅうなって」とか「娘さんらしゅうなって」より<br />女性としての魅力に言及するのが「ぺっぴんさん」だからだ。
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七回死んだ男

七回死んだ男西澤 保彦/講談社文庫 by G-Toolsミステリーなのだろうか、それともSFなのだろうか。タイムトラベルというドラえもん・バックトゥザフューチャー級のドリームを敢えて「つまらないものですが」的にこじんまりとしたものに見せているところが面白い。主人公・久太郎(ひさたろう)は、妙な「体質」の持ち主だ。本人はこれを「反復の落とし穴」と呼んでいる。それはある日突然、何の前触れもなく訪れる。例えば3月7日の... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062638606/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61VQFW7KZ4L._SL160_.jpg" border="0" alt="七回死んだ男 (講談社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062638606/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">七回死んだ男</a><br />西澤 保彦/講談社文庫<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />ミステリーなのだろうか、それともSFなのだろうか。<br />タイムトラベルというドラえもん・バックトゥザフューチャー級のドリームを<br />敢えて「つまらないものですが」的に<br />こじんまりとしたものに見せているところが面白い。<br /><br />主人公・久太郎(ひさたろう)は、妙な「体質」の持ち主だ。<br />本人はこれを「反復の落とし穴」と呼んでいる。<br /><br />それはある日突然、何の前触れもなく訪れる。<br />例えば3月7日の夜に、何時も通りにベッドに入ったとしよう。<br />そうして翌朝目覚めると、また3月7日が始まるのだ。<br />天気も朝ご飯もニュースの内容も一緒、<br />家族が話している内容もすべて、一言一句違わない。<br /><br />自分だけが、その反復を認識している。<br />だから違う行動を起こすことは可能だ。<br />ここまでならある意味、小説においては常套手段であり<br />登場人物が正義のヒーローか稀代の悪役にでもなれば<br />それなりのSF設定の話が進行しそうだ。<br /><br />が、これが9回繰り返される。<br />つまりは主観ではもう3月15日になっているというのに<br />世間ではやっと3月7日が終わるという塩梅だ。<br />それがたまたま楽しい1日ならいいのだが<br />何の変哲もない日常や、もしくは最悪な日を<br />9回リピートすることになる可能性もある。<br /><br />タイムトラベルと言う素敵な夢を、一気に色褪せさせる設定だ。(笑)<br />実際、久太郎が「体質」によって受けた恩恵も<br />判定外の上位ランクの高校に受かったことと<br />周囲が口をそろえて「老けてる」という印象を持つほど<br />何やら人生に達観してしまった時間的経験値があるだけだ。<br /><br />久太郎はその反復を、最初の日を「オリジナル」と呼び<br />以降を2周目3周目……とし、最後の9日目を「決定版」と呼ぶ。<br />時間はどうやら基本的に、大きな具象を覆さないように出来ているらしく<br />多少言動を変えたところで、大きな変更はなされない。<br />間の7順に多少逸脱した行為をしても<br />最終的に「オリジナル」と同じ行動を取れば<br />見本通りの結果が返って来るのだ。<br /><br />少なくとも、久太郎はそう信じていた<br />毎年恒例の新年会がある1月2日までは。<br /><br />久太郎の祖父は成金の資産家で<br />跡目を決める遺言状を毎年書き換えて、弁護士に渡す。<br />それを巡って子供達は骨肉の争い<br />…と言うより、低俗な争いを続けていた。<br /><br />オリジナルで何事もなく帰宅したはずだったのに<br />なんと2周目で祖父が殺されてしまうのだ。<br />かつて無い「変更」に久太郎は驚く。<br />なんとか道筋を戻そうとするが、何故か上手くいかない。<br />4週目5週目と、日は過ぎていく。<br />はたして久太郎は、時間を「戻す」ことが出来るのだろうか?<br /><br />先日の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-138.html" target="_blank" title="秋の牢獄">秋の牢獄</a>でも、11月7日を繰り返す話があったが<br />全然違う味付けをするとこうなるのか、と面白い。<br />トンデモ設定に見えながら、よく考えたら<br />久太郎以外はこの絡繰りに気付けないのだから<br />時間が足踏みをしていても、自分達には分からない。<br /><br />ひょっとして「今日」という日だって<br />5回も6回も繰り返されている時間かもしれないのだ。<br />よくよく考えてみるといい。<br />なんだか昨日もその前も、似たような記事を読んだ気がしないだろうか。