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Author:はるほん
とりあえず毎日本を読んでいるので、そろそろ脳内と本棚を整理してみようというココロミ。

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<!-- passive:etc --><div style="text-align:center;margin-bottom:10px;"><iframe src='//assys01.fc2.com/1375' style='width:300px;height:250px;border:none;' scrolling='no'></iframe><!-- FC2管理用 --><img src="//media.fc2.com/counter_img.php?id=1368" width="1" height="1"><!-- FC2管理用 --></div><div style="font-size:8px;">上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。<br />新しい記事を書く事で広告が消せます。</div>
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花合せ 濱次お役者双六

花合せ 濱次お役者双六 (講談社文庫)田牧 大和 講談社 2010-12-15売り上げランキング : 190703Amazonで詳しく見る by G-Toolsめっきり涼しくなって参りやしたねェ。と言いてぇトコロですが、昔なら朝夕に霜が降りる頃合いだってのに十月に夏のお天道さんが昇るんですから、今のお江戸はいけねぇや。そんな挨拶で始めちまったのも、この本なンでございやすよ。いえアタシときたらね、本を読んでしばらァくはその世界に浸かッちまう... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062768232/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sG9O8kQtL._SL160_.jpg" border="0" alt="花合せ 濱次お役者双六 (講談社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062768232/haruhon-22/" target="_top">花合せ 濱次お役者双六 (講談社文庫)</a><br />田牧 大和 <br /><br />講談社 2010-12-15<br />売り上げランキング : 190703<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062768232/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />めっきり涼しくなって参りやしたねェ。<br />と言いてぇトコロですが、昔なら朝夕に霜が降りる頃合いだってのに<br />十月に夏のお天道さんが昇るんですから、今のお江戸はいけねぇや。<br /><br />そんな挨拶で始めちまったのも、この本なンでございやすよ。<br />いえアタシときたらね、本を読んでしばらァくは<br />その世界に浸かッちまうことがあるんでさァ。<br />本の世界があンまり生き生きしてるとね、<br />こうしてうっかり、言葉が口をついて出ちまったりね。<br /><br />──この本の主役は、歌舞伎座中二階の女形・濱次。<br />中二階ってェのは、まァ大部屋役者ってとこでさァね。<br />器量よしで才もあるが、これがちっとばかり変わってましてねェ。<br /><br />町娘の役なんかはてんで駄目だってのに、<br />怨霊芝居となると目の色が変わる。<br />その日も稽古中にちぃとそんな性分が出ちまって<br />座長にお目玉を食らい、師匠ん家にぶらりと足を向けます。<br />その道中に見知らぬ娘に押し付けられた「朝顔」が<br />すったもんだの始まりとあいなりまして──<br /><br />イエね、この女形にあてられただけじゃねェんでさ。<br />この「変形朝顔」ってのがまたスゲェんですよ。<br />コイツは江戸時代に花開いた園芸文化でしてね。<br />「メンデルの法則」なんてモノも知らねぇ庶民たちが<br />自然交配で生み出した新種の朝顔たちなんでさ。<br /><br />今で言やぁ「バイオテクノロジー」って奴でさぁね。<br />イエイエ、その辺の垣根っぱらに生えてるような<br />朝顔と一緒にされちゃあ困りますね。<br />まあ<a href="http://gardening-s50.at.webry.info/201104/article_32.html" target="_blank">コチラ</a>を見てくださいな。<br />どうです。とても朝顔にゃ見えねぇでございましょ?<br /><br />いやもうね、歌舞伎舞台の色と艶、<br />そして朝顔の彩と絢に滅法ヤられちまいましてね。<br />ひょっとしてこのお話にゃ、濱次のごとく──<br />おっとっと、こいつはネタバレになっちまいますね。<br />危ねぇ危ねぇ。<br /><br />実のところ、お話は捕り物とも怪異憚とも<br />人情話ともつかねェとこもあるんですが、<br />不思議と江戸の空気がページから吹いてるんでさァ。<br />あたしゃそばつゆ・スキヤキ・玉子焼は上方(西)びいきだが、<br />イヤこの江戸風味はちょいとクセになるじゃあないか。<br /><br />実はコイツは<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-943.html" target="_blank" title="棚マル">棚マル</a>で心優しき姐さんが<br />「きっと好きだと思う」でくだすった本でしてね。<br />アタシの好みで選んでいただいたのかと感激したら、ちょいとお待ちよ。<br />1巻読み切りと油断してたら、これシリーズものじゃあねぇですかい!<br />アタシを積読地獄に誘う罠だったんですかい!?<br /><br />ああこれがホントの「役者が一枚上」…(おあとがよろしいようで)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめもろもろ。<br /><br />■鋭意制作中。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161026-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161026-1.jpg" alt="20161026-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />綿棒から筆を作るっつーのをネットで知ったので、やってみた。<br />奥のヤツはサイズで失敗したので2本目。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161026-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161026-2.jpg" alt="20161026-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />鉛筆とパレット、キャンバスを作ってみる。<br />ガチャのイーゼルを使いたかったから。<br /><br />が、ここ最近何かと用事がたてこんで、遊ぶ時間がない。<br />そんな訳で無関係にホネアイテムを撮ってみた。<br /><br /><br />■骨指リング<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161027-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161027-3.jpg" alt="20161027-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />形が気に入って買ったのだが<br />少々サイズが大きいので、実はあんまり使ってない。(笑)<br /><br /><br />■「…貸しましょうか?」<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161027-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161027-4.jpg" alt="20161027-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />これぞまさにホネリング。<br />が、足が取れてどこかにしまったのだが、何処にしまったか思い出せないという。<br />まあ実際付けるとスゲー邪魔なんだけどな!(笑)<br /><br /><br />■動くホネオモチャ。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161027-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161027-5.jpg" alt="20161027-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />元々1つ持ってたのが、友人がプレゼントしてくれたので2つある。<br />いずれコレ使って遊ぼうと思うが、さてどこにしまっ(こんなんばっかり)<br /><br />ホネコレクションですた。<br />
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大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記

大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫 か 66-3)かたやま 和華 集英社 2016-10-20売り上げランキング : 13721Amazonで詳しく見る by G-Toolsこのシリーズの1巻に当たる猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記を棚マルで推したので、発売になった3巻も感想いっとく。主人公・近山宗太郎は猫である。比喩ではない。頭のてっぺんから足のつま先まで、淡雪のような毛にくるまれ松葉のようなヒゲと、ひんなりした尻尾までついて... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087455092/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51DHQ7vwa%2BL._SL160_.jpg" border="0" alt="大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫 か 66-3)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087455092/haruhon-22/" target="_top">大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫 か 66-3)</a><br />かたやま 和華 <br /><br />集英社 2016-10-20<br />売り上げランキング : 13721<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087455092/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />このシリーズの1巻に当たる<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-571.html" title="猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記">猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記</a>を<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-943.html" target="_blank" title="棚マル">棚マル</a>で推したので、発売になった3巻も感想いっとく。<br /><br />主人公・近山宗太郎は猫である。<br />比喩ではない。<br />頭のてっぺんから足のつま先まで、淡雪のような毛にくるまれ<br />松葉のようなヒゲと、ひんなりした尻尾までついている。<br />無論、あずき色の肉球も忘れてはならない。<br /><br />襤褸は着てても、などという諺があるが<br />猫は着てても心は武士なのである。<br />とはいえ着ぐるみではなく、ある因業によって彼はかような<br />ウルトラキュートな身の上に成り果てたのである。<br />知りたい方は1巻から読んでね!(番宣)<br /><br />人の身体に戻るべく、毎日善行を詰む宗太郎だが、<br />我ながら猫生活に馴染んできた己が怖い。<br />お煮干しは手放せないし、善行の数もあやふやになってきたし、<br />ふと自分が元から猫だったのではあるまいかなどと<br />うっかり考えてしまいそうになる今日この頃。<br /><br />それ故か、「あら猫太郎さん」「某は猫太郎ではござらん」のご挨拶にも<br />ちょっとばかり変化が訪れた(?)3篇。<br /><br /><strong>にゃこうど</strong><br />女髪結いに、「ウチの猫が昼間どこへ行ってるのか確かめて欲しい」<br />と言われ、猫を尾ける宗太郎。髪結いの娘の様子もおかしいが<br />「ぼんくら」の宗太郎はさっぱりわからない。<br /><strong>奇妙奇天烈な白猫姿の宗太郎が、語る</strong><br />好事家たちの小話会で、宗太郎が話をせがまれる。<br />──そういえば、こんなことがありました。<br />橋のたもとで、猫2匹の駕籠かきと妙な爺さんに出くわして──<br /><strong>男坂女坂</strong><br />いつ戻るとも分からない己の身体に、宗太郎は決意する。<br />許嫁との約束を、反故にしてもらおう、と。