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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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<!-- passive:etc --><div style="text-align:center;margin-bottom:10px;"><iframe src='//assys01.fc2.com/1375' style='width:300px;height:250px;border:none;' scrolling='no'></iframe><!-- FC2管理用 --><img src="//media.fc2.com/counter_img.php?id=1368" width="1" height="1"><!-- FC2管理用 --></div><div style="font-size:8px;">上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。<br />新しい記事を書く事で広告が消せます。</div>
8

新撰組血風録

新選組血風録司馬 遼太郎/中央公論社 by G-Tools父が京都の生まれなので、京都は自分のテリトリー内なのだが新撰組はそんなに重要な「京都アイテム」でもない。まあ、京都が観光地としてイロイロと豊富すぎる所為かも知れないが。彼らは時流に乗れず、その波に逆らった結果多くの命と自分たちの命まで失う結果になった「時代の負け犬」とも言える。そういう認識だったので、実はいままで歴史モノの中でも新撰組関連には余り興味を... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%B5%84%E8%A1%80%E9%A2%A8%E9%8C%B2-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4122025761%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122025761" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61V1FEPPYCL._SL160_.jpg" border="0" alt="新選組血風録 (中公文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E9%81%B8%E7%B5%84%E8%A1%80%E9%A2%A8%E9%8C%B2-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8F%B8%E9%A6%AC-%E9%81%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4122025761%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4122025761" target="_blank">新選組血風録</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />司馬 遼太郎/中央公論社<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />父が京都の生まれなので、京都は自分のテリトリー内なのだが<br />新撰組はそんなに重要な「京都アイテム」でもない。<br />まあ、京都が観光地としてイロイロと豊富すぎる所為かも知れないが。<br /><br />彼らは時流に乗れず、その波に逆らった結果<br />多くの命と自分たちの命まで失う結果になった「時代の負け犬」とも言える。<br />そういう認識だったので、実はいままで<br />歴史モノの中でも新撰組関連には余り興味を惹かれなかった。<br /><br />それがひょんなことで新撰組屯所に訪れる機会があり<br />改めてこの「忠臣蔵と並ぶ義の集団」が<br />日本人に広く長く愛されているのだと思い至り<br />一度ちゃんと読んでみるべきか、と考えを改めた。<br /><br />新撰組隊員の小話集。<br />「油小路の決闘」篠原泰之進の視点で伊東甲子太郎。<br />「芹沢鴨の暗殺」芹沢ーーー!(←ファンの叫び)<br />「長州の間者」新撰組に入ったスパイの悲哀。<br />「池田屋異聞」山崎烝に歴史的スクープ発覚。<br />「鴨川銭取橋」武田観柳斎粛清の話。<br />「虎徹」近藤の愛刀・虎徹は実は偽物?<br />「前髪の惣三郎」美男・加納惣三郎が男色に。<br />「胡沙笛を吹く武士」局中法度の第一の罪「士道不覚悟」を犯した鹿内薫。<br />「三条磧乱刃」新隊士と井上源三郎の心の触れ合い。<br />「海仙寺党異聞」長坂小十郎の仇討ち。<br />「沖田総司の恋」タイトルそのまま。( ;∀;) イイハナシダナー<br />「槍は宝蔵院流」斎藤一と槍師の谷三十郎。<br />「弥兵衛奮迅」薩摩班間者・富山弥兵衛。<br />「四斤山砲」永倉新八の大ボケから生まれた大砲喧嘩。<br />「菊一文字」発病後の沖田総司と刀。<br /><br />うむ、面白い。<br />有名どころからそうでない人まで、さらに創作の人物も入っており<br />司馬先生の力もあって、どれが史実でそうでないのかわからない。<br /><br />ウワサでは、「沖田総司=イケメン」というイメージも<br />司馬先生の作品が元だとも聞く。<br />天才剣士なのに幼子のように素直で、そのうえ肺病とくれば<br />是が非でもイケメンでいてもらわなくては困るので<br />決して「沖田総司 写真」などでは検索してはいけない。(震え声)<br /><br />そうして新撰組の魅力が、すこし見えてきたように思った。<br />「国家権力の威を借りた殺戮集団」であった彼らが<br />こうしてさまざまな著作や史実を経て<br />最期まで「武士」でありたいと願い<br />そうして潔く散って行ったのだというコンセプトは<br />早春の数日間だけ咲き誇る桜のように、日本人の心に沁みる。<br /><br />また江戸末期から明治というこの時代が<br />文献だけでなく、隊員本人や周囲の口伝で語られるという<br />創作とリアルの狭間にあるのも一因なのだろう。<br /><br />続けて2~3冊新撰組の本を買ったので、しばらく続く。<br /><br />司馬先生はさすがの個人評価:★★★★
6

謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで東川 篤哉/小学館 by G-Tools話題になってた時に気になってたのを文庫化するのを待って、やっと購入。宝生グループのお嬢様・麗子はその正体を隠して、国立署で刑事を務めている。ちなみに風祭モーターズの御曹司も同じ部署にいるがこちらは正体も品性も隠すことなく、馬鹿丸出しである。お嬢様だから、当然執事がいる。影山は一見真面目で実直、漫画に出てくる「執事」のイメージをそのまま絵にかいたよ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%8E%E8%A7%A3%E3%81%8D%E3%81%AF%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%A7-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%B1%E5%B7%9D-%E7%AF%A4%E5%93%89/dp/4094087575%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4094087575" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61oRimFU8fL._SL160_.jpg" border="0" alt="謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E8%AC%8E%E8%A7%A3%E3%81%8D%E3%81%AF%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%A7-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%B1%E5%B7%9D-%E7%AF%A4%E5%93%89/dp/4094087575%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4094087575" target="_blank">謎解きはディナーのあとで</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />東川 篤哉/小学館<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />話題になってた時に気になってたのを<br />文庫化するのを待って、やっと購入。<br /><br />宝生グループのお嬢様・麗子は<br />その正体を隠して、国立署で刑事を務めている。<br />ちなみに風祭モーターズの御曹司も同じ部署にいるが<br />こちらは正体も品性も隠すことなく、馬鹿丸出しである。<br /><br />お嬢様だから、当然執事がいる。<br />影山は一見真面目で実直、漫画に出てくる「執事」のイメージを<br />そのまま絵にかいたようなタイプに見えるが<br />麗子から捜査の愚痴を聞くと、つい慇懃無礼な本音が出る。<br />「お嬢様の目は節穴でいらっしゃいますか?」<br /><br />てっきり1冊で1話と思ってたら、そうじゃなかった。<br />「殺人現場では靴をお脱ぎください」<br />「殺しのワインはいかがでしょう」ほか書下ろしをを含む短編7つ。<br />どれも麗子の話から影山がさらりとポイントを指摘し<br />事件を解決するという流れで<br />いわゆる「安楽椅子探偵」タイプの推理小説。<br /><br />当時やっぱり目を引いたのが、帯に書かれた<br />影山の慇懃丁寧な無礼文句だったのだが<br />ちょっと期待を外した感。<br /><br />他にも東川さんの小説を数冊読んだが<br />なんというか「無難」な印象を受けた。<br />文章にもトリックにも登場人物にもソツがないというか<br />するりと読み入っていける作品だと思う。<br /><br />まあ全作品を読んでないので、本当に個人的な印象なのだけど<br />「変なキャラ」にもソツがないとでも言おうか<br />執事のキャラが自分の期待よりも常識人で<br />騒がしいお嬢様の反応が浮いてるように感じてしまった。<br /><br />楽しみにしてただけにちと残念、ってコトで<br /><br />個人評価:★★★
5

仏の発見

仏の発見五木 寛之 梅原 猛/学研パブリッシング by G-Tools小説じゃないけどまぁいいか。五木先生も梅原先生も好きなので対談に興味を持って買ってみた。お二人が互いの著作の話をされるのも楽しいのだが今回は日本の宗教観について。身近なものを神様として大事にするのに毎日祈りをささげるような唯一神がないのは、面白い。無論、日本にもいろんな宗教の人がいるので一概にひとくくりには出来ないが基本的に日本人と宗教が結び... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8F%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A6%8B-%E5%AD%A6%E7%A0%94M%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BA%94%E6%9C%A8-%E5%AF%9B%E4%B9%8B/dp/405900782X%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D405900782X" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SLRrpyn6L._SL160_.jpg" border="0" alt="仏の発見 (学研M文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8F%E3%81%AE%E7%99%BA%E8%A6%8B-%E5%AD%A6%E7%A0%94M%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BA%94%E6%9C%A8-%E5%AF%9B%E4%B9%8B/dp/405900782X%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D405900782X" target="_blank">仏の発見</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />五木 寛之 梅原 猛/学研パブリッシング<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />小説じゃないけどまぁいいか。<br />五木先生も梅原先生も好きなので<br />対談に興味を持って買ってみた。<br />お二人が互いの著作の話をされるのも楽しいのだが<br />今回は日本の宗教観について。<br /><br />身近なものを神様として大事にするのに<br />毎日祈りをささげるような唯一神がないのは、面白い。<br />無論、日本にもいろんな宗教の人がいるので<br />一概にひとくくりには出来ないが<br />基本的に日本人と宗教が結び付くのは、葬儀限定なのだ。<br /><br />神様を題材にしたギャグ漫画とかが出ている一方で<br />過疎の孤島のような場所で<br />小さな祭壇を守り、熱心に手を合わせたりもする。<br />またそのちぐはぐさを面白いと思ったりもする。<br /><br />そういうことを考えていた所為か<br />「日本では死んだら仏になるのは普通だけど<br /> 海外で神になると言ったら大変なことになる」<br />とあってとても共感した。<br /><br />おなじ「神様」でも世界で立ち位置が異なるというのは<br />やはり長い歴史の中で、その民族性が反映されているのだろう。<br />宗教や神学とか専門的な知識はないし<br />将来写経をしたり悟りを開く予定もないのだが<br />神様という存在を考えるのは、個人的に興味深い。<br /><br />個人評価:★★★★
4