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-140.html" target="_blank" title="植物図鑑">植物図鑑</a>も<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-142.html" target="_blank" title="月の恋人">月の恋人</a>も、ネタは同じではないのか…?<br /><br />その通りです。ごめんなさい。(´・ω・`)<br /><br />まあ自分の反復記事はともかくとして<br />本書の設定はなかなかに興味深い。<br />過去や未来に自由に行けると勝手に人類が描いていた壮大な設定が<br />1日×9回という数字になると<br />なんだかものすごく行きたくなくなるから不思議だ。<br /><br />ああでも1日が9回もあったら、相当な数の本読め……。<br />って!なにその至高の能力!!!!<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />まあ後はやっぱ、馬券買うくらいだよね。<br />一度100円で買ったものが5000円くらいになったことがあったけど<br />運よく自分はギャンブルにはハマらなかった。<br /><br />いやうん、お金は欲しいけどさ。<br />一攫千金って夢があるようで夢がない。<br />そんなタナボタのお金を手にしたらもう<br />日常のささやかなネタとか、きっと見えなくなってしまうと思うの。<br /><br />貧乏人の金に対するツンデレ。
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月の恋人

月の恋人: ーMoon Loversー 道尾 秀介/新潮文庫 by G-Toolsテレビに疎いので知らなかったが月9ドラマの脚本として書かれたらしい。へぇー…。(´・ω・`)イヤだって、月曜9時って仕事真っ最中だもの。先日、植物図鑑で砂糖ジャリジャリになったところなので自分の恋愛耐久装備を再確認する。OK、倒れる準備は何時でも出来ている。(←駄目じゃん)いや道尾氏を信じてる。ダメダメ男と別れ、会社も辞めた弥生は傷心豪遊旅行と称して、... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101355541/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SkFNfoNoL._SL160_.jpg" border="0" alt="月の恋人: ーMoon Loversー (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101355541/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">月の恋人: ーMoon Loversー </a><br />道尾 秀介/新潮文庫<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />テレビに疎いので知らなかったが<br />月9ドラマの脚本として書かれたらしい。<br />へぇー…。(´・ω・`)<br />イヤだって、月曜9時って仕事真っ最中だもの。<br /><br />先日、<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-140.html" target="_blank" title="植物図鑑">植物図鑑</a>で砂糖ジャリジャリになったところなので<br />自分の恋愛耐久装備を再確認する。<br />OK、倒れる準備は何時でも出来ている。(←駄目じゃん)<br />いや道尾氏を信じてる。<br /><br />ダメダメ男と別れ、会社も辞めた弥生は<br />傷心豪遊旅行と称して、上海へと旅立つ。<br />一方、若きカリスマ経営者の蓮介は<br />経営の傾いた中国の老舗家具会社を吸収合併させるが<br />父親から送られてきたFAXの内容に首を傾げる。<br /><br />更に合併の所為で無職になってしまった美女・シュウメイは<br />蓮介に企業モデルとして誘われる。<br />そして当然のように、弥生と蓮介は出会う。<br />互いの印象は最悪だ。<br /><br />自分でもこれくらいは知っている。<br />最初はキライから始まるっていうアレだ。うむ。(←ドヤ顔)<br />もう!アイツなんかムカツクのよ!<br />……でもちょっと気になるの。<br />( ゚д゚)ハッ!これってまさか、ううん、違うわこんなの<br />大嫌いなのに、どうしてなの胸が<br /><br /><span style="font-size:x-large;">べふっ<span style="color:#ff0000">`;:゙;`;・</span>(゚Д゚||| )</span> (吐血)<br /><br />自分の妄想で自死していれば世話はない。<br />イヤ兎に角、そういう黄金パターンなら大丈夫だ。<br />古臭ければ古臭いほど安心である。<br />曲がり角でぶつかって食パン飛び出るとかさいこう (←お前が不安だ)<br /><br />と、こんな世代ギャグをかます余裕がある自分に、はっとする。