<br />久方ぶりに会う父親に「うすっぺら」と言われ──<br /><br />人間だった頃は石部金吉、四角四面で真面目一徹、<br />曲がり角すら直角に曲がっていた宗太郎。<br />1巻からツッコミ役に徹してたが、<br />この巻ではちらりとボケもかますようになっている。<br />良き哉 良き哉<br /><br />また父親に会う前に念入りに毛を梳(くしけず)ったりと<br />猫たるノウハウも飲み込んできたようだ。<br />そのうちカドをみると直角に曲がりたい衝動も<br />つい鼻をすりすりとしてしまう猫歩きに変わるのではなかろうか。<br />ふむ、良き哉 良き哉<br /><br />宗太郎は悪い人間ではない。<br />けれど真っ直ぐすぎる程の真っ直ぐさは<br />知らず孤立し、何かの拍子にポキリと折れることもある。<br />ワガママ気ままあるがままの猫の因業を受けたのも<br />ソレも何かの思し召しやもしれない。<br />猫のごとく生きるもまた良き哉と。<br /><br />いやもうずっともふもふでいてくれたらもっとイイんだけどな。(本音)<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめ・寄せ集め。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161022-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161022-1.jpg" alt="20161022-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />墓ランチ。<br />いやもうこの墓、常設したかったんだよね。<br /><br />ところで最近、ガチャ見ると回す癖がついてしまい<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PATYOK/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61h4m1kvBgL._SL160_.jpg" border="0" alt="エポック社 武将甲冑フィギュア 全4種フルコンプセット ガチャポン 歴史芸術フィギュア" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PATYOK/haruhon-22/" target="_top">エポック社 武将甲冑フィギュア 全4種フルコンプセット ガチャポン 歴史芸術フィギュア</a><br /><br />エポック社 <br />売り上げランキング : 500893<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008PATYOK/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><br />■真田幸村と伊達政宗<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161022-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161022-2.jpg" alt="20161022-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「行ってきまーす」<br />「飛んでくる槍に気をつけるのよ」<br /><br />いや、いつかヨロイきちんと着せたいと思ってるんだが<br />さすがにこのサイズじゃなーと思ってたら、ツイッターでいいコト聞いた。<br />いわゆるソフビ人形ならカットしてホネに着せられるという。<br />調べたら確かにある!<br /><br /><table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01LWJKDDA/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LtUFaOd7L._SL160_.jpg" border="0" alt="ソフビヒーロー仮面ライダー 10個入 食玩・清涼菓子 (仮面ライダー)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01LWJKDDA/haruhon-22/" target="_top">ソフビヒーロー仮面ライダー 10個入 食玩・清涼菓子 (仮面ライダー)</a><br /><br />バンダイ 2016-09-28<br />売り上げランキング : 49787<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01LWJKDDA/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />その名もソフビヒーロー。まんまや。<br />で、近所のコンビニ覗いてみたけど残念ながらなかった。<br />仕方ないのでガンダム食玩を試しに1つ買う。<br /><br />ソフビではないのだが、この手の食玩が使えると<br />個人的に加工幅が広がって嬉しい。<br />が、やっぱりそのままではカットできない。<br /><br />ネットで調べると、鍋で茹でると少し柔らかくなるらしい。<br />が、さすがに家の鍋を使うのはアレなので<br />熱湯をジップロックに入れ、5分ほどフィギュアを付けておいた。<br />おお、確かに少し柔らかくなるわ。<br /><br />自由自在とはいかないが、多少のカットはできる。<br />小さくて危ないのでご注意を。<br /><br /><br />■つっても胴体まっぷたつにして、背中につけただけだがな<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161022-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161022-3.jpg" alt="20161022-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />■冥土戦士ホネダム<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161022-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161022-4.jpg" alt="20161022-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />いやでもいいコト教えてもらえた!<br />今までチェックしてなかったので目ウロコ。<br /><br />仕事の帰りに早速オモチャ屋行ってみよっと。
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本当はひどかった昔の日本

本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)大塚 ひかり 新潮社 2016-08-27売り上げランキング : 16581Amazonで詳しく見る by G-Tools育児放棄に虐待、毒親に介護殺人やブラック企業ストーカー殺人に残虐な未成年事件、心の病──欝々とした事件が報道されるたび、昔はこんな事件はなかったとか日本も終わったと聞く。──が、著者は語る。イヤイヤ古典を紐解いてみると、日本って昔からヒドかったんだぜ?... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101205167/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51I82v%2BhmaL._SL160_.jpg" border="0" alt="本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101205167/haruhon-22/" target="_top">本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人 (新潮文庫)</a><br />大塚 ひかり <br /><br />新潮社 2016-08-27<br />売り上げランキング : 16581<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101205167/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />育児放棄に虐待、毒親に介護殺人やブラック企業<br />ストーカー殺人に残虐な未成年事件、心の病──<br />欝々とした事件が報道されるたび、<br />昔はこんな事件はなかったとか日本も終わったと聞く。<br /><br />──が、著者は語る。<br />イヤイヤ古典を紐解いてみると、日本って昔からヒドかったんだぜ?と。<br />三度の飯より古典の好きと言うだけあって<br />メジャーマイナーの様々な文献から紹介されており<br />その引き出しの多さだけでも、思わずほうほうとカンシンしてしまう。<br /><br />自分は結構、原作と今の童話を比べたりするのが好きだ。<br />シンデレラなんかは単純な「カワイイは正義!」のサクセスストーリーのようだが<br />原作の義姉たちは、靴に足を合わせようと踵を切り落としたり、<br />最後は継母もろとも目をくり抜かれるというホラーな結末が待っている。<br /><br />それを夢の国まで昇華したディ●ニーは素晴らしいと思うが<br />原作は原作で、その時代背景を反映していたり、<br />人の興味を引くと言う点で「ストーリー」だけを追求していたりと<br />シンプルで異端な面白さがある。<br />だから「残虐」と言われるのだろうなと思ったりする。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-177.html" target="_blank" title="こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし1">こぶとり爺さん/かちかち山 日本の昔ばなし1</a>などは<br />地域色の強い昔話を集めていて面白かったのだが<br />その原典は「古典」から来ている可能性が高い。<br />なのでこの本は、個人的にすごく楽しめた。<br /><br />以前にグリム童話の真実やら改編モノが流行ったが<br />イヤもう何故あの時、日本昔話もブームにならなかったんだろう。<br />海外童話もメじゃないくらい、日本昔話も強烈なのだ。<br />例示されている古典が余りに沢山あって書ききれないので、<br />有名な「舌切り雀」の昔話をあげてみよう。<br /><br />恩返しも含めて「因果応報」で有名なこの話だが<br />元ネタは宇治拾遺物語、巻第三ノ一六。<br />著者はこれを「老人虐待」の話でもあると指摘する。<br />原作は「60の婆」と「隣家の婆」が登場し<br />どちらも家族にないがにしろにされ、肩身が狭いのだ。<br /><br />腰の折れた雀を助けたことから「60の婆」は運が向いてくるのだが<br />真似をしようとワザと雀の腰を折った「隣家の婆」は…、と言えばわかるだろう。<br />もちろん隣家の婆が悪なのだが、その背景には<br />「60の婆に比べてウチと来たら…」と比較された、隣婆の焦りがあったのだ。<br />真に60婆の運を妬んだのは、隣婆の家族なのだ。<br /><br />日本はその後「儒教」という思想が入り<br />「君に忠 親に孝」という教えに前にならえとなるワケだが、<br />それまでは重病人を捨てたり、育てられない子を始末したりと<br />決して「弱者」にやさしくない国であったと<br />源氏物語や他の古典を例としてあげている。<br /><br />それは文明と共に育つ余裕であるから、善悪の外にある。<br />余話だが、愚と名高い綱吉の「生類憐みの令」は<br />そう言う弱者に向けて発された法令でもある。<br />行き過ぎの感はあるが、画期的な改革ではあったのだ。<br />「意識高い系」の民を作ろうとしたという点で、スゴイと思う。<br /><br />そう言う点では「昔から本来が人間は残虐なもの」という<br />著者の結論は成程とは思うが、<br />文明国になって尚も同じ現状という問題に踏み込んでいないのが<br />少々残念と言えば残念。<br />が、古典と現代を結ぶという視点は非常に面白い。<br /><br />他にも「昔もあった電車内的ベビーカー論争(かるかや)」<br />「毒親だらけの近松もの」「いにしえのストーカー殺人(古事記)」など<br />確かに現代に近いことで、思わず驚くような<br />またぞっとするような話が分かりやすく書かれている。<br /><br />源氏の「夕顔」の巻は「17・8の少年がナンパしてカーセックスをした<br />知らない女の子が死んじゃって、慌てて仲間に頼んで<br />どっかに埋めたみたいな事件と変わらない」と言う意見は、<br />多少ざっくりし過ぎではあるが、成程と思ったり。<br /><br />まあどんな話も一側面からだけ見てはいけないものなのだが<br />特に「そのまんま」受け入れられがちな昔話に<br />がつんと一撃をくれる一冊である。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめ。リフォーム編。<br />もともとタタミ部屋にはめ込みで囲炉裏をつけられるようにしていたのだが<br />やっぱり板間がいいなあと思ったのが運のツキ。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161014-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161014-1.jpg" alt="20161014-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />板間は割と簡単につけられたのだが<br />前から窓があると自室が見えてしまうのが気になっていた。<br />いや風景写真でも貼ればいいんだけど<br />だったら無くてもよくね?と思うキモチが抑えられなくなる。<br /><br />すると壁を剥がすついでに、<br />前から1室増やしたいと思っていた欲望もむくむくと。