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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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よちよち文藝部

よちよち文藝部久世 番子 文藝春秋 2012-10売り上げランキング : 25041Amazonで詳しく見る by G-Tools書店員で漫画家という実話ネタを書いた暴れん坊本屋さんが非常に面白く、他にも本ネタ漫画を読んだ。本書はまだ未読だったので購入。名前からすると「文豪作品入門書」っぽいが、どちらかというと文豪の楽屋オチ的な視点なので作品よりも作家を知っていた方が面白い。だが太宰・漱石・中也・志賀・芥川・中島敦…と教科書でも鉄... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163757503/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uShMQkGjL._SL160_.jpg" border="0" alt="よちよち文藝部" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163757503/haruhon-22/" target="_top">よちよち文藝部</a><br />久世 番子 <br /><br />文藝春秋 2012-10<br />売り上げランキング : 25041<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163757503/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />書店員で漫画家という実話ネタを書いた<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-161.html" target="_blank">暴れん坊本屋さん</a>が非常に面白く、他にも本ネタ漫画を読んだ。<br />本書はまだ未読だったので購入。<br /><br />名前からすると「文豪作品入門書」っぽいが、<br />どちらかというと文豪の楽屋オチ的な視点なので<br />作品よりも作家を知っていた方が面白い。<br />だが太宰・漱石・中也・志賀・芥川・中島敦…と<br />教科書でも鉄板の作家たちなので、馴染み深い。<br /><br />太宰の「桜桃忌」参加レポに、<br />漱石の「坊ちゃん」がもしSNSをやってたらという妄想。<br />中也は「ホントは黒目がち美青年じゃなかった」暴露に<br />文豪作品をゲームにしたらどうなるか、<br />はたまた文豪が「桃太郎」を書いたらどうなるか…、などなど。<br />※芥川・尾崎・百聞の桃太郎は実際にある 【参考】芥川の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-170.html" target="_blank">桃太郎</a><br /><br />現在ちまちま読みすすめてるので、三島や谷崎もオモロイのだが<br />川端康成「<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-618.html" target="_blank">雪国</a>」へのツッコミが秀逸だった。<br /><strong><span style="font-size:x-large;">「 * が 邪 魔 。 」</span></strong><br />いわずもがな、脚注としてついている「*」マークのことである。<br />そうそう、冒頭のトンネル抜けたとこで既についてるもんな!(爆)<br /><br />あと梶井基次郎が「檸檬ていうよりバナナ向きの顔」ってのに、思わず噴飯。<br />み、みんなが敢えて口をつぐんでいたことを…!<br />番子さん勇者かよ。<br /><br />いや、コレは上手い。<br />これこそ文豪作品の面白さと思う。<br />自分は昔からそれなりに文豪作品は読んだが、<br />あくまで教科書の延長上だった。<br />が、大人になってから読み返して、その印象が変わった。<br /><br />作品の中に、作家が居座っているのだ。<br />無視しようとしても、作家の存在が濃すぎてスルーできない。<br />そうして作家の来し方や人となりを調べてみると<br />それが面白いほど作品に重なる。<br /><br />最近読んだ<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-721.html" target="_blank">おじさんはなぜ時代小説が好きか</a>にもあったが、<br />大衆向けに小説を書くと言う意識が生まれるまで<br />文学というのは派閥・仲間同士で見せ合う内輪作品でもあった。<br />それだけに作品の独創性というのは「己自身」でもあり、<br />言わば「変な人」であるほど、名文豪だったのではないだろうか。<br /><br />個人的主観だが、中でも「自虐ネタ」に長けたのが太宰であり、<br />己を出すことが不得手なヒッキーが芥川であり、<br />「完璧なオレ」を目指したのが三島であるように思うのだ。<br />漱石なんかは当時珍しく「小説とはこうあるべき」とでもいうような<br />セオリーを持っていた印象があるので、なかなか崩しにくいのだが。(笑)<br /><br />ともあれ、どれもこれも「これがオレなんじゃああぁぁ!」という個性が丸出しなのだ。<br />ある意味、洗練された現代小説にはない化石だ。<br />大人になればなるほど、ツッコミどころが出てくる。<br />だからこそ、たまらなく面白い。<br />谷崎なんかは「己」と「大衆」を上手く融合させたからこそ、大御所なのだ。<br /><br />文学って教科書のイメージがあってどうも…、という方には<br />まさに本書はオススメの一冊だ。<br />怖くない!怖くないよ!!<br />この人たち才能はあるけど、大人げない人たちばっかりだから!<br />三島なんか自分が好きすぎて、ヌード写真集だしてるからね!<br /><br />……やっぱ怖いわ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408532019X/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31t0l26R-LL._SL160_.jpg" border="0" alt="薔薇刑―細江英公写真集" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408532019X/haruhon-22/" target="_top">薔薇刑―細江英公写真集</a><br />細江 英公 <br /><br />集英社 1984-09<br />売り上げランキング : 1037748<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408532019X/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />のちに完全復刻盤も出たが、55000円という値がついている。らしい。<br />海外の英語版を買った方が手軽とも。<br /><br />別に見たいとは思わんが、スゲーなとは思う。<br /><hr size="1" /><br />トリのトラウマ。<br />トリトラウマ。なんかややこしいな。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150919-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150919-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150919-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150919-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />ホントに妹がふすまを開けたその瞬間、事件は起こった。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150919-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150919-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150919-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150919-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150919-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-82.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150919-5.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />マジ、スズメまで入って来た時は<br />トリと前世で因果があるんじゃないかと思い始める。<br /><br />でもまだ続く。
  • Date : 2015-09-19 (Sat)
  • Category : 漫画
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文芸的な、余りに文芸的な

文芸的な、余りに文芸的な芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools今日は河童の日である。♪かっぱっぱー るんぱっぱーかーっぱ黄桜 かっぱっぱーってCMソングがあったけど、ソッチは関係ない。(なら書くな)芥川龍之介の命日「河童忌」だ。太宰の桜桃忌、梶井の檸檬忌、藤沢周平の寒梅忌という文学忌の中、河童忌というのは思い切ったネーミングである。(笑)ならこれでも読みなおそうかと... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWNIEQ/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51yPae3GyzL._SL160_.jpg" border="0" alt="文芸的な、余りに文芸的な" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWNIEQ/haruhon-22/" target="_top">文芸的な、余りに文芸的な</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWNIEQ/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今日は河童の日である。<br />♪かっぱっぱー るんぱっぱーかーっぱ黄桜 かっぱっぱー<br />ってCMソングがあったけど、ソッチは関係ない。(なら書くな)<br /><br />芥川龍之介の命日「河童忌」だ。<br />太宰の桜桃忌、梶井の檸檬忌、藤沢周平の寒梅忌という文学忌の中、<br />河童忌というのは思い切ったネーミングである。(笑)<br />ならこれでも読みなおそうかと思ったのだが<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025061/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51OGKsqFX4L._SL160_.jpg" border="0" alt="河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025061/haruhon-22/" target="_top">河童・或阿呆の一生 (新潮文庫)</a><br />芥川 龍之介 <br /><br />新潮社 1968-12-15<br />売り上げランキング : 9075<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025061/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />自分は芥川作品が好きだが正直なところ、後期の作品は読み辛い。<br />と言っても死の直前、1~2年くらいの間の作品のことなのだが<br />聡明な文章とたがの外れた話筋が不協和音を奏でているようで、苦しい。<br />一説には統合失調症であったと言われ、命を絶った遠因とされる。<br /><br />芥川は「物語が書けない」とよく言われる。<br />確かに古典のような原作を改編したものが多く、<br />短編を多く生み出しているが、長編作品は残されていない。<br />実際、自分のような芥川スキーが読んでも<br />中編以上の作品はなにかキレの悪さを感じる。<br /><br />本作品は、芥川・谷崎潤一郎との論争文と言われる。<br />「話筋の無い小説はありやなしや」とでも言う内容で<br />谷崎が話筋があってこそ小説だと主張したらしいのに、<br />芥川はそうとは限らないと主張する。<br />が、論争文にしては随分と話があちこちに飛んでいる。<br />というより、芥川自身が己の道を模索していたように思う。<br /><br />そもそも話筋の無い小説とは何か。<br />芥川の説明では散文や詩のようなものが近いと言っているが<br />彼は詩人になりたいわけではないのだ。<br />例えに美術などを用いているので余計に分かりにくいのだが<br />自分の解釈では芥川は「魂に訴えるもの」に惹かれているように思う。<br /><br />詩歌は確かに、話筋では無く言葉で読者を惹きつける。<br />彼はそれを小説で表現できないだろうかと言っている。