<br />自分が読めるということは、ひょっとして<br /><br />以前に<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-88.html" target="_blank" title="球体の蛇">球体の蛇</a>でも書いたが<br />道尾氏の文章は、妙に自分に合う。<br />ドラクエなら、スライムでも苦戦しそうなレベルの<br />自分の恋愛耐久装備にもしっくり馴染んだ。<br />……これは<br />月9の恋愛ストーリーとしては少々マズイのではなかろうか。<br /><br />本当に見ないので良く知らないのだが<br />月9とはイケメンと美女という最強のタッグマッチに<br />世間は涙を流したり手に汗を握ったり<br />鼻水やヨダレを垂らしたり、血反吐を吐いたりしてると聞いた。<br />(何処でそんな紛いもの情報を掴まされたのか)<br /><br />恋愛小説というには、少々淡々としているように思える。<br />かといって、道尾氏の本路線であるミステリーでもなければ<br />万人受けするコメディや感動話でもない。<br />これを道尾氏が手掛けた意味はあったのだろうか、と<br />ファンでありながら少々疑問に感じてしまった。<br /><br />が、自分にはこれくらいが丁度いい。<br />恐らく恋愛小説の醍醐味というのは<br />そのシチュに厚い憧憬を抱くことだと思われる。<br />自分もうっかりトキメいた。<br />嗚呼、弥生がいつも居酒屋で食う明太子おにぎりの<br />なんとも旨そうなことよ。(うっとり)<br /><br />ぶきや「そんな そうびで だいじょうぶ か?」<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />検索して調べてみたら<br />やっぱりドラマは相当に話が違っているらしい。<br />それに関して本書にも、道尾氏の後書きがあった。<br /><br />氏は基本的に、映像化できないことを念頭に作品を書くらしい。<br />今回は映像を意識したことで<br />自分でも別人のように感じる作品になったと言う。<br />またTVドラマというのは色々と制約があり<br />本作はだからこそ生まれたもので<br />それが無ければまったく別の作品になったろう、と。<br /><br />むしろどんな制約で話が変わったのか気になるね。(´・ω・`)<br />少しは聞いたことがある。<br />殺し屋やとかが主人公になるのは基本NGとか<br />スポンサー次第でトリックには使えないネタがあるとか。<br />(車会社がいる場合は交通事故は使えない<br /> ガス会社の場合は爆発事故は使えないなど)<br />ああ、逆に取り入れなくちゃいけないネタとかもあるのかもですな。<br /><br />ここ最近の道尾氏の作品は(※文庫本のみ購入)<br />なにやら新しい自分を試みる過程をみている心地がするので<br />今回の作品もある意味、そのひとつであるのかも知れない。<br /><br />それはそれとして、個人的には道尾氏にはやっぱり<br />「えっ」と言わせるような作品を読ませてほしいと思うのだが。
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WJ 2013年14号

ONE PIECE700「奴のペース」デタ――――――――――(゚∀゚)――――――――――――!!出た!おかーちゃんでたーーーーーーーー!メラメラ!メラメラ!うわああああい!!落ち着きます。すいません。ははぁ、やはり悪魔の実は再生するのだな。700話でカイドウ来るかと思ったけど、コッチだったか!人工できるのは今のところゾオン系のみということなので伝達の仕組みを解明してるが故に出来るべきところに出来た実をゲットしたと言うことか。そうなると「... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20121231104712c1a.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-52.fc2.com/h/a/r/harubooook/20121231104712c1a.jpg" alt="wj" border="0" width="110" height="160" /></a></td></tr></table><br /><br />ONE PIECE700「奴のペース」<br />デタ――――――――――(゚∀゚)――――――――――――!!<br />出た!おかーちゃんでたーーーーーーーー!<br />メラメラ!メラメラ!うわああああい!!<br /><br />落ち着きます。すいません。<br />ははぁ、やはり悪魔の実は再生するのだな。<br />700話でカイドウ来るかと思ったけど、コッチだったか!<br />人工できるのは今のところゾオン系のみということなので<br />伝達の仕組みを解明してるが故に<br />出来るべきところに出来た実をゲットしたと言うことか。<br /><br />そうなると「人工」の意味も、いろいろ考えられるかもなぁ。<br />本当に「1から人の手で自由に作ることができる」のか<br />単純に「伝達を早めることができる」だけなのか。うーむ。<br /><br />あとドレスローザが「愛の情熱の国」とか。<br />位置的にスペインに近いものがあるのかな。