<br />(※そのためにジョイント型のつくりにしている)<br /><br />【参考】ジョイントハウス全景<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160625-8.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160625-8.png" alt="20160625-8.png" border="0" width="630" height="471" /></a><br /><br /><br />で、やっちまったわけですな。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161014-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161014-2.jpg" alt="20161014-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />しかし急に思い立ったため、材料が足りなくなる。<br />この日は非常に狂おしい状態のまま終了。<br />24時間営業の100均あったら出かけてたと思う。(笑)<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161014-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161014-3.jpg" alt="20161014-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />そして奥に謎の小部屋が出現。<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161014-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161014-4.jpg" alt="20161014-4.jpg" border="0" width="400" /></a><br /><br />ついでだ!と玄関の戸口も障子張りに変更。<br />嗚呼抑えきれないこの想い。<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20161014-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20161014-5.jpg" alt="20161014-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />窓をとっぱらったお祝い。(?)<br />さて次は謎の小部屋完成へ。<br /><br />
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女官 明治宮中出仕の記

女官 明治宮中出仕の記 (講談社学術文庫)山川 三千子 講談社 2016-07-12売り上げランキング : 18814Amazonで詳しく見る by G-Tools小説ではなく、実録手記の類である。女官、すなわち宮中に仕える女性職だが女官は宮中内でのことを親兄弟にも漏らさぬよう躾けられていたため、長きに渡ってグレーゾーンであったらしい。昭和35年、明治天皇の皇后に仕えた久世三千子の記録が出版され宮中内部が初めて明らかにされたという。歴史的... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062923769/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61RY7MH8YhL._SL160_.jpg" border="0" alt="女官 明治宮中出仕の記 (講談社学術文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062923769/haruhon-22/" target="_top">女官 明治宮中出仕の記 (講談社学術文庫)</a><br />山川 三千子 <br /><br />講談社 2016-07-12<br />売り上げランキング : 18814<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062923769/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />小説ではなく、実録手記の類である。<br /><br />女官、すなわち宮中に仕える女性職だが<br />女官は宮中内でのことを親兄弟にも漏らさぬよう躾けられていたため、<br />長きに渡ってグレーゾーンであったらしい。<br />昭和35年、明治天皇の皇后に仕えた久世三千子の記録が出版され<br />宮中内部が初めて明らかにされたという。<br /><br />歴史的興味から手に取ったのだが、歴史小説を読んでいるように錯覚する。<br />鎖国も解かれ、文明開化という言葉も遠くなった明治末期である筈なの<br />そこにまだ平安京がうすらぼんやり残っているかのようだ。<br />いや、恐らくそうなのだろう。<br />幕府と言う武士の時代にも、京の宮家や公家たちは<br />時流に逆らい、こうしてしずしずと生き抜いてきたのやもしれない。<br /><br />華族出のお嬢様らしく、本文は公家ことばも交えて<br />徹底した尊敬・謙譲・丁寧語で書かれている。<br />ある意味、専門用語満載の専門書のような読み辛さもあるが(笑)<br />その浮世離れ感が味にもなっている。<br />時折皮肉とも悪口とも思えるような事柄も書かれているのだが<br />お上品過ぎてそうと聞こえない。(笑)<br /><br />女官には位があり、女官長典侍を筆頭に<br />典侍・権典侍・掌侍・権掌侍・命婦・権命婦…と続き<br />それぞれは本名でなく、いわゆる「源氏名」で呼ばれる。<br />まさに源氏物語絵巻の世界のようだ。<br /><br />明治天皇の時代には、側室が公的に存在した。<br />上の「典侍」がこれにあたる。<br />明治天皇と皇后の間には子が出来なかったため、<br />典侍の生んだ皇太子が、のちに大正天皇となる。<br />三千子はその典侍の世話で、宮中に入ったのだった。<br /><br />つまりは結構な後ろ盾があった訳だが、<br />女性社会なりのイヤミやイジメは割にあったらしい。<br />そもそも女官がほぼ華族や士族出に限られていたうえ(※絶対ではない)<br />それによってお役目が決められる。<br />下の身分になると、宮中にあっても天皇に会う事すらない。<br />「格差」が出るのも、まま当然と言えば当然だろう。<br /><br />また「次清」(※不浄とお清め)と言う区別があり、<br />腰から下に触れた手で、腰から上のものを触ってはいけない。<br />つまりはポケットに手を入れると、もう日常作業はできないのである。<br />更に神事が関わると、風呂から入りなおさねばならなかったり、<br />その行事自体に参加できなくなったりする。<br /><br />今でも宮中祭祀には潔斎があり、今も「血の穢れ」という考えがあるときく。<br />ふと思ったが、女性には月の障りがあることから<br />「女性天皇」になった場合、行事にも差し障りがでるのではないかしらん。<br />男女差別と言う思想もなくはないのだろうが、単純に<br />男性の方がシンプルに済むというメリットがあるんじゃないかと思ったり。<br /><br />この頃はまだ「開かれた皇室」よりずっと以前だから<br />天皇と皇后、また皇太子も別々に住まいがある。<br />それぞれに仕える女官は正に「身の回りの世話」で毎日が忙しい。<br />また神事を含む年中行事もある。<br /><br />普段は丸袖に袴(恐らくハイカラさんのような格好)や<br />丈の長い洋装であったと書かれていたが<br />神事には桂と袴をつけて立ち働いたとあるから、<br />女官たちは動きづらかったろうが、さぞかし壮観であったろう。<br />時が止められたような宮中の典雅さに、ほうとなる。<br /><br />そもそもはグレイゾーン過ぎたため、<br />世間や小説で好き勝手に想像される皇室を<br />「そうではありませんのよ」と書かれたものであるようだ。<br />「開かれた皇室」の時代と共に、そういう歴史が紐解かれることは<br />歴史ファンとしては純粋にうれしい。<br /><br />が、最後に某教授が「宮中の闇」というあとがきを寄せていて<br />なにがなんでもゴシップ的な暴露本の位置づけにしたいのかと<br />個人的にちょっと興ざめする部分があった。<br />とはいえ恐らく、結構な推敲や検閲があったろうとは思う。<br />それはプライバシーとロイヤリティもあり、やむないことだろう。<br /><br />ともあれ明治宮中の一級資料という位置づけは、納得である。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ひさしぶりにバカゲーアプリ。<br /><br />■ダニエル!!今はフリーキック中よ!<br /><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-1.png" alt="20160929-1.png" border="0" width="225" height="400" />  <a href="https://itunes.apple.com/jp/app/danieru!!-jinhafurikikku-zhongyo!/id1098508571?mt=8 target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-0.png" border="0" width="150" /></a><br /><br />リンク先はiOS用だが、Androidにもある。<br />もうホントにタイトル通り、ダニエルーーーッ!ってカンジ。(笑)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-2.png" alt="20160929-2.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />基本的にはフリーキックゲーム。<br />ゴール内の的にボールを当てればクリアなのだが<br />この筋肉ダルマ・ダニエルの執拗なディフェンスがスゴイ。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-3.png" alt="20160929-3.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />審判にあてるとレッドカード、ゲームオーバーである。<br />ダニエルよりむしろ審判の方がジャマ。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-4.png" alt="20160929-4.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />イヤもう審判、絶対仕事してねぇ。<br />こんなヤツあてられて当然なのにカード喰らう理不尽。(笑)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-5.png" alt="20160929-5.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />審判!この人数ルール違反やろ!仕事しろよ!!(大笑)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-6.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-6.png" alt="20160929-6.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />※銀のダニエルがいる 稀に金のダニエルも出てくる<br />もうこの辺りになると、故意に審判にぶちあてたくなる。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160929-7.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160929-7.png" alt="20160929-7.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br />ワケ分からんのだが、コレがハマる。<br />ヒマがあったらやってしまう。<br /><br />フリーキックっつーよりフリーダムキックだけど<br />このバカさに興味のある人はどじょ!<br /><br />
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水軍遥かなり 上・下巻