ように思う。<br />まるで絵画のように、一目ではっと何かを与えるような。<br />文字を読んで目が覚めるような小説、とはいったい何だろう?<br /><br />これも全く、自分の解釈である。<br />例えば「吾輩は猫である。名前はまだない。」<br />「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」のような冒頭文は<br />それに近いものがあるのではないかと思う。<br />が当然、印象の強い文章だけで小説は進められない。<br />あとはやはり「話筋」で紡がれていくのが小説だ。<br /><br />なら芥川はいったい、何処へ行きたかったのだろう?<br />「リアル」という意味が近いかもしれない。<br />話筋と言う調律ではなく、心のヒダに直接入り込んでいくもの。<br />芥川の古典改編はどれも、元ネタから行間を読み<br />キャラの心情に迫ろうとしたものが多い印象がある。<br /><br />「書かれていないものを描きたい」<br />だが小説である以上は、文字という制約に縛られる。<br />現代ならひょっとして芥川の目的地は、<br />アニメーターか映画監督にでも相当するのかもしれない、と思ったりする。<br />だが芥川は、それを文字で表現したかったのだ。<br /><br />本作品には、続編がある。<br />「続・文芸的な、余りに文芸的な」はもう少し短い。<br />そこにはこんな叫びが書かれている。<br /><blockquote><p>僕は時々かう考へてゐる。<br />――僕の書いた文章はたとひ僕が生まれなかつたにしても、<br />誰かきつと書いたに違ひない。</p></blockquote><br /><br />本当に「物語」が書けなかったのかどうかは結局のトコロ分からないが、<br />文豪であるが故の葛藤があったのは確かだと思う。<br />今や彼の代名詞となった「芥川賞」は、確かに今もその懊悩を引き継ぎ、<br />多様な世界観に焦点があてられるのではないかと思う。<br />まだ誰も見たことが無い、絵画のように鮮烈な作品が生まれるようにと。<br /><br />故に、賛否両論あってこそのあの賞だと思う。<br />「ほら、僕が言おうとしていたのはこういう作品なんですよ」<br />と芥川が微笑めるように、無名・新人小説家たちは毎年そこを目指す。<br />そう考えると、今まであまり興味のなかった受賞作品というのも、<br />ちゃんと意味があるのかもしれないと思えるようになった。<br />自分は文庫派なので、どちらにしろ旬の時期には読めないが。(笑)<br /><br />本屋の売り上げが落ちる時期に<br />イベントとして芥川・直木賞が作られたとも聞くが<br />河童忌の前に受賞作品が発表になるというのも、<br />考えようによってはコニクイ演出である。<br />──今年の受賞作品を、芥川は彼岸で目にしたのだろうか。<br /><br />芥川「芸人が小説書くとか、現代はすげーなー」<br />太宰「芸人路線ならオレが最初なのに…」<br />とか何とか言ってるかもしんない。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><br />【参考・今までの芥川作品評リスト】<br />    <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-505.html" target="_blank">さまよえる猶太人 その1</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-505.html" target="_blank">その2</a><br />    <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-506.html" target="_blank">神神の微笑 </a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-507.html" target="_blank">芋粥</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-508.html" target="_blank">好色</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-510.html" target="_blank">蜘蛛の糸・杜子春</a><br />    <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-511.html" target="_blank">藪の中</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-513.html" target="_blank">俊寛</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-512.html" target="_blank">六の君の姫君</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-515.html" target="_blank">羅生門</a><br />    <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-170.html" target="_blank">桃太郎</a> <a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-130.html" target="_blank">鼻</a><br /><br /><hr size="1" /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-708.html" target="_blank">仁義なきチャンネル権争い</a>。続き。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150724-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-80.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150724-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150724-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-80.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150724-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150724-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-80.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150724-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150724-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-80.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150724-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><strong><span style="font-size:large;">史 上 最 悪 に 大 人 げ な い 戦 い だ っ た 。</span></strong><br />ホントに。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20150724-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-80.fc2.com/h/a/r/harubooook/20150724-5.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />ちなみに現在実家では、おとん・おかん・妹分としてテレビが3台ある。(笑)<br />うん。あんなしょーもない争いを防ぐためなら、必要経費だと思う。<br />
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羅生門

羅生門芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools元ネタは今昔物語の「羅城門登上層見死人盗人語」。生活に困って盗人になろうかと迷う男が女の遺体から髪を抜く老婆に会うというシチュは同じだ。が、細かいところが少しずつ改変されている。原本では、遺体の女はその老婆の元主人なのだ。だが死後の始末をする金もなく、ここへ置きに来たのだと言い老婆は男に見つかると手を合わせて許しを乞う... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWXL8E/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41HZkY85gvL._SL160_.jpg" border="0" alt="羅生門" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWXL8E/haruhon-22/" target="_top">羅生門</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWXL8E/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />元ネタは今昔物語の「羅城門登上層見死人盗人語」。<br />生活に困って盗人になろうかと迷う男が<br />女の遺体から髪を抜く老婆に会うというシチュは同じだ。<br />が、細かいところが少しずつ改変されている。<br /><br />原本では、遺体の女はその老婆の元主人なのだ。<br />だが死後の始末をする金もなく、ここへ置きに来たのだと言い<br />老婆は男に見つかると手を合わせて許しを乞う。<br />男はそんな老婆から身ぐるみ剥ぎ、盗人の人生を歩むのだ。<br /><br />しかし芥川版では、老婆は悪びれる様子はない。<br />遺体の女には悪業があり、自分が奪うのは業だという。<br />それを聞いて、男は気が付くのだ。<br />──ならば老婆から奪うのも、業ではないか、と。<br />人のエゴを描いた作品と言われる所以であり、<br />またその分かりやすさから教科書の題材にもよく用いられる。<br /><br />ところで芥川作品を読んでいる間に、「羅生門」の映画を見てみた。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003NX4GRE/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LzVr9EelL._SL160_.jpg" border="0" alt="羅生門 デジタル完全版 [DVD]" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003NX4GRE/haruhon-22/" target="_top">羅生門 デジタル完全版 [DVD]</a><br />宮川一夫 <br /><br />角川映画 2010-07-22<br />売り上げランキング : 4420<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003NX4GRE/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今回始めて見たのだが、ストーリーは「<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-511.html" target="_blank" title="藪の中">藪の中</a>」そのものなのだ。<br />彼らの食い違う証言を、黒澤監督は「エゴ」として羅生門と照らし合わせた。<br />なかなか面白い合体作だなあと思いながら見終えたが、<br />はてさて、この「エゴ」とは何者だろう?<br /><br />明治文学と「エゴ」は、割と密接な関係にある。<br />いわゆる私小説や自然主義文学といわれるものだ。<br />漱石の「こころ」や花袋の「蒲団」などは<br />「エゴ」を上手く読ませた代表作であろう。<br />だが芥川の書いた「エゴ」は、これらとはどうも違う気がする。<br /><br />古典や神と言う題材を扱うためか<br />芥川の作品は第三者的な位置からテーマを扱っている感があり<br />エゴは「人間の汚さ」であり、「己の汚さ」とはしていない印象がある。<br />晩年はまた傾向が違ってくるが、それはさておき<br />芥川は私小説的なものを苦手としていたと考えられる。<br /><br />純粋に物語という話筋を是とするタイプの作家だったのだと思う。<br />証拠と言う訳ではないが、この羅生門も実は一度結末を書き換えられている。<br />最初は「下人は既に雨を冒して、京都の町へ強盗を働きに急ぎつゝあつた」だったのが<br />「下人の行方は、誰も知らない」となった。<br />些細な違いだが、後者の方がぐっと物語に深みが増しているように思う。<br /><br />逆に考えると、第一人称と三人称をまぜこぜにしたようなものではなく<br />きっちり三人称で書かれた小説でなければ<br />芥川は自分と言うものを出せなかったのではないか。<br />実際「上海游記」という彼自身の旅行記があるのだが<br />淡々とし過ぎていてガイドブックみたいなのだ。