<br />無論、現在の地図とワンピ世界の地図は違うのだけど<br />なんとなくその北にあるという孤島「グリーンピット」は<br />グリーンランドかアイスランドあたりをイメージさせられる。<br /><br />海賊が入植したことで有名なとこだし<br />これはカイドウが縄張りであり<br />表紙のケヒヒと繋がりそうな気配が濃厚なんじゃないだろか。<br /><br />ああ、そんで!!!!!バギーだよ、バギー!!<br />なんかよく分からんがwwwノリで七武海になったっぽいけどwww<br />いや、我らがバギー船長はこうあるべきだよな!<br />ホンマ癒されるわバギー船長には。<br /><br />イヤそれより(あっさり捨てんなよ)<br />七武海のメンバーが改めて判明したわけだが<br />あと一人の謎の人物が、「Z」の映画出てきたヤツか?<br />ゼファーの腕を切り落として七武海になったっていう。<br />新キャラ?でも既出キャラである可能性も高いよね。<br /><br />ドフラの異名が「天夜叉」ってのは、前からあったっけ。<br />読み逃してたのかもしれないけど、チョー気になる。<br />神様の名前とか、何かキーワードが隠されてそうで油断ならん。<br /><br />ドフラと同格の「地夜叉」がいるとかは<br />面倒臭そうだからあんまり考えたくないなあ。<br />好みとしては「羅刹」か。<br />人工悪魔の実で作り出す兵隊=羅刹的なイメージ?<br />もしくは八部衆が七武海になぞらえてあるとか?<br /><br />いやもう考えることがあり過ぎて楽しいわぃ。<br /><hr size="1" /><br />NARUTO622「届いた」<br />とりま「忍に墓はない」説は完全に消えたのですね。<br />まあそうじゃないとえどてんの存在意義がなくなりますもんね。<br />それにしても全員土葬で埋めてやれるとか<br />土地が豊富なんですね、この辺りは。(どうでもいいわ)<br /><br />柱間とマダラの子供時代続編。<br />このまま行くと、二人は互いに大人になってから<br />協定を結ぶと言う平和策を選択しそうな流れに見えるけれど<br />以前のトビの説明を信じるなら<br />互いに戦いに疲弊するまで戦い続けてたんですよね。<br /><br />トビの告白を嘘とみるべきか<br />それまでに二人の間に何かあったとみるべきか?<br />トビの話では、戦う事にこだわっていたのは<br />どちらかというとうちは一族側だった印象なので<br />今回の瓦間の死が引き金になっているとは考えにくい。<br /><br />前からありそうでイヤだなーと思ってたのは<br />ミト・柱間・マダラの三角関係。<br />オビトといいマダラといい、フラれる度にいちいち<br />「そうだ、世界ぶっ潰そう」的な考え持ってたら<br />それはもう、危険視されても至極当然のことかと…。<br /><br />うちは一族さえリア充だったら地球を救えるとか<br />そんなオチ面白すぎるんですけど。(´・ω・`)<br />まさかそんなことはないと思うけど、様子見。<br /><hr size="1" /><br />他のも書きたいんだけど<br />今日はちとバタバタしてるのでココまで。
  • Date : 2013-03-05 (Tue)
  • Category : WJ
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植物図鑑

植物図鑑有川 浩/幻冬舎文庫 by G-Tools善戦むなしく惜敗致しました。←?基本的に、恋愛小説が得意でない。読めるものもあるので、偏見はないつもりなのだが自分ではそう思っているだけで、やっぱり偏見なのかもしれない。偏見があると本を読むのにも支障があるので何とか克服したいとは思っているのだが。以前にレインツリーの国でも書いたのだがストーリーセラーという短編集で有川さんを知り珍しく心に残った恋愛話だったので... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344419685/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/614mE9bCFFL._SL160_.jpg" border="0" alt="植物図鑑 (幻冬舎文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344419685/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">植物図鑑</a><br />有川 浩/幻冬舎文庫<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />善戦むなしく惜敗致しました。←?<br /><br />基本的に、恋愛小説が得意でない。<br />読めるものもあるので、偏見はないつもりなのだが<br />自分ではそう思っているだけで、やっぱり偏見なのかもしれない。<br />偏見があると本を読むのにも支障があるので<br />何とか克服したいとは思っているのだが。