水軍遙かなり 上 (文春文庫)加藤 廣 文藝春秋 2016-08-04売り上げランキング : 64210Amazonで詳しく見る by G-Tools※書評は上下巻まとめてあります現在、大河で「真田丸」をやっている。真田は信長・秀吉・家康という目まぐるしい時流と奔流を生きた一族だが同じ時代を信濃の山でなく、志摩の海から眺めていた一族がいる。名高い九鬼水軍であり、海賊大名とも異名をとる。先日読んだ村上海賊の娘が面白かったので九鬼水軍について... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906724/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xcjOpTfEL._SL160_.jpg" border="0" alt="水軍遙かなり 上 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906724/haruhon-22/" target="_top">水軍遙かなり 上 (文春文庫)</a><br />加藤 廣 <br /><br />文藝春秋 2016-08-04<br />売り上げランキング : 64210<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906724/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />※書評は上下巻まとめてあります<br /><br />現在、大河で「真田丸」をやっている。<br />真田は信長・秀吉・家康という目まぐるしい時流と奔流を生きた一族だが<br />同じ時代を信濃の山でなく、志摩の海から眺めていた一族がいる。<br />名高い九鬼水軍であり、海賊大名とも異名をとる。<br /><br />先日読んだ<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-897.html" target="_blank" title="村上海賊の娘">村上海賊の娘</a>が面白かったので<br />九鬼水軍についても読みたいなと思っていたのだが<br />タイムリーにこの本を見つけて購入。<br /><br />「村上~」は基本的に、第一次木津川口の戦いを焦点をあてている。<br />活躍するのは名前の通り、毛利の村上水軍だが、<br />第二次木津川口の戦いでは信長の九鬼水軍がお目見えする。<br />信長が「鉄甲船」を作らせたことで有名だ。<br />当主は九鬼嘉隆。<br />九鬼といえば、この人物が一番有名であろう。<br /><br />が、本書の主人公はその息子・守隆である。<br />ハテなんで息子??と思ったが<br />先に書いた天下取りの3人の時代を生き抜いたのは、息子の方なのだ。<br />故に加藤氏が書きたかったのは、守隆人物伝と言うより<br />別側面から見た天下の興亡なのだろう。<br /><br />そういう意味ではちょっと思っていたのと違ったのだが、<br />ちょうど「真田丸」ではしょられている部分の物語とも言え、<br />時代を読むという点ではかなり面白かった。<br /><br />物語は守隆が父と共に信長に目通りする事から始まるが、<br />当時守隆は小学校1・2年生くらいの歳であり、<br />ココまでシッカリした子供という設定は違和感を感じなくもないが、<br />ぼんやりと眺めていた「海」と「日本の外」を<br />信長が繋げてくれたという話になっている。<br /><br />が、本能寺の変が起こる。<br />守隆が夢見た外界は、信長の死によって潰える。<br />そうして秀吉の世になり、朝鮮出兵というとんでもない計画が打ち出される。<br />「真田丸」では出兵での詳細ははしょられているが、<br />当時の船舶や戦闘の弱点をみるのに、興味深い題材ではある。<br /><br />当時の日本の船は「和船」と呼ばれ、いわゆる「竜骨」がないのが特徴だ。<br />日本近海を航海するのには適していても、<br />遠洋を長く航海するには不安定な造りとなっている。<br />また軍船というよりは輸送船の延長上と言った方が近く、<br />島国である日本がもともと、対外に目が向いていなかったことが分かる。<br /><br />実は家康の時代、1隻のガレオン船が漂着している。<br />コレに乗っていた航海士・アダムスが、<br />後に三浦按針と呼ばれる「青い目の武士」となった男だ。<br />家康はこのガレオン船を買い取り、大砲などの武器を手に入れたという。<br />奇しくも関ヶ原の戦いと同じ年である。<br /><br />陸上戦が注目されがちなこの時代にあって<br />海側から見た天下興亡と言うのが、面白い。<br />また守隆も真田と同じく、父と東西の袂を分かった武将であり、<br />ある意味では「海の上の真田」とも言える。<br /><br />丁度大河と時期が重なっていることもあり、<br />裏話のようで興味深く読めたのだが<br />上下巻の中にこれだけの話をおさめたために<br />歴史を語ることが中心になっているのが、逆に惜しいといえば惜しい。<br /><br />加藤氏は「家康は嫌いだから書きません」と言っていたのが<br />最後は家康を革新的な人物とまでえがいている。<br />鎖国前に家康が結構に外交をおこなっていたことや<br />外国船が停泊できる運河を作る計画を温めていたことなど<br />その辺が下敷きになっているのだろう。<br />いいネタなのにあくまで守隆視点なため、あまりツッコんでいないのが残念。<br /><br />天下の悪者・古狸家康はフツーに好きだが<br />そんなギャップ萌の家康本も出して欲しい。<br />75歳の高齢デビューで話題になった加藤氏だが、<br />読んで尚もっと読みたいと思わせるのというのがスゴい。<br />次はどの歴史に焦点を当てられるのか、期待。<br /><br />※本書はこの上下巻だけでも読めるが<br /> 覇者のキャラを掴むのに<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-595.html" target="_blank">信長の棺</a>・<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-597.html" target="_blank">秀吉の枷</a>・<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-598.html" target="_blank">明智左馬助の恋</a>も<br /> 事前に読んでおくと分かりやすい。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめ。筋トレ篇。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-1.jpg" alt="20160905-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「もう一度やるね」<br />「おう」<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-2.jpg" alt="20160905-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「ふんっ」<br />「よーし、そのまま立ち上がって…」<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-3.jpg" alt="20160905-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「はいっ」<br />「忘れ物してるぞ」<br /><br />や、コイツラの手首取れやすいんだよね(笑)<br />手首だけ別売とかして欲しい…。<br /><br /><br /><br />無関係ながら期末仕事。<br />まあ自分の記録として残したいなんだけど。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-4.png" alt="20160905-4.png" border="0" width="400" height="336" /></a><br /><br />ぼんやり色をのせて<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-5.png" alt="20160905-5.png" border="0" width="400" height="364" /></a><br /><br />ひたすらぼかして上塗りしてぼかして上塗りして…(エンドレス)<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160905-6.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160905-6.png" alt="20160905-6.png" border="0" width="400" height="355" /></a><br /><br />ホントにエンドレスなので、ある程度諦めがついたらやめる。<br />いつも鼻の穴と唇を描くのが楽しい。<br />が、今回は次の筋肉を描くのが楽しみ!<br />
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あきない世傳金と銀 2

あきない世傳金と銀 2(早瀬篇) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)高田 郁 角川春樹事務所 2016-08-09売り上げランキング : 44Amazonで詳しく見る by G-Toolsあきない世傳金と銀・源流編 の続き。学者の家から商人の家へ奉公に出た娘・幸の物語。「早瀬」というサブタイトルは河川の急流部のことだが、地形学では幼年期の河川を差す。前回の「源流」は幸の生い立ちだったが、今巻では幸が商売の世界に足を踏み入れることになる。... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758440271/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51MSd%2BmcUHL._SL160_.jpg" border="0" alt="あきない世傳金と銀 2(早瀬篇) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758440271/haruhon-22/" target="_top">あきない世傳金と銀 2(早瀬篇) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)</a><br />高田 郁 <br /><br />角川春樹事務所 2016-08-09<br />売り上げランキング : 44<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4758440271/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-829.html" target="_blank" title="あきない世傳金と銀">あきない世傳金と銀・源流編</a> の続き。<br /><br />学者の家から商人の家へ奉公に出た娘・幸の物語。<br />「早瀬」というサブタイトルは河川の急流部のことだが、<br />地形学では幼年期の河川を差す。<br />前回の「源流」は幸の生い立ちだったが、<br />今巻では幸が商売の世界に足を踏み入れることになる。<br /><br />高田さんはみをつくしシリーズでの食べ物描写に定評があるが、<br />今回の物語の売りは、呉服の彩だ。<br />この時代の衣類も、季節を告げる大事なアイテムだ。<br />季節に応じて綿を入れ、抜き、色と素材を選ぶ。<br /><br />幼い幸に華やいだ衣が映えず、きりりとした色が似合うというくだりから<br />その楚々とした美しさが慮られる。<br />──文字から想像の翼が広がる。<br />本を読む者に、これ以上の楽しさはないだろう。<br />(だから漫画やイラストでキャラを描いたノベル類が好きではないのだが)<br />食べ物でなくとも、高田さんの描く呉服の錦は物語を鮮やかに彩る。<br /><br />さて内容。<br />奉公先の遊び人長男、強面次男、そして本の虫三男。<br />前巻ではなんとなく、幸と三男がイイ感じであったのが、<br />三男は夢を追いかけて家を出てしまう。<br />そして幸はまだ中学生くらいの年頃ながら<br />遊び人長男の後妻にされてしまう。<br />それも信頼していた番頭によって。<br /><br />しかし番頭は、商売人としての幸に期待をかけたのだった。<br />だが高田さんのストーリー、そんなにう都合よく進むハズがない。(笑)<br />番頭にも呉服屋にもトンでもない事態が起こるが、<br />ココで強面次男がいい味を出す。<br />コレは次男が男をあげる回とだけ言い置いて、触れないでおく。<br /><br />また時代と関西の季節行事が、また別の色どりを添える。<br />その頃から現代にまで町民たちに根付いている、<br />天神さんや住吉さんといったやわらかな響きと信仰心が<br />江戸ものとはまた違う、はんなりした活気を醸し出す。<br />地蔵盆のくだりは、懐かしさすら覚えた。<br />(※地蔵盆…西のみにある盆時期の子供行事)<br />高田さんの描かれる話、やはり好きだなあ。<br /><br />みをつくしシリーズの番外編をお待ちの方も多いと思うが<br />美味いに間違いないデザートの前に、<br />呉服のウィンドウショッピングと洒落こんでは如何だろうか?<br />無論、そんなにのらりくらりとはしていられずに<br />こちらの新刊も心待ちにしなくてはならなくなるが…。(笑)<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />カンケーない話。<br />喋る商売なので人一倍気をつけているのだが、うっかり風邪ひいてますた…。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-1.png" alt="20160821-1.png" border="0" width="434" height="244" /></a><br /><br /><br />アホみたいな話だが、本当に平熱が分からない。<br />昔はちょっと高めだった気がするのだが、一時期は低かった。<br />で、今は<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-2.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-2.png" alt="20160821-2.png" border="0" width="435" height="230" /></a><br /><br /><br />高くても大丈夫な時と、全然ダメな時がある。<br />先日、どうも身体がゾクゾクして熱を測ると37℃。<br />コレくらいが一番ワカランで困る…。<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-3.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-3.png" alt="20160821-3.png" border="0" width="435" height="244" /></a><br /><br /><br />実は自分は変温動物なんだろうかと疑うこと多々。<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-4.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-4.png" alt="20160821-4.png" border="0" width="435" height="251" /></a><br /><br /><br />健康な36度なのか?微熱の36度なのか?<br />しんどくなければ治った事にするのだが、読みがハズれると却って長引く。<br />全く厄介な身体である。<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-5.png" alt="20160821-5.png" border="0" width="437" height="257" /></a><br /><br /><br />しかしそもそも<br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160821-6.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160821-6.png" alt="20160821-6.png" border="0" width="435" height="272" /></a><br /><br /><br />今朝計ったら5度台になっていたので、やっぱり低温期なのだろう。<br />とりあえず治ったようで安堵。<br />相方はまだげほげほやっているので、さりげに近寄らないようにしている。<br /><br /><br />1~5分くらいのバラつきなら自分も構わないのだが、1度も違うとさすがに不便。<br />誰か他にこーゆー人いる????<br />