(笑)<br /><br />晩年作品には少し自分のことを書いたものもあるのだが<br />結局彼は「漠然とした不安」を理由に、自ら命を絶ってしまう。<br />芥川がもっと我の強い人間であったなら、そうはならなかったろう。<br />けれどその感受性だからこそ、これらの改編ものが生まれたのだ。<br /><br />彼は原本で「羅城門」であったのを、「羅生門」とした。<br />人が生きるためには、エゴと言う醜さすら必要悪なのだと<br />芥川はそう語っているのではあるまいか。<br />そんな己のエゴを出しきれず、彼が早世したのは皮肉でもある。<br /><br />第1回(?)芥川祭はこれにていったん終了。<br />いずれまた、彼の晩年作もあれこれ考えてみたいと思う。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />先日までパワポの仕事に追われていたので、お絵かきは休み。<br />と言う訳で、その一部をさらす。<br />(※音楽じゃないけど音がでるよ)<br /><br /><script type="text/javascript" src="http://admin.blog.fc2.com/fc2video2.php?id=20140807A2mGQvgp&rel=1&uno=15539664"></script><noscript><br /><a href="http://video.fc2.com/payment.php?action=register&type=introduction&tk=T0RRMU56VXdOVFk9&id=20140807A2mGQvgp&v=20140807A2mGQvgp">[高画質で再生]</a><br /></noscript><noscript><a href="http://video.fc2.com/content/%E3%81%B1%E3%82%8F%E3%81%BD%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%B3%E3%80%82/20140807A2mGQvgp&tk=T0RRMU56VXdOVFk9">ぱわぽではなび。</a><br /></noscript>[<a href="http://textad.net/">広告</a>] <a href="http://fc2-vps.com/">VPS</a><br /><br /><br />まあ仕事かっつーと微妙なラインではあるのだが(笑)、<br />要はこれの作り方の手順をパワポで作っていた。<br />1からやると40枚くらい分になる。<br /><br />しょーもないことでよく己の仕事増やしてる気がすんだけど<br />まぁいいよね。じんせいよりみちもだいじ。(ゴールも目指せよ)<br /><br />滋賀は今日、花火大会なんだよねー。<br />東京来てから人が多過ぎて見に行かないので<br />自分の中で花火大会といえば、地元のアレなのだ。<br />
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俊寛

俊寛芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools今回芥川作品を読みなおそうと思ったきっかけがこの作品だ。先日読んだ源平六花撰にこの俊寛の物語がありそういや芥川作品にもあったよなーと家の本棚を漁る前に、青空文庫で検索したのだ。そうしたら同じ「俊寛」のタイトルで、菊池寛の名前がある。本棚で手持ちの菊池本を見てみたら、確かにある。それも積読じゃなくて読んだ本。藤十郎の恋・恩... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX0FLO/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41n8D8O7GvL._SL160_.jpg" border="0" alt="俊寛" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX0FLO/haruhon-22/" target="_top">俊寛</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX0FLO/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今回芥川作品を読みなおそうと思ったきっかけがこの作品だ。<br />先日読んだ<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-496.html" target="_blank" title="源平六花撰">源平六花撰</a>にこの俊寛の物語があり<br />そういや芥川作品にもあったよなーと<br />家の本棚を漁る前に、青空文庫で検索したのだ。<br /><br />そうしたら同じ「俊寛」のタイトルで、菊池寛の名前がある。<br />本棚で手持ちの菊池本を見てみたら、確かにある。<br />それも積読じゃなくて読んだ本。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410102801X/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41A3n%2B2cPFL._SL160_.jpg" border="0" alt="藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410102801X/haruhon-22/" target="_top">藤十郎の恋・恩讐の彼方に (新潮文庫)</a><br />菊池 寛 <br /><br />新潮社 1970-03-27<br />売り上げランキング : 77202<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410102801X/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />えええ、なんで気付かなかったんだろうと言う訳で、<br />俊寛を史実(正確には平家物語)・歌舞伎・菊池版・芥川版で比べてみたい。<br /><br /><strong>【史実】(平家物語)</strong><br />俊寛は平安時代の坊さんである。<br />当時ブイブイ言わせてた平家をいてこます陰謀になんとなく加わり<br />失敗して共犯3人まとめて島流しにされたという御仁。<br />が後年、他の二人だけ赦されて都に戻る。<br />数年後、変わり果てた俊寛のもとに弟子が訪れ、<br />俊寛の妻子の死を告げると、自ら餓死したといわれている。<br /><br />この余りに哀れなオチが、物語としてリサイクルされることになる。<br /><br /><strong>【歌舞伎】(平家女護島)</strong><br />他の共犯者の一人は島で妻をつくった。<br />それが引き離される様子が哀れで<br />俊寛は自分が残り、妻を船に載せるよう役人に取り計らう。<br />いかにもお江戸人情な、俊寛△(さんかっけー)話に。<br /><br />先に立ち上がったのは菊池寛。<br />既作品の改編物というのは、単純に別ストーリーを思いついたというだけでなく<br />本人が思う「在るべき形」にしたい信念のようなものものあるんだろう。<br />現世にも二次創作という活動があるが(笑)<br />まあ情熱の根っこは同じようなところにあるんだろう。多分。<br /><br /><strong>【菊池版】</strong><br />島に取り残された俊寛は打ちひしがれるが<br />次第、3人でメソメソクヨクヨするだけだった生活を思いだし<br />それまでの住処を捨て、糧を求めて生活を始める。<br />数年後、日に灼けて見違えた俊寛の姿に弟子は泣く。<br />俊寛は「我が身は死んだとせよ。そのような噂が立っても放っておいてくれ」<br />と既に赦免を待つ様子もなく、島に妻子すらあるのだ。<br />その生きる姿をあさましいと思いつつ、弟子は理由なき涙を零すのだった。<br /><br />この菊池版の後に、芥川が「俊寛」を執筆する。<br /><br /><strong>【芥川版】</strong><br />上記の弟子の視点を中心に話ははじまる。<br />世間では死んだと言われる俊寛だが、自分はちゃんと<br />俊寛さまが生きている姿にお会いしたのだ──<br /><br />↑これは恐らく、菊池版の話を受けたものと思われる<br />俊寛が島の暮らしに馴染み、<br />既に都へ戻る執念から脱しているところは、ほぼ同じ設定だ。<br />菊池版と違うのは、芥川俊寛は共犯者と島暮らしをしていた頃から<br />めそめそした暮らしに飽き飽きしていたという点と<br />俊寛に島で結婚をさせていない点だろうか。<br /><br />別に芥川が菊池に反対意見をしているとか、<br />インスピレーションをオマージュしたとかそんな印象はない。<br />芥「ねーねー菊池っち、オレも俊寛書いてみたんだよーw」<br />菊「えー、あくてぃーマジ―?みせてみせてー」<br />みたいな俊寛アンソロジーにきゃっきゃしてるように思える。<br /><br />実際、二人はよく交流を持っていたと言われる。<br />菊池寛が直木・芥川賞を作った功労者であるのは、有名な話だ。<br />また二人して風呂嫌いというどーでもよい共通点があり<br />その癖二人であの「不思議の国のアリス」を翻訳したらしいという<br />くさキモかわいい逸話もある。<br /><br />いやいや、オッサン二人を愛でたい訳ではない。<br />同じ題材に二つのストーリー。<br />繊細な感受性で生をまっとうできなかった芥川と<br />文壇のモンスターとなった菊池の違いを<br />ここに少し垣間見るような思いがするのだ。<br /><br />生きることを選んだ菊池俊寛。<br />それは多分菊池寛が理想主義ということではなく、<br />恐らく「人間はなんだかんだ言っても最後、<br />生にしがみつくという性(さが)をもつ生き物なのだ」という<br />菊池の人生観のような物が根底にあるのだ。<br /><br />菊池俊寛には、良くも悪くもしぶとい人間という美醜が描かれている。<br />一方芥川俊寛は、要は「世捨て人」になったのだ。<br />島流しにされ、更にたった一人残され<br />また嬉々として都へ戻った共犯者たちや<br />残された共犯者の妻子を思うと、神すら信じる気も起きない。<br />己の中に神を見つける道を選んだのである。<br /><br />らしい、ような気がする。<br />作中で鋭いツッコミをしたりする芥川だが<br />ツッコミは必ずしも=攻撃性ということではない。<br />むしろ文士という職業は、攻撃性より面の皮とか心臓の毛とか<br />防御レベルを上げた方がよいのかもしれない。<br /><br />いずれ菊池作品もじっくり読んでみたいが<br />今は芥川作品をもう数作偲びたいと思う。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />サンバ描いてる内に思い出した<br />高校時代の部室のおもひで。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140803-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140803-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140803-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140803-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />とにかく要らない物がなんでもあった。(笑)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140803-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140803-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />外に漏れたシャボン玉が下から丸見えだったようだ。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140803-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140803-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />それに懲りて、大人しくトランプをはじめた。(懲りてない)
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藪の中