悪の経典 上・下巻

悪の教典貴志 祐介/文藝春秋 by G-Tools蓮見は英語教師だ。生徒達には「ハスミン」と親しまれ、PTAからの信頼も厚い。高学歴な上にスポーツも出来るという一見、理想を絵に描いたような完全な人間にみえた。が、その実態は他人への共感を著しく欠いたサイコパスで通常の教師なら、協調性のない生徒を何とか変えようとするところを蓮見の選択はただ「排除」のみなのだ。自分の王国を汚す人間は居なくなればいいと躊躇いもなく、自... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E5%85%B8-%E8%B2%B4%E5%BF%97-%E7%A5%90%E4%BB%8B/dp/4163809805%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4163809805" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LkusF%2BfeL._SL160_.jpg" border="0" alt="悪の教典" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%95%99%E5%85%B8-%E8%B2%B4%E5%BF%97-%E7%A5%90%E4%BB%8B/dp/4163809805%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4163809805" target="_blank">悪の教典</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />貴志 祐介/文藝春秋<br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />蓮見は英語教師だ。<br />生徒達には「ハスミン」と親しまれ、PTAからの信頼も厚い。<br />高学歴な上にスポーツも出来るという<br />一見、理想を絵に描いたような完全な人間にみえた。<br /><br />が、その実態は他人への共感を著しく欠いたサイコパスで<br />通常の教師なら、協調性のない生徒を何とか変えようとするところを<br />蓮見の選択はただ「排除」のみなのだ。<br />自分の王国を汚す人間は居なくなればいいと<br />躊躇いもなく、自分の視界から異物を削除するのである。<br />表面上は穏やかな微笑を浮かべながら。<br /><br />順調に見えた蓮見の「王国建設」は、些細なことで綻びをみせる。<br />「完全」だったはずの計画に狂いが生じ<br />これまでの罪の露見を懸念した蓮見の頭に浮かんだのは<br />やはり「排除」一択だったのだ。<br /><br />「サイコパス」という言葉を初めて聞いた。<br />なんか現代では「反社会性人格障害(APD)」と呼ばれるらしい。<br />「シリアルキラー」が個人の中の法則によって殺人を重ねるのに対し<br />ただ「心」が欠如しているために、あっさり人を殺してしまう。<br />と、こういう解釈でいいのかな。<br /><br />以前にバトロワを読んだときの読後感に似ている。<br />次から次へと人が殺されるという展開で<br />アクション映画をみてるみたいで一気に読めるのだが<br />読んだ後に何も残らないと言うか。<br /><br />歯止めのない殺人衝動という描写を、読者はどう読めばいいのだろう。<br />「命は尊い」というマトモな倫理観はそこには無い。<br />「コイツ生き残るかな、どうかな、あ、駄目だったか」<br />と、ゲーム脳みたいにただ死を追いかける読み方になってしまう。<br />死んだ人間に対しても、生き残った人間に対しても<br />特に悼みも生き残った喜びも特に感じないのだ。<br /><br />この手の小説に倫理を求める訳ではないから<br />その善悪を問う訳ではない。<br />読みやすいかどうかで言えば、読みやすい小説だったが<br />再読はしないかなというカンジ。<br />そういう意味では、映画の方が面白いのではないかな。<br />ていうか、ハッキリ映画向きと言った方がいいかな。<br /><br />サイコパスには憐みの余地なしと割り切るには<br />殺人者の「手が動かなかった」というくだりは<br />思わせぶりでそのまま終わった伏線だった。<br />その心情に踏み入った描写があれば<br />もう少し印象は変わったかも知れない。<br /><br />とりあえず最後のネタ話は何のためにつけたのか不明。<br /><br />個人評価:★★★
2