<br /><br />以前に<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-54.html" target="_blank" title="レインツリーの国">レインツリーの国</a>でも書いたのだが<br />ストーリーセラーという短編集で有川さんを知り<br />珍しく心に残った恋愛話だったので、その名を覚えた。<br />以降も著作を数冊拝読して、恋愛以外の部分は面白かったのだが<br />肝心の恋愛部分がなかなか呑み込めない。<br /><br />OLのさやかはある日、イツキという行き倒れの青年を拾い<br />家事の一切を任せる契約で一緒に暮らすことになる。<br />イツキは炊事洗濯掃除を一切をこなし<br />なんと道端に生えている野草で食事を賄ってしまう。<br />オマケにイケメンで紳士的な上<br />女心をドキリとさせる天然のタラシ物質を兼ね備え<br /><br /><span style="font-size:x-large;">そんな男おるかい。(゚Д゚#)</span><br /><br />い、いや、この偏見がいけないんだよな。うん。<br />多分、絶滅危惧種かなんかに指定されていて<br />一般人にはあまり目に触れることがないのだろう。うん。<br />聞いたことはある気がする。<br />イケメンとやらの歯は常に白く輝き、排泄もしないとかいう<br />(↑偏見通り越してUMAになってんだろ)<br /><br />一方、さやかはセオリー通り(?)<br />家事は出来ないが、素直で可愛らしい女子である。<br />イツキと一緒に野草摘みに出かけ<br />自転車の後ろに乗ったり、川に落ちたり、花冠を編んだり<br />冷えたイツキの手を一生懸命に温めて<br />自分の大胆な行動に顔を真っ赤にしたりと<br /><br /><span style="font-size:x-large;">がふっ<span style="color:#ff0000">`;:゙;`;・</span>(゚Д゚||| )</span> (吐血)<br /><br />乙女心に胸をときめかせるくだりだと言うのは理解してる。<br />なのに本を抱えたまま、そわっそわしてる自分がいる。<br />娘と彼氏がイチャついてるシーンに出くわした<br />オヤジのような心持で居たたまれない。<br />いやもうどうしたらいいのだ。本気で。<br /><br />そんな男女が一つ屋根の下に暮らしたら、当然出るものが出る。<br />そう、恋だ。←どんな言い草だ<br />それまでも十分糖度高めだったのに<br />抑えていた(らしい)二人の恋心はもう止まらない。<br />「私達、付き合ったばかりなんですw」パワーは半端無く<br />枯れ果てた年寄りの腹にボディーブローを叩き続けた。<br /><br />だが当然、「大人のラノベ」を自称する有川さんの物語が<br />そんなアンコの蜂蜜漬けみたいな状態で終わる筈はない。<br />甘さを引き立てる為の、「塩」がちょっと投入される。<br />が、もう自分の口の中は砂糖でジャリジャリで<br />そんな微妙な味わいを感じることが出来なかった。<br /><br />善戦するも、敗北。orz...<br />やっぱり自分には向かないらしい。<br /><br />個人評価:★★<br />ファンの人にはごめんなさい。<br />野草料理の知識としては面白かったです、と<br />フォローだか何だか分からない言い訳をしとく。<br /><hr size="1" /><br />恋愛モノが全く駄目な訳ではない。<br />なんつーかそれが主体じゃなくて、第二要素ならほぼ大丈夫。<br />むしろ要素皆無だったりで<br />「あー、この二人お似合いなのに」なんて思えるくらいだと<br />なんかすごく応援したくなる。<br /><br />多分、女の子の方が素っ気ないくらいの方が<br />自分的に安心して読めるのかも知れない。<br />女の子が泣いたり怒ったり喚いたりしてると<br />読んでてあばばばばばばってなるってゆーか。<br />おかんがよくキレる人だったので<br />感情爆発させるような女性はちょい苦手。<br /><br />そういえば芥川龍之介作品に「あばばばば」ってあったな<br />いや、そっちはなんの関係もないんだけどね。
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秋の牢獄

秋の牢獄恒川 光太郎/角川ホラー文庫 by G-Tools手持ちの恒川氏の著作は4冊。ホラー小説が好きで「夜市」を最初に手に取ったのだがこの設定が非常によくて、以降文庫化したものは読んでいる。本当は最近文庫化した「南の子どもが夜いくところ」を読んだのだが敢えてこちらを紹介することにする。一般的にホラーと言うジャンルはグロや倫理的なNG部分をある程度余儀なくされるものだが氏の著作に不快な恐怖を感じることは、多分少... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043892039/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51bN-xPzlJL._SL160_.jpg" border="0" alt="秋の牢獄 (角川ホラー文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043892039/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">秋の牢獄</a><br />恒川 光太郎/角川ホラー文庫<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />手持ちの恒川氏の著作は4冊。