藪の中芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools事件名:某山中強姦及び殺人事件概 要:旅の最中、妻が暴行を受けた後行方不明になり、その夫が殺害された。    近所の者が遺体を発見し、後に警官により容疑者が捉えられる。証言者:7名    木こり(第一発見者)・旅坊主・警官・妻の母    容疑者・妻・夫(※ただし巫女による憑依)証言概要①木こり:就業中に藪の中で遺体を発見... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX2KU8/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41NaeFYkltL._SL160_.jpg" border="0" alt="藪の中" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX2KU8/haruhon-22/" target="_top">藪の中</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX2KU8/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><strong>事件名</strong>:某山中強姦及び殺人事件<br /><strong>概 要</strong>:旅の最中、妻が暴行を受けた後行方不明になり、その夫が殺害された。<br />    近所の者が遺体を発見し、後に警官により容疑者が捉えられる。<br /><strong>証言者</strong>:7名<br />    木こり(第一発見者)・旅坊主・警官・妻の母<br />    容疑者・妻・夫(※ただし巫女による憑依)<br /><br /><span style="font-size:large;">証言概要</span><br /><strong>①木こり</strong>:就業中に藪の中で遺体を発見<br />     遺体は水干と烏帽子を付け、あおむけに倒れていた<br />     胸に刺し傷があったが、既に血は乾いていた<br />     周囲には縄と櫛が落ちていたが、刃物や馬は見当たらなかった<br /><strong>②旅坊主</strong>:前日に関所を過ぎたあたりで夫婦に会った<br />     女は月毛の馬に乗り、男は歩いていた。<br />     女の顔は見えなかったが、男は太刀に弓矢を携えていた。<br /><strong>③警 官</strong>:多襄丸という有名な盗人を捕えた。<br />     落馬したらしく、橋の上で倒れていたのをゲット。<br />     以前に捕え損じたときは水干に太刀を差していたが、<br />     今回は弓矢も持っていた。月毛の馬も近くにいた。<br />     ヤツは女好きだし、奴に違いねぇっすよ。<br /><strong>④妻の母</strong>:遺体は間違いなく娘婿。<br />     良い婿だったから、怨恨の線はない。<br />     娘は男並に勝気だったが、行方が知れないとは心配だ探してくれ。<br />     えいその多襄丸という盗人がやったのかあな憎し。<br /><strong>⑤容疑者</strong>:多襄丸。男は殺したが、女は殺してない。<br />     起・金儲けの話があると持ち掛け、二人を山の中へ連れて行った<br />      さらに男だけを藪の中に連れて行き、縄で縛りあげた<br />      後で女を連れてきた。小刀で抵抗されたが問題なかった<br />     承・で、事が済んだので立ち去ろうとしたら、女が<br />      自分(容疑者)か夫かどちらか死なねば、恥で生きていられないと言う<br />     転・男の縄を解いて決闘をした。自分が勝った<br />     結・女は逃げていなくなっていたから、盗るものだけ盗って逃げた<br />      極刑でもなんにでもするがいい<br /><br />ココまでなら、普通(?)の事件だったのだ。<br />後の証言を得た事で、事件の様相は不明瞭になっていく。<br /><br /><br /><strong>⑥妻本人</strong>:犯人は私に乱暴をした後、逃げた。<br />     夫に駆け寄ったが、夫は私を蔑んだ目で見た。<br />     そのショックで私は気を失ってしまった。<br />     意識を取り戻し、私と心中する決意をして夫を刺し、また気を失った。<br />     そうして縄を解いてやり、自分も死のうとしたが<br />     どうしても死ねなかった。私はこれからどうしたらいいのだろう。<br /><strong>⑦夫本人</strong>:犯人は妻に乱暴した後、妻を口説いた。<br />     妻はそれになびいたように見えた。<br />     その上、俺を殺してくれと犯人に頼んだのだ。<br />     だが犯人は、合図すれば妻を殺してやるぞと耳打ちしてくれた。<br />     が、妻は躊躇している俺を残して逃げた。<br />     犯人は縄を切ってくれた後、俺の武具を持って妻を追いかけた。<br />     俺は自由になった身を起こして、妻の刀で己を刺した。<br />     暫く意識があったが、何者かに小刀を抜かれて死んだ。顔は見てない。<br /><br />なんと、事件の渦中にある3人(犯人・妻・夫)が<br />ことごとく食い違う証言をしてしまったのだ。<br />ホームズも金田一もコナン君も居ないこの国と時代、<br />この謎を解くのは貴方しかいない。<br /><br />さあ、藪の中探偵よ!この歪な証言たちを手繰って<br />たったひとつの真実を探し当てるのだ!<br /><br /><br /><br />(間)<br /><br /><br /><strong>夫の証言</strong><br />死人が嘘を吐く必要はないだろうと、うっかり真実と受け止めそうになるが<br />超能力特番でもなければ、現代の捜査ではまず信用されない。<br />純粋に証言を見て行こう。<br /><br />その証言は自殺であるが、「妻が諸悪の根源」だとほのめかしている。<br />妻が狼藉を働かれたことをさておき、犯人を庇い立てるような風すらある。<br />巫女が本当に憑依されていたと仮定して、夫には生前から、<br />何か妻に対して鬱屈した思いが潜んでいたのではあるまいか。<br /><br />妻の母は娘婿をよい人間だと証言ながらも<br />婿の死を早々に受け入れ、娘の行方を憂いている。<br />娘を勝気だと言っているが、遺伝的に考えれば母も相当なのではないか。<br />ここで二人の家庭に、不和という疑惑が生ずるのである。<br /><br /><strong>犯人の証言</strong><br />さて、人は何かを隠すために嘘を吐くものである。<br />しかし隠しきれない嘘は、却って自分の立場を危うくする。<br />よって真実の中に、少しでも自分を有利にする<br />「小さい嘘」を織り交ぜる方が有効だ。<br />つまりは「情状酌量」を狙う訳だ。<br /><br />犯人ははっきり「俺が殺した」と自白している。<br />既に極刑を覚悟しており、本来隠すことなど何もない。<br />───ならば彼が嘘を吐くメリットとは何だろう?<br />検非違使を小馬鹿にした態度から推察するに<br />彼は自分の減刑より、検非違使の無能さを証明したいのではないか?<br /><br />更に、彼は女好きであるとされる。<br />裏を返せばフェミニストでもあるわけだ。<br />女の罪を被り、役人どもの采配を高笑いして世を去る──<br />稀代の怪盗なれば、そうありたいという気概があるのではないか。<br /><br /><strong>妻の証言</strong><br />犯人と夫の証言から、妻は「現場から逃げた」筈なのに<br />彼女も「夫を殺した」と自白をしている。<br />つまり彼女は逃亡後、現場に戻った可能性がある。<br /><br />しかし彼女の証言で気になるのは勝気とされる性格の割に、<br />なんともなよなよとしていることだ。<br />確かに彼女は、限りなくクロに近い。<br />情状酌量を狙った小悪魔作戦とも取れるが、<br />「縄」がここで謎ポイントとなっている。<br /><br />犯人の証言では <span style="color:#0000FF">①夫を捕縛    ②解いて決闘   ③殺害</span><br />夫の証言では  <span style="color:#0000FF">①犯人に捕縛される②妻を追う際に犯人が解いた</span><br />妻の証言では  <span style="color:#0000FF">①犯人が夫を捕縛 ②ずっとそのまま ③殺害後に自分が解いた</span><br />妻にとって「縄を解かれた夫」は利用度が高い。<br />「蔑みの眼に耐えられず殺した」とするより<br />「逆上した夫ともみ合っている内に…」な火サス的証言をして<br />幾らでも自分に有利な発言が出来た筈なのだ。<br /><br />人は確かに何かを隠すために嘘を吐くが<br />逆に絶対言いたい事は、余計でも言ってしまうものだ。<br />彼女にとっては保身の嘘より、「蔑まれた」という事実が<br />一番言いたいことだったのではあるまいか?<br /><br />妻は夫が思うより、夫を愛していたのではなかろうか。<br />現場に戻り、小刀を胸に刺した夫を<br />否、もしくは目の前でこれ見よがしに自殺した夫をみて<br />己の罪だと思い込むほどに、心神喪失していたのではあるまいか?<br /><br />被害者は夫であり、その咎を受けるのは多襄丸だろう。<br />が、そこには夫と盗人に心を殺された妻という<br />裁かれぬ犠牲者があったのではないか。<br />無論、すべて妄想ではあるのだが。<br /><br />芥川の手で生まれた時から、100年近く未解決のままの迷宮入りの難事件。<br />言葉通り、真相は全て「藪の中」なのだ。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ここ数日かき氷が食べたくて溜まらず、友人と食べに行ってきた。<br />いやー、久しぶりに食べたらこんなにウマイものかと!!<br />昼と夜で2件も梯子したわ。<br /><br />祭で売ってるようなシロップだぼだぼのかき氷好きじゃない。<br />白い氷部分に奥ゆかしい量がほんのりかかっているくらいのがいいのだ。<br /><br />■池袋駅近くの「しんじろう」のかき氷<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140801-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140801-1.jpg" alt="20140801-1.jpg" border="0" width="400" height="300" /></a><br /><br />最近のはこんな感じでシロップ別に付けてくれるのな。<br />使わなかったけど、これは(・∀・)イイ!!<br />シロップ部分になるともう食べられなくなってしまうのだが<br />今回はこの量をぺろりと平らげた。<br />ラーメンの替え玉ならぬ替え氷追加したいくらいだった。<br /><br />またアイスとかと違って、ホントに体の芯から涼しくなる。<br />いやー、マジ今年嵌りそうだよかき氷。<br />で、数日前からかき氷器探してたんだが<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBAS/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31knlJ2qP%2BL._SL160_.jpg" border="0" alt="ドウシシャ かんたん電動氷かき器 ブルー DKIS-140BL" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBAS/haruhon-22/" target="_top">ドウシシャ かんたん電動氷かき器 ブルー DKIS-140BL</a><br /><br />ドウシシャ 2014-03-24<br />売り上げランキング : 18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBAS/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今↑こんなハンディなのあるのなー。<br />割と本気で買おうかと思ってたんだが<br />やっぱり業務用のかき氷器でかいた氷って、ふわっとしてうめーの!!<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBKS/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51HqeBGdnuL._SL160_.jpg" border="0" alt="ドウシシャ 電動本格ふわふわ氷かき器 DCSP-1451" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBKS/haruhon-22/" target="_top">ドウシシャ 電動本格ふわふわ氷かき器 DCSP-1451</a><br /><br />ドウシシャ 2014-03-24<br />売り上げランキング : 36<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J2GJBKS/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />もう絶対秋から邪魔になる未来見えてるけど<br />こおりうまいよこおり。<br /><br />そもそも池袋の猛毒展行ってきたんだけど<br />虫系の写真が殆どなので、一応掲載は控えとく。<br />でもなかなか楽しかった。
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蜘蛛の糸・杜子春