キネマの神様

キネマの神様原田 マハ/文藝春秋 by G-Tools歩(あゆみ)は長年勤めていた会社を、家族に内緒で辞めた。それは奇しくも父の入院と重なり父が管理していたマンションを代理で管理する。そこで映画好きの父がチラシに書きつけていた、映画評をみつける。歩美もその影響を受けて、映画が好きだった。その内歩は、売れない映画雑誌に再就職を決める。が、父は既にやらかしていたのだ。ギャンブルで借金を重ね、どうにもならない状態に... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%A5%9E%E6%A7%98-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8E%9F%E7%94%B0-%E3%83%9E%E3%83%8F/dp/4167801337%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167801337" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Uuf7mGAqL._SL160_.jpg" border="0" alt="キネマの神様 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%8D%E3%83%9E%E3%81%AE%E7%A5%9E%E6%A7%98-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%8E%9F%E7%94%B0-%E3%83%9E%E3%83%8F/dp/4167801337%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4167801337" target="_blank">キネマの神様</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />原田 マハ/文藝春秋<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />歩(あゆみ)は長年勤めていた会社を、家族に内緒で辞めた。<br />それは奇しくも父の入院と重なり<br />父が管理していたマンションを代理で管理する。<br />そこで映画好きの父がチラシに書きつけていた、映画評をみつける。<br />歩美もその影響を受けて、映画が好きだった。<br /><br />その内歩は、売れない映画雑誌に再就職を決める。<br />が、父は既にやらかしていたのだ。<br />ギャンブルで借金を重ね、どうにもならない状態に陥った。<br />父を立ち直らせるために<br />その映画評を会社のブログに連載させることに決める。<br /><br />父の映画評はウケた。<br />だがその人気の中、真っ向から否定する人物が現れた。<br />調子に乗りかけていた父も、躍起になって「彼」に応戦する。<br />そのバトルもまた、さらに閲覧者の注目を浴びた。<br />だが「彼」はふとネットに現れなくなり…。<br /><br />奇をてらうようなストーリーではない。<br />原田さんは素材選びが上手なのだと思う。<br />大事な素材を扱っているからこそ<br />それを壊さぬように包むように作られた話は<br />いい意味で「ベタ」な作品で、暖かな読後感を残す。<br /><br />なんだか陳腐な書評になってしまうのだが<br />最後10ページくらいボロ泣きしてしまったので<br />そこがいいんだ!と心からフォローしておく。<br /><br />おそらくこの話の最後に出てくる映画は<br />かの有名な「ニュー・シネマ・パラダイス」なんだろう。<br />この小説の読後感も、あの映画をみた後に似ている。<br /><br />あの映画も、決して円満解決ハッピーエンドではない。<br />だが悲しさも寂しさも含め、人生を振り返った時に<br />思いを馳せる何かが残っていること自体が<br />まるっと幸せなんだと、そう思えるのだ。<br />それは卒業式の残す、晴れやかな寂しさにも似ている。<br /><br />「父」の描写が少し、自分のじーさんに重なる。<br />若い頃は、呑むわ打つわでホントに手の付けられない人で<br />アル中病院に入院させたら、脱走して自力で戻ってきて<br />病院側から「もう来んな」と言われたお人だ。(笑)<br /><br />破天荒な人というのは、本気でムカつくのだけれど<br />その素直さというか素朴さが本物なので<br />どうしても嫌いになれないという部分があるんである。<br />なので個人的には「父」がもっと横柄でもいいのだが<br />話のウォーミングさにはジャストフィットしてるとも思う。<br />この「ベタさ」が本当に絶妙なのだ。<br /><br />個人評価:★★★★
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天地明察 上・下