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歌川国芳猫づくし

歌川国芳猫づくし (文春文庫)風野 真知雄 文藝春秋 2016-08-04売り上げランキング : 7792Amazonで詳しく見る by G-Tools名前は存じ上げているのだが、風野氏の作品は多分オハツ。1度読もうと思いつつ、シリーズものが多くてなかなか手が出なかったのだが国芳の猫がご縁となった。ありがたや。いやもう国芳の猫絵大好き。ぶさかわいさが絶妙過ぎて身悶える。自分は子猫より大人猫の方が好きなものだからサイズ的にもズボズボとツ... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906805/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61RWbGx3Q4L._SL160_.jpg" border="0" alt="歌川国芳猫づくし (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906805/haruhon-22/" target="_top">歌川国芳猫づくし (文春文庫)</a><br />風野 真知雄 <br /><br />文藝春秋 2016-08-04<br />売り上げランキング : 7792<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906805/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />名前は存じ上げているのだが、風野氏の作品は多分オハツ。<br />1度読もうと思いつつ、シリーズものが多くてなかなか手が出なかったのだが<br />国芳の猫がご縁となった。ありがたや。<br /><br />いやもう国芳の猫絵大好き。<br />ぶさかわいさが絶妙過ぎて身悶える。<br />自分は子猫より大人猫の方が好きなものだから<br />サイズ的にもズボズボとツボを突かれる。<br />ああもうかわええなぁ!!<br /><br />猫絵の話で終わりそうなので、本書の話。<br />実際に数匹から十数匹の猫を飼っていたという猫好き国芳の<br />猫と関係あるような無いような日常7話。<br /><br /><strong>下手の横好き</strong><br />弟子入りしてきた隠居のじいさんは、まったく絵が上手くならない。<br />国芳の飼い猫の1匹がいなくなり、数日してじいさんがぽっくりと。<br /><strong>金魚の船頭さん</strong><br />お咎(とが)めがあった金魚絵を、ぜひもう一度描いてくれと言う金魚好き。<br />飼い猫たちは1匹覗いて、その金魚好きに妙に懐いている。<br /><strong>高い塔の女</strong><br />国芳は高いトコロが苦手だ。猫を助けるためでも、梯子を上るのも怖い。<br />ある日北斎の娘が家に来て、居座るようになる。<br /><strong>病人だらけ</strong><br />身体の調子がいまひとつで、評判の蘭学女医を家族まとめてたずねる国芳。<br />国芳の家には、ちょっとややこしい間柄があった。<br /><strong>からんころん</strong><br />しょっちゅう国芳を訪ねてくる弟子が、なかなか行き違って会えない。<br />ソレも妙だが、猫が1匹見当たらないのも気にかかる…。<br /><strong>江ノ島比べ</strong><br />贔屓筋の通夜で、ばったり広重と出くわす。<br />後日その形見分けの場で、またもや広重と「殺人」に出くわす。<br /><strong>団十郎の幽霊</strong><br />八代目団十郎が死んで、その幽霊が出るという。<br />八代目は「死神」を見たのだという噂に、体調の芳しくない国芳はぞっとする。<br /><br />いわゆる「捕物」的な話は1つか2つくらいで、<br />他はどちらかというとゆるっとした話である。<br />猫が主役とまではいかないが、必ず側にいる。<br />そんな距離感が猫らしくていい。<br /><br />だが本書の国芳は57歳。享年は65歳。<br />円熟期最後の国芳と言っていい。<br /><br />国芳は晩年に中風を患う。<br />いわゆる脳血管障害で麻痺がでて、作品にも衰えが見られる。<br />女医にかかる話もその一端だろう。<br />まだまだ描きたいものをあれこれと模索している姿には<br />ふと切ない気持ちにさせられる。<br /><br />その「描きたいもの」の1つに、本書では「死神」がでてくる。<br />ぼんやりと己の死期を悟っているのか<br />本書の国芳は死神を描こう描こうとして、なかなか書く機会が得られない。<br />が、己の仕事のあるべき姿に立ち返り<br />もう「死神」は描かなくてよいという心持ちになる。<br /><br />「浮世」はもとは「憂世」と書き、辛く悲しいこの世の無常を差したという。<br />それを「どーせ世の中変わらないんだし、浮かれて生きまっしょい!」という<br />ヤケクソなんだか前向きなんだか分からない(笑)字面に変わったと聞く。<br /><br />当時の「浮世絵」は、世を反映するツールであった。<br />現代で言えば、手間暇かけたツイッターみたいなもんだ。<br />リアルタイムの世相を表現し、言葉ではないもので大衆にそれを伝える。<br />国芳はそれを面白おかしく、時には辛らつに表現した。<br />まさに憂世を浮世にしたのだ。<br /><br />それも面白おかしく世を見る町人視点があったからこその「国芳」だ。<br />本書の国芳はだからこそ、フツーなのである。<br />猫を愛で、時にむらっけを起こしたり、幕府に捕まるかと小心したり、<br />江戸の下町で暮らす等身大の国芳がいる。<br />猫絵を作ったのは、まさにそんな国芳だろう。<br /><br />ゆるっとした国芳物語、結構好きである。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめ。<br /><br />■お墓買いました。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160812-0.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160812-0.jpg" alt="20160812-0.jpg" border="0" width="365" height="400" /></a><br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160812-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160812-1.jpg" alt="20160812-1.jpg" border="0" width="400" /></a><br /><br />コレがまた立派な墓で。(笑)<br />コレで将来も安心。いや将来は不安しかないけどさ。<br /><br /><br />■おボーンギャグ<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160812-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160812-2.jpg" alt="20160812-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「出ちゃった…w」<br />「来たなら墓掃除手伝え」<br /><br />これは便利なゾンビ。<br /><br /><br />■おボーンギャグ その2<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160812-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160812-3.jpg" alt="20160812-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「あ、お盆で墓が来たから。お茶とお供え出したげて」<br />「墓が来るのかよ!」<br /><br />いやうん、コレも便利。<br />うちはジーサン側の墓は家のすぐ裏にあるんだけど<br />ばーちゃんは今回、スゴイ遠くになったからなあ。<br /><br />来てくれると便利(ばちあたれ)<br /><br /><br />■おボーンギャグ その3<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160812-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160812-4.jpg" alt="20160812-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「アレがあなたのお仏壇です。立派になった姿を見てあげてください!」<br />「ドッチもすげー立派だけどな」<br /><br />夢のコラボ。いや墓と仏壇って、まず出会うコト無いじゃん?<br />つーかセットで揃えたら、2~300万するよね多分。<br />送料込み2000円くらいで揃うなんてオトク。<br />いやホント、自分の墓と仏壇とかコレでいいわ。<br /><br /><br />他にも2点買ったので、また次回に~。<br />
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村上海賊の娘 3・4

村上海賊の娘(三) (新潮文庫 わ 10-4)和田 竜 新潮社 2016-07-28売り上げランキング : 18Amazonで詳しく見る by G-Tools村上海賊の娘 1・2 の続き。題材は第一次木津川口の戦い。長く続いた本願寺vs信長の睨み合いの中、本願寺に兵糧を運び入れようとした毛利軍とそれを阻止せんとした織田配下の水軍との衝突である。1・2巻では砦の攻防戦で、つまりは陸上戦であった。今巻は海戦──、まさに両軍本領発揮の戦場である。自分も戦乱... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349800/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61hT7AMRC2L._SL160_.jpg" border="0" alt="村上海賊の娘(三) (新潮文庫 わ 10-4)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349800/haruhon-22/" target="_top">村上海賊の娘(三) (新潮文庫 わ 10-4)</a><br />和田 竜 <br /><br />新潮社 2016-07-28<br />売り上げランキング : 18<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349800/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-897.html" target="_blank">村上海賊の娘 1・2</a> の続き。<br /><br />題材は第一次木津川口の戦い。<br />長く続いた本願寺vs信長の睨み合いの中、<br />本願寺に兵糧を運び入れようとした毛利軍と<br />それを阻止せんとした織田配下の水軍との衝突である。<br />1・2巻では砦の攻防戦で、つまりは陸上戦であった。<br />今巻は海戦──、まさに両軍本領発揮の戦場である。<br /><br />自分も戦乱の海原を駆け、軍船(いくさぶね)に乗り込む。<br />が、ここで悩む。<br />ハテどちらの陣営につけばよいのか?<br /><br />織田陣営の主力は、地侍と関西海賊団だ。<br />信長という存在と己が地位の関係をよく理解している地侍は<br />己が家の名誉と存続が念頭にある。<br />対して海賊団は信長のことなど「オッサン」扱いであり、<br />ただ面白おかしく戦うことに己が誇りがある。<br /><br />本願寺側の主力は毛利軍である。<br />だが実際に前線で戦うのは、毛利配下にある海賊たちと、<br />そして一向宗の門徒たちである。<br />同じく家のために戦う毛利配下たちと、「極楽へ行くため」に戦う門徒たち。<br />それぞれの咆哮を耳にし、戦場で右往左往している自分がいる。<br /><br />元はといえぼ信長と本願寺の陣取り合戦だが、<br />戦場には上部の思惑など関係ない。<br />誰しもがただ、己が為に戦う。