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)芥川 龍之介 新潮社 1968-11-19売り上げランキング : 7212Amazonで詳しく見る by G-Tools今回は青空文庫でなく、元の本で。(版が違うけど)「蜘蛛の糸」「犬と笛」「蜜柑」「魔術」「杜子春」「アグニの神」「トロッコ」「仙人」「猿蟹合戦」「白」の10編入り。全体的に「善悪」をテーマにした作品集となっている。自分がこの中で一番好きなのは「蜘蛛の糸」。恐らく子供の頃にアニメでみて、非常に... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025037/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uYQw6jIVL._SL160_.jpg" border="0" alt="蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025037/haruhon-22/" target="_top">蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)</a><br />芥川 龍之介 <br /><br />新潮社 1968-11-19<br />売り上げランキング : 7212<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025037/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />今回は青空文庫でなく、元の本で。(版が違うけど)<br />「蜘蛛の糸」「犬と笛」「蜜柑」「魔術」「杜子春」<br />「アグニの神」「トロッコ」「仙人」「猿蟹合戦」「白」の10編入り。<br />全体的に「善悪」をテーマにした作品集となっている。<br /><br />自分がこの中で一番好きなのは「蜘蛛の糸」。<br />恐らく子供の頃にアニメでみて、非常に印象に残っていたからだろう。<br />ご存知の通り、地獄に堕ちたカンダタが<br />釈迦にラストチャンスを与えられるも、結局は救われないという話だ。<br />「カラマーゾフの兄弟」に出てくるロシア民話が元ネタと聞く。<br /><br />子供の頃は「うんうん、そうなるよね」と素直に読んでいたが<br />今読むと、うーんと考えてしまう。<br />果たしてカンダタの行動に、「正解」はあったのだろうかと。<br /><br />カンダタが誰にも見つからず、こっそり糸を登りきることが出来たとして<br />それは「正解」なのだろうか?<br />そうだとしたら、釈迦はカンダタの罪を運とを天秤にかけたことになる。<br />他の罪人たちと一緒に天国を目指せばよかったのだろうか?<br />いや、なんだかそれも違う気がする。<br /><br />釈迦とはもちろん、仏教の始祖・シッダールダのことだ。<br />またの名を釈迦如来とも書き、この「如来」という字が付くのは<br />もう悟りに悟っちゃった最高峰にいる者をいう。<br />他のお仲間に阿弥陀如来・薬師如来・大日如来などがあり、<br />その下に→菩薩→明王→天が続くとされる。<br /><br />如来様はもう悟りの境地にいらっしゃるので、<br />なかなか凡人には理解しがたい。<br />例えば「如来様ー!苦しいから助けてくださいー!」なんて言うと<br />如来はその苦しみが悟りへの道だと知っているので<br />「おお、よかったのう」的にお微笑みになるのである。<br /><br />そこで比較的まだ人に近い境地にいる菩薩が出てきて、<br />「あーハイハイ、分かるよー。苦しいんだよね?うんうん」と<br />ニコニコしてるだけで何もしない如来様との間に立ってくれる。<br />つまり高次元の如来と人が意思疎通するには、通訳が必要なのだ。<br />菩薩たちは「=如来未満」なのではなく、必要な存在なのだ。<br /><br />───という、ホントかどうかわからない例え話を聞いたことがあるのだが<br />案外これは、本当かもしれない。<br />釈迦は全くの「仏心」から、蜘蛛の糸を垂らしたのやもしれぬ。<br />カンダタに解答のない問いを与えたことで、<br />悟りへの一歩を踏ませた───、…つもりだったりとか。<br /><br />蜘蛛の糸ならぬ、仏の意図か。<br />ならば悪心の見返りを身をもって知ったカンダタは<br />まさしく正解を引き当てたのかもしれない。<br /><br />あまりに深過ぎて電波とも思える仏の御心に<br />続く「杜子春」を読んでみる。<br />己と人間社会に絶望し、仙人を目指した杜子春が、<br />喜・怒・哀・楽・悪・欲の六情をクリアするも<br />最後に愛という情をクリアできなかったと言う話だ。<br /><br />その癖、問題を与えた仙人は<br />「最後を情をクリアしていたら<br /> ワシがお前を殺してやろうと思っていた」などという。<br />これも杜子春が「正解」を選んだ話ではあるが、<br />仙人と言う人種もなんだかなあと思ったり。<br /><br />───神仙は遠くに在りて思うもの。人は真っ当に生きるべし。<br />実はそんな裏教訓が含まれているのではと深読みしたり。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />まだ続くのかサンバ・ビバ・サンバ。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140730-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140730-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />留年はしてません。念の為。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140730-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140730-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />男女ペアになって、集団創作ダンスを競う。<br />その衣裳も手作り。夏休み後半はほぼこの準備と練習に返上。<br />やる気のある人は非常に燃えるシステム。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140730-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140730-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />一応練習に参加はしていた。<br />が、頃合いを見計らって部室に逃亡して名前どおり高みの見物。<br /><br />自分の頃は当然相方も後輩も居なかったが<br />後輩は部室から相方のダンス練習をみたことがあるらしい。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140730-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140730-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />探さなくても分かるんだそうだ。<br />どんだけ―(笑)と思っていたが。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140730-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140730-5.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />まあ本人は楽しそうだったのっで、なまぬるい微笑みで見守っていたが。<br />
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好色

好色芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools「羅生門・鼻」より。これも持ってるヤツとはデザイン違うのだけど。羅生門・鼻 (新潮文庫)芥川 龍之介 新潮社 2005-10売り上げランキング : 2164Amazonで詳しく見る by G-Tools「羅生門」「鼻」「芋粥」「運」「袈裟と盛遠」「邪宗門」「好色」「俊寛」の8編入り。「邪宗門」のみやや長編ではあるのだが、未完作品となっている。芥川は遅筆でじ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWTKEI/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41y6chhmJdL._SL160_.jpg" border="0" alt="好色" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWTKEI/haruhon-22/" target="_top">好色</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWTKEI/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />「羅生門・鼻」より。<br />これも持ってるヤツとはデザイン違うのだけど。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025010/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51z3fa0WCsL._SL160_.jpg" border="0" alt="羅生門・鼻 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025010/haruhon-22/" target="_top">羅生門・鼻 (新潮文庫)</a><br />芥川 龍之介 <br /><br />新潮社 2005-10<br />売り上げランキング : 2164<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025010/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />「羅生門」「鼻」「芋粥」「運」<br />「袈裟と盛遠」「邪宗門」「好色」「俊寛」の8編入り。<br />「邪宗門」のみやや長編ではあるのだが、未完作品となっている。<br /><br />芥川は遅筆でじっくり推敲するタイプだったとかで<br />長編作品と言われるものがほぼ無い。<br />実際「邪宗門」は他の短編と比べると、なんとなくキレが悪い。<br />そこで「オレは短編向き」と開き直ればよかったのだろうが<br />彼の繊細な神経では、そうなれない部分があったのかもしれない。<br /><br />自分もやはりこの中では「鼻」「芋粥」が好きなのだが<br />ここではちょっと異色の「好色」をあげておく。<br />食事中の人は、食べ終わってから読むように。(えっ)<br /><br />頃は平安時代、平貞文と言う実在の人物が主人公で、<br />この話自体は今昔物語にもある。<br />在原業平級の色好みで、「在中」「平中」と並び称されていたとか。<br />とにかく気にいったら手を付けて飽きたらポイという<br />「※ただしイケメンに限る」と言う所業を繰り返していたのである。<br /><br />が、平中はめずらしくしょんぼりしている。<br />ある一人の侍従が、どうしても自分になびかないのだ。<br />幾ら文を送ってもなしのつぶて。<br />「せめて「見た」という言葉でもおかけください」という同情を誘う定型文にも<br />ホントに「み」「た」と脅迫文みたいな文字を切り貼りした返事をよこしてくる始末。<br /><br />平中の反応が、もう漫画みたいなのである。<br />ふっ、ふんだ!べっ、別にホントに好きな訳じゃないんだからねっっ!!<br />侍従なんか別に特に美人って訳じゃないし、色白でもないしっ!<br />おっ、オレの魅力が分からない女なんか、もうコッチからフってやるんだからっ!!<br />だがここで引いては、色男のプライドがすたるのである。多分。<br /><br />まあなんだかんだ言って、オレを一目見ればオチるんだけどね!女なんか!!<br />でもオチるからつまんないっつーかね。逆に。<br />ま、そう言っても居られないし、取り敢えず侍従に会うとするか。<br />あー、でも会ったらオチちゃうんだろーなー。<br />あー、もう分かってるから辛いわー。マジつれーわー。<br /><br />そうして何とか侍従に合う平中だが<br />メルアドをゲットしたのにソッコー着拒されたような形で<br />あと一歩のところですげなく逃げられてしまう。<br />もう平中のプライドはズタボロ。ライフは既にレッドゾーン。<br />よせばいいのに、平中はヤンデレになってしまうのだ。<br /><br />ここで着目すべきは、お前は元祖ミサワかっつー平中より<br />侍従の女子力の高さではないだろうか。<br />2000年の歴史を持つ北斗神拳の秘孔の如く、<br />瞬時に平中のプライドのツボを見抜き、的確に其処を突いている。<br />「お前はもう、惚れている… (´・ω・`)キリッ」的な?<br /><br />しかし侍従の小悪魔テクを見習うことはオススメしない。<br />オチでは平中より余程、彼女の方が大暴走するのだ。<br /><br />ヤンデレになった平中は、最終手段を思いつく。<br />現実的な彼女の醜さを知り、強制的に想いをリセットするしかない。<br />この時代、高貴な人々は部屋で用を足す。<br />要するにオマルを使い、中身は小間使いが捨てに行くのだ。<br />それを見れば、さすがにオレも…。<br /><br /><span style="font-size:large;"><strong>イィィィィ━━━━━ヤ━━━━━━(|||゚Д゚)ァァァァ━━━━━━!!!!!!</strong></span><br />もうお前色男でも何でもないよ!変態さんだよ!!<br />っていうかスカ●ロ文学ってこんな時代からあったの!?ねぇ!??<br />不勉強だった。いや別に勉強したくねーし!<br />しかし平中にヒいている間もなく、次なる衝撃が訪れる。<br /><br />平中は無事(?)、禁じられた箱を手に入れる。<br />何度も躊躇しながら、その美しい蒔絵の塗り箱を開けてしまうのだ。<br />が、なんと侍従は既に敵の動きを察知し、<br />前もってこのオマルにトンデモな細工をしているのである。<br /><br />もうドン引きである。<br />明らかに侍従も平中が好きなんじゃないかと自分は思う。<br />なんかもうお前らお似合いだから、さっさとくっつけよっていう。<br />否、うがった見方だがもう1つの解釈もできる。<br />平中は××が●●に思える程、完全に侍従にイカれているのだ。<br /><br />この作品が原作と違うところは、<br />周囲の人物jからの平中の人物評」が盛り込まれている点だ。