<br />ホラー小説が好きで「夜市」を最初に手に取ったのだが<br />この設定が非常によくて、以降文庫化したものは読んでいる。<br />本当は最近文庫化した「南の子どもが夜いくところ」を読んだのだが<br />敢えてこちらを紹介することにする。<br /><br />一般的にホラーと言うジャンルは<br />グロや倫理的なNG部分をある程度余儀なくされるものだが<br />氏の著作に不快な恐怖を感じることは、多分少ないと思う。<br />何かこう、昔話にある「怖い話」のような<br />「ありえない」と「ありそうな」の絶妙な隙間に入り込んで<br />それがするりと腑に落ちそうな心地がするのだ。<br /><br />陳腐な言葉で言うと「幻想的」なのだろうが<br />個人的には、その舞台設定が秀逸なのだと思う。<br />恒川氏が用意する世界は、明らかに異質な場所で<br />それだけなら「ありえない」世界ではある。<br />が、その異界への入り口は、微妙な距離をもって其処に在る。<br /><br />話の方向性はまるで逆だが<br />その在り方はちょっとジブリ映画を彷彿とさせる。<br />夢のような世界に招かれる子供の純真さと<br />取り返しのつかない世界に足を踏み入れた人間の不運さは<br />実は然程、差が無いのかもしれない。<br /><br />何処かにぽっかりと口を開けているそれは<br />夢のようでいて、同時に悪夢のようでもある。<br />全く違うのに、それはちょっとした差異でしかない。<br />遠いような、近いような<br />恐ろしいような、美しいような<br />そんな絶妙な曖昧さが、恒川ホラーの醍醐味かと思ったり。<br /><br />「秋の牢獄」<br />  ずっと11月7日を繰り返す者の話。<br />  何度目覚めても、11月8日がくることはない。<br />  次第に、同じ日を繰り返す仲間がいることを知る。<br />「神家没落」<br />  ふと迷い込んだ古い家には、面をつけた男がいた。<br />  面男は主人公に家を託して、何処かへと去ってしまう。<br />  誰か代わりの家守をみつけるまで、家から出られないのだ。<br />「幻は夜に成長する」<br />  人外の能力を持つ女性の回想録。<br />  その能力を持っていたのは祖母で、人に幻を見せる事が出来た。<br />  某新興宗教の奥の部屋に閉じ込められながら、<br />  女性はゆっくりと、朦朧とした記憶の箱から過去を顧みる。<br /><br />表題通り、すべて「何か」に閉じ込められた話だ。<br />人は闇の中で、ぽつりぽつり水が滴る音を聞き続けると<br />精神に異常をきたすと聞いたことがある。<br />本当なのかは不明だが、何となく説得力のある話だ。<br />恐怖のような、甘美のような<br />そこに閉じ込められて、微かにぽつり、と水音を聞いてしまったような<br />半リアルな感覚が、恒川氏のホラーにはある。<br /><br />本音を言えば、今までの著作は<br />その極上の舞台の割にややオチが弱い気がしていたのだが<br />その違和感が薄くなってきた心持ちがする。<br /><br />ぽつりぽつりと滴る音が、聞こえてきたのだろうか。<br />それとも既に音に取り込まれてしまっていて<br />ぽっかりと口を開けた異世界に踏み入れてしまったのだろうか。<br /><br />なんにせよ、今後の作品も楽しみだ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ジブリ映画で何が好きかと言う話題は<br />案外に評価が割れて盛り上がる。<br /><br />自分は「平成狸合戦ぽんぽこ」が好きなのだが<br />評価が割れるとか割れないの話ではない。<br />完全に蚊帳の外だ。<br /><br />アンコのこしあんvsつぶあん論争も<br />日本人の好みをかけた大論争のひとつであるが<br />自分はしろあんが譲れない。<br />譲らなくても、論争の輪にすら入っていない。<br /><br />更に長きに渡るキノコの山vsたけのこの里の<br />(もういい、ゆっくり休め)
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【青空文庫】悟浄歎異-沙門悟浄の手記

悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—中島 敦 by G-Tools例によって青空文庫だが自分が実際に持っているのはコチラ。山月記・李陵 他九篇中島 敦/岩波文庫 by G-Tools「山月記」の作者と言った方が分かりやすいだろう。漢文のような独特の文体の美しさに中島敦作品に惹かれた人は少なくないと思われる。自分も御多分にもれず、教科書ので作品を知り後年に氏の短編集を買って読んだ。なかでも好きなのがこの「悟浄歎異」だ。