<br />その理由は己の欲の為でもあり、家というしがらみの為であり、<br />利己的であるが故いっそ純粋ですらある。<br /><br />互いに憎み合う訳でもないのに、戦の狂気は止まらない。<br />何が正しいのかもわからぬ内に、ただ熱だけが高まっていく。<br />「者ども、死ねやぁぁ!!」<br />将の鬨の声に、兵は死に物狂いで高ぶる。<br />きっと戦場と言うのは、こんな場所なのだと思った。<br /><br />その中に1人、家にも神にも縛られぬ者がいる。<br />村上海賊の娘だ。<br />戦を華やかなものと考えていた彼女は、現実に失望する。<br />そうして悩んだ末、答えを見いだす。<br />──戦に正誤などない。<br />自分が正しいと信じるから、皆戦うのだ。ならば自分は──<br /><br />彼女の選んだ答えは、戦に更なる炎を注いだ。<br />正しくはないのかもしれない。<br />だが誰しもが、一歩も引けぬ答えを賭して戦っている。<br />自分も戦場でただ、声にならぬ声をあげる。<br />誰も負けるなと。けれどそんなことはあり得ない。<br /><br />──決着は、着く。<br />勝った爽快感と負けた喪失感が、まぜこぜになる。<br />やり場のない感情に、喉の奥が痛くなる気がする。<br />これほど無駄で甲斐の無い──、そして<br />これほど純粋に己が為に戦ったつわものたちも、無い。<br /><br />村上海賊の娘は、実在すらはっきりしない人物だ。<br />歴史書の隅に存在したかもしれない軌跡がわずかに在るだけで。<br />だが木津川の戦いですら、歴史の教科書では<br />「長く続いた信長と本願寺の戦い」という1行のなかに集約される。<br />ただでさえ歴史は、勝者の思惑に書き換えられてしまう。<br /><br />無かったかもしれない。<br />だが在ったかもしれないという行間に垣間見える敗者の想い。<br />歴史小説を面白いと思うのは、こういう作品に出合えた時だ。<br />エンターテインメント性を前面に出していることも含めて、<br />個人的には文句なく★5つ。<br /><br />──本書は、人々を歴史の海へと駆り立てる。<br />『歴史の財宝か?欲しけりゃくれてやる!<br /> 読んでみろ!さあ者ども、もっともっと歴史本にハマれぇぇぇ!』<br /><br />世はまさに大海賊時代ッ!!<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />巷で話題のポケモンGO。<br />職業柄一応知っといた方がいいかなと、お試してみる。<br />しっ、仕事なんだからねっ!別に楽しくなんかないんだから馬鹿あ!!!(なぜツンデレ)<br /><br />■とりあえずやってはいるものの<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-1.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-1.png" alt="20160729-1.png" border="0" width="300" /></a><br /><br />…ポケモン世代じゃないので、特に萌えがないんだよね。<br />ただ仕組みは面白いなあと思った。<br />ちょっと前に流行ったイングレスと同じようなモンなんだな。<br /><br /><br />■コレだったらハマる。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-5.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-5.png" alt="20160729-5.png" border="0" width="300" /></a><br /><br />ホネモン。とにかく骨ばっかり出てくる。<br />とにかくわしだけがたのしい。<br /><br /><br />こんな風に実際の景色とポケモンで写真が撮れるので<br />ソッチで遊んでみる。<br /><br />■やる気のあるカイロス君とやる気のないホネ。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-6.png/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-6.png" alt="20160729-6.png" border="0" width="225" height="400" /></a><br /><br /><br />■ポケモンに襲われるホネモン。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-2.jpg" alt="20160729-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />■お客様にお迎えしてみる。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-3.jpg" alt="20160729-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />■「今新聞とると、6ヶ月分のドードーがつきますよ!」<br /> 「間に合い過ぎてます」<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160729-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160729-4.jpg" alt="20160729-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />※ドードー…ポケモンにでてくるモンスター。ゲームでは出過ぎ。<br /><br /><br />あとはジムを体験したらアンインストールしようと思っていたのだが<br />なかなか出来ないでいる。<br />レベル5から挑戦は出来ても、ジムマスターほとんどレベル20近くて<br />どれくらいレベル合わせるべきなのか分からん…。<br /><br />しっ、仕事なんだからああああ!!!<br />
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村上海賊の娘 1・2

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)和田 竜 新潮社 2016-06-26売り上げランキング : 54Amazonで詳しく見る by G-Tools和田氏の小説作品は一応、のぼうの城・忍びの国・小太郎の左腕と全部拝読した。映画にもなった「のぼうの城」は個人的に「もう一声!」だったが作品は全体にキャラ作りが現代的で、話筋も軽快で非常に読みやすい。また素材が「メジャーに属するややマイナー」というか、創作の余地がある部分をチョイスしているのが、... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349789/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61sPuTq0YBL._SL160_.jpg" border="0" alt="村上海賊の娘(一) (新潮文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349789/haruhon-22/" target="_top">村上海賊の娘(一) (新潮文庫)</a><br />和田 竜 <br /><br />新潮社 2016-06-26<br />売り上げランキング : 54<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349789/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />和田氏の小説作品は一応、<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-15.html" target="_blank" title="のぼうの城">のぼうの城</a>・忍びの国・小太郎の左腕と全部拝読した。<br />映画にもなった「のぼうの城」は個人的に「もう一声!」だったが<br />作品は全体にキャラ作りが現代的で、話筋も軽快で非常に読みやすい。<br /><br />また素材が「メジャーに属するややマイナー」というか、<br />創作の余地がある部分をチョイスしているのが、またいい。<br />本書も文庫化を楽しみにしていたのだが、<br />文庫は全4巻で、3・4巻は7月末に出るらしい。<br />この厚さなら前後巻でいっぺんに出して欲しかった。(苦笑)<br /><br />だが1日で2巻を一気に読んでしまったほど面白かった!<br /><br />時は戦国、信長が天下統一に向けてブイブイ言わしていた頃である。<br />列強諸国の武将たちよりある意味、信長には宿敵が在った。<br />──石山本願寺。<br />先日の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-892.html" target="_blank" title="親鸞~完結編">親鸞~完結編</a>の一向宗の寺院であり、<br />門主・顕如(けんにょ)は親鸞の11代目の孫にあたる。<br /><br />第六天魔王(=要はめっちゃ仏敵やで!って意味)とまで言われた信長が<br />宗教団体相手に10年も手こずったのは有名だ。<br />要は本願寺のある石山の場所を譲れイヤ譲らんというハナシが、<br />門徒や周囲勢力を巻き込んだ大事故になってしまったのだ。<br /><br />その勢力の要となったのが、毛利氏である。<br />中国地方をほぼ手中にし、大きな水軍も抱えていた。<br />信長と本願寺の間でのらりくらりとしていたが、<br />ついに両方からの救援要請に、腹を括らねばならなくなった。<br />──織田につくか?本願寺につくか?<br /><br />瀬戸内海には大小さまざまの海賊衆がある。<br />毛利に帰順した海賊衆。<br />織田方につく海賊衆。<br />そしてまだ同盟を結んでいない、独立した海賊衆──<br />「海賊王」が率いる「村上水軍」を引き込むことが、毛利の選択肢だった。<br /><br />やっべぇ。ゴールドロジャーでてきたよ。(大笑)<br />「探せ!淡路島に全てを置いてきた!」とか<br />予告編が脳内再生されて、一人で爆笑。<br />いやうん、こーゆートコが現代的で面白いんだww<br /><br />この海賊王(笑)の娘が、そのまま本書のタイトルになっている。<br />またこの娘が面白い。<br />醜女で嫁の貰い手が無く、20歳にもなって長兄に毎日怒られている。<br />が、醜女というのは「大柄で目が大きくて彫りが深い」という、<br />つまりは当時の美的センスでの醜女である。<br /><br />多分現代で言うと、アンジェ―リーナ・ジョリーとか<br />キャメロン・ディアス、ミラ・ジョヴォヴィッチあたりの<br />日本人離れした顔をしているのだ。この姫は。<br />が、毛利の使者のイケメンは<br />「娘を嫁にすれば協力してやる」という海賊王の申し出を<br />「このような醜女を!」と蹴ってしまう。もったいねー!!<br /><br />さあ娘は嫁に行く気満々だったから、これまた大変。<br />フラれて(´・ω・`)ショボーンとなっているところに<br />行きがかり上助けた一向宗の爺に<br />「南蛮人を見慣れた堺人には、姫様は美人ですよ」と言われ<br />一路堺を目指すのである。<br /><br />「海賊嫁に…、オレはなるッッ!!!」(笑)<br /><br />が、婚活海賊の娘は海原で織田方の海賊衆と出会ってしまう。<br />しかも織田の役人を、勢い余って殺してしまう。<br />だが海賊たちは自由だ。<br />織田の役人よりよほど娘の気ッ風を気に入り、<br />しゃーないな、とオチを付けてしまう。<br /><br />またまたこの関西海賊団たちがめっさオモロイ。<br />強いわボケるわツッコむわで、もう読んでいて何度も吹き出してしまった。<br />またこの海賊衆たちに「オモロイヤツ」がウケるのも<br />決してストーリーに無関係ではなく、<br />現代的な改変ながら、上手く使われているトコロがすごい。<br /><br />ともあれ娘は、気のいい海賊たちがいる織田方にも、<br />自分が助けた農民たちのいる一向宗にも繋がりがあり、<br />微妙な立場に立っている。<br />そして本願寺には、雑賀衆の孫一がいる。<br />これまた司馬先生の「尻喰らえ孫市」を読んだ自分も<br />関西海賊団も好きだが孫一も好きすぎて、困る。(一緒にすんな)<br /><br />一進一退の戦場──<br />だがそこに信長本人が自ら、兵を率いて現れる。<br />2巻はココまで。<br />ぎゃーーー!3巻が待ち遠しい!!!(ごろんごろん)<br /><br />いやもう出たらすぐ買う!すぐ読む!!!<br /><br />個人評価:★★★★★<br /><hr size="1" /><br />以前のホネツイまとめ。<br /><br />■囲炉裏を作りますた。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160715-3.gif/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160715-3.gif" alt="20160715-3.gif" border="0" width="331" height="232" /></a><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-885.html" target="_blank" title="以前に買ったキャンドルライト">以前に買ったキャンドルライト</a>のリベンジ。うーん。<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160715-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160715-1.jpg" alt="20160715-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160715-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160715-2.jpg" alt="20160715-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「今日の鍋、うめーな!!」<br />「ダシ変えてみたんだ」<br /><br />天然なのか人造なのか迷うトコロ。<br /><br /><br />■実は写真はコイツが撮っています。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160715-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160715-4.jpg" alt="20160715-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />お馴染み、映画泥棒のミニフィギュア。<br />ええ、コイツらが撮ってるんですよ。<br />ワタクシメが時間を惜しんでせっせと(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァと撮ってるワケじゃなく。ええ。<br /><br /><br />■こんなカンジ。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160715-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160715-5.jpg" alt="20160715-5.jpg" border="0" width="350" height="468" /></a><br /><br />映画館以外では役に立つヤツらです。ええ。<br />