<br />ここに「幸せになるには、凡人でいるのが一番だ」という台詞が出てくる。<br />ふと芥川の文学人生に、そんな思いもあったのだろうと思わされる。<br /><br />分からなくはない。分からなくはないけど<br />なんでそんな人生の吐露をオマルに入れちゃったの君は。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />昨日のサンバ・ビバ・サンバ続き。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140728-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140728-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />「腰だけ動かせる」っていう動きが多分キモ。<br />その上で早いステップを使ってリズムに乗る。<br />コレは確かに体のラインを出したほうが、スゴさがよくわかる。<br />羽やジャラジャラした飾りがよく映える。納得。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140728-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140728-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />おもむろに客が立ち上がった時は何事かと思ったが<br />「踊りに来てる」人が多いのだろう。<br />その割合は大体3パターンに分けられる。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140728-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140728-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140728-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140728-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140728-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140728-5.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />以前にエジプト料理食べに行ったときもベリーダンスのショーがあり、<br />最終的には客も引っ張って行かれるシステムになっている。<br /><br />まあ自分も引っ張って行かれた訳だがね。(笑)<br />
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芋粥

芋粥芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools手持ちの本は「羅生門・鼻」。鼻は既に一度評を書いたが、この芋粥もお気に入りの話である。元ネタは今昔物語などの古典文学ではあるが、少々ストーリーに手を加えてあったりするので、芥川作品として読む。五位といううだつの上がらない男が主人公。多分うだつレベルでいうと1より下。上がらないと言うよりうだつが下がってるカンジ。それくらい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPSD0/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41nBU3%2Bk4GL._SL160_.jpg" border="0" alt="芋粥" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPSD0/haruhon-22/" target="_top">芋粥</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPSD0/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />手持ちの本は「羅生門・鼻」。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-130.html" target="_blank" title="鼻">鼻</a>は既に一度評を書いたが、この芋粥もお気に入りの話である。<br />元ネタは今昔物語などの古典文学ではあるが、<br />少々ストーリーに手を加えてあったりするので、芥川作品として読む。<br /><br />五位といううだつの上がらない男が主人公。<br />多分うだつレベルでいうと1より下。<br />上がらないと言うよりうだつが下がってるカンジ。<br />それくらい徹底して冒頭では<br />五位がいかにぱっとしないかの描写に徹している。<br /><br />実際の今昔物語「(藤原)利仁芋粥の事」は恐らく<br />藤原家の栄華を知らしめるために<br />五位というキャラクターを踏み台にしてあるのだろうが<br />ここまで徹底しているあたり、芥川の意図があるように思われる。<br /><br />そんなウダツ=五位(勝手に命名)にも、夢がある。<br />客が来た時のおこぼれでしか口にできない「芋粥」を飽きる程食うことである。<br />碗の芋粥が少ないほど、その旨味がしみる。<br />口回りに着いた芋粥をねぶりながら、<br />何時になったらこれに飽けるのかと、五位はしみじみ嘆息する。<br /><br />そんなある日、五位に芋粥を飽くるほど食う機会が訪れるのだ。<br /><br />上手い、と思う。<br />この「何時か腹いっぱい食べたい」という野望は、<br />恐らくほとんどの人が胸に抱いたことがあるのではないか。<br />自分の場合は、駄菓子屋に売っていたイカ足(@¥30)である。<br />100円の資金では1本を買うのがせいぜいで<br />大人になったらこれを買い占めてやろうと思ったものである。<br /><br />そしてもういい年になったある日、<br />友人と業務スーパーへ行き、イカを買ってやったのである。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003ZRBPD6/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/31zVfHkOWCL._SL160_.jpg" border="0" alt="紋次郎いか 100本入り" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003ZRBPD6/haruhon-22/" target="_top">紋次郎いか 100本入り</a><br /><br />ギフトパーク <br />売り上げランキング : 39691<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003ZRBPD6/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />───天下取ったり。そう思った。<br />が、この甘辛濃い味は案外食えない。<br />全員で半分も食った辺りで、手が止まってしまった。<br />その刹那、我が子供時代は永遠に潰えてしまったのだ。(大袈裟な)<br /><br />始めてこの「芋粥」を読んだのは、小学生の頃だった。<br />何故五位が芋粥を食えなかったのか分からなかった。<br />しかし次に読んだとき、五位の夢を叶えた藤原利仁に憤りすら感じた。<br />夢を横柄に奪われた五位に、頬を伝う涙を禁じ得ない。(割と嘘)<br />五位の不甲斐なさを列挙した冒頭は、恐らくここに繋がっている。<br /><br />元ネタの今昔物語も読んでみた。<br />結末はまるっきり違う。<br />芥川は恐らく元ネタを読んで五位の幸福について考えた末、<br />この「芋粥」というストーリーが生まれたのだ。<br />芥川の中にもきっと30円のイカ足があったのだ。(どうだろう)<br /><br />ちなみにこの作品を読んでから、心の片隅に<br />「芋粥」を作ってみてぇという野望がなくもないのだが<br />自分の中の妄想芋粥の旨さの為に、作らない方がいいんだろうな。<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />先日、高校の時の後輩がこちらにでてきたので<br />ブラジル料理を食べに行ってきた。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140727-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140727-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140727-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140727-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140727-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140727-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140727-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140727-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />続く。<br />
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神神の微笑

神神の微笑芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Toolsこちらも「奉教人の死」より。奉教人の死 (新潮文庫)芥川 龍之介 新潮社 2001-09売り上げランキング : 115600Amazonで詳しく見る by G-Tools自分が持っているのはこれより古い版なので画像がなかったが出版社は一緒なので、中に入っている作品は同じだと思う。「煙草と悪魔」「さまよえる猶太人」「奉教人の死」「るしへる」「きりしとほろ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPROK/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Iad%2B5vRDL._SL160_.jpg" border="0" alt="神神の微笑" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPROK/haruhon-22/" target="_top">神神の微笑</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IWPROK/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />こちらも「奉教人の死」より。<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025045/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VVHE4RMKL._SL160_.jpg" border="0" alt="奉教人の死 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025045/haruhon-22/" target="_top">奉教人の死 (新潮文庫)</a><br />芥川 龍之介 <br /><br />新潮社 2001-09<br />売り上げランキング : 115600<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101025045/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />自分が持っているのはこれより古い版なので画像がなかったが<br />出版社は一緒なので、中に入っている作品は同じだと思う。<br />「煙草と悪魔」「さまよえる猶太人」「奉教人の死」<br />「るしへる」「きりしとほろ上人伝」「黒衣聖母」「神神の微笑」<br />「報恩記」「おぎん」「おしの」「糸女覚え書」の11編。<br /><br />切支丹物と言われる作品なので、教会や神父が出てくるものが多いのだが<br />これを芥川古典調にしてあるので「天主教(キリスト教)」「提宇子・泥鳥須(デウス)」<br />などの字が使われていたり、教会を南蛮寺と呼んだり、<br />はたまたDS如来(デウス如来=多分神の事であろう・笑)と言うぶっ飛んだ表現もある。<br />なんかこう↑↑→XXYみたいなコマンド押したくなるね。<br /><br />馬鹿なツッコミはさておき、本編。<br />イエズス会宣教師のオルガンティノは<br />教会の中にある庭をぼんやり眺めながら。<br />正体不明の重苦しい想いに鬱々としていた。<br /><br />────この地は美しく、気候も穏やかだ。<br />土人(国民)も親しみやすい性質で、最近は寺や信徒も増えてきた。<br />なのに自分は、この国を立ち去りたくて仕方がない。<br />ホームシックと言うのではない。<br />御主よ、この想いは一体何処から来るのでしょう──?<br /><br />そんなオルガンティノの前に、突如1人の老人が現れる。<br />彼は神ではないし、悪魔でもないと名乗る。<br />だがゆっくりと、オルガンティノの中にある想いの正体を解き明かしていく。<br /><br />天主教を広めることは悪いことではないが<br />きっと最後に負けてしまうだろうと、老人は言う。