天地明察冲方 丁/角川書店 by G-Tools渋川春海という名前に、心当たりがある人は多いはずだ。関孝和という名前にも、確かに聞き覚えがある。日本史の教科書でも1~2行しか触れられていなかったしテストでもせいぜい数点程度の解答にしかならなかった気がするがよもやこんな高配点の題材になるとは改めて歴史の面白さに目を見張る思いだった。春海は代々の碁打ちである。だが大の算術好きで、神道・天文・暦にも通じている。彼の豊... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E6%98%8E%E5%AF%9F-%E5%86%B2%E6%96%B9-%E4%B8%81/dp/404874013X%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D404874013X" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51%2Bw0pvFa3L._SL160_.jpg" border="0" alt="天地明察" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E6%98%8E%E5%AF%9F-%E5%86%B2%E6%96%B9-%E4%B8%81/dp/404874013X%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dharuhon-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D404874013X" target="_blank">天地明察</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=haruhon-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" /><br />冲方 丁/角川書店<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />渋川春海という名前に、心当たりがある人は多いはずだ。<br /><br />関孝和という名前にも、確かに聞き覚えがある。<br />日本史の教科書でも1~2行しか触れられていなかったし<br />テストでもせいぜい数点程度の解答にしかならなかった気がするが<br />よもやこんな高配点の題材になるとは<br />改めて歴史の面白さに目を見張る思いだった。<br /><br />春海は代々の碁打ちである。<br />だが大の算術好きで、神道・天文・暦にも通じている。<br />彼の豊かな知識と旺盛な好奇心は<br />公家相手のおさだまりの指導碁で生涯を終えることに<br />漠然たる物狂おしさがあったのだ。<br /><br />その頃江戸は、800年採用されていた宣明暦に狂いが生じ<br />新しい暦を作るプロジェクトが持ち上がっていた。<br />生半可な知識ではできない上に<br />時を刻む暦は国家や宗教という、まさに時代の流れに影響を与える。<br />春海に、その白羽の矢が立つ。<br /><br />多趣味な春海のお蔭で、人間関係がちょっと雑多なのだが<br />個人的にはすべて話に上手くからんでいると思う。<br />碁や算術のエピソードは、彼が恵まれた知識人であるというより<br />ゼロからの出発であることを印象付ける。<br />またこの事業が、春海一人の功績でないのだと伝わる。<br /><br />ゼロ地点にあった春海の背中を最初に押すのが<br />暦事業の中心人物である建部と伊藤だ。<br />おそらく現代でいう「理系男」で研究一筋馬鹿なのだが<br />子供のように純粋な向学心が彼ら自身を動かし<br />また春海の心を動かす瞬間が、読んでいて泣きそうになる。<br />自分がこの小説を良いと思った理由の半分以上が、ここにある。<br /><br />「明察」とは、算術の正解を示す言葉だ。<br />壮大な天地の動きに、果たして明察はあるのか。<br />それとも解の無い「無術」と終るのか。<br /><br /><blockquote><p>星は答えない。決して拒みもしない。<br />それは天地の始まりから宙(そら)にあって<br />ただ何者かによって解かれるのを待ち続ける<br />天意と言う名の設問であった。</p></blockquote><br /><br />若いころの渋川は挫折が細かに描写されているのだが<br />後半はややとんとん拍子に進んだ感があり<br />少々気になるところもなくはなかったが<br />飽きさせない展開続きで一気に読めた。<br /><br />23年と言う歳月をかけ、天地の解を導き出した渋川春海。<br />記憶の片隅の1行で終わるには余りに惜しい男だ。<br />読んでよかった。<br /><br />個人評価:★★★★
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好きな本の傾向。

・時代小説・歴史小説・ミステリ・SF をよく読む。・漫画も読む。月曜になると少年ジャ●プを車内で読む。・恋愛要素オンリーっぽいものは少々苦手。・続き物や上下巻に弱い。(=買うのが楽だから)・本棚がいっぱいなので、基本文庫化されたものしか買わない。・「映画化!」という帯を見ると、本を買って映画見ない人。・読んでた本が「ドラマ化!」とかしてもほぼ見ない。・まぁ見ることもあるけど、心のスイッチを切って見る。... ・時代小説・歴史小説・ミステリ・SF をよく読む。<br />・漫画も読む。月曜になると少年ジャ●プを車内で読む。<br />・恋愛要素オンリーっぽいものは少々苦手。<br />・続き物や上下巻に弱い。(=買うのが楽だから)<br />・本棚がいっぱいなので、基本文庫化されたものしか買わない。<br /><br />・「映画化!」という帯を見ると、本を買って映画見ない人。<br />・読んでた本が「ドラマ化!」とかしてもほぼ見ない。<br />・まぁ見ることもあるけど、心のスイッチを切って見る。<br />・文字から生まれる世界が好きなので。<br /><br />・個人評価の基準<br /> ★★★★★…キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!棺桶にいれてあの世に持っていく!<br /> ★★★★ …(・∀・)イイ!! 他の人にも読んで欲しい!<br /> ★★★  …(・ω・)マァマァ うん、悪くないネ<br /> ★★   …(´ε`;)ウーン もうこの著者の作品は読まないか…、な…。<br /> ★    …(#゚Д゚)ゴルァ! 金返せ!<br /><br /> 大概のものは面白く読みます。多分。<br /> 今のところは★評価本も2冊くらいしか思い当りませんし。<br /><br /><br />あとは何か思いだしたら追加する。
  • Date : 2012-10-28 (Sun)
  • Category : 日常
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