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親鸞 完結篇 上・下巻

親鸞 完結篇(上) (講談社文庫)五木 寛之 講談社 2016-05-14売り上げランキング : 7739Amazonで詳しく見る by G-Tools※書評は上下巻まとめてあります【参考】 完結編までの4巻。親鸞 上・下巻親鸞 激動篇 上・下巻浄土真宗の祖・親鸞の生涯を綴った完結編。弾圧で越後へ配流され、更に常陸へ移り住んだ跡、親鸞は60を過ぎて京に戻った。本書はここから親鸞の最期までだが、正直なトコロこの頃の親鸞は著作活動に入っており、大き... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062933519/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JKLXZNfwL._SL160_.jpg" border="0" alt="親鸞 完結篇(上) (講談社文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062933519/haruhon-22/" target="_top">親鸞 完結篇(上) (講談社文庫)</a><br />五木 寛之 <br /><br />講談社 2016-05-14<br />売り上げランキング : 7739<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062933519/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />※書評は上下巻まとめてあります<br /><br />【参考】 完結編までの4巻。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-249.html" target="_blank" title="親鸞 上・下巻">親鸞 上・下巻</a><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-250.html" target="_blank" title="親鸞 激動篇 上・下巻">親鸞 激動篇 上・下巻</a><br /><br />浄土真宗の祖・親鸞の生涯を綴った完結編。<br />弾圧で越後へ配流され、更に常陸へ移り住んだ跡、<br />親鸞は60を過ぎて京に戻った。<br />本書はここから親鸞の最期までだが、正直なトコロ<br />この頃の親鸞は著作活動に入っており、大きな出来事はそう無い。<br /><br />そしてこの巻でも、やっぱり親鸞は迷いの中にあるのだ。<br />無論、若い頃のようにキレたり(´・ω・`)ショボーンすることはないが、<br />最期まで仏と教えについて煩悶し、答えを求め続けている。<br />人を諭し導く者ではなく、<br />仏の下に平等に「弟子」である親鸞が描かれている。<br /><br />自分がこの「親鸞」のシリーズを読もうと思ったのは<br />歴史に欠かせない一向宗の元ネタとして知りたかったからだ。<br />※一向宗…浄土真宗のこと。明治になってから真宗とする許可が下りたとされる<br /><br />浄土真宗は今でも、日本で一番多い檀家数を誇る。<br />だが今の日本の宗教は宗教熱から来るものではなく、<br />ぶっちゃけ、葬式の時に困らない為のモノと言える。<br />キチンと仏壇を守っている家でも<br />「阿弥陀様ーーーっ!」とか「親鸞さまマジリスペクト」とか言ったりしない。<br />コレが日本の宗教の面白いトコロだ。<br /><br />そもそもは「浄土宗」の「念仏さえ唱えれば救われる」という教えが元ネタだ。<br />が、シンプル過ぎてツッコミが多かった為、<br />それをキチンと考えて分かりやすくしようぜ、と立ち上がったのが<br />親鸞の「浄土真宗」である。<br />本書の親鸞もこの答えにさんざん迷い続ける。<br /><br />ツッコミは大きく分けて、2つあった。<br />・なら悪いことしても念仏唱えりゃOKなんだな!<br />・↑んなワケねーだろ。そーしてケンキョに正しく生きてこそだろ。<br /> 結局は悪いコトするヤツなんか救われねーんだよ!<br />ツッコミを聞くたび、親鸞は悩んだ。<br />イヤもう何でオマエら、阿弥陀様を信じるっつーコトがわかんねーの?<br /><br />親鸞は妻帯肉食をしたことでも有名だ。<br />だが「高潔な僧侶」で在る方が、宗教家としてはラクなのだ。<br />敢えて自ら「罪」を受けることで、それを実践したといえる。<br />親鸞は宗教界の「ロックな人」であったのだ。<br /><br />だからこそ「兄貴ィィィィ!いやお師匠様ぁぁぁ!」という熱烈なファンも出る。<br />が、親鸞は「弟子は一人もいない」と発言している。<br />己の子を跡継ぎとはしなかったことが、この下巻にもある。<br />この世界の仕組みや制度ではない。<br />「阿弥陀様を信じること」が全てなのだ。<br /><br />「ラヴイズパワー」ならぬ「信心イズパワー」なのだ。<br />まさにロック。イェイ。<br /><br />けれど宗教は、奇蹟や大イベントを起こす訳ではない。<br />だからこそ本書の親鸞はあくまで迷う人なのだ。<br />そうして迷いながら、90の長寿を全うする。<br />「南無阿弥陀仏」を唱えるというシンプルな教えは、<br />日々を一心に生きることを意味しているのではないか、と思う。<br /><br />苦悩すること、悦ぶこと、<br />人との出会いと別れ、挫折と成就、<br />全てを飲み込んで静かにその生を終えることが出来たら<br />その生涯は報われたことになるのではないか。<br /><br />派手さはない。<br />けれどここまでの親鸞の波瀾万丈の生涯が<br />静かに幕を引いたことを、どこかでよかったと思える。<br /><br />個人評価:★★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネツイまとめ。<br /><br />■フンドシ=ラプンツェルからの~<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160706-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160706-2.jpg" alt="20160706-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br />「今度はちゃんと髪はやしたよ~」<br />「でたな落ち武者!!」<br /><br />ままならぬ想い。<br /><br /><br />■湯上り美人<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160706-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160706-3.jpg" alt="20160706-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br />「ちょっとドキッとすんだろ?」<br />「…ヤメてやれよ、犬が怯えてんじゃねーか」<br /><br /><br />■ハシゴ活用。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160706-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160706-4.jpg" alt="20160706-4.jpg" border="0" width="403" height="400" /></a><br />「「ハッ!!」」<br /><br />出初式をおこなってみた。<br />何も始めてないけど。<br /><br /><br />■色紙の余り活用。(笑)<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160706-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160706-1.jpg" alt="20160706-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br />「いいねえ、なんか骨身に染みるっつーか」<br />「安くしとくよ~」<br /><br />まあホネにしか売れないけどな。<br /><br /><br />【予告】 コイツらが7月7日のあっぷをはじめますた。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160706-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160706-5.jpg" alt="20160706-5.jpg" border="0" width="399" height="400" /></a><br /><br /><br />次に続く~~。<br />
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金色機械

金色機械 (文春文庫)恒川 光太郎 文藝春秋 2016-05-10売り上げランキング : 47112Amazonで詳しく見る by G-Tools久しぶりに恒川氏。幻想小説のイメージが高い恒川氏作品だが、今回はちょっと毛色が違うかも。戦国から江戸時代を巡る時代小説。冒頭は江戸時代、遊郭へ来た娘と主人の会話から始まる。主人は心眼を持っていた。悪意を持つ人間から、火花が散るのが見えるのである。娘からは、その火花が見える。だがその娘も、稀有な... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906090/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EfnSg3NoL._SL160_.jpg" border="0" alt="金色機械 (文春文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906090/haruhon-22/" target="_top">金色機械 (文春文庫)</a><br />恒川 光太郎 <br /><br />文藝春秋 2016-05-10<br />売り上げランキング : 47112<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167906090/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />久しぶりに恒川氏。<br />幻想小説のイメージが高い恒川氏作品だが、<br />今回はちょっと毛色が違うかも。<br /><br />戦国から江戸時代を巡る時代小説。<br />冒頭は江戸時代、遊郭へ来た娘と主人の会話から始まる。<br />主人は心眼を持っていた。<br />悪意を持つ人間から、火花が散るのが見えるのである。<br />娘からは、その火花が見える。<br /><br />だがその娘も、稀有な手を持っていた。<br />生けるものから、命を奪うのである。<br />それは苦しみを与えぬ、安らかな死であった。<br />手の為に、娘はずっと苦しんできた。<br />そしてもう1つ、娘の心を苦しませてきたものがあった。<br /><br />──話は、過去に遡る。<br /><br />主人の過去に。娘の過去に。<br />2つは遠くに在りながら、「金色様」という存在で繋がっていた。<br />それは神のような<br />もしくは鬼神のような<br />金色様は200年以上もの時を超え、何かを求め彷徨っている──<br /><br />いやいや、この金色様のキャラ設定が(・∀・)イイ!!<br />謎と不思議に包まれ、どことなくユーモラスでありながら、<br />そこはかとない孤独をも潜ませている。<br />時代を超えたSFと幻想の要素を併せ持つ、<br />恒川氏作品ならではのキャラと言ったトコロか。<br /><br />不思議世界への引き込み力は、やはり魅力だ。<br />自分が読んだ作品中では一番の長編だったが、<br />ほぼ最初から最後まで一気読みしてしまった。<br />それだけに、少々残念に感じたトコロも。<br /><br />読みやすく書かれている──というより<br />分かりやすく段階を踏み過ぎて、オチが途中で読めてしまう。<br />一体自分はどこに居るのだろうという──という<br />恒川氏独特の不思議感が半端になってしまったというか、<br />順路看板付き恒川ワールドというか。