<br />オルガンティノは、全知全能の主に勝てぬものはないと反論するが<br />老人は日本と言う国の来し方を話し始める。<br /><br />大陸から文字を初めとする多くの文化を取り入れながら<br />この国はそれらをすべて征服してきたのだと。<br />牽牛織女銀河という言葉を、彦星棚機津女天の川という文字に変え<br />大陸からやってくる舟を、幾度も嵐に沈めた。<br />印度より渡った仏陀の御姿ですら、大日如来に被せてしまう。<br /><br />この国の者は破壊はしない。<br />だが作り替えるのだ。<br />天主も長い時を変えて、この国の土人になってしまうだろう。<br /><br />うむ、やはり芥川のツッコミは鋭い。<br />いや、大なり小なり文化とは他国のモノを受け付けないか、<br />自国風に取り入れることではあるのだが<br />確かにこれほど小さい国で、また流行に乗りやすい国民性を持ちながら<br />染まらない文化を築く日本は面白い国だ。<br /><br />日本のキリスト教徒は2%ほどとされる。<br />だが最近の結婚式はほぼ洋式だし<br />クリスマスにはほぼ全国民が便乗する。<br />更にはバレンタインと言う独特の宗教(?)態勢を作り上げ<br />ホワイトデーまで合体させ、そこそこ普及させている。<br />現代ではハロウィーンが破竹の勢いで勢力を伸ばしていると言う。<br /><br />だがおそらくその根底に宗教意識はなく、<br />最近定着してきた「恵方巻」となんら変わりはないのだ。<br />唯一神なんてサミシイジャナイ。<br />カバンにお守りを2~3個つけちゃうように<br />神様と縁起物は数打ちゃ当たるものでいいのだ。<br /><br />これも余談だが、友人の結婚式が洋式で<br />チャペルでもないのに、事前に神父講座が必須だったとか。<br />ちなみに神式でやる場合は、その神父が神主に変わるんだそうだ。<br />本格的というより、不真面目としか思えない。(笑)<br /><br />で、その神父が新郎新婦に祈りをささげてくれるんだが<br />突如「アーメンっっっっッ!!!!」というお祓いのような気合一番の声がとどろいて<br />厳粛な式の途中、鼻から吹き出しそうになって困った。<br />いや今日アンタ神主じゃないから。<br /><br />しかし芥川の「日本」は過去の話ではないのだ。<br />大樹の根にも鮮やかな新緑にも、<br />舞い散る桜にも小川のせせらぎにも鐘の音響く夕闇にも、<br />風光明媚な景色のあちこちに、今もひっそり息づいているのだ。<br /><br />エキゾチック・ジャパンの横顔に、他国の皆様はゆめゆめ油断なされますまい…。<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />ハワイ航路最終便。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140726-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140726-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />こーゆー場合、大概の人は諦めるんじゃないかと思われる。<br />ここが海外で英語も使えないというのに<br />自分のペースを守ると言うのは、ある意味尊敬に値する。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140726-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140726-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140726-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140726-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />「キャッシュバック」的な意味で使ったんだろうが<br />多分これも和製英語だったと思う。<br />本当に店員さんには心からおわびしたい。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140726-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140726-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />なんかもうほんとすごいよねうちのおかん。(茫然)<br />
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さまよえる猶太人 その2

さまよえる猶太人芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Toolsさまよえる猶太人 その1の続き。作品の中で芥川が投げかけている疑問。 ①神にさまよう運命を授けられたユダヤ人は、  ならば日本にも来たことがあるのだろうか ②当初キリストを迫害したのはユダヤ人だけではない筈なのに  何故ユダヤ人だけが罪を負わされたのか①はてっきり「ユダヤ民族」が日本に来たという意味だと思ってい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51k9JgfBnAL._SL160_.jpg" border="0" alt="さまよえる猶太人" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top">さまよえる猶太人</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-504.html" target="_blank">さまよえる猶太人 その1</a>の続き。<br />作品の中で芥川が投げかけている疑問。<br /> ①神にさまよう運命を授けられたユダヤ人は、<br />  ならば日本にも来たことがあるのだろうか<br /> ②当初キリストを迫害したのはユダヤ人だけではない筈なのに<br />  何故ユダヤ人だけが罪を負わされたのか<br /><br />①はてっきり「ユダヤ民族」が日本に来たという意味だと思っていたのだが<br />どうやらこれは「その時代、キリストに非礼をしたユダヤ人本人」が<br />死ぬことも出来ずにこの世界を放浪していると言う意味らしい。<br />それもあのフランシスコ=サビエルが、その人物に会った記録があるらしいというのだから<br />一気に「世に奇妙」的話になってしまう。(笑)<br /><br />が、このツッコミはなかなか鋭い。<br />キリストと神は「信じる者」は救うが<br />「信じない者」は地獄行きという極端な教えでもある。<br />先祖信仰の厚い日本人は、信仰する自分達がハライソ(天国)に行けても<br />ご先祖様が地獄行きとはムゴいんでねーかと言うのである。<br />当時の宣教師たちは、日本人のこのツッコミに少々弱ったらしい。<br /><br />また無関係ではあるが、日本の神道はユダヤ教と類似点が見られると言うのも<br />歴史ミステリーの1つとしてよく言われる。<br />芥川の世に奇妙史料がホントかどうかはさておき<br />さまよえるユダヤ人の宗教が流れながれて<br />部分的に日本に辿り着いた可能性はあるのかもしれない。<br /><br />②はちょっと哲学的かもしれない。<br />キリストに懐疑的であった人々や処刑した役人などではなく<br />「裏切り」を行ったユダヤ人だけがさまよえる呪いを受けたのは<br />「罪を犯した」ことを己で知っていたからだ、とある。<br /><br />無論、これは芥川個人の考えであって真理ではない。<br />が、ちょっと考えさせられる。<br />確かに処刑人や批判者は自らの意志でキリストを弑した訳ではないが<br />「罪悪感」と「認識していない罪」に<br />それほどに差があるだろうか?と芥川はツッコんでいるのではないだろうか。<br /><br />ユダヤ人はその後も、迫害の歴史を受け続けている。<br />その最たるものがヒトラーのユダヤ人虐殺だろう。<br />キリスト教と関わりの薄い日本にいる自分では<br />本当に2000年以上前の罪が原因なのかと思ってしまうが、<br />差別は現代でも残っているという。<br /><br />だが実際、国を持たず差別の中を生き抜く術として<br />彼らは知と財と言う実質的なモノに存在価値を置くようになったと言われる。<br />故に金融業などにユダヤ人が多く<br />余計に嫌われることになったという悪循環も聞く。<br />日本に落ちた原爆開発にも、ユダヤ人が多く関わっていたという。<br /><br />そう書いて、恐ろしいことに気付いてしまった。<br />ユダヤ人虐殺と聞けば、確かに同情してしまう。<br />それは恐らく、地理的にも宗教的にもあまり接点がないからなのだ。<br />だが原爆開発者と考えれば、成程、そういう仕事も引き受けちゃうから<br />嫌われ者になっちゃったんだなあと少し理解もできるのだ。<br /><br />意識していない部分での、差別の受け入れ。<br />自分の中にもそんな感情があるのだ。<br />これぞ「認識していない罪」ではあるまいかと、ちょっとうすら寒い思いがした。<br /><br />無駄話ついでに現在のガザ紛争だが<br />これも「イスラエル」=「ユダヤ人」と言う訳ではない。<br />戦争を起こしているのは、ユダヤ人の中でも「特殊」な段階の人達で<br />ユダヤ系外国人には、今回の戦争に眉を顰める人も多いと言う記事も読んだ。<br /><br />やっぱり日本人の自分には「聖地」と言う価値が分からないのだが<br />日本ですら領土問題を抱えているのだから<br />こーゆー問題はもういたちごっこみたいなもんで<br />少なくとも正しい結論なんか出ないだろう。<br />それを力で解決しようとした時点で、もう正義は失われている。<br /><br />ちょっと本の評からは話が大きくそれたが<br />これらの話を通じて、芥川は人の創る因果が<br />神の存在を理由や盾にしていると言っているんではないかと思う。<br />まあ、日本じゃなきゃ撃ち殺されかねん話だね!(笑)<br /><br />個人的にもう少し芥川読書を続けたいと思う。<br />題してアクティ祭。(題するな)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />憧れないハワイ航路続き。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140725-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140725-1.png" border="0" width="434" height="304" /></a><br /><br />もうホントに多い。東京に来るだけで<br />デケぇ海外1週間滞在用スーツケース転がしてくる。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140725-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140725-2.png" border="0" width="434" height="304" /></a><br /><br />もうホントに多い。スーツケースで来てるのに<br />スーツケースの中はもうギッシリで入らねぇので土産は全部手持ち。<br />何時もほぼケンカごしに宅急便を使わせる。(←何故か使いたがらない)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140725-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140725-3.png" border="0" width="434" height="304" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140725-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140725-4.png" border="0" width="434" height="304" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140725-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140725-5.png" border="0" width="434" height="304" /></a><br /><br />続く。<br />
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さまよえる猶太人 その1