「西遊記」のパ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009KS9ARC/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51M67cMLB4L._SL160_.jpg" border="0" alt="悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009KS9ARC/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">悟浄歎異 —沙門悟浄の手記—</a><br />中島 敦 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />例によって青空文庫だが<br />自分が実際に持っているのはコチラ。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003114515/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51S563EPB9L._SL160_.jpg" border="0" alt="山月記・李陵 他九篇 (岩波文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003114515/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">山月記・李陵 他九篇</a><br />中島 敦/岩波文庫 <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />「山月記」の作者と言った方が分かりやすいだろう。<br />漢文のような独特の文体の美しさに<br />中島敦作品に惹かれた人は少なくないと思われる。<br />自分も御多分にもれず、教科書ので作品を知り<br />後年に氏の短編集を買って読んだ。<br />なかでも好きなのがこの「悟浄歎異」だ。<br /><br />「西遊記」のパロディという程に内容は逸脱してはいないが<br />悟浄と言うサブキャラが主人公なのがすごくいい。<br />本編は玄奘三蔵の「はじめてのおつかい~インド経典編」だが<br />こちらは悟浄の「そうだ、インド行こう~自分を探して」となっている。<br />続き物ではないが「悟浄出世」も合わせて読むと<br />そのキャラがよく把握できるのでオススメ。<br /><br />ただ個人的にはどうしても<br />脳内で悟浄が岸部シローに変換されてしまう。<br />なんで岸部シロー?というお若い方は<br />年寄りの懐古だと思って聞き流して下され。ゴホゴホ。<br /><br />人気バンド・タイガースのメンバーであったシローは、<br />もとい、天界の高官・捲簾大将であった悟浄は<br />罪を犯して追放され、人を喰らう妖怪に身を落とすというのが<br />本来の西遊記で与えられたキャラである。<br />だが本書の悟浄は、華々しい己の過去を覚えておらず<br />常に自分という存在を考える哲学者なんである。<br /><br />「悟浄出世」では高僧達を訪ねてその問いを繰り返すも<br />彼は疑問から逃れられず、悶々と思い悩む。<br />行ってその健気な肩を叩いて<br />「お前、カッパだから」と言ってやりたくなる。(嫌がらせか)<br /><br />「悟浄歎異」ではその憑き物が少々落ちたようだが<br />悟空に対して多大なコンプレックスを感じつつ<br />羨望してやまない様子が、面白いほどに分別臭くて人間臭い。<br />また八戒や三蔵の人間性(?)をつぶさに観察しており<br />例のドラマで、一陣のやや後ろを歩いていたシローの姿が<br />どうにもしっくり当てはまってしまうのだ。<br /><br />それもその筈。思うに「悟浄歎異」は恐らく<br />日本と言う国においての悟浄イメージの礎と思われる。<br />実は原作の悟浄は割と地味な存在となっており<br />戦闘はもっぱら悟空と八戒の担当で、大きな活躍がない。<br />その地味さが、中島敦の創作欲を刺激したのだろうし<br />後世のドラマや小説でも独特のキャラ変換がされている。<br /><br />ただカリスマ性をもって三蔵という高僧を描いていた原作より<br />悟浄の理屈を読んだ方が、何となく弟子達の崇拝の思いが理解できる。<br />むしろこれで新・西遊記でも書き下ろして欲しかったくらいだ。<br />中島敦が夭逝したことは、本当に悔やまれる。<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />自分の西遊記知識のほとんどが多分<br />堺正章・西田敏行・岸部シロー・夏目雅子が出演していた<br />このドラマがベースとなっている。(笑)<br /><br />が、一応本も読んでいたのを思い出した。<br />小学校の図書室に画本シリーズというのがあり<br />大きめの本で、1ページ2枚ずつの絵と簡易な文章がついているものだった。<br />絵本というほど子供っぽくもなく、原作の流れが読める。<br />シリーズは他に「紅楼夢」と「水滸伝」があった。<br /><br />もう一度読みたいなぁと思って検索したのだが<br />今はもう絶版になっているようだ。<br />水滸伝は北方氏で読み直すことができたが、他の2つはそのまんまだ。<br />中島敦がこれを書いてくれてたら、喜んで読んだのに。<br /><br />子供のころに読んだ本って、案外記憶の底に残ってるもんだなー。
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