<br /><br />ストーリー上続編はないだろうから、残念。<br />でもこんなSFのような幻想のような話、<br />また書いていただきたいなあ。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />ホネハウスの精を出し過ぎて<br />人差し指の関節が軽く腫れました。(笑・わらいごっちゃねぇ)<br />そんな訳でちょっと木材加工休み。<br />割とマジで電動カッター欲すぃ。<br /><br /><br />■なので掛け軸を作る<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160620-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160620-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「…いい掛け軸じゃねえか」<br />「だろ?」<br />ホネに沁みる骨語録。だってホネだもの。<br /><br /><br />■だって陶器だもの。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160620-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160620-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「だって陶器とか置くトコだって言うから」<br />「そこに座れ」<br />「便器に?」<br />「ちゃうわ」<br /><br />やはり紙で作ると掛け軸が浮いちゃうな。<br />ちゃんと布で作りなおそう。(もっと別のことを)<br /><br /><br />■お色気シーン。(違)<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160620-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160620-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「おい、背中洗ってー」<br /><br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160620-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160620-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「…よし、心を込めて洗ってやる」<br />「すんません、ホントすんませんでした」<br /><br />コイツらならスポンジにジョイつけて洗うくらいで<br />いいような気もするけどね。<br /><br /><br />■今日もがんばんべー。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160620-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160620-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />小物ができたら、ホネの1日とか作りたい。<br />おはようからおやすみまでのホネ。(もっと別のことを)<br />
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かぐや姫の罪

かぐや姫の罪 (新人物文庫)三橋 健 中経出版 2013-08-08売り上げランキング : 63989Amazonで詳しく見る by G-Tools以前にジブリ原作のかぐや姫の物語を読んだが、かぐや姫の罪うんぬんより、竹取物語に興味を持った竹取物語──、昔話「かぐや姫」は少々異質だ。桃太郎その他の昔話に比べて、ハッピーエンドや教訓オチというような、鉄板の「昔話」の型から少しズレたところにある。また作者や制作時期も曖昧であり、物語そのものが... <table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806148490/haruhon-22/" target="_top"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/514i0BLnIjL._SL160_.jpg" border="0" alt="かぐや姫の罪 (新人物文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806148490/haruhon-22/" target="_top">かぐや姫の罪 (新人物文庫)</a><br />三橋 健 <br /><br />中経出版 2013-08-08<br />売り上げランキング : 63989<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806148490/haruhon-22/" target="_top">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table><br /><br />以前にジブリ原作の<a href="http://harubooook.blog.fc2.com/blog-entry-343.html" target="_blank">かぐや姫の物語</a>を読んだが、<br />かぐや姫の罪うんぬんより、竹取物語に興味を持った<br /><br />竹取物語──、昔話「かぐや姫」は少々異質だ。<br />桃太郎その他の昔話に比べて、ハッピーエンドや教訓オチというような、<br />鉄板の「昔話」の型から少しズレたところにある。<br />また作者や制作時期も曖昧であり、<br />物語そのものがミステリーに包まれている。<br /><br />本書の良いところは、最初に原作説明が入っている点だ。<br />序章・1章で絵巻をつけて冒頭からオチまでを解説し、<br />2章で竹や月や富士山といった話中アイテムの詳細を述べている。<br />以降は「かぐや姫には前世譚がある」という仮定で論説が続くが、<br />実のトコロ本編より物語解説の方が面白く読めた。<br /><br />昔話(=説話)には様々なパターンがあるが<br />「かぐや姫」もまたそのパターンを幾つか踏襲している。<br /> ・<strong>異常出生</strong>(人からは生まれない かぐや姫は竹から生まれた)<br /> ・<strong>至富長者</strong>(主人公が富をもたらす おじいさんたちはお金持ちになる)<br /> ・<strong>地名起源</strong>(地名の由来となる ここでは火山としての富士山)<br />本書では他の言葉で語っていたが<br /> ・<strong>神仏や魑魅魍魎の登場</strong> があると思う。<br />桃太郎の鬼などがそれであり、かぐや姫では月の使いが登場する。<br /><br />また作者不詳ではあるが、恐らく男性であろうと思われている。<br />5人の貴公子がふっかけられる難題やキャラ設定から<br />漢学の深い素養があると推察されるからなのだそうだ。<br />また当時の藤原氏を差すと思われる政治的揶揄などからも<br />女性よりは男性作者の可能性が高いということだ。<br /><br />ジブリの映画でも「かぐや姫の罪と罰」がサブタイトルになったが、<br />かぐや姫はなんらかの罪により地上に落とされ、<br />その刑期(?)が終わったので、月に帰ることになったのだ。<br />ではその罪とは一体なんなのか?<br /><br />著者はさる風土説話をかぐや姫の前世譚と仮定し、<br />かぐや姫をコノハナサクヤビメではないかと論じているのだが<br />個人的にはいまひとつピンと来なかった。<br />が、日本の風土記と神話を繋げる試みそのものは非常に面白かった。<br />特にかぐや姫の罪を「衆生の罪」とした着眼点は、変わっていて面白い。<br /><br />かぐや姫自身が罪を犯したのではなく、<br />地上の人間たちの罪の肩代わりをした、というような内容を<br />神話のスサノオを例にとって説明している。<br />詳細を知りたい方は本書を読んでいただくとして、<br />やはり竹取物語は異質な昔話だと、自分は思った。<br /><br />先にも書いたが、ハッピーエンドや教訓オチというものがない。<br />かぐや姫を奪われた翁に媼、<br />結局はフラれた5人の貴公子に天子、<br />そもそも月に帰った姫自身も幸福とは思われない。<br />むしろ「人間界が幸福でない場所」とすら描かれている気がする。<br /><br />ある意味、月の使者たちだけが情が無い故に「幸福」であり、<br />ジブリ映画でもその点が色濃く描かれていたように思う。<br />おそらくは、ジブリのかぐや姫は罰を受けながらも<br />光と限りある生命、そして感情に満たされた地上を美しく思っていたのだ。<br />だが大きくなるにつれ、富や結婚を前に変わっていく翁や周囲に<br />「穢(けが)れた世界」を思い知らざるを得なくなる。<br /><br />「竹取物語」には、そんな厭世感が感じられるのだ。<br />天子や藤原氏ですら思うようにならないかぐや姫があり、<br />そのかぐや姫ですら、月に帰るという悲しみから逃れられない。<br />救いの手はただ、何もかもを忘れて月へ戻ること。<br />「無」になること。<br /><br />喜怒哀楽に生きることが穢れだとしても、はたして「無」は幸福であろうか?<br />なんというブラックホールな話であろう。<br />こんなものを子供向けの昔話にしてよいものか。<br />大人にすら論破できない難問だ。<br />かぐや姫、ホントに罪なオンナである。(笑)<br /><br />本書のメインである「かぐや姫の罪」からはズレるかもしれないが<br />個人的には、竹取物語という奥深さに触れる本であった。<br /><br />個人評価:★★★<br /><hr size="1" /><br />これまた個人的な妄想ではあるが、<br />余りに昔話の型から離れているだけに、<br />むしろこれは実話になぞらえた物語なんじゃないかと思ったりもする。<br /><br />たとえば入内を拒否し、行方知れずか死んでしまった女などがあり、<br />外聞が悪いので、宇宙人姫みたいな話を作って<br />天子様チョーイケてるけど、月が相手だしそんなコトもあるよね!<br />みたいなオチを付けた話だったんじゃね、とか。<br /><br />まあ実のトコロ、謎は謎のままなのだが、<br />当時だけでなく、現代から見てもなかなか前衛的な物語だと思うね!<br /><hr size="1" /><br />5月5日にやるつもりだったが、旅行に持ってくの忘れた。<br /><br />■数十年ぶりくらいにカブトを山ほど折った<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160515-1.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160515-1.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />いやコイツらの1/18スケールって、ホントサイズが難しい。<br />食玩って1/12スケールが多いみたいで、<br />フィットさせようと思ったら、結局作ることになる。<br />まあでもソレがハマる一因でもあるんだけどな!<br /><br />ホントはヨロイを作ってやりたかったが、<br />これはかなり修行が必要だな。(作るんかい)<br /><br /><br />■人魚。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160515-2.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160515-2.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「まあコイノボリつったら、鉄板ネタだよな人魚」<br />「…人食い魚にしかみえねーよ」<br /><br /><br />■♪やねよーりーひーくいー、 こころーざーしー<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160515-3.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160515-3.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「5月5日?知ってるぜ、ヒモノの日だろ」<br />「ちゃうわ」<br />「一番上がスルメだよな」<br />「ちゃうわ」<br /><br />いや、ガイジンがみたら何人かは<br />豊漁とかそれっぽいお祭りなんかと思いそうだよね。<br /><br /><br />せっかくカブトを作ったので。<br />以前のチョンマゲと刀剣フィギュアをあわせてみる。<br /><br />■まぁ載っかってるだけだけどな。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160515-4.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160515-4.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br /><br />■まぁ載っかってもいないけどな。<br /><a href="http://harubooook.blog.fc2.com/img/20160515-5.jpg/" target="_blank"><img src="http://blog-imgs-96.fc2.com/h/a/r/harubooook/20160515-5.jpg" border="0" width="400" height="379" /></a><br /><br />「やっぱカブト付けると身が引き締まるよな!」<br />「ついてねーし」<br /><br /><br />実際は髪をおろして兜をかぶるらしいけどね。(笑)<br />
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