さまよえる猶太人芥川 竜之介 2012-09-27売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools自分が持っている本は「奉教人の死」。宗教にまつわる短編11が入っているが、すべて青空文庫で読める。今までにも二、三評書いているが、芥川は結構好き。特に短編は秀逸だと思う。ストーリーの圧縮加減がよいというか、描きたい箇所が明確だ。「奉教人の死」はどちらかというと物語風に見せかけて芥川のエッセイ集とも言えるのだが、... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51k9JgfBnAL._SL160_.jpg" border="0" alt="さまよえる猶太人" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top">さまよえる猶太人</a><br />芥川 竜之介 <br /><br /> 2012-09-27<br />売り上げランキング : <br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B009IX310G/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />自分が持っている本は「奉教人の死」。<br />宗教にまつわる短編11が入っているが、すべて青空文庫で読める。<br /><br />今までにも二、三評書いているが、芥川は結構好き。<br />特に短編は秀逸だと思う。<br />ストーリーの圧縮加減がよいというか、描きたい箇所が明確だ。<br />「奉教人の死」はどちらかというと物語風に見せかけて<br />芥川のエッセイ集とも言えるのだが、なかなか面白い。<br /><br />「さまよえる猶太人(ユダヤ人)」。<br />現在起こっているイスラエル-パレスチナ紛争とも、決して無縁ではない。<br />イスラエルは定説では「ユダヤ人の国」だが、<br />このユダヤ人が「己の国」を求めたことが起因だからだ。<br />そしてユダヤ人が「己の国」無く「さまよえる民族」となった歴史に関して<br />芥川自身が感じた2つの疑問と答えを述べている。<br /><br />本書とは関係ないがこのイスラエル、<br />つまり「エルサレム」の事について少し述べたい。<br />ユダヤ教・イスラム教・キリスト教の3つの聖地であるが<br />実質、この三宗教が崇める神はおなじものだ。<br />ただ考え方が違うということで、全く異なるものになってしまっているが。<br /><br />故にこのエルサレムは、何千年も支配者をずっと変えてきている。<br />紀元前遥か昔はエジプトの治国であったとされるが<br />あの「十戒」で有名なモーセが目指した場所が、このエルサレムだ。<br />その後ダビデ王やソロモン王により、この地に<br />ユダヤ教の神殿が建てられる。<br /><br />この辺りから戦争で場所を奪われたり奪い返したりという事態が繰り返される中<br />救世主として現れたのがイエス・キリストだ。<br />まぁなんでも言いだしっぺは受け容れられないもので<br />イエスは処刑され、そして「復活」する。<br /><br />ここからキリスト教という新派の発生に繋がり、<br />裏切り者となったユダヤ人は国を追われる。<br />これがユダヤ人の「嫌われ歴史」の始まりだと言われる。<br /><br />ちなみにこの後、予言者ムハンマドが天啓を受け<br />エルサレムで神の言葉を記したのがイスラム教の「コーラン」だ。<br />エルサレムは同じ唯一神を崇めながらも<br />ユダヤ教の発生地・神の子の終焉の地・イスラムの予言場所として<br />3つの意味を持つ聖地となってしまったわけだ。<br /><br />もうここからは言わずもがな、有名な十字軍遠征などを含め<br />キリストとイスラムの宗教支配が変遷する時代が続く。<br />その後、オスマーン帝国があらゆる宗教を受け入れたことから<br />ユダヤ人が入ってきて、3つの宗教がさらに入り乱れる。<br />更にはヒトラーのユダヤ人迫害で、ユダヤ人の人口は膨れ上がった。<br /><br />キリスト教には手に負えない状況になった事から<br />この地から手を引き、決着を国連に委ねることになる。<br />国連は「じゃユダヤとイスラムでそれぞれ国作れば?」的に妥協案を出すのだが<br />対立する宗教をこんなに近くに配置して、何も起こらない筈がない。<br />そんな訳で聖地を巡る戦争は、今もまだ続いているのだ。<br /><br />前フリがめっちゃ長くなったが、芥川は第二次世界大戦より前の人物だから<br />純粋に「さまよえる民」としてのユダヤ人について疑問を呈すのだ。<br /> ・神にさまよう運命を授けられたユダヤ人は<br />  ならば日本にも来たことがあるのだろうか<br /> ・当初キリストを迫害したのはユダヤ人だけではない筈なのに<br />  何故ユダヤ人だけが罪を負わされたのか<br /><br />多分芥川は、信心深い方ではないのだろう。<br />ただただ神の存在や行動に子供のように疑問を感じており、<br />「奉教人の死」の話はどれも宗教的というより、反宗教的ともいえる。<br />ある意味日本人らしいと言うか<br />個人的に宗教に興味があるので、芥川の視点が非常に興味深い。<br /><br />前フリが長くなったので、続きは明日書く。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />おかんと妹のハワイ航路つづき。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140724-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140724-1.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140724-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140724-2.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140724-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140724-3.png" border="0" width="420" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20140724-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-65.fc2.com/h/a/r/harubooook/20140724-4.png" border="0" width="420" /></a><br /><br />勿論通じなかったので、すいぞっかーんには行けなかったらしい。(笑)<br />
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日本怪奇小説傑作集1

日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)紀田 順一郎 東 雅夫 東京創元社 2005-07-08売り上げランキング : 195536Amazonで詳しく見る by G-Tools「恐怖は人類のもっとも古い感情だ」とも言われるらしい。何となく分かる気がする。本や映画は笑いや悲しみ、感動や希望や絶望時には胸キュンと様々な感情を引き起こすがなかでもこの「恐怖」には、妙なリアルさがあると思う。だから自分はコレ系が好きなのだが逆に凄く苦手だと言う人がい... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488564011/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QR709BE5L._SL160_.jpg" border="0" alt="日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488564011/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)</a><br />紀田 順一郎 東 雅夫 <br /><br />東京創元社 2005-07-08<br />売り上げランキング : 195536<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4488564011/haruhon-22/ref=nosim/" target="_blank">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />「恐怖は人類のもっとも古い感情だ」とも言われるらしい。<br />何となく分かる気がする。<br />本や映画は笑いや悲しみ、感動や希望や絶望<br />時には胸キュンと様々な感情を引き起こすが<br />なかでもこの「恐怖」には、妙なリアルさがあると思う。<br /><br />だから自分はコレ系が好きなのだが<br />逆に凄く苦手だと言う人がいるのも納得できる。<br />故にある意味、その当たりハズレも<br />リアルさがあるかないかで判断はしやすい。<br /><br />本書は作品集なので当然、当たりハズレもあるものだが<br />日本文学集と題してもおかしくない級のラインナップは<br />ハズレと言うものが無い一方、<br />これは当たりなんだろーかと言う微妙さというか、<br />怪奇そのものを考える奥深さがある。<br /><br />突然だが、明治文学は興味深い。<br />なんというか、臭いものにデオドラントスプレーを振るのではなく<br />むしろ俺の匂いを嗅げ的な真っ直ぐさというか<br />型にはまらない自由奔放さがあるような気がするのだ。<br />なので「怪奇」も作家ごとにバラエティに富んでいて<br />ひとつひとつが非常に個性的だ。<br /><br /><strong>・茶碗の中/小泉八雲 </strong><br /> 実は未完作品。小泉八雲の短編を基にした<br />「怪談」と言う映画があるので、話としてはそちらの方が面白いかも。<br /><strong>・海異記/泉鏡花</strong> <br /> ホラー部分は最後だけ。やや妖怪ものか?<br /> そこまでの導入がちょっと長いが、オチはなかなか正統派。<br /><strong>・蛇/夏目漱石</strong> ★<br /> 怪奇よりも漱石の筆に感心する一品。<br /> 蛇の話なのに、蛇と言う単語が1度しか出ない。<br /><strong>・蛇/森鴎外 </strong><br /> 何だろうこれ。鴎外先生フリーダムだ。<br /> 空気読まないホラーみたいでちょっとウケた。<br /><strong>・悪魔の舌/村山槐多</strong> ★★★<br /> これは確かに怪奇小説!<br /> 若干グロ寄りだけど面白いっす。<br /><strong>・人面疽/<a href="http://blog.fc2.com/tag/%E8%B0%B7%E5%B4%8E%E6%BD%A4%E4%B8%80%E9%83%8E" class="tagword">谷崎潤一郎</a></strong> ★★★<br /> ホラー要素と明治浪漫が融合してて、個人的には一番好きかな。<br /> これは映像化しても面白いかも。 <br /><strong>・黄夫人の手/大泉黒岩</strong><br /> 確かに怪異なんだけど、<br /> 全体的に話が長過ぎて、怖くなくなってしまった感。  <br /><strong>・妙な話/<a href="http://blog.fc2.com/tag/%E8%8A%A5%E5%B7%9D%E9%BE%8D%E4%B9%8B%E4%BB%8B" class="tagword">芥川龍之介</a></strong> ★★<br />「世にも奇妙な物語」になりそうな話。<br /> 妄想の余地がふんだんにあるのがいい。<br /><strong>・盡頭子/内田百閒</strong><br /> 不条理ホラー、かなあ。オチが唐突でちょっと笑える。<br /><strong>・蟇の血/田中貢太郎</strong><br /> サスペンスホラーだね。これは。<br /><strong>・後の日の童子/室生犀星</strong> ★★<br /> 幻想ホラー?情緒もあって好きだなあ、これ。<br /><strong>・木曾の旅人/岡本綺堂</strong><br /> 安定の岡本綺堂。<br /> でも綺堂ならもっと面白いのあるのに…。(そわっ)<br /><strong>・鏡地獄/江戸川乱歩</strong> ★★★<br /> さすがの江戸川乱歩。まさに怪奇。題材がいい。<br /><strong>・銀簪/大佛次郎</strong> ★★<br /> いいねえ、正統派の日本の怪談だねえ。 <br /><strong>・慰霊歌/川端康成</strong> ★ <br /> 怪奇にもエロを忘れない川端康成の矜持を見た。<br /><strong>・難船小僧/夢野久作</strong> <br /> エスオーエスボーイと読むらしい。<br /> タイトルだけではなく、西洋風の匂いが一味違う。<br /><strong>・化物屋敷/佐藤春夫 </strong><br /> 怪談実話とかの番組でやってそうなネタだなあ。(笑)<br /><br />★が多い方が、個人的に面白かった作品。<br />ほとんどは青空文庫で読めるので、興味があればどうぞ。<br /><br />日本の怪談というと、やはり四谷怪談や<br />番町皿屋敷のような怨念系が有名だし、今のホラー映画にも多い。<br />が、これだけの作品群の中でそれに近いものは「銀の簪」だけで<br />怪奇小説にも個性を見せようとする文豪達の心意気は、<br />今読んでも新しいものがある。<br /><br />100年近く前の作品でありながら<br />前衛的ともいえる怪奇小説の在り方が楽しめる一冊である。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />ホラー映画も割とよく見るんだけど<br />海外と日本のホラーって、完全に別ジャンルの気がする。<br /><br />日本のホラーはいわゆる「心霊モノ」というか、オカルト?<br />やっぱりこれは霊的なものや祟りを畏れ敬うという<br />国民的なものが影響してるのかもしれない。<br />自分が日本人だからかもしれないが、<br />やっぱコッチの方が怖えええええぇぇって思う。<br /><br />海外のは最近、ほとんどスプラッタ的なものになっていて<br />心理的に怖いんじゃなくて、本能的に怖いって言うか。<br />例外として「エクソシスト」なんかがあるけど<br />最終的にはこちらもゾンビ映画にいきつくというか<br />向こうは人も霊もアグレッシブだよねえ…。<br />
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